
7月3日、防衛省・陸上自衛隊は、7月20日~8月4日までの間、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に一層寄与すべく、令和5年度豪州における米豪軍等との実動訓練(タリスマン・セイバー23)に参加すると発表しました。
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「米豪主催多国間共同訓練(タリスマン・セイバー23)への参加について」は、海上自衛隊を中心とした発表になります。
こちらは、陸上自衛隊参加部分の詳細になります。
○ 訓練参加予定国(13か国)
オーストラリア、カナダ、フィジー、フランス、ドイツ、インドネシア、日本、ニュージーランド、パプアニューギニア、韓国、トンガ、イギリス及び米国(アルファベット順に記載)
○ 訓練課目及び訓練実施場所
(1) 水陸両用作戦
ア.統合火力誘導訓練
豪州クイーンズランド州ショールウォーターベイ演習場
イ.着上陸予行
豪州クイーンズランド州ミッジポイント
ウ.総合訓練
豪州クイーンズランド州スタネージ
(2) 対空戦闘
豪州クイーンズランド州ショールウォーターベイ演習場
(3) 対艦戦闘
豪州ジャービスベイ特別地域
○ 訓練実施部隊等
(1) 水陸両用作戦
ア.担任官
陸上総隊司令官:陸 将
イ 参加部隊
陸上自衛隊:陸上総隊(水陸機動団及び第1ヘリコプター団)
海上自衛隊:掃海隊群(護衛艦 DDH-183「いずも」、輸送艦 LST-4002「しもきた」)
米海兵隊:第31海兵機動展開隊等
米海軍:第7艦隊(強襲揚陸艦 LHA-6「アメリカ」、ドッグ型輸送揚陸艦 LPD-20「グリーンベイ」・LPD-18「ニューオーリンズ」)
独海軍:第1艦隊(1コ小隊/海上大隊)
(2) 対空戦闘
ア.担任官
東部方面総監:陸 将
イ.参加部隊
陸上自衛隊:東部方面隊(第2高射特科群)
米海兵隊:第31海兵機動展開隊
(3) 対艦戦闘
ア.担任官
西部方面総監:陸 将
富士学校長 :陸 将
イ.参加部隊
陸上自衛隊:西部方面隊(第5地対艦ミサイル連隊)、富士学校(特科教導隊)及び北部方面隊(第2情報隊)
豪海軍:第816飛行隊及び第822X飛行隊
○ 目的
豪州の良好な訓練基盤を活用し、各国と連携した水陸両用作戦、中SAM・12SSMの実射を含む対空戦闘及び対艦戦闘に係る作戦遂行能力・戦術技量・相互運用性の向上を図る。
○ 特色
(1) 13か国が参加する米豪主催の多国間訓練に参加することで、同盟国・同志国との相互理解を促進し、信頼関係を強化
(2) 水陸両用作戦においては、米独軍と共同し、豪州の良好な訓練基盤を活用して海上機動~着上陸~着上陸後の陸上戦闘からなる一連の水陸両用作戦を演練
(3) 対空戦闘においては、米国以外で初となる03式地対空誘導弾の実射及び米航空機と対抗方式での対空戦闘を演練
(4) 対艦戦闘においては、豪軍との共同及び国外において初飛行となるSE2による情報収集並びに米国以外で初となる12式地対艦ミサイルの実射を含む共同対艦戦闘を演練
以上の通り、発表されています。
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Posted at
2023/07/06 23:53:13