
(筆者注)
レベッカのツアーはまだ続いています。当記事はセトリも含めてネタバレの内容になっていますので、これから今年のレベッカツアーに参戦予定の方は、ここから先は決して読まないでください・・。
→今年のレベッカのツアーは10/15で無事終了しました♪ もう解禁です!!
(では、レベッカレポ、スタート!!)
「え~っ!! レベッカが倉敷市民会館に来るの~!?」
耳を疑うような朗報に、わたくし全く迷う余地もなく参戦を決意! しかし、チケット1次は落選し、「やっぱり無理なんかぁ~」と半分あきらめかけていたところの2次当選に歓喜しました! 当選を引き当ててくれたPさんありがとう!!
レベッカは、我々世代の方々には言うまでもないことですが、80年代の第二次バンドブームでBOΦWYとともに先頭を突っ走った、ある意味日本の音楽シーンの頂点を極めたスーパーグループ♪
私は「レベッカファン」を堂々と名乗るほどは詳しくなく、知らない曲もたくさんあるけれど、4枚目のアルバム「REBECCA Ⅳ」だけは39年間聴き込んできました。普通はどんな良いアルバムでも、中にはそんなでもない曲も1曲くらいは混ざっていたりするもので、「捨て曲」なんて呼ばれたりするんですが、このアルバムだけはそんな曲が1曲もなくて奇跡の作品です♪ 私が生涯で出会ったすべてのアーティストのアルバムの中で「最高のアルバム」を1枚だけ選ぶとしたら、この「REBECCA Ⅳ」を挙げます。それほど大好きな、人生最高の1枚。日本音楽史上に残る名盤!! 私が「レベッカファン」を名乗るのはちょっとおこがましい気もするけど、「REBECCA Ⅳ」の大ファンであることだけは間違いありません。
(ジャケ写も素敵な「REBECCA Ⅳ」)
レベッカ倉敷公演参戦が決まって以降、レベッカの曲を予習する毎日♪ こんな良い曲があったんだ~と今ごろになっていろいろ学習します♪ 7月になってついにツアー開幕!! 東京、名古屋と、多くの観客をレベッカが魅了していきます♪ 私の頭の中は毎日「♪ホットスパイス ウォォォ~」(笑)
大体、全国わずか7都市ツアーなのに、その中に岡山(倉敷)があること自体が奇跡なんですよね♪ 中国四国地方って基本的にライブ不遇のエリアですから(笑)。
(チケットデザインも素敵な今回のレベッカツアー)
いよいよ倉敷公演を翌日に控えた金曜日。わたくし、実は某所でNOKKOご本人様に遭遇してしまいました!! NOKKOが岡山にキターーーーッ!!(←そりゃ来るだろ(笑)) わぁ~、テンション爆上がり!! 明日の倉敷公演楽しみにしてますっ♪
さ~、待ちに待った本日は公演日!! 私にとっては常日頃の行動範囲の中にある倉敷市民会館。会場内に入るのは、思い出の森高千里さん「この街ツアー」以来です♪
早速、物販列に並んで客層チェック。男女比は若干男性が多いものの、女性もかなり多く、男性6割、女性4割くらい? 年齢層はいつもの森高さんライブより気持ち上で、私より年上の50代後半が多い感じがします。
(本日の物販列)
(グッズのボード)
無事にグッズをゲットして、わたくし早速お着替え(←あ、あんたっ、いつもの森高ライブの時よりもグッズ武装してないか!?笑)
本日の私の同行者ってゆーか、チケットを見事当選させてくれたお方がこちら。色合いの素敵なマフラータオルです♪
今回のツアーは入場時にIDチェック(身分証確認)があります。こんなん、B'zのSS席になった時と森高さんコットンクラブの時以来や~(笑)。
(IDチェック告知)
本日の我々は2階席。「♪Foon確かに遠いけど そ~れ~が~どーしたってゆーのよ~」です♪(笑)
キャパ約1900の客席がぎっしりと埋まって、定刻18時いよいよスタート!! 胸が高鳴ります♪
1. Hot Spice
私の大好きな「REBECCA Ⅳ」のオープニング曲から始まりました。1階席はもちろん総立ち。私たちは2階席でお互い横目で「もちろん立つんだよね? 立ってもいい? 立っちゃうよ! えいっ、立っちゃえ!」という感じの無言の会話があってスタンディングになりました♪
長~いイントロでテンションが上がって、引っ張って引っ張って、ためてためて、そして、NOKKOのボーカル第一声:
「♪ホッ スパァイ ウォォォー さめかかぁ~たスープにぃー」
NOKKOのボーカルキターーーーッ!! こんなライブのオープニングにふさわしい曲が他にあるか、っていうくらいテンション上げてくれる曲♪
NOKKOのボーカルには、ハイトーン&パワフルなだけでなく、聴く者の魂を震わせる何かがあります♪
昨日遭遇していたときに束ねていたNOKKOの髪は、今日はこういう風に広がった感じになるのね♪
2. 76th Star
これまた「REBECCA Ⅳ」収録曲です♪ 私はもともと楽曲の詞の世界はあまり追わず、曲そのもので聴くタイプなのですが、「REBECCA Ⅳ」の曲は聴き込んでいるので歌詞も自然と頭に入っています♪
「♪仔猫がどれほどSexyかってこと 今夜こそアナタにたっぷりと教えてあげるよ」
耳になじんだ歌詞がNOKKOの生歌で繰り広げられます♪ 2曲歌い終えて、早くもNOKKO、タオルで汗を拭っています♪
3. MOON
ステージ奥の巨大スクリーンに巨大な満月が投影されました♪
オープニングMC:NOKKO「こんばんは~! レベッカです! 今日は来てくれてありがとう! 岡山は何年ぶりだっけ?」と、いきなりキーボードの土橋先生に助けを求めるNOKKOさん(笑)。
土橋さん「たぶん89年が最後じゃないかと」
89年というのは平成元年ですね~。そうすると35年ぶりになります。
申し遅れましたが、私自身は今日が人生における初レベッカ。昨日NOKKOと遭遇しちゃいましたけど、今日が初めてのNOKKOの生歌声♪ レベッカ初心者です。私が唯一、ガチのレベッカファンの人たちに自慢できることは、ドラムの小田原さんと「相合傘」をした経験があるということだけです。レベッカのメンバーと「相合傘」したことある人は滅多におらんやろ~(笑)。その時の顛末は私の別記事「コンサート会場の1日と森高千里Lucky7ツアー」の中で書いていますので、興味のある方はどうぞ。
あの時は近寄って行ったときに「あっ、レベッカの小田原さんだ!」とすぐわかりました。あれから31年。小田原さんとは31年ぶりのご対面です♪(←もちろん小田原さんは私のことなんか覚えてるはずないですよ)
NOKKO「今日は楽しんで行ってくださいっ!! London Boy!!」
04. London Boy
ヤバっ! 私がレベッカでいちばん好きな曲。ここまで4曲中「REBECCA Ⅳ」収録曲が3曲出てきて、早くも「REBECCA Ⅳ」祭りや~♪
序盤3曲、そんなに大きくは動くことなく歌ってきたNOKKO。この曲で踊り始めます♪
私はこの曲を聴くとノスタルジックな気持ちになって、自分の家や車の中で聴いていてもいつも涙が出そうになってしまいます。広島に住んでいた中高生時代。クラスメイトはそれこそレベッカやBOΦWY、浜田省吾、渡辺美里などのライブに出かけていたけれど、私はお小遣いがなくて行けなかった・・(←家が貧乏だったわけではなくて、遊ぶためのお小遣いを親があまりくれなかったんです)。
青春時代に積み残してきたものはいろいろあって、できることならあの日に帰りたい。でも、絶対に戻ることのできない青春時代・・ この曲を聴くとそんな思いにかられるんですよね~。
NOKKOの歌声に酔いしれながら、ふと、客席全体を見ると、私より年上のオジサン、オバサンたちがみんなジャンプしたりコブシ振り上げたりしながら楽しそうにステージを見つめていました。みんな青春時代に戻ったような笑顔。なんかそれを見ていたら私もウルッとしてしまいます。オッサン、この歳になると涙もろくていけねぇや(笑)。
5. 真夏の雨
6. アシデケトバセ(新曲)
7. CHEAP HIPPIES
スローな曲になると、NOKKOの声がよく出ているのがよくわかります。みなさんの感想を見ていても、前回2017年のツアーの時より声がよく出ているんじゃないかと。昔のようにステージの上で跳んだりはねたり走り回ったりすることはもうないけれど、7曲目「CHEAP HIPPIES」からはNOKKOさん、徐々にステップ&ダンスも活発になってきましたよ♪
8. RASBERRY DREAM
そして、この曲のイントロが始まると客席大歓声!! レベッカの代表曲と言えば「フレンズ」という声もありますが、私はやっぱりこの「RASBERRY DREAM」の方がレベッカっぽくて、いちばんの代表曲なんじゃないかと思います♪
09. Maybe Tomorrow
一転してスローバラードのこの名曲。もちろん「REBECCA Ⅳ」収録曲です♪ 今日のライブの感想として、切々と歌い上げるこの曲が心に沁みたという声は多く、私もそのひとり。39年かけて熟成された感があります♪
そういえば、前回の名古屋公演後に、ある一般客の方が「キーを下げてる曲がある」とSNSに投稿したところ、NOKKOオフィシャルから速攻で「キーを下げてる曲はありません。キーを上げてる曲はあります」と注釈が入ったのはGOODでした♪
自分の持ち歌を、高音がキツくなってキーを下げることはあっても、上げることなんかあるのかと思いましたが、どうやらこの「Maybe Tomorrow」が、キーを上げてる曲らしいのです♪ 私は音感がないのでキーを上げてる、下げてるというのが判別できないのですが、もしかしたら今夜みなさんの心にこの曲が刺さったのは、いつもCD音源等で聴いているものに比べてキーを上げていたからなのかもしれません。
間奏のところから客席に向けて強い照明があてられ、この演出も良かったです♪
あと、この曲の見せ場はアウトロのドラムソロ。NOKKOが歌い終えてまだ曲の途中に舞台袖に引き上げると、スポットが当たる中で小田原さんがアウトロをたたき続ける姿がカッコいいです♪
ちょっと面白かったのが、その舞台袖に引き上げるときのNOKKOがなぜか小走りだったこと。スローバラードを情感たっぷりに歌い上げたあとだったので、あそこはゆったりと歩いて引き上げていく方が様になるカモ(笑)。
10. WILD EYES
11. LOVE PASSION
「REBECCA Ⅳ」は私が好きなアルバムというだけでなく、ミリオンセラーを記録した大ヒットアルバムですので、レベッカの歴史も「REBECCA Ⅳ前」と「REBECCA Ⅳ後」に分けられるんじゃないかと思います♪ 今日はここまではすべて「REBECCA Ⅳ」とそれ以後にリリースされた曲が続いていましたが、この10曲目と11曲目は「REBECCA Ⅳ前」の曲です♪ 「REBECCA Ⅳ前」の曲が好きだというファンも多く、「LOVE PASSION」のイントロが始まった時の歓声もかなり大きかったです♪ 実際、この2曲カッコいいんですよね~♪
ここからMC。NOKKOがしゃべるのかと思ったら、マイクがドラムの小田原さんに引き継がれます♪
小田原さん「岡山と言えば、以前は〇〇ホール(聞き取れなかった~)でやっていたのを思い出します」
NOKKO「当時から来てくれている人いる?」(客席パラパラ)
NOKKO「ここのコーナーでは各地を回ったときの思い出を語ってもらっています♪ 小田原さん!」
小田原さん「中国地方と言えば、ポイズンツアーの時に、四国のイベンターが、四国からクルーザーで岡山へ行けということになりまして・・、あ、みなさん座ってもらっていいですよ♪」
NOKKO「話す気満々だ(笑)」(客席みんな座る)
小田原さん「それで、(クルーザーって言ってたのに)漁船みたいなのが停まってて、海が大しけで、漁船を改造した船らしくて・・」
NOKKO「高速艇だっけ?」
小田原さん「操舵室から階段を降りると畳の部屋があったりして、おじいさんとおばあさんが二人で経営している渡し舟みたいな感じで、海が大しけで、ボクは泳げないので怖くなっちゃって、『大丈夫ですか?』と尋ねたら、そのおばあさんが『ウチの旦那は命知らずだから・・』って!」(爆笑)
小田原さん「波がザバァーンって来て、南洋の海みたいな・・」
NOKKO「(波の高さが)建物の2階から3階くらいあったよね」
小田原さん「ここで土橋さんにバトンタッチします」(笑)
土橋さん「命知らずの船長で、(船の中で)NOKKOが宇宙遊泳みたいに宙に浮いちゃって、おばあさんがNOKKOを毛布でくるんで押さえてて・・」(爆笑)
土橋さん「結局、船が本州に着かなくて、瀬戸大橋がある大島だったかな、そこに到着して、これがその時の写真」
(ステージ奥の巨大スクリーンに、20人くらいの昔の集合写真が映し出される)
土橋さん「この最前列に写ってるのが、その船を経営してるおじいさんとおばあさん」(爆笑)
土橋さん「まだ瀬戸大橋が全部は完成してない頃で、その島のお店で売られているパンがあって、『パンください』と言ったら、『そのパンは島のなんとかさんの予約だから』とか言われて・・」(爆笑)
土橋さん「中国地方に行くと、メンバーいつもこの時の話が出ますよね。島でバスが来るまで4時間くらい待ち時間があって、みんなで缶蹴りしてたとか・・。それでそのあと(本州に渡って)ライブ!!」(爆笑)
(筆者注:この楽しいお話を全部必死でメモったの、大変でしたよ~♪ 自分で自分をほめたい(笑))
場内、この爆笑話の余韻がまだ残る中、NOKKO「次はCotton Time!!」(笑)
12. Cotton Time
ミディアムテンポのリズムに身を委ねながら聴くのが実に心地よいです♪ 「REBECCA Ⅳ」はほんと、アップテンポの曲、ミディアムテンポの曲、スローバラードがバランスよく収録されていて、またこれらが全部名曲なんですよね~♪
あと、この「Cotton Time」もそうですが、土橋さんの作る曲はどれも間奏のギターソロやキーボードソロがまた秀逸で心に沁みます♪ 今回の「Cotton Time」はCD音源と比べてさらに間奏のアレンジが加えられてましたね♪
13. LONELY BUTTERFLY
14. ONE MORE KISS
15. MONOTONE BOY
16. フレンズ(「REBECCA Ⅳ」)
いよいよ、ライブも終盤。怒涛のシングル曲4連発。途中の是永さんのギターソロコーナーもカッコ良かったですよ~♪ やっぱり「フレンズ」のイントロが来た時には大歓声!
そういえば、最近の若いもんはレベッカのことを「『フレンズ』の一発屋」とカン違いしている人がいるそうで、実にけしからんです(笑)。同様に、渡辺美里さんのことを「『My Revolution』の一発屋」だと思っているらしく、本当にけしからんです(笑)。
17. プライベイト・ヒロイン(「REBECCA Ⅳ」)
私が「London Boy」と並んで大好きな曲♪ 世に知られたシングル曲はたくさんあれど、やっぱり本編ラストは「REBECCA Ⅳ」から♪
「♪彼女の髪はブルーネット Foon確かにきれいだけ~どー そ~れ~が~どーしたってゆーのよ~」
この曲を語るとき、やっぱり思い出すのは1986年の早稲田祭。私はずっと後年に映像で見ただけなのですが、アーティストのキャリアの中で、ひときわ輝いた「伝説のライブ」「ベストパフォーマンス」というものがあります♪ レベッカにおいてはまさにこれで、私は特にこの時の「プライベイト・ヒロイン」が秀逸かと♪ 大きな会館も立派な舞台セットもいらない、仮設テントの立つ仮設ステージで、ただそこでレベッカが演奏し、NOKKOが歌うだけで、あんなに場内を熱狂させることができるんですよね♪ 雨の降る中のあの早稲田祭。そんなことを思い出しながら本編ラストの「プライベイト・ヒロイン」を堪能しました♪
(公式さんより画像拝借。人見の時の画像)
(アンコール)
アンコールに応えて再びステージに姿を現したメンバーのみなさんに惜しみない拍手が送られる中、私が2階席から「NOKKO~!!」と絶叫すると、NOKKOさん、こちらを向いて手を振ってくれました~♪ なんか私の叫び声が呼び水になった感じで場内みなさん「NOKKO~!!」と叫び始めます♪
アンコールはメンバーのみなさん、ツアーTシャツに赤いツアータオルをかけて登場。
18. OLIVE
曲の途中で、NOKKOが肩にかけていたツアータオルを後ろにポーンと投げるのがなんかカッコ良かったです♪
続けて
19. Daisy Chain(新曲)
新曲なのでまだ耳になじんでいないけど、何回か聴いてちょうどなじみかけてきたところだったので、生歌で聴いて、なんか良い感じに思えました♪
19曲、NOKKO歌い切りました♪ 最後はメンバー全員ステージに横一列並んで一礼。客席から万雷の拍手が鳴り続けます♪
この時に公式さんが写真を撮ってアップしてくださるのが恒例となっていますので、私もせっかくのレベッカライブに参加した痕跡を残すべく、2階席からカメラ目線でポーズ♪ 無事に写真に収まることができたのでした(笑)
(公式さんより)
客席の、私より年配の方々の笑顔がこの日のライブを物語っていると思います♪ みんなあの日のBoys&Girlsに戻った夢の時間でした♪
岡山に来てくれてありがとう、レベッカ!!
◆2024年7月27日(土)
「REBECCA NOSTALGIC NEW WORLD TOUR 2024」
岡山県倉敷市 倉敷市民会館
01. Hot Spice(「REBECCA Ⅳ」)
02. 76th Star(「REBECCA Ⅳ」)
03. MOON
МC
04. London Boy(「REBECCA Ⅳ」)
05. 真夏の雨
06. アシデケトバセ(新曲)
07. CHEAP HIPPIES
08. RASBERRY DREAM
09. Maybe Tomorrow(「REBECCA Ⅳ」)
10. WILD EYES
11. LOVE PASSION
МC
12. Cotton Time(「REBECCA Ⅳ」)
13. LONELY BUTTERFLY
14. ONE MORE KISS
15. MONOTONE BOY
16. フレンズ(「REBECCA Ⅳ」)
17. プライベイト・ヒロイン(「REBECCA Ⅳ」)
(アンコール)
18. OLIVE
19. Daisy Chain(新曲)
(公演時間:倉敷公演2時間4分)