
8月5日、三菱重工は「豪州次期汎用フリゲートの共同開発・生産について」を発表しました。
以下、発表内容です。
豪州政府は2025年8月5日に、豪州の次期汎用フリゲートに、三菱重工業が建造する艦船を選定したと発表しました。
豪州の次期汎用フリゲートプログラムについては、2024年11月に豪州政府が採用候補の1つとして、当社が建造する「もがみ」型護衛艦の能力向上型である令和6年度型護衛艦(4,800トン型)を選定していました。
当社は2018年より、「もがみ」型護衛艦を開発・設計・建造しており、また、2023年に行われた企画提案の結果、令和6年度型護衛艦(4,800トン型)の主契約者にも選定されています。
今回の豪州政府の発表は、「もがみ」型護衛艦と令和6年度型護衛艦に係る実績、信頼性、技術、能力(対潜戦、対空戦、対水上戦などの各種活動に活用し得る多機能化、従来の汎用護衛艦に比べての省人化、将来の能力向上も容易に行える拡張性)などが高い評価を受けた結果だと認識しています。
引き続き、日本政府や護衛艦建造に係る各企業と連携を取りながら、豪州政府による選定プロセスに対応し、最終的な契約の締結に向けて良い提案ができるよう取り組んでいきます。
また、豪州の次期汎用フリゲートプログラムに日豪の企業が幅広く参画することで、両国の科学技術分野での人材育成や防衛産業基盤の強化が期待されます。
当社は艦艇・特殊機械事業を通じて、日本やインド太平洋地域の海洋安全保障、そして安全・安心な暮らしの実現に貢献していきます。
担当窓口:防衛・宇宙セグメント 艦艇・特殊機械事業部
※画像は、三菱重工のプレスリリース掲載の画像を使用しております。
https://www.mhi.com/jp/news/25080503.html
また、防衛省は、これに先立ち、8月1日「装備移転仕様等調整計画の認定について」を発表しました。
以下、発表内容です。
防衛省が調達する装備品等の開発及び生産のための基盤の強化に関する法律(令和5年法律第54号)第9条に基づく装備移転仕様等調整計画について、7月31日付で、以下の計3件について認定しましたのでお知らせします。
【案件名】
○ 豪州の次期汎用フリゲート
○ 申請企業と認定額
・三菱電機株式会社 :約232億円
・株式会社日立製作所 :約 26億円
・沖電気工業株式会社 :約 4億円
・合計 約262億円
今後、各社の事業の進捗状況に応じて、防衛装備移転円滑化基金から助成金を交付してまいります。
なお、豪州の次期汎用フリゲートに関して、今後も関係企業との調整や事業の進捗に応じて装備移転仕様等調整計画の変更、追加認定が見込まれています。
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2025/08/01b.pdf
#防衛省 #三菱重工 #装備移転仕様等調整計画 #豪州次期汎用フリゲート
Posted at 2025/08/06 04:57:21 | |
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