2008年08月20日
ここんとこ五輪ネタが続いたので、久々にサーキットネタです。takeさんの「車人生」に触発されて、自分の過去のサーキット走行を振り返ってみます。自分自身、初心に帰ってみようという思いもありますし、今一歩サーキットデビューに踏み込めない方の参考にでもなれば幸いです。
現在のところ、私はサーキット走行を51回経験しているのですが、第1回から順に振り返ってみます。さて、どこまで続くやら・・。
第1回「サーキットデビュー」(2002年5月)
私が自分のクルマによるサーキット走行を意識し始めたのは、多分2001年夏だと思う。鈴鹿を訪れたとき、みなが自分のクルマでフルコースを走っている姿をスタンドから見たのだ。かつては鈴鹿でナンバーつき車両の走行は不可だったはずだ。調べてみて、これがチャレンジクラブというものだとわかった。
さらに調べてみると、TIサーキット英田(現在の岡山国際サーキット)でも自分のクルマでコースを走れるようだ。しかし、何から準備してよいのかさっぱりわからない。「サーキット走行」「初めて」というキーワードでネット検索していたことを思い出す(笑)。
確かこのころ、TIのウィークディパワーズ(TIサーキット主催の月イチの平日走行会。以下「TIWP」)はビギナークラスとベーシッククラスに分かれていた。参加するなら当然ビギナークラスだが、それでも自分にはかなり敷居が高かった。自分のようなドシロウトが自分の街乗り車でサーキットなんぞを走ってよいものなのだろうか。
なかなか一線を越えられないでいた2002年春。TIWPに「超ビギナークラス」が新設された。ビギナークラスのさらに下。サーキットデビューを支援する企画である。まさに自分のための企画。これでとうとう申し込む決心がついた。2002年5月のTIWP超ビギナークラスに初エントリー。
このころ私が乗っていたクルマはインテグラはインテグラでもDC1。タイプRでもなく、VTECでもなく、DOHCでもない、SOHCの1600ccの中古車だった(カタログ値120馬力だったかな)。足回りには前オーナーがカヤバのクライムギアというダンパーをいれており、車高は程良く下がっていた。そして、純正14インチのところ、やはり前オーナーが17インチホイールをいれており、見栄えは良かったが、3インチアップはパワーをスポイルしていたかもしれない。
いろいろ調べた結果、ブレーキが重要ということで、スポーツパッドに交換してサーキットデビュー当日を迎えた。TIのゲートをくぐってみると、速そうなクルマが続々と集結している。それらに比べると、自分のクルマは完全にファミリーカーだ。こんなクルマで走ってはいけないのではないかと後悔した。
ピットに割り込んでいく勇気もなく、露天駐車。隣に駐車していたインプレッサの人が話しかけてきてくれていろいろ会話するが、今日がサーキットデビューだと告げると「デビューでいきなりTIって大胆ですねー」と言われた。普通、備北とか中山とかを走ってからTIを走るパターンが多いとのこと。うーん、来ちゃったものはしょーがない。今さら帰るわけにもいかず、ドラミへ。
この頃のTIWP担当者は、会社の方針なのか、担当者の性格なのか(たぶん担当者の性格だと思うが)、かなり念入りに注意事項を力説していた。超ビギナー枠はサーキットデビューか2回目くらいの人を対象にしていることを繰り返し、それ以上の走行経験がある人には、超ビギの趣旨を理解した上での参加かどうかいちいち尋ねていた。
無理な追い越しやブロックは絶対に避けること。「上手に抜かれる」ことも学んで欲しい、タイムアタックはもっと上のクラスにステップアップしてからやってほしい、速過ぎて危険と判断したクルマには黒旗を提示してピットインさせる、とまで言っていた。不安いっぱいの自分としては、これくらい入念に注意事項を力説してくれてありがたいと感じた。幸い、モータースポーツはよく観戦していたので、旗の意味はすべてわかっている。さー、いよいよコースインだ。 つづく(笑)
Posted at 2008/08/20 20:17:42 | |
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