• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2011年03月27日

カンバン方式に未来はあるのか

どもです。思ったよりもこのカンバン方式に対しての御意見などが多々あり少々びっくりしております。何しろ結構説明しにくい上に、わかりにくいところが多々あるのですが、御拝読、本当にありがとうございます。カンバン方式の最終章を書いてみたいと思いますので、相変わらずわかりにくいところも多々あるかと思いますがお付き合いいただけると幸いです。

コスト削減のなれの果て - カンバン方式の破たん

カンバン方式の弱点をもう少し掘り下げてみた

今回はもう少し広い範囲で書いてみたいと思います。若干カンバン方式からそれるかも知れませんがご容赦願いたいと思います。

先のブログにも書きましたがこのカンバン方式の弊害の一つとして

コスト削減至上主義に走りやすい

と言う事を書きました。具体例を出してみたいと思います

1)自動車部品メーカーの場合

まず、モノを作るときは大まかに2つのタイプを用意します

1)メーカー向け
2)アフターマーケット向け

そしてそのメーカー向けの内訳を述べると

1)OES/OEM
2)Genuine(純正)

この二つが作られます。先ずOEMというと大抵の方はこういうものを思いつくのではないのでしょうか

OEM事例

1)三菱 i-MiEVとPeugeot ION/Citroen C-Zero
2)スズキ ワゴンRとマツダAZ-ワゴン

概念的には同じでメーカー向けの新車に載せるための部品の事を指します
純正というのはよくディーラーとかで売られている補修用のパーツの事を指します
アフターマーケットはその名の通り量販店なので販売されている補修パーツの事を指します。

物自体に関して言えば

同じ材料で作られているし、工程も全く同じである

ではここで一つの疑問が生まれてくると思いますが、なんで同じものがディーラーにおいてあるものが高いのかとなると

生産工程において品質管理部がほぼ全品検査を行っている

ここが大きな違いになってきます。ではなぜ、そんな全品検査を行うかというと

メーカーで不具合が発生した際に法外なペナルティーをかけられる

ここに尽きるんです。部品メーカーでやっているものに対しては外注に出しているものは少ないところもあるので万が一ペナルティーをかけられたらとんでもないことになるので全品検査を行い、ペナルティーを発生させないよう心掛けております。
また、部品メーカーにとってOEM/OESって一番嫌なものなんです。

純正と同じくらいの品管工程を費やさなければいけない挙句、メーカー側ものすごい安い価格で要求してくるので部品メーカー側は場合によっては赤字覚悟でやらないと商売にならない。しかもカンバン方式の場合はタイミングも守らなければいけないのですべてがものすごいシビアな環境で行うので、ミスが許されない非常に緊迫した環境で作業することになります。故に体調不良者などが大量に出ます。

しかしこのOEM/OESをやらないと所謂Genuine(純正)が作れません。なぜかというと納入契約の際、OEMを作っても良いけどGenuineの価格はこちらで決めさせてくださいあるいはこちらの意向を最大限考慮してくださいとなるのでOEM生産で赤字を出したとして純正部品で何とかカバーできるレベルになります。それだけだと営利企業としては成り立たないのでアフターマーケット向けを作って売らないと商売的には成り立たないのが現状です。

つまりカンバン方式の弊害の一つとして、メーカーの責任は全て下請けに押し付けていく傾向が強くなります。それが故に部品メーカーも同じことを下請け(メーカーから見ると孫請け等)に強要します。これでお分かりになったと思いますが、悪の連鎖というのが始まり、最終的には問題が起きたら責任のたらいまわしが起きやすい傾向になります。

2)J-SOXと4半期決算

最近、何かと企業の間で話題になっているのがJ-SOX(日本版サーバンオクスレイ)と四半期決算ですが、何気にこれ、直接カンバン方式にはつながりませんがかなりの悪影響を日本企業に与えております。

まずJ-SOXは説明すると非常に長くなるので覚えておいて欲しい概念というのは

不正(会計や情報システム)を未然に防ぐためのシステム

これだけ、覚えておいてください。
元々このJ-SOXが生まれた歴史というのが一部の方はご存じかと思いますが

エンロンの損失隠し

が事の発端で作られたシステムなのですが、これを導入するとどういうことが起きるかというとものすごく端折って言うと

あらゆるものに対して稟議書や申請書を書き、認証プロセスを受けないと物事が決まらない

簡単な例としては社内LANで使うパソコンのユーザーアカウントの設定

導入前ならば人事や部長クラスからこういう方が来るからアカウント作ってと言えばそれで終わりでした。
ところがJ-SOXが適用されると

1)どのクラスであれ申請書を書く
2)申請書を担当部署で受け取り担当者が認証する
3)担当者レベルで確認できていることを再確認するため担当部署の課長や部長が署名する
4)不正を防ぐためアカウント作成は別の人間が行うが実際には人数が足りないためユーザーアカウントは受け付けた担当が作ることができる(本来なら好ましくない)
5)メールボックスは別の担当者が作る
6)すべての申請書は保存される
7)初めてパソコンにアカウント設定がされる

とにかく非常に長いプロセスがかかります。
元々、日本企業の場合、会議とかが多いので、何かを決断するのにものすごい時間がかかります。このJ-SOXが適用されるともともと長くかかるところがさらに長い時間がかかるので場合によってはビジネスチャンスをなくす可能性すらあります。

カンバン方式はスピードが優先されなければいけないはずのものが、こういう制度によって鬩ぎ合いに陥ることなります。

それから四半期決算ですが、これの概念というのは

会社の透明性を高める

この概念だけを覚えておいていただければ結構です。
要はJ-SOXの延長線で、不正を起こさないためにも会社の透明性を高めなくてはなりません。そのためには今までは一年に一回出していたものが、年4回も提出しなければなりません。そうなると収益書や決算報告書が頻繁に出る以上、簡単に結果が出ない研究部門などは当然赤字となります。赤字を嫌がるのはトップマネージメントもそうですし、株主も然りです。なにしろ

赤字=経営が良くない

という認識を与えかねませんから。
そのために今までは社内での研究ができていたのが思うようにできにくくなり、分社化や子会社を作ったりして連結決算という形で見えにくくさせます。またもう一つの手段としては今まで社内でやっていた研究を下請けに丸投げしたりします。
当然、それができる規模のところならいいのですが、できないところもあるので今度は分散して孫請けに丸投げしたりします。つまりは責任の放棄が進んでいるのが現状かと思います。

よく自動車メーカーの事を自動車を製造(Made)しているのではない、自動車を組み立てている(Assemble)だけだなんて言われますが、この認識はあながち外れていないと思います。

カンバン方式、J-SOX、四半期決算、これだけでも今の製造業というのはかなり難しい綱渡りをしているのがご理解できたかと思います。では海外の場合はどうなんでしょうか

事例1 ルノー・日産アライアンス

ルノーで作っている車の一つでKoleosやLatitudeというのがありますが、これ実際には

ルノー、日産、三星自動車が共同で作っています

Koleosの場合だとプラットフォームとディーゼルエンジンがルノー、駆動系とガソリンエンジンが日産、組みたては三星という感じです

Latitudeも似たようなもんでやはりこの3社で作られているのですが、問題は三星やルノーでストライキなどが発生したらそこで製造が止まりますし、今回のような日本で災害が起きると当然製造に支障をきたします。

事例2 PSA(プジョー・シトロエン)とBMW

PSAとシトロエンの場合、エンジンで共同開発を行っております。なぜ共同開発をするかというとコスト削減の為です。双方で出し合わせばいくらか抑えられます。当然コストが重視されるので、ぱっと見はかなりいいエンジンに見えますが、Mini CooperやPeugeot、Citroenで採用されているTHPエンジンには致命的な欠陥があり6万キロでタイミングチェーンが切れたりします。

事例3 フォルクスワーゲングループ

フォルクスワーゲングループは傘下にVW、AUDI、SEAT、Skoda、Lamborghini、Bentley、Bugattiと知られているブランドからあまり日本ではなじみのないブランドまでそろっています。VWグループも当然ながらコスト削減を行っておりますがそのやり方というのが

徹底的な部品共有

でしてAUDI、VWの部品がふんだんにSEATやSkodaに採用されていますし、場合によってはLamborghiniにもAUDIの部品が利用されていたりします。
顕著なのはAUDI A4、VW Passat、Skoda Superbなんですが、よく見ると同じ部品があちこちで使われていたりします。で、値段差もかなりあります。そうなると無理にAUDIなんか買わなくてもいいのではという意識が芽生えてしまいます。その結果、最近ではAUDIというブランドは好きだけど、買うならSkodaで十分という方が増えています。これはLexusとトヨタにも同じことが言えますけどね

ちなみに海外の事例3つ並べましたが傍から見たら、なにもカンバン方式とは関係ないじゃないかと思えますが、よく見てください。たった一つ共通点があるのです

コスト削減

世界中のメーカーがトヨタの成功にあやかりたいと言う事でBMW、メルセデス、VW、ルノー、PSA、GM、どこもこのトヨタ生産方式を学んだのです。確かに今までと比べて不良率は下がりましたが、コスト削減は否めませんし、ましてや一度リコールが起きると多車種に及ぶ傾向が出ています。

先ほども書きましたがTHPエンジンに不具合が出たらプジョーなら207、308、シトロエンならC3、DS3、C4にまで及びますしBMWグループならMini Cooper Sが対象となります。エンジン共有やプラットフォーム共有というのは効果的にコスト削減ができますがその反面不具合が発生すると多車種に及びます。先のトヨタのリコール問題は記憶に新しいところだと思います。

ではモノづくりに支障を起こさないためにも海外生産や海外に技術を持っていったらどうかというご意見もありましたが

海外で日本と同等の質が得られる国は非常に限られる

と言う事なんですよ。また下手に海外に日本の技術を持っていくと産業スパイによってごっそり持って行かれるのが目に見えてますからね。

例えば日産のマーチ、あれ80%近くが現地調達部品となっておりますが、実際に見に行ったり、試乗してみた方、欲しいと思った方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
正直な話、このフランスではまだ一台も見たことがありません。同じ現地調達が高い車でよく見かけると言ったらトヨタのヤリス、スズキのスイフトはかなり見かけます。

日本車が売れていた理由はグローバル化などではなく

比較的入手しやすい価格でありながら高品質で装備も充実している

ここに尽きるんですよ。
よく考えてみてください、このカンバン方式が浸透した結果、町工場の数も減ったと思います。また、生産拠点を一か所に集中しすぎている傾向も感じます。

今回の震災で得られた教訓としては

1)現行のカンバン方式では災害等が起きた場合、メーカーにとって致命傷になる
2)町工場が減ったことによって一部の下請け、孫請けだけに集中することにより、そこに何らかの形がダメージを受けるとすべての生産に支障を与える
3)海外に生産拠点を持って行ったとしても日本と同じ品質が得られる国は限定される

この震災の復興のカギは、個人的には町工場や中小零細企業の復権に他ならないと思います。

大企業が所謂J-SOX等によって大企業病に侵されている以上、柔軟な研究開発ができるのは他でもない、中小零細企業しかないと思います。

また、大企業もコスト削減至上主義から脱却しないと日本企業の復権など無理でしょう。

例えば経団連なんかは支那に未来があると言って進出したけど、結局は日本の中小零細企業に頼り、支那は単なる組立工場ではないのか?もし日本と同じだと品質だと言い切れるのならばなぜ逆輸入しないのか。結局、支那製は支那製のレベルだと言う事ではないのでしょうか。特に自動車に関して言えば。
日産のマーチも売り出した当時は売れた売れたなんて騒いでいたけど、今、ほとんど聞きません。むしろ軽の方が売れているのではないのでしょうか。
しかも今回の地震で世界中が日本の部品に頼っていることが証明されている以上、コスト競争を支那や東南アジア各国としても勝ち目などありません。
まして支那の場合、人件費は上がっているが品質は大して上がっていない以上、日本メーカーはコスト削減至上主義から脱却すべきだと思います。

こういう例を挙げるのもなんですが、100円ショップのものですべて代用できるでしょうか?たとえ代用できたとしても、今までのが数年以上持っていたとしたら、100円ショップ製のだと数日から1年持てば良いレベルではないのでしょうか。
安くすればするほど定期的に買い替えなければいけない以上、結局高くていい物を長く使うよりも高くつくのではないのでしょうか?

個人的な意見を言わせてもらうとカンバン方式自体を大きく見直し、中小零細企業に活力をもたせ、安易なコスト削減戦略ではなくかつて言われた

Made in Japan=品質No1

の復権が今回の東日本震災の復興とつながっているのではないか、自分はそう思います。日本国は昔から地震大国でありながらも、乗り切ってきってこれたのは日本全国に職人がいたからこそ乗り越えてこられてきたと思います。職人の復活こそが日本のモノづくりの再復権、ひいてはこの震災に復興につながると確信しております。

いつも以上にまして大変読みにくい文章だったと思いますが、御拝読ありがとうございました。
ブログ一覧 | 自動車関係 | 日記
Posted at 2011/03/27 19:40:34

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

愛車と出会って8年!
PON-NEKOさん

桜珈琲モーニング
avot-kunさん

🛵.朝活で相模川河川敷
すっぱい塩さん

五稜郭公園からオニウシ公園の桜を巡 ...
kitamitiさん

アルファロメオ 155 V6 TI
kazoo zzさん

祝・みんカラ歴4年🙏㊗️🙇
MiMiChanさん

この記事へのコメント

2011年3月27日 20:12
復興には多大な雇用が必要だと思います。
純然たる日本企業なら、
1年─ は無理としても
数年のうちに海外(中韓だけでも)の生産拠点は引き揚げ、
日本国内にて生産するべし。との英断を
立法、実行するくらいの政府にならないと…
希望が見えない気がしています…。
コメントへの返答
2011年3月27日 20:23
仰る通り、復興の為には金、人が必要となります。

今回の災害は、別の観点で見ればMade in Japanの復権にもつなげることもできます。

そのためには

日本国内生産
バラマキではない子作り、子育て支援と体制

この二つの両立が重要だと思います。これを行うには仰る通り日本国政府、地方自治体、そして日本企業による三位一体で行わないとできないと思います。

その希望作りのために今回このような記事を書いてみました。

いたたらない部分はコメント、必要であれば改訂で補足つもりです。すべては被災地の復興、日本の復権を思い書いてみました。
2011年3月27日 21:31
さすが、何でも知ってますね。
J-SOX、四半期決算に加え室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度も企業を衰退させています。これらの制度の為に人の配置が必要です。または兼務しますがどれだけ業務が増えたことか。
アメリカのためか投資家のためか知りませんが、企業が本業以外のところで時間を取られていることには変わりありません。更にホリエモンが会社は株主のものであると言いまくったたおかげで、株主総会での株主対策が昔の総会屋から一般クレーマー?株主対策になってます。
コストに関しては、悪循環しています。業者に対してコストが下がらないのはやり方が悪いからだくらい言ってます。
また、企業はメーカーだけでなく小売もあります。
家電、スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなど、同じものを売ってますので差別化が難しい。その中でどう生き残るか。コスト削減もおおきな課題の一つです。

ここでは書ききれないのでやめておきますが、<中小零細企業に活力をもたせ、安易なコスト削減戦略ではなく>
その通りです。


コメントへの返答
2011年3月28日 1:57
なんでも知ってるわけではないですが、自分の経験や体験ベースに物語っております。

> J-SOX、四半期決算に加え室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度も企業を衰退させています。これらの制度の為に人の配置が必要です。または兼務しますがどれだけ業務が増えたことか。

温室効果ガス特にCO2は胡散臭いですし、排出量取引はあまりにも利権臭いのであえて取り上げませんでした。

J-SOXと四半期決算は日本企業をさらにだめにしています。

> 更にホリエモンが会社は株主のものである

言ってましたねぇ。最近は逆に非上場とか、上場廃止にしているところも出ていますしね。欧米では株を社員に持たせて(所謂株主社員)株の価値と愛社心を持たせるような動きもありますからね。株価を上げる為だけの決算書は最終的にはどんな手段を使っても粉飾決算になりますからね。

> また、企業はメーカーだけでなく小売もあります。

B2BがメインなのでB2Bばかりの話題になってしまいましたがB2Cもありますからね。

これは実はひとつ前のブログのヴィジョンさんの回答にあるんですが、そのことについて今度書いてみようかと思っています。

略すと

日本車=メーカーが客のニーズに合わせる
欧米車=数あるメーカーから客のニーズに合ったものを選ぶ

これに尽きていたのがグローバル化で崩壊しつつありますから。
2011年3月27日 21:39
カンバン方式。 正直自分もどういうものかトヨタの人間でないので分かりません。
今問題の日本郵政にも導入されました。
目に見える無駄は省けますが、郵便事業はコストで割り切れる事業ではないと思っております。
配達する人が地域をよく知っている。 これは世界共通のもので、配達員をアルバイトに替えて利益とサービスが向上するものではなく、安定して手紙や荷物を届けると言う目的もあります。
ですので米国では郵便事業は民営化はしておりません。 
郵便局内の局員の動きを最小限にすることを指導していますが、そういう問題ではないです。
無理やり3社に分割したために、これまでは郵便事業に人が足らない時間帯は、簡保の担当が手伝ったりしてお互いに人の融通してきたのですがこれができなくなりました。 足りない人員はバイトを雇いますからかえって高コスト体質を増長させた。 

話が脱線してしまいました。 でもこれはお世話になった自動車教習所の先生のお父様が勤めているまぎれもない事実です。  トヨタ方式は内部でもかなり反感をかってます。 まるでロボットにでもなったかのようで、人をコストとして扱うことを前提に利益を計算しているあたりが事業として上手くいかなくなってしまったのだと。
コメントへの返答
2011年3月28日 2:04
> 今問題の日本郵政にも導入されました。

有名な話題ですね。
あれやったおかげでおかしくなったというのが。

> 配達員をアルバイトに替えて利益とサービスが向上するものではなく、安定して手紙や荷物を届けると言う目的もあります。

そうなんですが、大抵の方

カンバン方式=コスト削減

と思い込んでますから。

> 足りない人員はバイトを雇いますからかえって高コスト体質を増長させた。 

はき違えるとそんなものです。
結局、見た目ではコストが削減できたように思えても実際には問題ばかりでコストアップになったケース、何回も見てます。

> まるでロボットにでもなったかのようで、人をコストとして扱うことを前提に利益を計算しているあたりが事業として上手くいかなくなってしまったのだと。

いやそれが目的ですから。特に奥田以降は。最近じゃあ下請けの生活費もコストだなんて考えているT社の副社長がいるくらいですから。
うちの会社で月例会議の際、財政発表の際見てて頭痛くなりますよ。コストとして一番かかっているのは人件費だと。それを言った途端、なお効率化をすすめようとする部長がいますから。おかげでけが人や病人が絶えません。
2011年3月28日 13:29
現場を離れて10年ほどになるので、現在の状況は知りませんが・・・・

90年代後半は、1本の生産ラインで1万台/月以上、生産しないと赤字になりました。
で、某社の「双子」は、1台作るごとに\10万の赤字を生み出しておりました・・・・
現在はもうちっとマシになってるのかなと思ったら・・・
みなさんのコメントを拝読してると、部品メーカーを泣かせることで持ちこたえてる、という感じですね。

さて、輸出も含めて、ですが、1万台/月、売れてるクルマって、どれだけあるんでしょうね?

近所にOLD・MINI専門店があります。生活のために国産Kカーも売ってますしオートバイ(べスパがメインですが)も売っています。当然、メーカーの国内営業さんが定期的に来るそうですが・・・
ホンダの営業さんはひこーき(ホンダジェット)の話しかしないそうです。クルマとバイクは「飯のタネ」というか「今更やめるわけには・・・」みたいな感じで全然興味ない、みたいな感じを受ける、と親父さんが言っております。

というわけで、ホンダは航空機メーカーに転身する気マンマンのようですし、トヨタは車種を絞れば生き残れるでしょうけど、他のメーカーは相当危険な状態かもしれません・・・・
コメントへの返答
2011年3月29日 3:10
> 「双子」は、1台作るごとに\10万の赤字を生み出しておりました・・・・

(;´Д`)

凄まじいですな、それ。確かにトラックに専業したのも理解できます。

> 部品メーカーを泣かせることで持ちこたえてる、という感じですね。

かなり泣いてますよ。特にTの場合はあからさまにうちのノウハウを引き出そうとしますし(;´Д`)<それを某子会社に流す意図があからさまですし

> さて、輸出も含めて、ですが、1万台/月、売れてるクルマって、どれだけあるんでしょうね?

少ないと思いますよ。
それ故にVWなんかはあからさまにAUDIやVWの部品をSEAT、SKODA、場合によってはランボルギーニにまで流用していますから。

> クルマとバイクは「飯のタネ」というか「今更やめるわけには・・・」みたいな感じで全然興味ない、みたいな感じを受ける、と親父さんが言っております。

車に興味がないメーカーが良い車など作れないんですけどね。

> 他のメーカーは相当危険な状態かもしれません・・・・

マツダ、三菱は相当厳しいと思いますよ。

プロフィール

「スバル・三菱・スズキのAWD性能を比較してみた http://cvw.jp/b/205797/48144383/
何シテル?   12/15 22:42
どうも、在仏歴2X年を終えて帰国したHeeroと申します。 最近、みんカラの活動はほぼ冬眠状態です(;´Д`)
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

タイヤ館 イエスワン 
カテゴリ:メンテナンス・アフターマーケット関係
2023/03/05 22:12:20
 
アユミデンキ オフィシャルブログ 
カテゴリ:メンテナンス・アフターマーケット関係
2011/01/27 18:14:08
 
アユミデンキ 
カテゴリ:メンテナンス・アフターマーケット関係
2011/01/27 18:09:57
 

愛車一覧

スバル フォレスター スバル フォレスター
もうこんな車出ないだろうという事で無理して購入しました。 2L、ターボ、2万キロ以下なん ...
マツダ キャロル マツダ キャロル
アルトとキャロルで迷ったところ、マツダの方でスイフトの下取りや値引きなどで好条件を出して ...
スバル インプレッサ スバル インプレッサ
久しぶりのインプレッサです。 今回もFF車です。 作りとしては前のスポーツワゴンの方が良 ...
スズキ エブリイ スズキ エブリイ
ランサーの後継車はエブリイバンになりました。 ターボ車なので加速もいいですし、乗り心地も ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation