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2011年10月17日

なぜ、日本のものづくりはダメに成ったのか?

ジョブズもいってた、日本メーカーがAppleに負けっ放しの理由

自分自身も顧客の商品開発に少しは携わる人間で、自分の立案でヒットした商品はジョブズと比較すると市場で数億単位のマーケットのものが何個かくらいなのでカスみたいなものだが、ジョブズ語録から非常に響くものがあるので本日はそれを紹介してみたい。

トヨタ、ホンダなどの自動車メーカー以外の日本のメーカー、特に黒モノメーカーが海外メーカーに全く太刀打ちできなくなったと言われて5年くらいもたつが、ウォークマンで世界を凌駕したソニーをはじめ、IT関係、家電系は特にその兆候が痛々しい。ネット上でいろんな討論があるが、要は現在の日本の家電(特に黒モノ)メーカーはマーケティング力がめちゃくちゃ弱い、ということは間違いないように感じる。シャープのガラパゴスの惨敗なんてそのいい例だ。

理由として挙げられる最大のものは、“素人の顧客の意見を聞きすぎる”ということにあるのではないかと考える。言い方を変えるならば、素人のユーザーの意見に左右されるのはいい加減にしたほうがいいということでもある。まあ日本のメーカーの経営者自体が素人に近いので、こうした資料がないと開発にゴーが出ないのかもしれない、というのが最大の問題ではあるのだが……。本田宗一郎さんやソニーの盛田昭夫さんが懐かしい今日この頃です。いまの日本のメーカー経営者ってみんなサラリーマンで、出世が上手くて上がってきた人ばっかりだもんね。

昔から大手広告代理店などでは“リサーチ”“顧客調査”“ヒヤリング”などのもとに多額の予算をとって調査をかける。実は自分もけっこう参加したことがある。大手代理店にはユーザー集めてミーティングさせて、メーカー担当がこっそりそれを見るマジックミラー張りの部屋まで用意されているし、世の中には女子高生を集めて商品企画するような会社もあると聞くが、これで本当にヒット作を企画できるのかと言えば、自分もジョブズも全く必要ないと思っている(神と自分を同じ扱いですみません)。実際、ユーザー集めてのミーティングの場にいたことも何度かあるが、たいしたアイデアは出たことがない。

ジョブズの語録より

◆消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。

◆製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ。

まったくその通りだと思う。素人の消費者にリサーチして、彼らが欲しい(と思われる)ものを作っても、彼らは全く別のものを買う。それが今の日本の黒モノ家電だ。
試しに「どんな携帯電話が欲しいか」聞いてみたらいい。

絵文字が打てる、メールが片手で打てる、ワンセグは絶対欲しい、 防水がいい、おサイフ機能は必須、いろんな機能が付いていると楽しい……ETC……結果が世界に通用しないガラケー戦隊ですよ……。

そう答えた消費者が、ワンセグもなくお財布もなく入力もしにくい『iPhone』に殺到しているのである。これは何故か。つまり、素人の客に聞いて、彼らがどんなものが欲しいのか忠実に作っていく方法は、まったく無意味ということなのだ。素人が考えつかないようなものでないと売れない。
考えてみたらいい。素人の客にそこまでの考察力があるのなら、その客はとっくに素人ではなくてプロの商品開発者としてやっていけてます。つまり、

素人 = ノーアイデア

なのである。できたものについてあれこれは言えるが、存在してないモノに対しては意見を期待しても意味がない。実は10年くらい前にネットを使って商品企画を何度かしたことがあるが、そのときにこれを察知して以来、消費者を巻き込んでの新企画立案は、プロモーションの意味はあっても、それ以上の意味はないということを悟りました。もちろんほぼ完成に近いモノを見せて、欲しいか欲しくないかを聞くのは有効だと思います。

流行ってるラーメン屋は新作ラーメンを開発するのに客に「どんなラーメンが好きですか」って聞きますか? 絶対に聞かないですよ。自分で考えた新作をお得意さんに食べさせて意見を聞くことはあっても、どんなラーメンが食べたいかって聞くことはない。それと同じです。

つまり、本当の商品企画というものは、独善的に“ユーザーに思いつかないような斬新なコンセプト”がひらめくような人しかできないということです。ラーメン屋でもケーキ屋でもパソコンメーカーでもこれは同じなんです。日産が復活したんだって、絶対売れないといわれて生産中止になっていた『フェアレディZ』をカルロス・ゴーンが再開発したからじゃないですか。『Facebook』だってザッカーバーグが独善的に機能を詰め込んでいまのかたちになったから世界を支配した。極論をいえば顧客の意見なんて聞く必要はないのだ。顧客にスゲエ、と言わせれば良いだけの話です。

さて、ジョブズ亡き後、Appleはどうなるか。

間違いなく絶対に衰退するに決まっている。ジョブズが追放されたあとのApple社製品は惨たんたるものだったことがそれを証明している。自分も『Performa』を買ったけど、あまりのダサダサぶりに二か月で捨てたくなったほどだ。ジョブズ以外に“ユーザーに思いつかないような斬新なコンセプトがひらめくような人”がそうそういるとは思えないから、衰退するのは間違いないと思う。サムスンみたいにコンセプトを真似て成功した会社も、真似するものがなくなって困るだろう……。

最後に……ジョブズはこんなことも言ってます
お金が目当てで会社を始めて、成功させた人は見たことがない。

この言葉をうるさいスパムを送ってくる情報商材屋に捧げたいと思います。

ガジェット通信より

> 特に黒モノメーカーが海外メーカーに全く太刀打ちできなくなったと言われて5年くらいもたつが、ウォークマンで世界を凌駕したソニーをはじめ、IT関係、家電系は特にその兆候が痛々しい。ネット上でいろんな討論があるが、要は現在の日本の家電(特に黒モノ)メーカーはマーケティング力がめちゃくちゃ弱い、ということは間違いないように感じる。シャープのガラパゴスの惨敗なんてそのいい例だ。

マーケティングより、もっと根本的な部分からおかしくなっていると思いますし、家電だけではなく、自動車もダメになっているのはその根幹が同じ所にあるからだと思います。

> 理由として挙げられる最大のものは、“素人の顧客の意見を聞きすぎる”ということにあるのではないかと考える。言い方を変えるならば、素人のユーザーの意見に左右されるのはいい加減にしたほうがいいということでもある。まあ日本のメーカーの経営者自体が素人に近いので、こうした資料がないと開発にゴーが出ないのかもしれない、というのが最大の問題ではあるのだが……。本田宗一郎さんやソニーの盛田昭夫さんが懐かしい今日この頃です。いまの日本のメーカー経営者ってみんなサラリーマンで、出世が上手くて上がってきた人ばっかりだもんね。

顧客の意見を軽視しろというわけではないのですが、まずニーズと求めているものをきちんと把握していない感じがします。その主たる理由としては

> 。いまの日本のメーカー経営者ってみんなサラリーマンで、出世が上手くて上がってきた人ばっかりだもんね。

ここにあると思います。例えば日本のものづくりで最近のヒットと言えば

サンヨーのゴパン

単なるホームベーカリーなら色々なメーカーが出ていますが、ご飯をパンにするというアイディアは今までになかったのですから。しかも価格は最安値36000円、最高値5万円なのにもかかわらず、売れ筋という事は

如何にその商品が高く評価されているか、如何にその商品に魅力があるか

ということだと思います。
逆に失敗例は上記にも出てきましたが

シャープ ガラパゴス

個人的な感想を言えば、誰をターゲットにしているのか、何のために存在しているのか全くわかりません。しかも国内向けとは言えど顧客層が見えない製品を作っても無意味だと思います。

> ◆消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。
> ◆製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ。

商品開発が難しいものはわかっておりますが、他人が作ったものをそのまま歩いているだけでは値段競争に陥るだけですし、かと言ってあまりに画期的すぎるものを作っても時期尚早で売れないのですが、時期尚早なものを適切なものとして売るにはやはりマーケティング力が物を言うと思います。

例えば3Dテレビ、個人的にはアレは売れないと思ってますが、画期的だと思います。ただ、個人的な解釈として

1)専用の眼鏡を使わないと見れない
2)見る角度にも制限がある
3)コンテンツが追いついていない

これらに尽きると思います。
例えば、最近3Dテレビを買った方、実際3D機能を使っているかというと疑問だと思います。何しろ3Dを見るには

1)ブルーレイプレーヤー(3D対応)が無いと見れない(最近は値段がかなり下がって来ましたが)
2)コンテンツがあまりにも高すぎる
3)ソフトの数が少ない

安ければ良いというわけではないですが、高いけど買ってみたが、あまりにも出来が悪すぎたという評判が広がれば誰も買わないでしょうし、正直Full HDでも十分楽しめますからね。それにそのほうが安あがりですし。

ではなぜiPhoneやiPadが売れているかというと、はじめからキラーアプリが入っていたわけですからね、iPodというキラーアプリが。

出た当初、そんなにアプリもなかったわけですが、電話と音楽プレーヤーを融合させており、なおかつiTunesで管理できるというのは一般ユーザーには受け入れたというところだと思います。何しろiTunesで買った音楽がiPodでもiPhoneでも聞けるというのはかなり大きなアドバンテージですから。
それに開発環境も無料配布されており、iPhone用のアプリを作りたければMacでないと作れないという囲い込みを行ったことが、Macの売上にも貢献したわけですから。iPhone 3Gが出たときはそこそこアプリが揃いはじめ、今ではかなり膨大なアプリが揃っています。そしてiPadではiPhoneのアプリがそのまま動いたり、iPad専用の物まで用意されていることで、iOS系商品の魅力は高まっていると思います。
そしてデザインも非常にシンプル。こういう諸々がApple製品と日本メーカーの大きな違いだと思います。

じゃあWalkman機能を持っているソニーエリクソンの商品は売れないのかというと、MoraというMusic Storeを構えていても当初はSony Music系しかなかったですからね。それに初期はATRAC3しか使えなかったのですから。
逆にアップルのiPod / iPhone ははじめからAACと一緒にMP3対応だった事、これが決めてだったのですから。

使いやすい音楽プレーヤー、MP3とAACの両対応、そしてMacとWindowsの両対応。これだけでもかなり、客層を広げますからね。WalkmanはWindows一辺倒だったのですから。

機能等は揃っていたとしても、結局ターゲットが狭まる商品作り、所謂歪んだ顧客目線が今の日本製品の根幹の一つだと思います。つまりは八方美人的なものづくりが日本製品のレベルを低めたとしかいい用がないと思います。
一部の誰かを満足させたとしてもそれがすべての人間が満足できるわけではないですからね。

> お金が目当てで会社を始めて、成功させた人は見たことがない。

これがもう一つの根幹の問題ですが、利益を出すことは重要だと思いますが、あまりにも今の日本企業の場合、良いものを作って利益を出すことよりも、いかに利益を出すかという事ばかりに腐心しているようにしか思えません。

例えばトヨタの80点主義+α、どこもすべて平均点だが一部分は突出している。これが本来続いていれば、トヨタもここまで落ちることはなかったと思います。
例えば二代目ヴィッツ、こっちでは結構売れた理由として、

1)ルノークリオ(ルーテシア)やVW Poloに比べると使いかっての良さが長けていた
2)他メーカーが肥大化する中、ヴィッツは四メートル以下のサイズに収まっていた

他社と比べて突出した部分があったからだと思います。
逆に三代目は二代目ほど売れるとは思えません

1)サイズも、他社と大差がない
2)装備がかろうじて、他社より若干良い

でもこれだけじゃあ商品力としての魅力は高くないと思います。
逆にBMW-MINIの場合、使いかっても大して良くない、値段も高い、ディーラーの数も少ないのに、売れているのかというと、

保有する喜び

これに尽きると思います。
例えば、同じ事をホンダのフィットや日産のマーチに求められるかというと多分難しいでしょう。

確かに装備などはいいかと思いますが、では喜んで今の日本車を10年乗り続けたいかというと多分、首を傾げる人は多々いると思います。

中にはそんなBMW-Miniと比べるのおかしいという方もいらっしゃるかも知れません。なぜ、おかしいのでしょうか。いや、むしろ何故おかしいと思われるようになったのか。それだけ、今の日本製品の魅力が利益追求ばかりを追い求めた事により、激減し、仮にいいものであったとしても低く見られるようになったのではないのでしょうか。

今の日本製品の課題はかつてのように最先端なものでリードし、欧米人では発想できないものを創り上げないと、日本のものづくりは斜陽化するようにしか思えません。
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Posted at 2011/10/17 22:12:17

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この記事へのコメント

2011年10月17日 22:27
この前偶然観ていたNHKのつまんない番組にソニー本社の社員食堂が出てました。

理由はわかりませんがその社員食堂を見て、ソニーは終わったなって思いましたw
なんとなくお花畑に見えたのかなw
コメントへの返答
2011年10月17日 23:17
> ソニー本社の社員食堂

これでしょうか?
http://www.shashoku.com/shashoku/001.html
写真だけは見たのですが、なんか社食と言うよりもホテルのレストランっぽい感じがしますね。

表面的には居心地のよさそうな感じがしますが、果たしてこれだけでヤル気が引き出せるのか微妙に思えます。

また、色々と問題を抱えているのに、こういうところにいると問題があってもないように思えるんですよね。危機感なんて持てないだろうなぁ…
2011年10月17日 22:44
まったく仰せの通りだと思います。

マーケティングリサーチとか、顧客アンケートでモノを作って売れるわけがない。
文中にもあるがその質問に答えてる人の中に欲しいものの形があるわけではないから。

だから出された質問に、「あったほうがいい」みたいな答えが集まってくるだけ。
それを元に作った製品はトッピング全部入りのラーメンのようにしかならない。

一方でヒット商品の裏話とかプロジェクトXに出てきた製品なんかを見てるとこの成功例の通りだと感じますね。

最近の”ものづくり日本”って掛け声ばっかなんだよなぁ~。
コメントへの返答
2011年10月18日 0:02
> マーケティングリサーチとか、顧客アンケートでモノを作って売れるわけがない。

結局、少数の顧客に振り回されているんですよね。
例えばワンセグ携帯。あれ、正直使い物にならないのですが、あれが売れた理由の1つとして、ワンセグが見れるというニーズを作り上げたことなんですよね。写メールも然りで、写メールというニーズを創り上げたのがヒットしたのですから。

iPhoneが売れている理由としては機能は最小限でありながら、自分の欲しい機能はアプリで補完する。それでいて抑える部分は抑えている。(特にiPodとフルブラウザ機能)そして、無駄を省いたシンプルなデザイン。

これがiPhoneの需要を高めていると思います。だからと言って顧客のニーズを全く無視しているのではなく進化はきちんと遂げている。
iPhone : GSM+GPRS+EDGE
iPhone 3G : 3G回線対応
iPhone 3GS : コンパス搭載
iPhone 4 : CPUの高速化、ジャイロスコープ搭載、画面の画素数アップ、無線LANのN対応、カメラの進化等
iPhone 4S : CPUの高速化、Bluetooth 4、駆動時間の延長、音声認識の進化等

全く顧客を無視しているのではなく、色々な意見を参考にしながらも進化すべきところは進化させ、ステータス性を高め、保有することに喜びをもたらせるような作りをしていますからね。

今の、日本製品はすべてが後追いでそこに付加価値を足したとしても結局得になるのは一部の顧客だけですからね。

> プロジェクトX

あれは成功例を学ぶいい番組だったと思うんですけどね。あそこから学べることって結構あると思うんですよね。
今の大企業病に冒された日本企業ではAppleの様なものづくりはできないでしょうね。

強いて言えば、失敗したとは言えどチャレンジしたシャープ、そして車ならマツダでしょう。失敗した場合はそこから教訓を見いだせるのですから。
2011年10月17日 22:48
こんばんわ

自分はiPhoneとか興味なく
普通に電話とメールが出来れば満足なんですけどね
日本のキャリアは、どんどん普通の携帯が無くなっていきますね

困ってしまうwww

ちなみに日本の物つくりはもう駄目です

利益追求の企業は超問題ですが・・・・

利益追求の安い量産品しか相手にしないのか
職人の居る加工屋が倒産してってるのか
判りませんが・・・・

一品物の仕事が増えてます。

でも、設計者が素人でも出来るCADが普及したせいで
ごみ揃いには困ったものです・・・ソニーとか本田とかトヨタとか

まあ、最近の工業高卒はノギスも読めないようじゃ・・・日本終わりましたかね?








コメントへの返答
2011年10月18日 2:42
> 日本のキャリアは、どんどん普通の携帯が無くなっていきますね

最近の所謂ガラケーはどうも機能ばかり多すぎて結局使い切れないんですよね。
日本ではそれなりに通用するかも知れないですが、必ずしも全員がそれを望んでいる訳ではないですからね。

> ちなみに日本の物つくりはもう駄目です

完全に駄目だとは思えません。実例にも出しましたがGOPANの様に全く新しいニーズを作り出せるのですから、発想の転換次第では、びっくりする物を作れます。
現に車ではマツダのスカイアクティブとダイハツのミラ・イース。スカイアクティブでは圧縮率を14にすると言う今までの常識を覆したものづくりであったり、ミラ・イースの場合は軽でありながらリッター30Kmというのは脅威だと思います。
ただ決定的な違いは、スカイアクティブは単にエンジンに留まらず、シャシー、トランスミッション等、トータルのコンセプトなので、他車種の展開も可能ですが、ミラ・イースの技術が他車種にも展開できるかと言うと疑問符が浮かびます。
また、スカイアクティブは環境性能と走る喜びの両立を目指したのに対し、ミラ・イースは燃費一辺倒な感じがしてなりません。確かに価格としてはそれなりの魅力はあるかもしれませんし、需要もあるとは思いますが、ミラ・イースのターゲットは主婦のお買い物用か、社用(公用)車が良い所だと思います。逆にスカイアクティブ搭載車両は幅広い範囲に及ぶと思います。

> 利益追求の安い量産品しか相手にしないのか
> 職人の居る加工屋が倒産してってるのか
> 判りませんが・・・・

コスト一辺倒になった事により職人の淘汰はあったと思います。利益追求ばかりに走った結果、日本のものづくりは停滞していると言っても過言ではないと思います。

> 設計者が素人でも出来るCADが普及したせいでごみ揃いには困ったものです

一概にCADの責任だけには出来ませんが、CADだけではわからないもの、所謂熟練工や匠と言われる人間にしか作れない物はどれだけ精度の高い加工機械を使っても作れないと思います。

良い例としては日本刀でしょう。日本刀は経験が物を言います。素人が作れる様な代物ではないですから。

それと似た様な物となると、マツダのロータリーエンジンでしょう。マツダがロータリーエンジンから完全撤退した時はマツダが消えると言っても過言ではないと思います。

今のトヨタやホンダにロータリーの様な魂の込められた物があるかと言うと正直思い浮かびません。

> 最近の工業高卒はノギスも読めないようじゃ

どういう教育をしているんでしょうね(;´Д`)
ノギスが使えない、読めないとなると、ものづくりは更に停滞するでしょうね。
2011年10月17日 23:58
うーん、さすがYUYさん。
「保有する喜び」www

また、せめて日本メーカーはシナでなくインドにシフトと同時に国内生産してほしいですね。
Made in Japan であれば盛り返せるかなと期待しています。




コメントへの返答
2011年10月18日 2:59
> 保有する喜び

今の日本の商品で持っていてよかったと思える物は少ないと思います。

実用性で考えれば、カシオの電波腕時計は秀逸だと思います。しかし、腕時計で保有する喜び、愛着心の湧く時計となると、日本だとGrand Seikoか、輸入品のメカニカル腕時計になると思います。

精度も電波時計と比べたら決して高くないのになぜ、RolexやOmega、Breitlingの人気があるのか、やはりそれはブランド力であったり、商品の魅力が高いからだと思います。

魅力なき商品は消耗品と同じ扱いですからね。
使えれば良い、壊れたら買い替えればいい、こういう商品が横行しましたからね。これではブランド力も商品力も付かないと思います。

今の日本製品はせっかくのMade in Japanというブランドを築き上げたのに、それをコスト削減、利益追求の大義名分の名の下で壊して行きましたから。
Made in Japanの復権は自らの愚行に気づき、改め、そして原点回帰を行う事でしょう。それを無視し続け、コストだの、グローバル化だのと言う事に踊らされていてはMade in Japanブランドの復権はあり得ないと思います。
2011年10月18日 0:57
おっしゃるとおりです。
最近の国産車(ここ15年来)で欲しいのは全くありませんからね。
安く作って、利益をあげること優先なのがミエミエ。
アンケートに結果からこの製品は生まれました・・・w
みたいなもの、誰も欲しいと思いません。

所有する喜び・・・いいですね。

私の場合は故障が多くて、ボンクラなディーラしか無く、
部品は海外発注、整備は自分wという不自由な状態でも。
オンボロなイタリア車が好きです(爆)


コメントへの返答
2011年10月18日 3:07
> 最近の国産車(ここ15年来)で欲しいのは全くありませんからね。

強いて言えば、マツダくらいしか思い浮かびません。スバルも良い車だと思いますが、段々トヨタ臭が強くなって、商品の魅力と言うのが薄れつつある様な気がしてなりません。
現にスバルのサンバー、なぜこれだけ愛好家が多いのかと言えば、スバルしかやらなかった車づくりがあったからであって、スバルでダイハツのOEMを売っても買う人間は限定されると思います。

> イタリア車が好き

今のFIATグループの車で魅力が感じられるのはFIAT500、Panda、Alfa Romeo MiTo、Giulietta位でしょうか。(フェラーリやマセラッティの様な特殊な車は別枠ですが)
ただ、同じ数の日本車が思い浮かぶかと言うと疑問符が浮かびますね。
2011年10月18日 1:48
前にも書きましたが、主婦の目線で作った商品、ましてクルマにロマンはありません・・・・ 若い男性が買うわけがないのです。まぁ給料が安すぎるという理由もあるでしょうが、それだけじゃないでしょう。

海外の自動車メーカーの重役は、たいがいテストドライバーなみの腕の持ち主だと聞きますが、日本ではどうでしょう? トヨタの現社長ぐらいじゃないでしょうか?

あと、日本人は本来、たくさんの人が力を合わせてモノづくりをする種族です、アニメでいえばエヴァンゲリオンとまどか☆マギカが日本式で作られていますね。最近は同人からプロになった人もたくさんいますが、やはり、最近の一人の原作者のアニメ化作品は話の厚みがあまりないのが多いですね・・・
コメントへの返答
2011年10月18日 3:30
> 主婦の目線で作った商品、ましてクルマにロマンはありません

無いですね。使い勝手は良いですが、それ以上でもそれ以下でもない、快適な移動手段ですから。
これが悪いとは言いませんが、ならばなぜマツダのロードスターは現時点でもギネスブックの記録の更新が出来るのか、これはやはりコンセプトが非常に明確だからなんですよね。使い勝手は大して良くないし、オープンカーだし、しかも二人しか乗れない。しかし、コンセプトは人馬一体。乗る楽しさ、操る楽しさのある車だと理解しております。

決して台数の出る車ではないですが、それでも一定台数は出ていますし、それ以上に世界中にファンクラブがあるくらいですから、それだけロードスターの魅力は高いと言う事ですからね。
何も高い=魅力的という概念が通用しない車だと思います。

> 海外の自動車メーカーの重役は、たいがいテストドライバーなみの腕の持ち主だと聞きますが、日本ではどうでしょう?

たしかマツダのフォードから来た社長のどなたかは忘れましたが、確か、A級ライセンスを持っているくらいのエンスーですからね。
車と言うのは面白い事に、市場の需要と合致しない車が売れたり、あるいは所持する事に喜びを感じたりするんですよね。例えば、今乗っているBMWの3シリーズ。荷物も大して詰めないし、買値は高いし、欠点も色々あるのですが、9万キロ超えましたがまだまだ乗り続けたいと言う気にさせてくれます。
その一つの理由としては、他人とは一緒ではない作りが出来るからだと思います。
うちのはかなりフル装備に近いですが、自分でオプションを吟味し、選択して付けた車なので少々の欠点には目を瞑れます。

逆に日本車の場合、どれだけ装備を良くしようが、人とはちょっと違うものっていうのが出来ないですからね。それ故に、日本では弄りが人気があるのではないかなぁと思います。自らの個性を反映させる為に。

> 日本人は本来、たくさんの人が力を合わせてモノづくりをする種族です

本当にそう思います。部署を超えて作り上げた代表作はZやGT-Rでしょう。しかし、その中心にいたのが水野和敏さんだったり、片山豊さんという個性的ないたからだと思います。開発のリーダーが個性の強い方であれば、賛否両論、好き嫌いが激しくなると思いますが、他車とは一線を画した物を作れます。
今の場合、どうも、リサーチが優先されすぎている様な気がしていますし、開発のリーダーも無難な路線ばかりを歩んでいる様な気がしてなりません。

某電機メーカー勤務のとき2002年頃、実はスタイラスを使わない、携帯電話の開発があったのですが、日本側が却下した事によりお流れになりました。その理由は高すぎる、誰がそんなの使うんだという上層部の声があり、もしあのとき出していたら、スマートフォン市場はまた変わっていたと思うんですよね…
2011年10月18日 2:00
・日本人はカイゼンは得意だけど
 創造は不得意と聞いた事があります。


・意志が無いと言うか、他人の目を
 気にし過ぎるんですかね。

・結果→多機能(おせっかい)すぎる。
 シンプルで良いと思います。

・オートライト、オートワイパー。おせっかいだと思います。
コメントへの返答
2011年10月18日 5:20
> ・日本人はカイゼンは得意だけど創造は不得意と聞いた事があります。

まず創造の方ですが、電気炊飯器、これ町工場で発明されました。
それからブラウン管テレビ、これも日本が世界初で作り上げました。伝送の手段は海外ですが、ブラウン管テレビは間違いなく日本が世界初です。そして青色LED、これが無かったら白色は出せなかったですからね。
そして改善(改良)ですが、胃カメラ、コピー機、デジタルカメラ、クオーツ腕時計等多数あります。
確かに、創造は不得意かもしれませんが、それでも日常生活に切っても切れない物が日本から世界に出ています。

> ・意志が無いと言うか、他人の目を気にし過ぎるんですかね。

意志がないと言うよりも、あまりにも株主の顔色をうかがいすぎている上に、儲けばかりに先走ったのが原因だと思います。

> ・結果→多機能(おせっかい)すぎる。シンプルで良いと思います。

必ずしも多機能が悪い訳ではないのですが、あまりにも機能ばかり追い求めて行った結果、逆に使いづらい物になったのは否めませんね。

> ・オートライト、オートワイパー。おせっかいだと思います。

うーん、これはどうでしょうね。最近、一部の車は常時メーターの所に明かりが付いているので、夜になって付け忘れると言う事がありますからね。
必ずしもおせっかいとは言えません。
ただ、海外向けの日本車だと付けたいオプションは上級グレードのみだったり、あるいは要らない物まで付いてくる事もあったりします。
BMWやメルセデスみたいに何でもオプションと言うのもちょっと嫌らしい感じもしますが、かといって日本車みたいにオプションの選択肢がグレード別というのもどうかと思います。
2011年10月18日 2:11
素晴らしい分析ですねw
私も日本の企業の一般人を集めてマーケットリサーチはたいしていい商品は生まれないと思います。

それと日本の企業が保守になりすぎて寄進なアイデアよりも素人(No Ideaの人)の意見を聞くのが無難だと思ってますね。
結果寄進な物がプロデュース出来ないのでヒット商品が生まれず、利益を出す為にコスト削減で品質がチープになってしまいましたw

それとその保守で企業のロボット化した社員は、決断が遅いのも問題あると思います。
日本の企業はいいオファーやアイデアがあっても常にミーティングばかりして、チャンスやいいタイミングを見逃してるのもあります。
コメントへの返答
2011年10月18日 5:35
Sayuさんの補足事項、おいらが語りきれなかった部分を書いて頂いているので、さすがだと思います。

> 私も日本の企業の一般人を集めてマーケットリサーチはたいしていい商品は生まれないと思います。

マーケットリサーチでは一部の人間の要望だけが反映されるので必ずしもリサーチの結果を反映する=必ずしも売れ筋になるとは思えません。

> 利益を出す為にコスト削減で品質がチープになってしまいましたw

特にトヨタ車やホンダ車は顕著だと思います。
魅力と言う物が感じられません。
他の日本の電化製品も同じ事が言えます。

> 日本の企業はいいオファーやアイデアがあっても常にミーティングばかりして、チャンスやいいタイミングを見逃してるのもあります。

これ本当に仰る通りなんですよね。
某電機メーカー勤務時、良いアイディアが出ても高すぎるとか需要がナンタラカンタラということで没にされた事がありました。結果タイミングを逃し、世界では通用しない物、あるいは通用したとしても市場は飽和状態に陥ってた事が多々あります。

この辺はサムスン電子なんかは決断が早いんですよね。iPhoneがでたら即対抗としてGalaxy Sとか出してきましたからね。
ただ、中身はパクリなんですが。
2011年10月18日 21:45
日本の製造業と政治、なんか似ています。失敗したときの責任を取りたくないのか、リーダーに自分がしたいことがないのか合議制で物事を進める。民主的といえばそれまでだが結局みんなで寄ってたかって骨抜きになったものができあがる。あげくにはお客さん(国民)にどうすればいい?と聞く始末。独裁とまでは言わないまでも「おれはこれをしたいんだ!」という気概がほしいものです。

良くも悪くも小泉政権はそうだった。
コメントへの返答
2011年10月18日 23:06
> 日本の製造業と政治、なんか似ています。失敗したときの責任を取りたくないのか、リーダーに自分がしたいことがないのか合議制で物事を進める。

おっしゃるとおりでもありますし、日本の場合、奇抜すぎるアイディアは出た釘は打たれる傾向がありますからね。

今の日本メーカー、Steve Jobs並のカリスマ性が無いんですよね。
あっても目線がずれていたりするのでだしても外れますからね。
2011年10月19日 19:12
知人のイイネから来ました。
日本のマーケティングは本当に下手と思っています。
島国で世界を感覚を間近で感じる事ができないのもあると思っています。
知人でトヨタ本部のデザイン部にいますが、アウディなどベンツみたいな
斬新なデザインをしても上のお古の人間にすべて却下されて
保守的でコストコストと言われるらしく、挑戦的なデザインをさせてくれないと嘆いてました。
日本はこの時期が転換のチャンスと思います。
日本は日本クオリティってのが世界であるんですから、書かれていたように
保有する喜びさえ与える事ができれば世界でまだまだ通用すると思います。
僕は株投資などもしていますが、投資を理解してない方も多々いらっしゃいます。
おまえのせいで負けたとか色々言う方も居ますが、あくまでも投資は自己責任ですから
それを嘆いてもしかたがありません。

長文失礼致しました。
コメントへの返答
2011年10月19日 20:36
はじめまして。コメントありがとうございます。

> 島国で世界を感覚を間近で感じる事ができないのもあると思っています。

果たしてそうでしょうか。
日本が世界から羨望と脅威の眼差しで見られている理由の1つとして、日本独特の歴史や文化が背景にあるからであり、それが反映されたものは一つのオリジナリティとして認識されると思います。
例えば、日本のマンガやアニメは海外では到底作れません。しかも基本的に完全に内向きに作られたのにも関わらず、これだけ人気があるということはそのオリジナリティが認識されているということであり、無理やり合わせる必要性は無いと思います。

> 知人でトヨタ本部のデザイン部にいますが、アウディなどベンツみたいな斬新なデザインをしても上のお古の人間にすべて却下されて

デザインはコストで計り知れない部分があるので、コストだけで判断するのは今の日本企業の悪い癖ですが、アウディやベンツを真似てもそれは海外見たらパクリでしか無いと思います。

例えばマツダのデザインは他社とはちょっと違います。傍から見るとたまにアルファロメオっぽいところもあったりしましたが、最近のは一目でマツダだというデザインです。
トヨタの場合、どうしてもデザインが他社の模倣と思われても仕方ないものが多い気がします。なので、トヨタも改めるべきところは改め、挑戦的なデザインに寛大になるのは言うまでもないと思いますが、デザイナーももう少し気概をもった方がいいと思います。

> 保有する喜びさえ与える事ができれば世界でまだまだ通用すると思います。

ご自身のサイトを覗いて見ましたが、AUDIのA7スポーツバックをご購入されたみたいですね。
A7が日本人デザイナーによってデザインされたということはご存知かと思います。しかもかなり高いと思いますが、購入した理由はご自身のブログにも記述されているように

> 完全に一目惚れ
> すごく気持ち良く乗ってても快適
> 車がオシャレなので、俺も自分磨きを頑張ります

走る喜び、所有する喜びを得られるからだと存じます。

AUDIだからできたと言わせないためにも、日本のものづくりも抜本的に見直し、日本人ならではのきめ細やかな作り込み、日本人の感性ならではのデザイン、そして日本のものづくりの王道でもある高い耐久性と品質が再興の鍵ですが、これらを実現するにはコスト削減と利益追求ばかりを行なっていたら絶対にできないと思います。

高くてもいい物は売れる

これはサンヨーのゴパン、AppleのiPhone等が証明しております。
車が消耗品の時代はもう終わりなのですから。

プロフィール

「スバル・三菱・スズキのAWD性能を比較してみた http://cvw.jp/b/205797/48144383/
何シテル?   12/15 22:42
どうも、在仏歴2X年を終えて帰国したHeeroと申します。 最近、みんカラの活動はほぼ冬眠状態です(;´Д`)
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