
←今回の目玉パーツ、スプーン製スポーツECU(タダの箱にしか見えませんが・・)
サーキットを走り始めたころは、何のチューンもしなくても、「慣れ」によって走るたびに面白いようにタイムアップします。特に、岡国2分21秒、鈴鹿はこのDC5タイプRをもってして
3分11秒という、人に言うのも恥ずかしい輝かしいデビュータイムを誇る私としては、なおさら
伸びしろはたっぷりありました(苦笑)。
しかし、やがてタイムも落ち着き始め、クルマをチューンしないことにはそうそうタイムも伸びなくなってくる時期が、誰しもやってきます。
まだ、ラジアルでしか走ったことのなかった第4シーズン。岡国1分53秒、鈴鹿2分40秒まで到達しましたが、岡国でラジアル50秒切りはまず無理。10秒ごとにやってくる大台を切る機会は、鈴鹿で40秒切りをすることしかあり得ず、それが
人生最後の大台切りだ!!くらいに思っていました。
そんな時、インテワンメイク鈴鹿シリーズで優勝したこともある方から、私の大好きなCE28N(ブロンズ)を安く譲っていただける機会に偶然恵まれ、とうとう
禁断のSタイヤに手を出してしまったのです。ジャジャーン!!
Sタイヤだと、目安としてコース距離1kmあたり約1秒タイムアップするそうです。Sタイヤの性能をまだ十分に引き出せない私でもその恩恵は大きく、第5シーズンには岡国(約3.7km)で2秒アップの51秒フラット。鈴鹿(約5.8km)では5秒アップの35.1秒まで前進しました。
ストップ&ゴータイプの岡国と比べて、高速テクニカルな鈴鹿の方がSタイヤの恩恵が大きいことは想像に難くないと思います。
こうなってみると、もう二度と体験することのなかったはずの大台切りが、岡国であと1秒に迫っていました。岡国で50秒切り予備軍のDC5やEK9は私の周囲にもたくさんいます。NAのFFマシンにとって、岡国50秒切りはひとつの
大きな壁であり、
大きな挑戦でもあるわけです。ジャジャーン!!
今まで、そのシーズンの目標タイムは、クルマのチューンがこの程度だからこの程度のタイムが出るだろう、という予測に過ぎませんでした。しかし、今シーズンは初めて、目標タイム
「岡国50秒切り」が先にありきで、それを達成するためにどんなチューンをしたらよいだろうか、というところから今シーズンの準備が始まりました。
エアコン・ステレオ・助手席・リアシートなど街乗り装備を残したまま、秒単位でタイムアップできる
最後の切り札。それは
スポーツECU。今までの「壊れないクルマづくり」からすると、タイムをほんの少しアップさせるためだけにエンジンの寿命を短くしかねないECUをいれることにはやや抵抗があったのですが、今シーズンはその辺りを大きく方針転換しました。
takeさんによると、ECU効果の目安は岡国でまさに1秒!!とのこと。それに
プラスアルファがあれば夢の50秒切りが達成できます。
プラスアルファの材料はいろいろあります。エンジントルクダンパー、フロントストラットタワーバー、ロールセンターアジャスター、無限エアクリボックス、リム幅8.5Jのホイール、フルバケで軽量化、ダンパーO/H。これだけのチューンが今回いっぺんにデビューします。あと、タイムに直接関係ないものとして、油温計、油圧計、タコメータ、5点式シートベルト。ステアリングスライダーも交換。キャリパーもO/H・・・。
いやはや、お金かけ過ぎました。これだけやればプラスアルファにはなるでしょう。本当はチューンはひとつずつやっていかないと、効果が実証できないのはわかっていますが、SHOPが遠いし、期間限定で冬場しか走らないので、ついついあれもこれも・・、と。
で、鈴鹿2分32秒台ってのは、これは単なる予測タイムですね。ECUで岡国1秒なら、鈴鹿では2秒アップしてもいいかな、と。それにプラスアルファがあれば32秒台に入れるチャンスはあるのかな、と。
これだけやって、岡国50秒切れなかったらガッカリでしょーねー。一点だけ気がかりは、常に私の前を行く先駆者、師と仰ぐtakeさんのお言葉
「ここに来てのコンマ1秒(を詰めるの)は、なかなか容易ではないよ」
実感のこもった重ーいお言葉でした。
と、こんなことを考えていたら、突然電話が鳴りました。電話に出てみると、来月の鈴鹿レブのために予約した鈴鹿のホテルから。
「お客様、11/11に御予約いただいておりますが、そのことで・・・」
イヤ~な予感。ダブルブッキングか何かになってて予約がちゃんと取れてなかったのか。
「当日は
展望大浴場が使用できないのをまだお伝えしてなかったので連絡いたしました」
「(へ?な~んだ)
あ、全然オッケーです!!」(笑)
次回ブログ更新は、もしかしたら開幕戦を終えたあとかも・・。
Posted at 2007/10/18 21:47:17 | |
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