第１５福積丸乗員が「IМО勇敢賞」を受賞 #海上保安庁 #第15福積丸 #海難救助 #IМО #勇敢賞

11月15日、海上保安庁は、令和３年５月、オーストラリア西方沖においてインドネシア漁船の乗組員を救助した第15福積丸乗員が、国連の専門機関である国際海事機関（IМО:International Maritime Organization）による「IМО勇敢賞」を受賞したと発表しました。
令和４年11月２日、IМО本部(ロンドン)において、表彰式典が開催され、株式会社 福積丸の職員が参加したそうです。

これは、オーストラリア西岸沖で遭難したインドネシア漁船の乗組員20人を救助した事案です。

令和3年5月14日、オーストラリア西岸沖で操業中（マグロ漁）であった第15福積丸に、海上保安庁から沈没の恐れのある漁船の救助要請が入りました。

当時、当該遭難船舶付近の海域は、風速約20m/s、約4mの波がある大しけの状態で、要請を受けた他船は救助を断念する状況でした。
また、た第15福積丸から当該遭難船舶まで約330kmあり、状況の悪い中、間に合わない可能性もありましたが、懸命の操船により、当該遭難船舶を発見

発見当時、当該遭難船舶は、沈没寸前の状態で、僅かに海上に舳先が出ているでした。
荒れた海で、舳先につかまっていたり、救命ボートで漂流している当該遭難船舶の乗組員20名を救助しました。

救助後、現場海域に到着したオーストラリア海軍艦艇に無事、乗組員を引き渡しました。

第15福積丸は、その後、操業に戻り、この年の10月末に母港である焼津に帰港しています。
この際、海上保安庁長官から感謝状が贈られています。

日本の船乗りの心意気とシーマンシップを感じる素晴らしい出来事だったと思います。

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