
1月12日、気象庁は、「令和4年12月の地震活動及び火山活動」を発表しました。
12月は、東北、東日本、九州で、引き続き高いレベルの地震活動が続いている感じがしました。
地域別に見ていくと
【北海道地方】
「特に目立った地震活動はなかった。」となっていますが、8月4日の宗谷地方北部でのM4.1(最大震度4)、8月11日の上川地方北部での M5.2(最大震度5弱)及び M5.4(最大震度5強)の余震活動は、依然、活発な状態にあります。
また、太平洋側、千島海溝、日本海溝付近の地震活動は、巨大地震の心配も高まっているので、引き続き注視したいです。
【東北地方】
「特に目立った地震活動はなかった。」となっていますが、青森から福島沖にかけて、活発な地震活動が続いている状況です。
【関東・中部地方】
茨城から千葉沖にかけて、活発な地震活動が続いている状況です。
能登半島の方も余震活動が続いている状況です。
石川県能登地方では 12 月中に最大震度1以上を観測した地震が 13 回(震度3:
2回、震度2:2回、震度1:9回)発生し、このうち最大規模の地震は、9日
の M4.1 の地震(最大震度3)でした。
12月1 日に千葉県北東部で M4.1 の地震(最大震度4)が発生しています。
【近畿・中国・四国地方】
「特に目立った地震活動はなかった。」となっていますが、南海トラフ関連では、低周波地震、スロースリップ等、依然、高い活動状況にあると感じます。
【九州地方】
12月13日に奄美大島近海で M6.0 の地震(最大震度4)が発生
12月18日に日向灘で M5.4 の地震(最大震度4)が発生しています。
南海トラフに関連する日向灘、大隅半島沖、また、天草・熊本方面の活動も活発であると感じます。
【沖縄地方】
「特に目立った地震活動はなかった。」となっていますが、琉球海溝に沿った活動は活発であると感じます。
発表資料は、いつも通り、総括の他、各地域ごとの詳細、火山活動、また世界の地震、火山についての詳細に分かれて発表されています。
繰り返しになりますが、各地の地震の発生の仕組み、過去の地震活動について、詳細にレポートされていますので、今後の防災知識としても役立つと思います。
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Posted at 2023/01/14 04:53:46 | |
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