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2019年10月07日

鈴鹿のコースレコード

 今年も鈴鹿F1日本GPが迫ってきました。かつては毎年のように見に行っていた日本GPですが、今となってはF1のレギュレーションもドライバー名もチーム名もわからず、残念ながら決勝レースには興味ありません。

 それでも、自分がかつてラップタイムを削るのに熱中したあの鈴鹿フルコースでコースレコードが更新されることには興味があって、今や、日曜の決勝レースよりむしろ土曜の予選の方が気になります。

 鈴鹿サーキットのコース自体の魅力については、当ブログに2008年7月に書いていますので、興味のある方は、カテゴリー「鈴鹿」でたぐっていくと、そのうち出てきます(笑)。

 で、今日はその鈴鹿のラップタイムのお話。かつて、まだクルマの性能が低かった鈴鹿サーキット黎明期。当時の有名ドライバー浮谷東次郎が「鈴鹿で2分50秒を切るための攻略法」を執筆したり、当時はそのレベルのラップタイムでトップクラスのレースが戦われていたようです。最終コーナー手前にシケインが設置されたのは、ずっと後年の1983年のことですから、当時はシケインなしでそんなラップタイムだったわけです。現在、あのシケインがなかったら、とんでもないラップタイムが出ちゃいますよね。

 そこから飛躍的にラップタイムが向上していって、フォーミュラ車は2分を切るようになります。1987年に初めて鈴鹿でF1が開催されたとき、PPはベルガーの1分40秒台。

 それからあとは、毎年のようにセナがコースレコードを更新して行き、1990年にセナが1分36秒台でPPを獲ったときがいちばん印象的でした♪

 翌1991年にはシケインが改修されて、より鋭角になりました。そして、私が初めて鈴鹿を訪れたその年の日本GPでベルガーの1分34秒700というスーパーラップが誕生します(ホンダV12エンジン)。セナはベルガーに及ばず。というわけで、私はセナのPPを生で見ることが一度もありませんでした。

 このころ、片山右京が雑誌のインタビューの中で「鈴鹿1分30秒切りは物理的にありえない」というような発言をします。「鈴鹿でラップタイム1秒はありえない、ということは誰でもわかる。それを、2秒ではどうか、3秒ではどうか・・と考えていくと、1分30秒以内というのはありえない」というのです。全日本F3000で1分40秒前後のタイムでギリギリの限界走行をしていた日本のトップドライバーの発言だけに、重みがありました。

 どうでもいいことですが、私はレストランで片山右京の隣のテーブルで食事をしたことがあります。迷惑がられるといけないので声はかけませんでしたが・・(苦笑)。

 ベルガーの1分34秒700はそのあと10年間破られることなく、セナの事故などもあってF1のレギュレーションが厳しくなっていったこともあって、F1のタイムアップは困難な状況が続きました。

 私が10年ぶりに日本GPに訪れた2001年、シューマッハがベルガーのレコードを10年ぶりに更新する1分32秒台を出してPPを獲得。確か、翌年もコースレコードが更新されて、自分が見に行くとコースレコードが出るな~と思ったものです(笑)。

 そこから、私自身が鈴鹿を走るようになりました(車両は、現在も乗り続けているDC5号)。最初のころは3分以上かかっていましたが、慣れてくると2分50秒を切るようになりました。

 今はどうだか知りませんが、当時のチャレンジクラブは2分50秒が境目で、それより速い人はハイクラス、それより遅い人はビギナークラスに分類されていました。2分50秒を初めて切ったときはうれしかったものです。

 このころ、土屋圭市がスーパーGTを引退しましたが、引退時の発言で「鈴鹿でラップタイムが2分を切るようになると身体がもたない」というものがあって印象的でした。このころすでにGT500クラスは2分以内が当たり前になっていて、ハコ車でありながらフォーミュラレベルの身体的負担が要求されるようになっていたのです。

 その後、F1はついに「1分30秒の壁」を突破し、28秒台が出ます。現在はハミルトンの27秒3がレコードのようです。「1分30秒以内は物理的にありえない」と言った片山右京に感想を聞いてみたい気もします(笑)。

 私自身は、Sタイヤを投入して、2分35秒までタイムアップしました。1コーナーをかなり安全マージンをとって進入していてこのタイムなので、クルマのポテンシャルとしては2分30秒切りできるものと確信しています。

 それが証拠に、REV走行会で高木真一選手に私のクルマをドライブしてもらったとき、全然知らない私のクルマにいきなり乗って、助手席に私を乗せて、冷えきったSタイヤで、遅いクルマをかき分けながら、身振りや言葉で私にいろいろ解説してくれながら、いきなり2分37秒でしたから。ちなみに、当時のお話は2007年11月の当ブログに書いています。

 プロの同乗走行なんて、7割程度の走りかな? プロが本気で攻めたらすごいですもんね。しかも、その後に私のクルマは車高調を鈴鹿SPLに換えて、エンジンもオーバーホールしたので、ピーク時のコンディションなら、そりゃ2分30秒切れるでしょ。ドライバーが私だったら怪しいですけど・・(苦笑)。

 という、長い長い前ふりを経て、さて、今週末の日本GPです。昨年は26秒台が確実視されながら、路面がウェットでコースレコード更新が実現しませんでした。今年は26秒フラットが予想されています。今年こそ・・

 と思っていたら、今シーズン最強クラスの台風が接近しています。しかも、その影響のピークはまさに予選日の土曜。土曜の三重県の降水確率は現在100%とのこと。今年もダメか・・
ブログ一覧 | 鈴鹿 | クルマ
Posted at 2019/10/07 14:04:21

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