
DAY2 2016年10月28日(金)。
早めに起床して冷たい朝の空気を存分に
堪能した旅の実質2日目、富良野の朝。
【関連ブログ1】プロローグとエピローグ
【関連ブログ2】DAY1
【関連ブログ3】番外編
ホテルスタッフに穴場的な場所を訊いてみると、
田園風景が綺麗な場所はいかがですか?と勧めてくれた。
朝食後チェックアウトを済ませ、早速空知川沿いを
市街地とは反対方向に向かって進んでいくこと20分ほど。
【1】
なるほどこの辺りか!と思しき風景が見えてきた。
【2】
北海道の田園風景というと、どこまでも続く雄大な農地を勝手に
想像してしまうが、山に囲まれる地域ではなかなかそんな場所はない。
【3】
勧めてもらった場所の名称さえ分らないが、イイ具合に雲が湧き、
濃い青空とのコントラストもダイナミックなもので、農地と山、空と雲、
木立や建物のバランスが、妙に「そそる」印象的な景観だった。
【4】
その後市街地に向けて丘を駆け下りて行く途中、小さな池を見つけた。
風はあるものの水面に青空が映り込む光景はちょっと素敵なものだった。
【5】
今度はホテルとは反対側の丘陵から富良野を眺めようと、
市街地の北側に位置するハートヒルパークへ。
おそらく立地は良いのだろうけど木立が多く、撮れる画は限定的だった。
富良野西岳や北の峰がくっきり見えるとまた違うんだろうね。
【6】
折角街の北側に来たので「北の国から」の舞台=麓郷に向かってみた。
【7】
いわゆる麓郷の森に着くまで、何ヶ所かで景色に目を奪われた。
【8】
山と森、畑と空、土と林、どれをとっても画になる風景ってあるんだね。
【9】
富良野からはゆっくり走って30-40分で麓郷に到着。
麓郷の森、五郎の石の家を周ってみたが、時代の流れを痛感した。
平日だったこともあるだろうが、訪問客は殆どなく、閑散としていた。
展示されたスチル写真なども既に色褪せ、35年の歳月を語る。
【10】
あのドラマが始まったとき、自分はまだ大学生だった。
岩城滉一さんも竹下景子さんも若かったよね(遠い目)。
笠智衆さん大友柳太朗さん大滝秀治さん地井武男さんら、
このドラマに出演されていた亡き名優の皆さんのご冥福を祈ります。
【11】
麓郷を後に四季彩の丘に向かった。
花は完全に終わっていたれど、
【12】
燻んだ丘の色合いが何とも言えない。
【13】
なだらかに続く丘、木立、遠い山々…。
【14】
どこまでも続く起伏の中に、淡い陰影が見え隠れする。
【15】
原色やパステルが光り輝く光景ではないけれど、
いつしかじわりと効いてくる、そんな晩秋の丘にしばし佇んでいた。
【16】
続いて前日も走ったパッチワークの路に戻ったのだが、
【17】
道すがら気になる風景を撮りながら進んでいった。
【18】
だから距離は知れているはずなのに、なかなか目的地に辿り着かない(苦笑)
【19】
この日はケンメリの木側から丘を登り、ぐるりと丘を巡り、
【20】
(ケンとメリーの木)
美馬牛に近いクリスマスツリーの木へと周ってみた。
【21】
(クリスマスツリーの木って言い方は何か変だよね?頭痛が痛いw)
【22】
太陽が低い位置になっていたこともあって、
これまでの丘の光景とはひと味違ったトーンの写真になった。
たった1本の樹がこんなにも印象的に映るなんて不思議なものだね。
ここに特別なものはないけれど、特別な気持ちにはなれる気がした。
【23】
(クリスマスツリー🎄の木)
お次はジェットコースターの道に立ち寄ることにした。
真っ直ぐ一直線に延びる道は、まるで高低差のある滑走路。
そのまま空に飛び立っていけそうな、伸びやかな画に見惚れた。
【24】
(ジェットコースターの道)
しかしここに限らず、道内にはこうしたジェットコースター状の道が
【25】
たっくさん存在しているのだと思う。
【26】
現に今回の旅でも何ヶ所も似たような景色に出くわした。
【27】
この近辺でさえ、本家に勝るとも劣らないコースタールートがあった。
【28】
さてそろそろまた富良野に戻ろう。
陽が落ちると急速に冷気の威力が増すからね〜☆
国道を使わずに富良野を目指す途中、
またもや目を奪われるような風景に出逢ったのだった。
【29】
クリスマスツリーもそうだけど、こうした何気ない景色が存外胸に残る。
【30】
いい具合に薄暗くなってきたので、中富良野のホテルにチェックイン。
【31】
(部屋から見える富良野岳等の山々)
この夜はホテルでの夕食を摂らず、スタッフお勧めの店に繰り出した。
教えてもらった店は残念ながら臨時休業だったけど、
面白い店を見つけてあっという間に満腹になった(*≧∀≦*)
そうそう、夕食前にニングルテラスを覗いてみたんだった。
【32】
こんなに暗い道をまだ進んで行くの?と不安になる頃、
ようやく新富良野プリンスホテルの敷地に辿り着く。
【33】
テラス内を周回し、かじかむ指に息を吹きかけながら写真を撮った。
【34】
そう言えば、北の国からでも雪子が森のろうそく屋で働いていたよね。
【35】
すっかりお腹いっぱいになったし、ホテルに帰ってひと風呂浴びよう。
この日も比較的早めにベッドに入り、翌日に備える優等生の旅人たちだった。
DAY3(最終回)につづく…。
※Canon EOS 5D MarkⅣ Canon EF 24-70㎜ F4L IS USM
(了)