今回は、35周年、東京・豊洲PIT2DAYSに行ってきました♪ 先月、横浜合同演奏会と北九州ロックフェスがあったものの、単独ライブとしては、この街ツアーの6月宮崎ファイナル以来です。
今回の2DAYSはDJP会員でもチケットをとれなかった人がいたようで、チケット確保が激戦の単独ライブとなりました。客席は9割方DJP会員だったのではないでしょうか。
(写真は森高公演前日の豊洲PIT)
まずは10月9日の初日。この日は開場前から冷たい雨となりました。18時開演予定でしたがなかなか始まらず、18:10にステージが暗転してホワイトクイーンのみなさんが登場。すぐに開演。
今回はホワイトクイーンのみなさん、マスクをされています。やはり北九州ロックフェスの時は野外だったから外してたのね。
注目の1曲目は「うちにかぎってそんなことはないはず」なんだけども~、そのテクノ調アレンジバージョンとでも言うのでしょうか。これはいきなり予想外でした。
私が2019以来のこの街ツアーで歌われた曲で唯一聴いたことがなかったこの曲(この街ツアーとしては、2019人見でしか歌ってない)。ずっと聴きたいと思っていましたが、バージョンが違うので、な~んか感じが違います(笑)。
初日の私はかなりの後方席。前回北九州ロックフェスでの、はるか彼方に千里さんを望む感じからすればまだマシですが、この街ツアーでの席からするとかなり遠いです。
(マリアちゃんより画像拝借、初日の客席。これ、2日目は少し変わりますよ)
2曲目「どっちもどっち」のバージョン違い。こりゃ3月の横浜&羽田を上回る濃厚森高の予感。
最初のMC「みなさんこんばんは!!森高千里です!!今日は35周年記念ライブにお越しいただき、ありがとうございます。豊洲PITは久しぶりです。今日は35周年ということで、『a day in the life』を積み重ねて、みなさんのおかげで35周年を迎えました。今日は頭のてっぺんからつま先まで森高千里をお見せします。2時間たっぷりありますよ!!」
3月の横浜&羽田は「濃厚森高」がキーワードでしたが、今回は「頭のてっぺんからつま先まで」がキーワードになっているようです。
「今日の2曲目は『どっちもどっち』の2004ミセス森高バージョンで、発売もされてるんですけど、聴いたことある人〜?」(客席反応ちらほら)「これ知ってる人はマニアですね〜(笑)」
「こっちから見てて、みなさんオーバーリアクションなくらいの方がうれしいです!!今日は最後まで楽しみましょう!!」
(「じぇにさん」よりいただいた、本日のステージ画像)
3曲目「THE BLUE BLUES」、4曲目「頭が痛い」、5曲目「こわい夢」、6曲目「台風」また来た!!(笑) セトリかなり濃厚です。「台風」は羽田で歌ったのでもう来ないと思ってました。ステージの背景には大きな文字で「ドンパンドドパン」と表示される演出。
その後のMC「『THE BLUE BLUES』は今度再編集で出るロックアライブの中から選びました」 わたくしはロックアライブの中からどれか歌うとは思っていたけど、てっきり『その後の私』が来るものと思ってました〜(苦笑)
「『こわい夢』はライブではたぶん初めて歌うと思います」「今年は台風の被害が多かったので『台風』をやってみました」
「今までの曲はどうですか? 意外な曲でしたか?」
7曲目ドンスト。ここまでかなり濃厚なセトリでしたが、ようやくこの街ツアー2019で聴きなじんだ曲が来ました。
8曲目まさかの「more more more」。イントロのあきらっちょさんのドラムがカッコいいです♪
MC「『more more more』は、2020オンラインライブでやった曲をやってみました」
9曲目「Uターン(我が家)」、そして10曲目「九州育ち」来ました♪
MC「今日の東京は雨でしたけど、今日は熊本も雨だと思います」と言った瞬間、11曲目「雨(ロックバージョン)」へ。
今までだったら「○○ですね〜、『雨』聴いてください」という感じで曲に入ってましたが、今回は「今日は熊本も雨だと思います」とだけ言って、そのまま曲に入っていく感じが印象的です。このパターン、しっかり打ち合わせしとかないと、曲の出だしのきっかけがミスりやすくなりますよね。
(公式インスタより、まだ初日なので千里さんの衣装が写らないように写真撮られてます)
「雨」のあと、またMC。今日はMCのタイミングが読めません(笑)。「Zeppツアーも発表になりました!!少しでも早くみなさんに発表した方がいいと思って。Zeppの空間、私好きなんです♪」
12曲目「Tony Slavin」が来たのですが、1コーラス目は歌詞が「ラララ ラララ」のみ。2コーラス目から本来の歌詞が戻ってきました。ステージの背景では、かつて英国リバプールを訪れた時の映像が映し出されます。
13曲目「ハエ男」からの、曲をつなげて連続的にそのまま14曲目「バナナチップス」へ。もう今日のセトリは流れが全くつかめません(笑)。
そして、「バナナチップス」の直後のMCは、千里さん息が上がったまましゃべります。
MC「『バナナチップス』は今後も歌っていきたいです」「『Tony Slavin』は、今日は『a day in the lifeバージョン』ということで、なつかしい映像も流れましたね〜」
15曲目「渡良瀬橋」はリコーダーばっちり。16曲目「私のように」
MC「今回は35周年ということで、セトリ予想してくれてた人もいたと思いますけど、入ってましたか〜?」
ホワイトクイーンメンバー紹介のあと、千里さん「盛り上がったら立ってもいいんですけど、もちろん立たなくてもいいんですけど・・」
なんか、立っていいのかよくないのか、微妙な空気が場内に流れます。客席はこの街ツアーの時のように、はっきりと千里さんの口から「ここからは立ってもいいですよ!!」の言葉を待っているのです。
この点について、初日終演後のSNSでは、「実は今日は1曲目からスタンディングOKだったのではないか?」という声。一方、「でも、豊洲PITはスタンディングになると後ろの人が全く見えなくなるので、せめて途中までは座ってくれていた方がありがたい」という声があがっていました。
この街ツアーでは、千里さんが「ここからは立っても・・」とスタンディング許可を出すとそこからはノリノリの曲が続いていきます。ところが・・、次の17曲目は「一度遊びに来てよ」のボサノバ調アコースティックなバージョン。「ここから立ち上がって盛り上がるぞ〜」という感じの曲調ではありません。この辺も、ライブの流れがちょっとヘンだったかな。
「一度遊びに来てよ」は先月横浜合同演奏会で、スタレビの演奏で聴いたばかりでしたが、今回はホワイトクイーンの演奏でボサノバ調アコースティックなバージョン。
次の18曲目「やっちまいな」のイントロが来て、ここまで我慢していた人たちが一斉に立ち上がります。それにつられて、後方席がゾロゾロとスタンディング。
すると、私でも相当見えづらい感じになってしまいましたので、身長の低い女性などはもう完全に客席に埋没してしまいます。
「台風」「Tony Slavin」「やっちまいな」と、横浜&羽田で歌った曲を意外とまたやってましたね。
19曲目「夜の煙突」、20曲目わたオバと、いつもの定番曲で本編終了です。
(公式インスタより)
アンコール1曲目は「A君の悲劇」来ましたぁ〜!!なんか、やっと私が期待していた系統の曲が来た感じ♪
MC「35周年と言いながら、間が空いているので、大々的に『35周年』とは言えない感じなんですけど、25周年からあっという間の10年間で、25周年の時は35周年のことは考えられなかったので、こうして35周年でステージに立てて、みなさんに応援してもらえる。ありがとうございます!! 『もう歌えない!!』という時まで歌っていきたいと思います。私も年齢を重ねていってますけど、みなさんも結構な年齢ですもんね(笑)」(客席笑い)「コンサートに参加したら、みなさん体力ついてきてませんか?(笑)」
「明日は収録が入ります。WOWOWで放送されることになりました。インスタも好評につき、続けることになりました」
「もうみなさんご存知と思いますが、ミュージックフェアで日向坂46と共演します。ロックンオムレツやります」「あと、LOVE MUSICとmusic10もありますよ」
千里さん、羽田のアンコールの時の笑っちゃうほどのロングMCに続いて、東京公演ではなぜか番宣を入れまくります(笑)。
「最後にこの曲、聴いてください」
22曲目(アンコール2曲目)「EVERY DAY」。あれ?こんな静かな曲でしんみりとライブ終了なの?
と思ったら、23曲目(アンコール3曲目) 引き続き、いつもの「コンサートの夜」で終了。
帰路を急ぎたい方々が一斉に客席を出ていきます。私の隣の席の人も出ていきました。
客電はついたんですけど、いつものような明るい客電ではなく、ちょっと薄暗く点灯してる感じ。一部のお客さんがダブルアンコールを求めて手拍子の千里コールを送っています。
そしたら、帰ったはずの私の隣の席の人が「まだあるってよ」と苦笑しながら戻ってきました。誰に聞いて「まだある」という情報を入手したのかは不明です。
すると、ステージ上に本当に千里さん再登場。「ダブルアンコールありがとうございます。最近は客電がついたらみなさんあっさり帰っちゃって、『あれ?あっさりしてるな〜』と思ってたんですけど・・(笑)」
え〜っ!!そんな〜!!コロナになってからダブルアンコールがなくなって、規制退場も始まって、そんな状況の中で、公演後、客電がついて『公演終了』の影アナが始まってるのに駄々こねてダブルアンコール千里コールを続けたらスタッフさんに迷惑かけるから、みんな大人だから進行に協力して引き下がってたのにぃ〜(笑)。特に、確か大阪フェスティバルホールだったと思いますけど、あの時は終演後速攻で客電ついて、速攻で影アナ始まって、いかにも「みんな、さっさと帰ってね」的な感じでしたもんね〜(苦笑)。あれでダブルアンコールを求めて居座るのはちょっと厳しいわ〜。
というわけで、千里さん「ダブルアンコールの曲、本当に用意してません。みなさん何聴きたい?」
そこからステージ上バタバタ。私は後方席だからよくわかんなかったけど、前の方ではいろいろ準備してます。
千里さん「(ホワイトクイーンの)メンバーさんはいつも一緒にやってるから、いつもの曲ならできるけど、照明さんが大変。今、照明さんが(パターンを)コンピュータに打ち込んでますからしばらくお待ちください!!」「『この街』だったらできる?」「はい、メンバーのみなさん出てきてくださ〜い!!(笑)」
そして、始まった24曲目ダブルアンコールはいつもの「この街」。セリフのところを何と言うのかと思ったら、CD通りの「とんこつラーメン」でした。なかなかここでアドリブは効きません(笑)。でも、この街ツアーの時は必ずご当地アレンジバージョンなので、ある意味CD通りのノーマルパターンはレア?(笑)
ついでに言うと、我々にとっては「この街」で千里さんがセリフを言うのは当たり前過ぎることなんですが、先日の北九州ロックフェスの時の千里さん以外のファンの方々からするとものすごく新鮮だったらしく、「森高千里さん、なんか曲の途中で方言しゃべってて良かった!!」という声が多数上がってましたね♪
というわけで、終演20:33(公演時間2時間23分)、24曲公演となりました。
曲数の割に時間がそこまで長くないのは、やはりこの街ツアーの時はご当地ネタをMCにふんだんに盛り込むところ、今回はそこまでMCを引っ張らずにテンポよく曲を進めていったからだと思います。
ハプニングのようなダブルアンコールでしたが、私のコンサートスタッフ時代の経験からすると、私は過去に100本近くの公演に参加してきたのですが、ハプニング的なアンコールは一度もなく、今回も「場合によってはダブルアンコールの可能性あり」ぐらいのミーティングはされていたんじゃないかと思います。
実際、私の隣の席の人は「まだあるってよ」と言いながら戻ってきたわけですし、客電のつき方、影アナの保留からしても、想定内のダブルアンコールではあったと思います。
ただ、歌う曲を準備していなかったというのはビックリで、あれは小芝居ではなく本当のことだったんでしょうね(笑)。
そして、最近ダブルアンコールを求めずに引き下がっていた客席を、千里さんが「みんな、結構あっさりね」と思っていたというのはちょっと衝撃。宮崎ファイナルの時だって、よっぽどダブルアンコールやってほしかったけど、我慢しておとなしく引き下がったのに・・(苦笑)。
スタンディングの件も、なんか演者と客席の呼吸が合ってない気がします。横浜合同演奏会の時の、スタレビとそのファンの人たちの「あ・うん」の呼吸が思い出されます。
以上、初日、セトリがかなり予想外でしたが、とにかく席が後方でかなり見づらく、私としては、弾けたいのにちょっと不完全燃焼の初日公演でした。いいもん、2日目は前方席だもん(笑)♪
※2日目へ続く。2日目レポもすでにアップしてありま~す♪ セトリは2日目レポの文末にまとめて掲載してあります。
※私の過去の森高公演レポほか、森高関連記事をご覧になりたい方は、ブログカテゴリー「森高千里」をクリックすると、まとめて出てきま~す♪