マツダ、2010年代に新型ロータリーを投入
マツダは、ブランド価値を向上していく技術開発の長期ビジョンとして“サスティナブル・Zoom-Zoom宣言”を策定した。
この長期ビジョンによると、パワートレイン分野では、2009年に自社開発のアイドリングストップシステムを国内に導入、フレックスフューエル対応エンジンを北欧に投入、さらに2010年代初頭にはガソリンエンジンのラインナップをほぼ全てにわたって一新するという。また、内燃機関にこだわった水素燃料技術を開発し、現実的な技術を順次導入していくほか、2010年代初頭には新型ロータリーエンジンを市場投入することも表明した。
デザイン分野では、新しいデザインキューを提案し、ひと目でマツダとわかる魅力的な方向性を提示。プラットフォームは2010年代から段階的に新型へ切り替えて行く予定で、それに先駆けた今年発売予定の新型デミオでは、現行モデル比でおよそ100kgもの軽量化が図られているという。また、広島地域ではITS 技術の実証実験を行うなど、新しい安全支援技術にも取り組んで行く。
材料・生産技術分野では、植物由来のバイオプラスチックの開発し、これを来年リース開始予定のプレマシー・ハイドロジェン・ロータリーに採用。また、2008年以降にスリーウエットオン塗装を更に進化させ、独自の水性化技術により最もクリーンな塗装工場とする。
<コメント>
うれしいですねぇ^^
ロータリースピリッツを絶やさず、これからも進化していくロータリーエンジンにはこれからも目が離せないです。
(ちなみに漏れの座右の銘は
飽くなき挑戦なんで)
マツダ、サスティナブル Zoom-Zoom 宣言…環境安全の長期ビジョン
マツダは、ブランド価値を向上していく技術開発の長期ビジョンとして「サスティナブル Zoom-Zoom 宣言」を策定したと発表した。
マツダはこの宣言を通じてCO2削減など自動車産業が抱えるさまざまな課題に対応し、地球環境と交通環境のサスティナブルな未来に向けた技術開発に取り組んでいく方針だ。
技術開発の長期ビジョンの策定でマツダの研究開発担当の金井誠太取締役専務執行役員は「マツダはいつまでもワクワクするクルマ、見て乗りたくなる、乗って楽しくなる、そしてまた乗りたくなるクルマを提供し、クルマも、人も、地球も、みんながワクワクし続けられるサスティナブルな未来の実現に向けて取り組んでいく」と宣言した。
同社はサスティナブル Zoom-Zoom 宣言にもとづいて「走る歓びと環境安全性能が調和した、進化する“Zoom-Zoom”の世界を追求」していく。
この長期ビジョンを支える技術開発計画として、「顧客の心を魅了するデザイン」、「運転する楽しさの継続的な強化」とともに、「環境安全性能の向上」に取り組みマツダのブランド価値を高めていく。
地球環境については、高効率でクリーンなパワートレインや車両の軽量化、交通環境については、正しい認知・判断をサポートするヒューマンマシンインターフェース(HMI)&コックピットデザインや、優れた衝突回避性能を持つ車の実現に向けたダイナミック性能の追求など、さまざまな技術開発を推進し、走る歓びと環境安全性能の調和を図る。
<コメント>
マツダ独自のやり方で環境性能を向上するのは良いことだと思いますよ。そうすることで技術のマツダというイメージが着実に植込まれていくので。まさに東のホンダ、西のマツダって感じですね。
マツダ新中期計画 井巻社長「あらゆる面で量より質を追求」
マツダは22日、2007年度からの4年間の新中期計画「マツダ アドバンスメント プラン」を発表、井巻久一社長はまだまだ解決しなければならない課題を抱えていることを強調した。
「いままでのマツダは今日を生きなければ明日は生きられないという状態だった。そしてようやく先を見て明日を考えるというところまできた。とはいえ、まだまだ充分な体力を持っているところまでには至っていない。マツダらしく、着実にやらなければならないことを一歩ずつ進めていく」と井巻社長は語った。
新中期計画では、モノづくり革新を中心とするビジネス行動改革を加速する方針で、マツダはあらゆる面で量より質を追求するという。「特に、ブランドとビジネス効率の質については徹底的に追求していく」と井巻社長。
そして、大規模な自動車メーカーを目指すのではなく、ワクワクする商品・サービスを提供し続ける企業になるという長期ビジョンを掲げた。
<コメント>
実はこれが欠けてたんですよ、マツダには。
なぜ、マツダからトヨタに乗り換えたかって言うと、営業の質(フランスでの営業はごり押し体質でしかも、何かと言えば買えなので嫌気がさしました)、アフターサービスの質(直ってないのにも直ったっていうところ。せめて、様子を見てくださいって言うんならともかくも、数日後にはまた再発するって言うのは納得いかなかったです(それも3回修理に出して直らなかったので…))、そして製品の質(トータルで見ると悪くないんですけど、シートの質や電装系が若干弱い)等、トータルで向上して欲しいですね。製品自体は嫌いではないので、営業とアフターサービスの質を向上してもらえる事を期待しています。
マツダ新中期計画 井巻社長「軽自動車に力を入れる計画はない」
マツダの井巻社長は22日、新中期計画「マツダ アドバンスメント プラン」の記者会見で、軽自動車の開発について触れ、「軽に力を入れる計画はない」と述べ、OEMを頼りにしていく考えを示した。
また、発展途上国や新興国向けの低価格小型車についても、「非常に気になる」としたものの、「Aクラスに力を入れると、どれかBかCを犠牲にしなければならない。絞り込んだ状態でやっていく」と強調した。
世界の自動車企業のなかで、マツダのように規模が小さい企業は、選択と集中を誤ると存亡の危機に立たされるというわけだ。マツダはバブル時代、トヨタに対抗して5チャンネル体制、総花的なクルマの開発を始めたが、結局失敗し、大きな傷手を被ってフォードの支援を仰ぐことになった。
井巻社長にはその時の苦い経験があり、同じ轍を踏みたくないという思いが強いのである。
<コメント>
無理して大きくなろうとせず、地道にでも良いから安定して良い車を供給して欲しいですね。
その対称がトヨタで、どうも焦って1位になろうとしているところが気になります…
Posted at 2007/03/23 20:20:12 | |
トラックバック(0) |
マツダ | 日記