nanamaiのブログ一覧

5月に撮った画はバラが最も多かった。

ブログにも計4回、画像を使用した。

重ねてまたバラか⁈という状況で、

今回は没画像を使用した独り言を。

今回の使用画像は、

同じ日同じ場所で撮影したもの。。。




実は、それだけではなく、もうひとつ共通項を持っている。

【１】





それは多少の差はあれど画像に水滴が写りこんでいるという点。

【２】





世にバラと水滴という画は極めて多く存在する。

【３】





植物と水という観点で考えれば、当たり前のことかも知れないが、

他の草花と比べてもバラと水滴は群を抜いて多いと感じていた。

【４】







雨が止んだ後にバラの花びらに付着する水滴は、

ただでさえ美しい花弁をより一層生き生きと華麗に見せてくれる。

【５】





そして不思議なことに水が綺麗な玉になっていることに気付く。

【６】





水玉を作る代表格というとロータス効果を持つハスが思い浮かぶが、

バラの水滴は少し特性が異なるようだ。

【７】







経験された方も多いと思うが、バラの水滴は花弁から流れ落ち難い。

【８】





水滴は、バラが花弁に親水性と疎水性の性質を併せ持つこと、

それらが凹凸の構造となっていることから生まれると言われる。

【９】





この辺りはハスの葉と同じ理屈だ。

【１０】







しかし、バラの花弁の水滴は、虫が降り立ったり風が吹いたりしても、

簡単に転がり落ちるものではない。

【１１】





例えバラの花束に付いた水を切ろうと逆さにしてみても、

やはり水滴は表面に留まって落下することはない。

【１２】







これは花弁効果と呼ばれている。

【１３】





この現象は、バラの花びらの凹凸に、弾かれた水滴の大きさが

上手く密着するサイズになっているからなのだ。

【１４】





ハスの葉と比べると、バラの花びらの構造はやや粗いのだ。

【１５】





バラの花びらの表面で弾かれた水滴は、小さい溝には入れず、

大きめの溝に集まって、界面に高い親水性を示すことになる。

【１６】





このバランスが、水滴が花びらから落ち難い機能を創り出している。

【１７】






なるほど仕組みは何となく分かったけど、

こんなマニアックなこと知らなくても、バラは十二分に美しい♪

【１８】





いやむしろ、知らない方が水滴の有り難さを実感できるのかも。

【１９】





月並みだけど、自然には人知を超えた凄みを感じる瞬間がある。

【２０】





かく言うバラと水滴もそのうちのひとつに加えておくとしよう。

【２１】





※Canon 5DsR　SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM


（了）