
←本日の主役、スプーン製スポーツECU
DC5を購入した頃は、ECUチューンなぞ自分には関係ないものと思っていましたが、愛車チューンも次第にエスカレートして、とうとうECUに手を出してしまいました。
候補は、スプーン、無限、ジェイズ、トレーシー、K-MAX。どれがいいのかサッパリわかりませんでしたので、最も安く、ブランド的にも信頼できそうなスプーンを選びました。
価格はノーマル下取りで8万4千円。
現車合わせは、やらないよりはやった方がいいけれども、NAだし、対費用効果はあまり高くないと判断。ポン付けで行くことに。ちなみに、レブリミットは純正8600→9000へ。VTECポイントは純正6000→5400となっています。
装着後、街乗りは全域トルクフルで走りやすくなりました。これはサーキット走行が楽しみ。あんぐさんやtakeさんの車載を見ていると、加速時のタコメータの針の上がり方がすごい!! あの調子で吹け上がったら、今までよりシフトアップポイントが前倒しになるのかなーと想像していました。
そして、10/20,21の開幕2連戦岡国。自身の走行が半年ぶりだったため、純正ECUの頃と明確な体感比較はできませんでしたが、それでもトルクフルになったような気はしました。ちなみに、今回はエンジンパワーアップパーツとしては無限エアクリも同時に装着しているので、どこまでがECU効果で、どこまでが無限エアクリ効果なのかは不明ですが、まあNAだし、エアクリ効果はオマケ程度と考えていただいて、基本的にはECU効果が大きいと思っております。
で、走行前に想像していたシフトアップポイントは純正時代と変わらないか、むしろ遅いくらいでした。「純正時代」っていうのは真冬の頃を指していますので、今回はまだ気温の高い10月だったからでしょうか。そういえば、今までで最もシフトアップポイントが早かったのは、Sタイヤでの走行ではなくラジアルで岡国53.3秒を出した厳寒期のアタックでした。
ということは、ECUの違いやSタイヤでコーナー脱出速度が上がることよりも、気温の方がエンジンの吹け上がりに与える影響が大きいということでしょうか? なお、今回はエンジン保護のためレブリミットの9000まで引っ張らずに、純正時代と同じ8400シフトをしていましたので、その点は条件は同じです(と言っても、シフトダウン時に9000まで回してしまっているので、あまりエンジン保護にはなっていなかったのですが・・(苦笑))。
あと、車載映像でタコメータの針の上がり方を見れば、その辺の判断材料になったはずですが、今回装着の後付けタコメータは予想どおり車載映像ではよく見えず、今まで見えていた純正タコメータは、ローポジシート導入でステアリングの位置を下げたため、ステアリングの陰となってこれまたよく見えませんでした。
タコメータインジゲータは5400でグリーン、8400でレッドが点灯するように設定していました。これは車載映像がハッキリ捉えてくれるものと思っていたら、逆光の時はハッキリわかるのですが、順光の時がやや見えづらい感じに・・。でも、VTECポイントが600回転下がった分だけハイカム領域を捉えやすくなったのは間違いありません。ハイカムに切り替わった時の段違い感(!?)は純正とあまり変わらないかな。あと、走っている時は気がつかなかったのですが、車載を見ると、エンジン音が以前よりレーシー(甲高い?)になった気がしました。
で、結局どうなのか?というと、私は
付けて大正解だったと思っています。今回は試走中の試走。半年ぶりのサーキットで、ドライバーはまだまだ手探り状態。安全マージンを十分とった安全走行。ミッションは入りづらいわ、気温は真冬に比べればまだまだ高いわ、燃料はフルタンク、タイヤは2年越しのすり減りタイヤ。クリアラップもそんなに多くありませんでした。それなのに自己ベストと同等のタイムが出てしまったのは、ひとえに
スプーンECU効果と言うしかないでしょう。
今後は、もう少し気温が下がった状態でどんな吹け上がりを見せてくれるか。それと、ドライバーの調子がもう少し出てきたところでシフトアップポイントがどれほど変わるか、といったあたりが注目点です。具体的には、自分のベストな走りの時に岡国最終コーナー手前や鈴鹿S字入口で3速がバババッとレブっていたのがどうなるのか。今まで鈴鹿デグナー手前は4速だったのが、5速に入るのか・・などなど。
今後ECUチューンをご検討の方へのアドバイスとしましては、街乗りレベルでも体感できるほどの違いはある、というのがひとつ。タイム的にはtakeさんによると岡国1秒程度とのことなので、私の目安である「10万円=1秒アップ」からすると、8万4千円なら対費用効果あり。ただし、模擬レースなどで他人と戦うのに必要な方は別として、自分で走りを楽しむだけなら、あまり早く導入してもありがたみが薄れるので、楽しく走れる足回りや、オイルパンなどの壊れないための対策を優先し、ECUはタイム的に頭打ちになってから導入しても遅くはない気はします。
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パーツチューン | クルマ
Posted at
2007/11/01 20:09:07