
知床遊覧船事故から3年
※運営に削除されたので、不本意ながら指摘された部分を修正し再掲します。
コメントやイイね!を下さった方々、申し訳ございませんでした。
4月23日、乗員・乗客 26人が死亡(うち6名は行方不明、認定死亡)した知床遊覧船事故から3年が経ちました。
改めて、亡くなられた方々の御霊の安寧をお祈りし、ご遺族の方々にお悔やみ申し上げます。
この事故では、観光船「KAZU I」の構造上の問題、安全点検の不備、装備の問題、検査を行った側の不備等、船の安全運行に対する点検・整備の問題、事故当日、悪天候が予見され出港を見合わせるように助言されたことを無視しての出港等、気象変化に対する認識・知識の欠如、利用者に対する船の安全性やリスク等の情報開示の不足、また、万が一事故が発生した際の補償等、多岐にわたる問題点が指摘されています。
国土交通省の「知床遊覧船事故対策検討委員会」は、事故発生直後の令和4年5月11日から令和4年12月22日まで、10回の委員会を開催し、とりまとめ報告を行っております。
また、翌年の令和5年10月12日からは、とりまめの内容をフォローアップする形で調査・点検、また対策の進捗状況を報告しています。
画像は、2回目のフォローアップ(令和6年10月3日)の際、発表された概要資料です。
委員会の資料、フォローアップの全資料は、「知床遊覧船事故対策検討委員会」のHPで公開されています。
https://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_fr4_000036.html
マスコミの画像は、情緒的誘導編集が多かれ少なかれ入るので、引用したくないのですが、地元北海道のHTB北海道ニュースが伝える事故のニュースは比較的よく内容を伝えているので、以下、幾つか掲載します。
この公式YouTubeチャンネルの動画のコメントにも幾つかありますが、事故が発生したら助からない飛行機や船に乗りたくない
乗りたくないは分からなくはないのですが、誹謗中傷の限りを尽くしている方の中には、事故が起きたら助からないものに乗ったのは自己責任(悪天候が予想されている山岳で登山を強行し遭難するのと同じ)、死んで当然、捜索活動を税金を投じて行うことに理解ができない
こう言う主張を繰り返している方がいますが、皆さん、如何思いますか?
こう言う方を世の中的に許して良いのか疑問です。
この方に言わせれば、犠牲になられた方々の知識不足、認識不足と言うことになるかと思いますが、「知床遊覧船事故対策検討委員会」の議事の中でも指摘されていますが、観光地で普通に提供されている遊覧船サービスが危険なものであること、また、当該、遊覧船が陸が見えている場所を多く通航していることから、犠牲者は危険を事前に承知しているとは考えられない…正に、その通りだと思います。
にっぽん丸の飛んでクルーズ北海道で羅臼に行った際、この事故とは反対側ではありますが、オプショナルツアー
「海から見る知床・羅臼」で、知床岬まで行きましたが、常に陸地が見えている状態(「知床遊覧船事故対策検討委員会」や海上保安庁の記録から見る「KAZU I」の航跡から同じような陸地との距離感だと思います)ですので、大海原を航海するのとは違った感覚だったと思います。
以下、2回目のフォローアップ(令和6年10月3日)の際、発表された「旅客船の総合的な安全・安心対策」 の実施状況(参考資料)です。
#国土交通省 #知床遊覧船事故 #知床遊覧船事故対策検討委員会 #報告書 #フォローアップ #HTB北海道ニュース #誹謗中傷
Posted at 2025/04/26 03:41:35 | |
トラックバック(0) |
事件・事故 | ニュース