長崎県対馬東方沖における医療搬送用ヘリ捜索に係る災害派遣について

4月6日、防衛省・統合幕僚監部は「長崎県対馬東方沖における医療搬送用ヘリ捜索に係る災害派遣について」を発表しました。

以下、発表内容です。

【概要】
〇 令和７年４月６日（日）１４５０頃、対馬空港を出発し、福岡県内の病院に向けて患者搬送のため、飛行していた医療搬送用ヘリが消息不明との通報あり。
〇 ６日１５４２、東京空港事務所長から航空自衛隊西部航空方面隊司令官（春日・福岡県）に対し、乗員の捜索・救助に係る災害派遣要請があり、同時刻受理。
〇 要救助者６名全員が発見され救助が完了（うち３名は航空自衛隊が救助実施）したことから、６日１９３０、東京空港事務所長から航空自衛隊西部方面航空隊司令官に対して災害派遣撤収要請があり、活動を終了。

【活動内容】
〇 海上自衛隊護衛艦「はるさめ」が捜索救助活動を実施
〇 航空自衛隊芦屋救難隊（芦屋・福岡県）のＵＨ－６０×１機、Ｕ－１２５×１機により捜索救助活動を実施
〇 海上自衛隊第２２航空群（大村・長崎県）のＳＨ－６０×１機により捜索救助活動を実施

※報道発表によると６人全員が救助されましたが、うち救急搬送中だった女性患者（86歳）の死亡が確認され、男性医師ら２人が心肺停止状態とのことです。
※亡くなられた方の御霊の安寧と、心肺停止状態の方の無事をお祈り申し上げます。
※事故機は、佐賀空港に本拠地を置く「エス・ジー・シー佐賀航空」のユーロコプター EC 135T2+型機（JA555H）
※同社は2024年7月、柳川市で２名が死亡するヘリ墜落事故を起こし、患者搬送用のヘリの運航を一時休止していました。

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