
既報の通り、05:59頃、福島県沖を震源とするM7.4の地震が発生し、東日本の太平洋岸で津波が観測されました。
怪我をされた方の報告もあり、被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
余震活動は活発な状態が続いており、また、東日本大震災の際、宮城県沖で始まったエネルギーの放出が止まったのが、福島から茨城沖であることを考えますと、今後の地震活動を注意深く見守る必要があると思います。
特に千葉沖等、エネルギーの放出の南下、フィリピン海プレート側での歪の解消等々、懸念がありますので、重力異常の観測、GPSの測位観測等、綿密に行う必要があると思います。
今回の地震でも津波が発生したことで、日本海溝に沿った陸側の地質構造は、上下にズレが生じる断層が多くできることが改めて認識されたと思います。
東日本大震災から5年も経って…と言う記事やコメントを幾つかみましたが、あのエネルギー放出、また地殻活動のタイムスケールから考えれば、5年なんか昨日と同じ感覚です。
10年・20年と言ったタームでも短いくらいであることを肝に銘じるべきだと思います。
それから、車で逃げるな!と言っても、今回も非難する車で渋滞…
小さい子供やお年寄りがいれば、歩いて避難することは難しいのかもしれませんので、難しいところですが、今回、無事であったことと、東日本大震災では、多くの被害が出たことの差は、地質的にみれば紙一重であったことを理解すべきだと思いました。
※映像は、気象庁の報道発表資料の抜粋です。
あと、論外なのが東京電力
地震でプールの水が揺れて水位センサーが異常を検知し、循環装置が停止
バカじゃないのか!と思います。
彼らは、全く福島の事故を事故だとは思っていないですし、何も改善する努力をしていないことが、今回の事故でも明らかになったと思います。
原子力は、高度な技術と知識により制御、管理されれば、決して安全でない代物ではありませんが、必要な安全対策、技術理解、知識がないアホに委ねるのであれば、人類を滅ぼす凶器以外の何物でもありません。
もし、今後も原子力を利用したいのであれば、東京電力と言う低能集団(自分達の利益しか考えていない(輪番停電の際、本社ビルはエレベータの運行制限も節電消灯もしていなかった))の手から取り上げて国の直轄で管理すべきだと考えます。
その上で、今後の利用を厳正に検討し、実行していくのが正しい道だと思います。
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Posted at 2016/11/23 02:14:47 | |
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