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2018年07月01日

W杯予選リーグとF1予選について

 ポーランド戦の戦い方について賛否両論が渦巻いているようです。スポーツのあり方とかルールについて関心のある当ブログとしては、言及しておかずにはいられません。

 ポーランド戦は予想通り日本にとって厳しい展開となりました。一度は日本がリーグ通過ラインから落ち、「やっぱりこうなったか~」と思わされました。しかし、コロンビアが1点を先制してくれたため、日本の「パス回し」が始まります。

 不用意な「パス回し」でボールを奪われないか冷や冷やしながら、もう1台のテレビでコロンビア×セネガルを見守ったラスト10分程度は、実に「濃密」な時間でした。劇的なゴールシーンがないので、テレビ局的には「おいしい画面(「画面」と書いて「え」と読む)」が撮れなくて残念だろ~な~とは思いましたが、当然の戦術なので、試合後に各国のメディアから批判されることになるとは思いませんでした。

 もともとW杯グループリーグの最終戦はいつも、その後の決勝トーナメントを見据えていろいろな駆け引きがあり、他会場の試合展開も睨みながら進行するのが恒例で、むしろそれが楽しみでもあるということは、私のポーランド戦試合前のブログでも言及しています。

 「ドーハの悲劇」でラスト数分間をしのぐことができなかった日本が、経験を積んでグループリーグ突破術を身につけたのです。それなのに・・。

 イギリスのメディアが日本を酷評しているようですが、私の記憶では、2002W杯日韓大会のグループリーグで試合の終盤に後方でのパス回しに専念して時間が過ぎるのを待ったチームは確かイングランドではなかったでしたっけ?(違ってたらごめんなさいね)

 W杯がこういうグループリーグ方式をとっている以上、その最終戦にはこういう展開はつきもので、それがダメだと言うなら、大会を最初からトーナメント方式にすればよい話です。私は今までどおりでよいと思いますけどね。

 で、とにかく、日本は前評判の低さをはねのけて、見事グループリーグを突破しました。日本のような世界ランクの低い国が、毎回W杯に出場して、1大会おきに決勝トーナメント進出を果たしているのはすごいことだと思います。これで決勝トーナメント進出回数はアジアトップになったらしいですね♪

 あとの決勝トーナメントは、先日述べたように、日本にとっては「おまけ」みたいなものです。失うものはないし、ベルギー圧勝説が流れれば流れるほど「世紀の大番狂わせ」が楽しみになります。日本が絡むかどうかと関係なく、スポーツにおける「大番狂わせ」は大好きです♪日本が勝つ可能性は5%なのかもしれないけれど、勝って、日本の戦い方を批判した各国メディアを黙らせてやりたい気持ちもあります(笑)。

 あと、全然関係ないですが、ベルギーは私がまだ行ったことがなくて、次に行きたい国の筆頭です。海外旅行自体、2001モナコを最後に、もう17年間行ってませんけどね。

 それから、今回のポーランド戦のラスト10分程度は、先ほど述べたように、実に「濃密」な時間でした。激しく攻め合う展開だけが充実した試合観戦ではありません。これで思い出すのは、セナのいたころのF1予選。

 最近はF1を見ていないので、予選ルールすら知りませんが、当時は、金曜1時間と土曜1時間の計2時間の中での各車のベストタイムで予選順位が決まるシンプルなものでした。雨などが降らない限り金曜のタイムは土曜に更新されるので、本当の戦いは土曜の1時間。セナとそのライバルたちの予選が激化していころは予選はピリピリムード。

 しかし、土曜の予選スタート時刻を過ぎても1台もマシンがコースインせずに時間だけが過ぎていくことがたびたびありました。グッドイヤー勢は2回、ピレリ勢は皮むきして4回しかタイムアタックチャンスがなく、みんな路面状況がいちばんよいときにアタックしたいので、お互いけん制しながら時間だけが過ぎていったのです。

 これを当時の今宮さんが、「1台も走行していないが、とても濃密な時間」と評していたような記憶があります。お互いがけん制し合うピリピリムードの中で時間だけが過ぎていく濃密な時間。そして、順次各車がコースインしていって、序盤あんなにガラガラだったコース内が混雑していき、路面状況はどんどん良くなりますが、クリアラップはとりにくくなります。

 そして、予選時間ラスト5分を切ったあたりでセナとプロストが前後してピットを出ていくとボルテージは最高潮。他のチームはセナやプロストのタイムアタックの邪魔をすることは許されません。ラスト1分を切ってセナとプロストがタイムアタックに突入。チェッカーが出る前にコントロールラインを通過していれば、そのラップのタイムは有効なので、2人がタイムアタックに入っている最中に予選時間はすでに終了しています。

 前を走るプロストがセクターベストを次々と更新しながらトップタイムでコントロールラインを通過、残るはセナのみ。セナはプロストをさらに上回るタイムでコーナーを次々と抜けていき、コースレコードをマークしてPPを獲得!!

 というのが毎回のパターンで、この絵に描いたような展開がセナファンにはたまらなかったと思います(当時の私はセナファンではありませんでしたが)。その後のF1は予選方式を何度も変えましたが、やっぱりあの頃のF1が最高でしたね♪
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Posted at 2018/07/01 16:02:03

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この記事へのコメント

2018年7月1日 19:44
ドーハの悲劇に茫然とした思い出もあるし,松井秀喜を連続敬遠した高校野球も思い起こしたり,正直結論できないtake3です。。例えば次の試合で,先制点が取れて1-0になった。ベスト8をめざして残り時間パス回しをした。これってどうなのかなと。今回とは意味が違うのかな?勝ち逃げは許されないが負け逃げは許される?予選リーグだから許される?モニャさんの考えを聞いてみたいです。反論してるのではなく,僕自身よく分からないので,腑に落ちてすっきりしたいのです。
コメントへの返答
2018年7月1日 22:00
今回批判されているのは、目の前の自チームの試合の「勝ち」や「引き分け」をキープしたのではなく、自チームの「負け」をキープして他会場頼みとなった部分のようです。だから、トーナメント戦でリードして、勝つためにパス回しをするのはたぶん許されると思います。つまり、むしろ「勝ち逃げ」はОKで、「負け逃げ」が許されないようなのです。トーナメント戦で引き分けPK戦を狙って守備的になるのは消極的だとして多少批判されるかもしれませんが。

でも、リーグ戦で引き分けを狙うのも結局他チームの状況を踏まえてのことだし、リーグ戦はやはり他チームとの兼ね合いで作戦が決まる性質のものではないかと。最後のイングランド×ベルギーだって、どちらもブラジルとやりたくないのであんまり勝ちたくない感じでしたし・・。

ただ、ルールの中では何をやってもいいのかと問われると、松井の敬遠問題が出てくると、「う~ん」とちょっと考えてしまったり・・(苦笑)。
2018年7月2日 21:16
へえ~負け逃げだからか・・・しかしトーナメント戦開始5分で1-0になって,残りパス回ししたら叩かれること100%だと思えるけどなあ。。もうバスケみたいにボールキープした側は何分以内に何々しないと相手ボールになる,なんてルール変えた方がいいんじゃ?
コメントへの返答
2018年7月2日 21:42
それもひとつの方法ですよね。ただ、バスケは手でパスするので時間制限しないと本当に最後までキープできてしまいますが、サッカーの場合は相手が本気で取りに来たら、何十分もキープし続けるのは不可能かと。先日はポーランドが取りに来なかったから成立しましたけど。なので、トーナメント戦で序盤からキープ作戦となる心配はあまりないのでは?

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愛車DC5で鈴鹿と岡山国際を走っていました。 ベストタイムは鈴鹿2分35秒、岡国1分51秒。 目標は鈴鹿2分32秒台、岡国は1分50秒切り!! でしたが、...
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