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今回は甲府散策の続編になる。


2016年11月5日土曜日のこと。

甲府城址、市内散策の流れから、

目的の「澤田屋」にやって来た。




【関連ブログ１】甲府城址とプチ街歩き




この店は19世紀の創業というから結構な老舗だ。


【１】（想像以上に洒落た店舗だった澤田屋）





主力商品は「くろ玉」と呼ばれる和菓子で、

桔梗信玄餅同様、山梨の銘菓と言われている。

くろ玉自体はシンプルな作りで、エンドウ豆を摺り潰し、

うぐいす餡状にしたものを羊羹で包む、というものだ。

豆の風味と黒蜜の利いた羊羹が絶妙のハーモニーを奏でる。

変わり種として「きゃら玉」という派生商品も創作されている。

こちらは豆の代わりにあけの金時を使い、キャラメル風味の

羊羹でコーティングしたもので、洋菓子的な味わいとなる。

ちなみにこれらの商品は都内のデパートでも購入できる。


【２】（出来立てのくろ玉が並ぶ）






都内で買えるのになぜここを訪れたか？であるが、

実は家内が暫く前に義姉と甲府を訪れ、ここの和菓子と

２Fのギャラリーをいたく気に入り、リピートを強く望んだことによる。

もちろん自分自身もちょっぴり興味が湧いたから。


【３】（整然とした澤田屋の店内）






この日は朝食を摂らず出かけて来たので、軽い散歩後の休憩に

スイーツとコーヒーで一服するにはうってつけだった。

コーヒー豆は北杜市の「豆玄」のものでなかなかイケるのだ。

（この後偶然にも清里方面に向かう途中で豆玄の前を通った）


【４】（喫茶コーナーに置かれた小さな花と）





■ 家内撮影：くろ玉＆キャラ玉＆ごるふまん







で２FのGalleryはというと「IRONIHOFU」プロデュースで、

【５】





「織染器　ー山梨の老舗と菓子の似合う器ー」が開催されていた。

【６】






興味範囲の狭い自分の「感性に響くもの」というのは難しいのだが、

【７】





嫌味のないシンプルな食器や素材感の強い服飾雑貨に

【８】





作家さんの工芸品の製作にかける情熱は感じられた。

【９】





決して煌びやかではないけれど、実用に富み、

【１０】





使い込んで愛着が湧くような、そんな小物は嫌いじゃない。

【１１】





若い頃はガチガチのハイブランドやオーバースペックの実用品に

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目が眩んだこともあったのだが、今はナチュラルでシンプルで

【１３】





何より使い心地の良いものを優先するようになった。

【１４】





そんな目線で展示品を眺めていると、妙にほっこりできるよね。

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IRINIHOFUでは今月神楽坂でも展示会を開催するようなので、

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時間が合えば覗いてみようと家内と話している。

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今回も他愛もない絵日記にお付き合いくださりありがとうございました。

【１８】





※Canon EOS 5D MarkⅣ　SIGMA Art 50㎜ F1.4 DG HSM


（了）