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7月8日、気象庁は、7月2日～4日のauの大規模通信障害の影響により公開が出来なかったアメダスの観測データの公開見通しについて発表しました。

全国のアメダスの観測データは、リアルタイムで利用されるほか、過去の気象データとして利活用されています（私もデータ解析に利用しています）。
ここに大きくデータ欠損が生じるのは好ましくないですが、今回は、幸いなことに機器側にデータが残っていた等、復旧できる状態でした。

今回の通信障害、IoTの世界としては、考えさせられる出来事でした。
機器の設置場所が必ずしも通電している場所や電話回線が来ていない場所でも、太陽光や内臓バッテリーで給電し、携帯の通信を使用しデータを送ることで、利活用の範囲が広がってきた背景があります。
ガッツリした観測機器であれば、通信系統も冗長化し複数の通信回線を設定することが可能ですが、安価な機器を簡易に設置できることにメリットを見出している場合は、冗長化は難しいですから、こう言う障害時の運用について、いま一歩踏み込んだ対策が必要に感じました。



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