
8月19日、農林水産省は「令和7年産一番茶の摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量(主産県)」を発表しました。
以下、発表内容です。
〇 今年の一番茶の荒茶生産量は鹿児島県が初の全国一位
〇 一番茶の荒茶生産量は2万tで、前年産に比べ10%減少
【調査結果】
1.摘採面積
摘採面積※1は2万2,300haで、前年産に比べ1,200ha(5%)減少した。
※1 摘採面積とは、茶を栽培している面積のうち、収穫を目的として茶葉の摘取りが行われた面積をいう。
2.10a当たり生葉収量
10a当たり生葉収量は461kgで、前年産を32kg(6%)下回った。
これは、主に静岡県において4月上旬から5月上旬にかけて最低気温が低い日があったことから芽の伸長が抑制されたためである。
3.生葉収穫量及び荒茶生産量
生葉収穫量は10万2,800t、荒茶※2生産量は2万tで、前年産に比べそれぞれ1万3,100t(11%)、2,300t(10%)減少した。
※2 荒茶とは、茶葉(生葉)を蒸熱、揉み操作、乾燥等の加工処理を行い製造したもので、仕上げ茶として再製する以前のものをいう。
※注釈
本調査結果は主産県を対象に実施した結果であり、主産県とは直近の全国調査年(令和2年産)の一番茶期の生葉収穫量の多い上位3県(静岡県、鹿児島県及び三重県)に加えて、茶の畑作物共済事業を実施し半相殺方式を採用する2府県(埼玉県及び京都府)である。
【お問合せ先】
大臣官房統計部生産流通消費統計課
担当:普通作物統計班
代表:03-3502-8111(内線3682)
ダイヤルイン:03-3502-5687
※近年、中国が抹茶生産世界一と主張していますが、これは日本茶の抹茶とは別物で(茶葉の生産方法、製法、品質が異なる)、日本茶抹茶風味の製品です。
※日本茶の品種は商用栽培品種以外も含め120種類以上登録されています。
他の農作物同様に中国や韓国での無断栽培されている事例が増加しているので、保護と当該国への対応が急務です。
※近年、中国による日本茶(特に抹茶)の買占め行為が横行しており、茶道で使用する抹茶(流派にもよりますが抹茶なら何でも良いというものではない)が不足し、お稽古等で支障が出るケースが発生しています。
彼らは「うじ-」と言って爆買いするようですが、「宇治」と言う品種はありません。
「宇治茶」は生産地域を表すブランド名で品種としては「あさひ」「さみどり」が多く、宇治在来品種から選抜され品種登録されたことから「宇治品種」として分類されることがあります。
外敵から我が国の作物、文化伝統を守る為、我々も正しい知識と理解の習得が必要だと思います。
#農林水産省 #茶葉 #一番茶
Posted at 2025/08/26 15:21:18 | |
トラックバック(0) |
農産物 | ニュース