
10月15日、防衛省・統合幕僚監部は、中国海軍艦艇の動向について、4件発表しました。
以下、発表内容です。
【1件目】
海上自衛隊は、令和6年10月11日(金)から14日(月)に引き続き、15日(火)午前4時頃、宮古島(沖縄県)の北東約130kmの海域において、同海域を北進する中国海軍レンハイ級ミサイル駆逐艦(艦番号「104」)、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(艦番号「117」)、ジャンカイⅡ級フリゲート(艦番号「547」)、フチ級補給艦(艦番号「889」)の計4隻を確認した。
その後、これらの艦艇が沖縄本島と宮古島との間の海域を北西進し、東シナ海へ向けて航行したことを確認した。
なお、当該中国海軍艦艇4隻は、9月7日(土)から8日(日)にかけて、対馬海峡を北東進後、同月23日(月)に宗谷海峡を東進し、10月13日(日)に沖大東島(沖縄県)の南約130kmの海域を西進した後、14日(月)に、沖縄本島の南約370kmの海域を西進したものと同一である。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第2護衛隊所属「あさひ」(佐世保)及び第6護衛隊所属「てるづき」(横須賀)により、警戒監視・情報収集を行った。
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20241015_03.pdf
【2件目】
令和6年10月15日(火)午前3時頃、海上自衛隊は、種子島(鹿児島県)の東約110kmの海域において、同海域を南西進する中国海軍ドンディアオ級情報収集艦(艦番号「794」)を確認した。
その後、当該艦艇が大隅海峡を西進し、東シナ海へ向けて航行したことを確認した。
なお、当該艦艇は、9月7日(土)から8日(日)にかけて、対馬海峡を北東進し、同月22日(日)から23日(月)にかけて、宗谷海峡を東進したものと同一である。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第3掃海隊所属「みやじま」( 呉)及び第1航空群所属「P-1」(鹿屋)により、警戒監視・情報収集を行った。
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20241015_04.pdf
【3件目】
令和6年10月9日(水)午前8時頃、魚釣島(沖縄県)の北西約80kmの海域において、同海域を南進する中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(艦番号「134」)及びジャンカイⅡ級フリゲート(艦番号「530」)を確認した。
その後、これらの艦艇が9日(水)に魚釣島の西約80kmの海域を南進し、与那国島(沖縄県)と台湾との間の海域を南進した後、15日(火)に沖縄本島と宮古島(沖縄県)との間の海域を北進し、東シナ海へ向けて航行したことを確認した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第12護衛隊所属「あぶくま」(呉)、第2掃海隊所属「やくしま」(佐世保)及び第5航空群所属「P-3C」(那覇)により、警戒監視・情報収集を行った。
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20241015_05.pdf
【4件目】
海上自衛隊は、令和6年10月13日(日)から14日(月)に引き続き、15日(火)正午頃、中国海軍クズネツォフ級空母「遼寧」(艦番号「16」)、レンハイ級ミサイル駆逐艦(艦番号「103」)及びルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(艦番号「118」)の計3隻が、与那国島(沖縄県)の南約490kmの海域を航行していることを確認した。
また、14日(月)から15日(火)の間に、空母「遼寧」の艦載戦闘機によるもの約90回及び艦載ヘリによるもの約50回、計約140回の発着艦を確認した。
その後、15日(火)に、これらの艦艇が南シナ海へ向けて航行したことを確認した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第8護衛隊所属「きりさめ」(佐世保)により、警戒監視・情報収集を行った。また、艦載戦闘機の発着艦に対し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させる等の対応を行った。
https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20241015_06.pdf
※海上自衛隊の艦艇・航空機、F-15の画像は、海上自衛隊及び航空自衛隊HP掲載のものを使用しております。
尚、戦闘機については機種は明らかにされておりません。
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Posted at
2024/11/29 02:35:22