2008年08月11日
オリンピック観戦で忙しい中、Fポンもてぎをテレビ観戦しました。今日は、2レース制&リバースグリッドの第2弾。で、第2レースの結果は、リバースグリッドの恩恵を受けてフロントロースタートの荒聖治。P.P.の土屋武士がスタートでストールしたので、荒は実質的に誰もオーバーテイクせずに優勝してしまいました。
前回の優勝が平手で、今回が荒。第2レースは「未勝利ドライバーの初優勝お助け企画」になってしまっている感があります。
リバースグリッドはドライバーやチーム関係者には概ね不評。努力して速く走った者が後方グリッドに回される理不尽さ。ドライバーズ選手権の意味が何だかよくわからなくなるというのがその理由です。
確かに、国内トップフォーミュラ(全日本F3000やFポン)の歴代優勝者として、平手や荒を同列に置くことには若干の違和感。目先のオーバーテイクシーンを増やす目的のためだけに、もしかしたらこの制度は国内トップフォーミュラの選手権自体の価値を下げる結果になるかもしれません。
国内トップフォーミュラの勝利の垣根は意外に高く、当然勝ったことがありそうで実は未勝利の大物ドライバーはたくさんいます。パッと思いつくだけでも、立川祐路、道上龍、土屋武士、伊藤大輔(私の記憶違いだったらすみません)。かなり昔に引退したあの某大物ドライバーも確か全日本F3000未勝利のままだったはず。1戦だけスポット参戦したミハエル・シューも勝てませんでした。それだけに、Fポンの1勝の重みは大きかったはずなのに・・。
GP2もリバースグリッドをやっているではないか、という反論もありましょうが、これもよく言われているように、GP2は育成カテゴリー。Fポンが単なるF1へステップアップするための育成カテゴリーならそれもまたよし、でしょうが、Fポンは育成カテゴリーではないんです(Fポンで王者を獲ってもF1に行けない現状は、それはそれで問題なんですけど)。
ということで、リバースグリッドはやめた方がいいのではないかという結論に傾いているのが現在の私の考えです。
Posted at 2008/08/11 00:18:17 | |
トラックバック(0) |
Fポン | クルマ
2008年07月13日
今日の鈴鹿Fポンは、注目の「2レース制&初のリバースグリッド」ということで、私も現地観戦に行こうという気持ちがずっとありましたが、やはり夏のサーキット観戦は暑いし、車高調購入で節約生活もしないといけないし、結局スカパー観戦となりました。
賛否両論あった2レース制&初のリバースグリッド。1レース目でマシントラブルで脱落した車両が、残りのレース時間を2レース目に向けたチェック走行に使ったり、1レース目の表彰台ではスパークリングファイトもなく、1レース目が終わってもいつものレース後の開放感は皆無で、2レース目へ向けて緊張感が持続したままになるなど、いつもと少し違った光景。
で、注目の第2レース。リバースグリッドは言うまでもなく、速い車両をわざと後ろからスタートさせてオーバーテイクシーンを増やそうとする試み。ところが、スタート直後の大クラッシュ、SC導入でそれどころではなくなり、主催者と観客が期待したオープニングラップの攻防は幻に消えました。
SC先導解除後はオーバーテイク合戦になるかと思えば、誰も抜けない抜けない。リバースグリッド適用の上位8台の集団とそれ以下とがどんどん離れて行き、8台だけのレースみたいになってきました。上位8台はリバースグリッドの効果で基本的に後方の車両ほど速いのですが、全く抜けなくて、1992モナコのセナとマンセルみたいなことになってしまいました。
これは主催者側の思惑が外れた感じ。やはりほとんどワンメイクのFポンで鈴鹿では、少々速くても前の車両を追い抜くのは困難なんだということを証明する結果となりました。平手晃平が見せた130Rの圧巻オーバーテイクだけが唯一の救い。あれがなかったら、リバースグリッドは早くも大失敗の烙印を押されるところだったかもしれません。
というわけで、リバースグリッドには注目はしていましたが、その是非については私もまだ答えが見つからず、今日のレースを終えてもまだ判断がつきませんでした。もう少し様子を見てみたいところです。
それから、今日のレースは鈴鹿東コース閉鎖前の最後のFポンでした。あとは、8耐や来月のGT鈴鹿1000キロを残すくらいで、ついに閉鎖されてしまいます。長い間見慣れてきたピット、パドック、コントロールタワーなどがすべて取り壊され、改修後は風景が一変すると聞いていますので、今の姿を目に焼きつけておきたいものです。
あと、今日のスカパーの中継の中で、解説の柳田選手が「市販車で鈴鹿を走るときの注意点を教えてください」という視聴者からの質問に
「鈴鹿はリズムが重要です」
と、まるで私のブログを読んだかのような回答をしていたのに笑えました(笑)。ま、私が言うまでもなく、鈴鹿はやはりリズムがポイントなんですね♪
Posted at 2008/07/13 20:01:52 | |
トラックバック(0) |
Fポン | クルマ
2008年06月10日
今年も岡国Fポンが終わりました。事前に「今年は行かない宣言!!」をしていましたが、週末は美作市内をウロウロしていたこともあり、やっぱ行こうかな~と思い直したりもしましたが、結局行きませんでした。
これだけFポンが好きで、会員なので無料で入場でき、しかも美作市内をウロついていながら、最終的に「よし行こう!」という気持ちにならなかったのは、なぜなんでしょう。
4月の引越疲れもまだ残っており、平日は毎日残業続きで、週末にどこかに遊びに行く元気がない、という自分自身の問題もありますが、やっぱサーキット観戦って疲れるんですよね~。
日に焼けてヒリヒリするのは大の苦手だし、サポートレースを見ようと思ったら早起きしないといけないし、最近の岡国は場内駐車券は前売り方式だし、前売り買っても、坂道発進の連続の果てにデコボコ道を走らされて未舗装駐車場に駐車させられるのはイヤだし・・(車高が低くて街乗りにはかなり不便なモニャゾー号)。
場外駐車場なら無料だけど、やはり未舗装駐車場に駐車させられて、岡国という「自分の庭」に行くのになんでシャトルバスを延々待たないといけないのか!という気になるし、誰かと行けば話し相手にもなるけど、いくら自分が無料入場できても、同行者の当日券はなんと6500円!! これは高い!!
駐車場の問題は、ピットラウンジパスを購入すると出場ドライバーよりさらにいい場所に駐車できるけど、値段がメチャ高い。しかも、せっかくOIRC会員なのに、会員割引も何もなく、購入に際して会員であるメリットが何もない!!
数年前、岡国のスタッフと顔見知りになり、「ピットラウンジパスの会員割引制度つくって~」と頼んだら「検討してみるよ~」と言ってくれていたのに、最近あの人、見かけないな~・・。
レースは現場観戦がいちばんであることは百も承知ですが、家にいればスカパーで生中継してくれるし、今回も「朝、起きれたら行こうか」くらいの気持ちにまではなっていましたが、その程度の気持ちでは、朝に弱いモニャゾーが起きれるわけがありません(笑)。
では、どうなれば行くのか。ピットラウンジパスに会員割引ができて、何割引かしてくれれば少々高価でもまあ行ってもいいかも。あるいは、モニャゾー号のほかに小回りの利く街乗り車があれば気軽に行けるかも。takeさんが時々二輪車でフラッと観戦に行かれる、あんな感じがいいですね~。
そもそも、レースにもっと魅力があれば、どんなに苦労しても行くんですけどね。基本的に最近のFポンはおもしろいとは思いますけど、昨日のレースを見てて、やはり高性能のFポンがレースをするには岡国はちょっと狭い気がします。鈴鹿クラスのサーキットでやらないと。岡山県民としては、岡国のFポンは続いてほしいですけど。
などと、グダグダ書いていながら、土曜の夜の美作市内の道の駅で県外ナンバーのクルマが窓ガラスに段ボールを貼って車中泊をしている姿を見ると(そんな光景を見るのは鈴鹿F1以来です)、無料で入場できる立場にあり、近所をウロウロしていながら見に行かないなんて、もったいないオバケが出るくらいもったいないことなのかな~、と思ってみたり・・。
仕事をうまくコントロールして、月曜を休める形にすれば、少々疲れても日曜にレースを見に行く気になれるかもなー。でも、お金と休暇は来たるべき冬のサーキットアタックのために残しておく必要もあるしな~。いや~、今回は自分で書いてても、まとまりのない話でしたね~。おわり。
Posted at 2008/06/10 00:32:52 | |
トラックバック(0) |
Fポン | クルマ
2007年11月20日
今日朝刊を読んでいたら、先日の鈴鹿Fポン「小暮が失格で松田次生が年間王者」との小さな記事。
えっ? 失格?
スカパーの放送はレース終了後かなり長い時間続いていたが、最後の最後まで「勝者小暮」で放送が終わっていた。夜のFポン・シーズンエンドパーティーの開会挨拶で会長の中嶋悟監督が「小暮の失格はチームの責任」と発言して、小暮の失格を知らなかったファンが騒然となったという。
知らなかった。日曜の夕方の「事件」を火曜になるまで知らなかった。
レースはトップ快走の小暮と2位を死守するトレルイエに対して松田は下位に沈んでいた。レース実況は、松田の年間王者はほとんど絶望的というトーンで伝えていた。トレルイエのクラッシュリタイアで松田が5位浮上。なおも、4位オリベイラを抜こうと頑張っていた。オリベイラを抜くと松田が年間ポイントでトレルイエを上回って年間2位に入れるので頑張っているのだと実況・解説されていた。
しかし、トップ快走の小暮がリタイアする可能性だってあるわけで、私は松田が頑張っているのは、年間2位を得るためではなく、年間王者の可能性がある限り最善を尽くしているのだと思っていた。
結局、最終ラップまでオリベイラを抜ききれなかった松田は5位でチェッカー。年間王者は小暮、年間2位はトレルイエ、年間3位が松田ということで決まったかに見えた。その小暮が失格となれば年間王者はトレルイエかと思ったら、小暮失格で松田は繰り上がって4位入賞。その瞬間、松田は小暮だけでなくトレルイエも年間ポイントで逆転していた。
松田は年間王者を狙うならリスクを背負ってオリベイラを抜く必要はなかったのだ。では、オリベイラを攻めていたのはやはり実況・解説どおり年間2位を目指してのものだったのか。コメンタリー陣がそこまで理解して実況・解説していたのだとしたらさすがだ。
とにかく、表彰台で小暮が派手なガッツポーズを見せ、中嶋悟監督が今まで見たこともないようなハシャぎぶりで頭から美酒をかぶった数時間後のこの結果。レースはしばしば失格処分が下ることがあるが、優勝者しかも年間王者決定の優勝者の失格は初めて見た気がする(1989年鈴鹿のセナの例はあるが、この時は暫定表彰式の段階ですでにナニーニが優勝者になっていたからね)。
トレルイエとデュバルのクラッシュ。リタイア直後にトレルイエがデュバルに向かって拍手した行為。そして、レース終了後のこの大事件。優勝回数ゼロでの松田の年間王者。これもまたレースだが、どうにも混乱した終わり方になってしまった・・。
大嶋選手がマカオで3位、今日の鈴鹿のドライバーオーディションでトップタイムといろいろ話題はありましたが、「小暮失格」を知ってすべて吹き飛んでしまった感があります・・。
Posted at 2007/11/20 22:20:10 | |
トラックバック(0) |
Fポン | 日記