海洋気象観測船「凌風丸」が黒潮横断観測を実施 ～大蛇行していない状況を確認～

6月11日、気象庁は「海洋気象観測船「凌風丸」が黒潮横断観測を実施 ～大蛇行していない状況を確認～」を発表しました。

以下、発表内容です。

5月31日から６月1日にかけて、黒潮大蛇行終息の兆し*１が見られる紀伊半島から東海沖において、気象庁海洋気象観測船「凌風丸」が黒潮横断観測を実施し、大蛇行していない状況を確認しました。
＊１：気象庁報道発表【７年９か月続いた黒潮大蛇行が終息する兆し】 https://www.jma.go.jp/jma/press/2505/09a/press_kuroshio_path.html

黒潮の大蛇行については終息の兆しが見えており、現時点では大蛇行していませんが、最終的に終息するのか監視を強化しています。

気象庁は海洋気象観測船「凌風丸」により５月31日から６月1日にかけて、東経 135 度に沿って黒潮横断観測を実施し、現在の黒潮の状態を調査しました（図１）。

同時期に実施された海上保安庁の観測状況*２も加味すると、黒潮の一部は東海沖で切離し潮岬沖をおおむね東に流れている状態が続いており、大蛇行はみられません（図２）*３。

気象庁では、この状態が維持され、黒潮大蛇行が終息に向かうのか、関係省庁と連携しながら引き続き監視していく予定です。

＊２：海上保安庁海洋情報部報道発表【黒潮流域の観測結果について】 https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/post-1206.html
＊３：観測結果（黒潮の大蛇行関連ポータルサイト）： https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/etc/kuroshio_portal_201710.html



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