
5月24日、国土交通省は、令和4年4月23日に発生した有限会社知床遊覧船の「KAZU1」の事故を受け、海上運送法第23条において準用する第16条の規定に基づく同法第21条第1項の旅客不定期航路事業許可を取消すべきであるとの判断したと発表しました。
同事故後、国土交通省北海道運輸局では、 同社に対して、令和4年4月24日から特別監査を実施しました。
その結果、海上運送法の規定に違反している事実を多数確認しました。
この監査結果を公表するとともに、 同事業者に対して、行政手続法第15条第1項の規定に基づく聴聞の通知を発出し、公示しました発表しています。
事故の犠牲となられた御霊の安らかなことお祈り申し上げ、ご遺族にお悔やみ申し上げます。
また、未だ行方の分からない方々が1日も早く発見されることを願って止みません。
本件、発表資料に目を通しましたが、いやはや、こんなに違反事実が列挙されている監査報告書は初めて見ました(苦笑)
一番問題なのは、法令を守らなかった事業者であることは間違いありませんが、
例えば、報告書の中の「③ 通信体制の不備」の報告の部分で
「○前回監査においても、運航管理者が常時連絡できる体制を維持することを指導しているにも関わらず、船舶と陸側の連絡方法の確保の重要性を認識せず、運航管理者として必要な職務を適切に遂行していなかった。」
この指摘は、その通りだと思いますが、「指導しているにも関わらず」
不備を認め指導したなら、その是正結果を確認するのも監査側の責務だと思うんですよね
この辺りのことを指摘すると扱い件数が多くて…云々と言い訳始める
これが通るなら、監査なんか意味が無いです。
本件、事業者に対する様々な法的な処置とは別に、再発防止の観点から監査側の責任も問われるべきだと思います。
是非、お得意の異動ロンダリングで責任者を有耶無耶にすることなく対処して欲しいです。
あと、当該船舶のサルベージについて、予想通り、シッタカ批判趣味者がいろいろと言っていますが、
沈没現場で台船に乗せないのは証拠隠滅の為
もうコイツ、バカだろう…と呆れてしまいます。
現場の波の状態、潮の状態、風の状態等々、自然を何だと思っているんですかね
脳内妄想でプールで模型でも浮かべているとでも思っているのでしょうか(苦笑)
水中を曳航するなんてあり得ない
おいおい、過去の漁船等のサルベージの工程を確認しましたか?
そこにはなんで、そうするかの説明がある資料もありますけどね
一番、バカだと思ったのは、陸でのクレーンでのつり上げを例に出し、固定しないのはあり得ない…
もう何を言わんかです。
海上保安庁は別として、サルベージ業者には縁もゆかりもないので、擁護する義理もないのですが、擁護云々のレベル以前のバカらしさと、散々マスゴミが…とか言いつつ、自分で知識を得て判断する能力の無さに呆れてしまいました。
バカは置いておいて、落下した原因の究明は事故防止の観点、今後の当該船舶の本件事故の検証においても必要な要素となるでしょうから行って欲しいと思います。
あと、HBC北海道放送だったか…北海道の海上保安庁の巡視船は耐用年数を超えた船ばかりで、通報があってから直ぐに現場急行できず、1時間のロスをして救える命を失わせた…かの如く、報道していましたが、悪意しか感じませんでしたし、事実に反する報道ってどうなの?と思いました。
確かにPLH-01「そうや」の進水は1978年7月3日で、約船歴44年です。
しかし、2009年~10年に行われた大改装では、上部構造物を一新する程の大規模改修が行われ最低でも15年延命できる処置が行われています。
これは、PLH-02「つがる」以降の「つがる」型でも順次行われている処置です。
こうした事実を抜きにボロボロの船だけしか配備されていないと、退役間近のPM-11「ゆうばり」を持ち出して扱うのは、正気の沙汰(そもそもまともじゃないからマスゴミなんでしょうが)とは思えませんでした。
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Posted at 2022/05/25 03:04:51 | |
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