
映像は、社会保険庁で配布している「政府管掌健康保険」の組織改変に関するパンフレットのハードコピーです。
10月1日から「政府管掌健康保険」は、「協会けんぽ」に組織改変されます。
以下は、社会保険庁のHPの説明からの抜粋です。
********** 抜粋・開始 **********
中小企業等で働く従業員やその家族の皆様が加入されている健康保険(政府管掌健康保険)は、現在、国(社会保険庁)で運営していますが、平成20年10月1日、新たに全国健康保険協会が設立され、協会が運営することとなります。
協会設立で変わります。
1.組織や職員が変わります。
協会は、非公務員型の法人として新たに設立される保険者であり、職員は公務員ではなく民間職員です。
協会の理事長や各都道府県の支部長はすべて民間出身者を登用する等民間からの採用を進め、民間のノウハウを積極的に採り入れていきます。
2.サービスが変わります。
民間のノウハウやIT・システムを活用し、被保険者や事業主の皆様の視点からサービスの向上を図っていきます。
3.地域により密着した運営に変わります。
都道府県ごとに支部を設け、地域の身近な保険者として地域の被保険者や事業主の皆様のご意見に基づき、生活習慣病の予防など地域の実情に応じた事業を展開しています。
4.仕事の仕方が変わります。
民間の法人として職員の意識改革を図り、能力と実績に基づく人事制度の徹底を図るとともに、業務改革を進め、運営の効率化を図っていきます。
********** 抜粋・終了 **********
これを読んで、何で変わるのか、変わらなければならなくなったのか、具体的に加入者にとって、どう言うメリットがあって、どう言う新たな負担が予見されているのか分かります?
私には、奇麗事ばかりが並んでいて、実際に破綻したことに対する真剣な反省や心を入れ替えて望む必死さ等々、何も読み取ることが出来ません。
自分達は、国家公務員共済で、大手企業以上に手厚い保障を受けていて、やりたい放題やって、痛みばかりを国民に求めるのは如何なものかと思ってしまいます。
公金を着服しても、プライバシーとやらで実名が公表されないばかりか、罪にも問われない。
そんな職員が、新しい組織にも採用される…、これって変じゃないですか?
負担等、何も変わらないと掲げていますが、来年には、都道府県単位に保険料率(負担金)を設定する方式に変更されることが予定されていて、人口が減少傾向にあり高齢化が進んでいる地域程、保険料率が高くなる試算も出ています。
弱者になる程、負担を強いるやり方は、もはや社会保障制度とは呼べないのではないでしょうか?(苦笑)
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Posted at 2008/09/29 18:52:12 | |
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