
9月18日、
国土交通省が「クルーズの安全・安心の確保に係る検討・中間とりまとめ」を発表したのに平仄を取る形で、日本外航客船協会も「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を発表しております。
また、国内3社(郵船クルーズ、日本クルーズ客船、商船三井客船)もそれぞれ感染予防の為のガイドラインを発表しております。
中でも郵船クルーズは、国内最大のクルーズ客船「飛鳥II」(総トン数:50,444t)の運航を11月2日から再開すると発表しております。
「飛鳥II」は、今年就航30周年の節目の年で、昨年、シンガポールで改装工事を行ったあと、今年に入ってリニューアルのお披露目と30周年の記念クルーズを行う予定でしたが、武漢ウイルスの影響で全てキャンセルになり、以降、先日まで、大さん橋に係留されていました。
11月2日の運航再開第一弾のクルーズ「飛鳥クルーズ就航30周年記念 30周年オープニングクルーズ」は、このお披露目クルーズと30周年記念クルーズの代替になるクルーズになります。
横浜港を11月2日・17:00に出港し、翌日は終日クルーズ、11月4日・09:00に清水港に入港します。
清水港はその日の17:00に出港し、翌日の09:00に横浜港に入港する行程です。
お料理が30周年記念の「アニバーサリーディナー」
ステージは、歌手の麻倉未稀さんが担当するそうです。
この飛鳥クルーズ就航30周年記念 30周年オープニングクルーズ」を含め、2020年度のクルーズは、国内クルーズに限定、また、「飛鳥II」の乗客数は872名ですが、Fステート、Kステート、Dトリプルの扱いを中止し、乗客数を約半分にして運航するそうです。
つまり、プロムナードデッキ(7デッキ)は、船客がいない形になります。
万が一の際、その下のパブリックスペースをコントロールする為に、プロムナードデッキを開けておくのは有効な手段だと感じました。
「ダイヤモンドプリンセス」の件があるので、マイナスイメージがついてしまった感がありますが、感染がある前提で、コントロールできる点では、クルーズ客船は、決して悪くないと感じます(「ダイヤモンドプリンセス」の件は、感染が発生しているのに、船内イベントを行い、パブリックスペースもそのまま使用する等、通常のクルーズ客船の日常を続けたことが最大の問題だと思います)。
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Posted at 2020/09/20 23:24:55 | |
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