実質的には下げ

今日の東京市場・日経平均の終値は、9,808.99円（+19.64円）と小幅続伸しましたが、11月06日と同じく、騰落銘柄数は値上がり：516、値下がり：1045、変わらず：127と、値下り銘柄が全体の60%を超える、実質的には下げている内容だと思います。

企業の中間決算発表のピーク期にあって、内容を上方修正する企業が目立ちますが、いま発表されている内容は、麻生政権下での景気回復政策が功を奏していた頃の内容が反映されているものであって、下期も同様に堅調に推移できるかと言うと、上方修正はしたものの必ずしも楽観視していない企業が多い様です。

さて、先程、取引の始まったＮＹ市場ですが、NYダウ、NASDAQ共に上昇しています。
ドル／円は、先週のG20で為替について取り上げられなかったことから、政策担当者はドル安を容認しているとの観測が広がり、ドルが下落しています。
00:30現在、 １ドル・89.80円前後で、89円半ばを狙う勢いを感じます。

結局、円高が強まると、益々日本だけが景気回復の出遅れ感を強める展開になりそうな感じがしてなりません。

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