全国の旅客船事業者に対する「緊急安全点検」の実施結果について #国土交通省 #旅客船事業者 #緊急安全点検

7月15日、国土交通省は、知床遊覧船の海難事故を踏まえ、4月25日～5月31日までの間、海上運送法に定める安全管理規程の遵守状況等に着目し実施した「緊急安全点検」の結果を発表しました。

全国を922事業者が対象で、
このうち101の事業者は、長期休業等の理由で事業再開の目途が立っていない為、未実施
31の事業者については、連絡がつかず営業実態がないと思われる事業者とのこと

長期休業等の理由で事業再開の目途が立っていない為、未実施の101事業者については、運航再開の目途がついた時点で、再開前に点検を実施
連絡がつかず営業実態がないと思われる31事業者については、今後事業許可取消し等の対応を行う予定とのことです。

「緊急安全点検」が実施出来た790事業者のうち、162事業者において不備を確認、直ちに是正を指示し、このうち143事業者については、事業者に指導を行った上、是正されたことを現場で確認したほか、関係書面や状況写真の提出等により是正を確認したとのことです。
残る19事業者については、現在一時的に運航を中止しており、既に是正された事項以外の不備の内容が運航関係の記録に関わるものであるため、運航再開時に実際に適正に記録が作成されたことをもって是正を確認するとのことです。

尚、今回の「緊急安全点検」において不備が見つかった事業者については、今後、重点的に監査・確認等を実施し、フォローアップを徹底するそうです。

知床遊覧船事故対策検討委員会の提言にもありましたが、点検・指導とその後の確認をセットにした対応が重要だと思います。




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