砂浜に2年ぶり歓声=いわきの海水浴場で海開き-福島
海の日の16日、福島県いわき市の勿来海水浴場で海開きが行われた。昨年は東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で県内の全海水浴場が開設を見送っており、砂浜には2年ぶりに子供たちの歓声が響いた。
この日は照り付ける日差しの中、午前中から家族連れや若いカップルらが海岸に詰め掛けた。同市郷ケ丘から来た郷ケ丘小学1年の白土祐汰君(7)は「(水は)冷たいけれど、足元の砂が気持ちいい」と笑顔を見せた。父親の自営業洋介さん(35)は「放射能は気になってはいるが、(祐汰君の)いとこが会津から来たので遊びに連れてきた」と話した。
福島県内には海水浴場が17カ所あるものの、津波に伴うがれきの処理や施設の復旧が進んでおらず、今年再開できたのは勿来だけとなった。県は通常の水質調査に加え、6月下旬には放射能検査を実施。海水から放射性セシウムは検出されず、砂浜の空間線量も最大で毎時0.07マイクロシーベルトにとどまった。
時事通信より
あの震災からもうすぐ1年半になりますが、ようやく福島県いわき市の海水浴場で海開きが行われました。
1月の時点ではこのような場所もあったくらいです
又震災直後のいわき市、小名浜においてはこの様な状態でした
こういう苦難の中、ゆっくりながらも着実に復興は進んでいる感じがします。
そういう中、復興支援の為にこういう方も
先日のブログにも取り上げましたがAKB48がいわき市で復興支援ライブを2カ所で行われました。なにげにAKB48は震災以降、ほぼ毎月被災地に訪れております。個人的にはこのような動きに対して賛同しますし、ましてや
東北地方復興無しに日本の復興等あり得ない
と思っております。
なぜ、被災地関係、とりわけ福島県関係を取り上げなかったかと申しますと
一時期、海は死んでいるかいないかと言う事で物議を醸した
事に他ならず、個人的には死んでいないと言う立場ですし、ましてや死んでいるのであれば海開きなんか出来る訳無いと思います。多くの地元の方の涙ぐましい努力の結果が結びつきようやくここまでたどり着けたのではないかと思います。
そんな中、水を差す様な記事も
「線量0」の子でも被曝 福島 国「不安招く」公表せず
東京電力福島第一原発事故による福島の子どもの甲状腺被曝(ひばく)について、政府の原子力災害対策本部は昨年8月、調べた1080人の55%の保護者に「ゼロ」と通知したが、実際は一定の被曝をしていた可能性の高いことが分かった。放射線医学総合研究所が昨年3月の実測値から独自に計算した。この結果について、政府は「誤差が大きく、不安を招く」として、今後も保護者に通知しない考えだ。
独立行政法人・放医研の鈴木敏和・緊急被ばく医療研究センター室長らが、10日に千葉県で開かれた国際シンポジウムで発表した。いわき市や川俣町、飯舘村など10市町村以上に住んでいた15歳以下の1080人の生涯平均の推計で12ミリシーベルト、最大で42ミリシーベルトだった。
甲状腺の被曝線量の計算ではまず、放射性ヨウ素を取り込んだ甲状腺が1時間に出す放射線を測定する。この実測値から個人の年齢や被曝時期などを考慮して、生涯の被曝線量を計算する。
政府は昨年3月下旬、1080人の1時間あたりの線量を実測した。しかし、「検査は、安定ヨウ素剤を飲むレベル以上に被曝した子どもがいたかを調べるのが目的で精度が低い」などとして、一部の高い子どもを除き、健康影響がわかる生涯の線量の計算をしなかった。
保護者には、1時間あたりの実測値しか伝えず、55%の保護者には、「検査機器の検出限界以下」も含め、「0」と通知していた。通知も、検査から5カ月たってからだった。
今回、放医研の研究チームは、事故直後の甲状腺被曝の実態を解明するため、1080人全員の1時間あたりの実測値から生涯の被曝線量を、最大になる条件で計算した。30ミリシーベルト以上は4人いた。飯舘村、いわき市などで高い傾向だった。
杉浦紳之・放医研緊急被ばく医療研究センター長は「誤差の大きい検査ではあるが、線量の高い地区や年齢など全体傾向は分かった」と話す。
甲状腺被曝を防ぐため、安定ヨウ素剤を飲む国際原子力機関(IAEA)の基準は、1歳児で50ミリシーベルト。今回の計算ではこれを上回る子はおらず、健康への影響は低いと、専門家はみている。
原子力安全委員会は、昨年3月末、線量の高い子どもの追加調査をするよう、政府の原子力災害対策本部に助言したが、不安につながるとして、受け入れられなかったという。
今回の結果について、政府関係者は「研究者が研究目的で計算したもので、今後も個人個人に線量を通知する予定はない」としている。(大岩ゆり)
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〈甲状腺被曝〉 のど仏の下にある甲状腺の内部被曝で、子どもは70歳までの総量で表す。甲状腺はヨウ素を取り込む性質があり、放射性ヨウ素の影響を受けやすい。国連によると、子どもを中心に約6千人が甲状腺がんになったチェルノブイリ原発事故では、避難民の甲状腺被曝は平均490ミリシーベルトだった。ただし、50ミリシーベルト以上で、甲状腺がんのリスクが上がるとの報告があり、国際的に防護剤を飲む基準は50ミリシーベルトと設定されている。甲状腺被曝を、全身への健康影響に換算すると、全身は甲状腺の20分の1以下になる。
朝日新聞より
朝日新聞はどうあっても、福島県等の被災地、とりわけ原発事故に関与している地域は未だに
汚染地域、被爆危険地域、被災地
のままであって欲しいと言う意図しか感じられません。また朝日新聞はこの発言に対してもスルーしています
> 杉浦紳之・放医研緊急被ばく医療研究センター長は「誤差の大きい検査ではあるが、線量の高い地区や年齢など全体傾向は分かった」と話す。
誤差が大きいと言う事は信用出来る程の値ではないと言う事をセンター長、自ら認めているのですが何故かスルーされています。
また個人的な事ですが、自分が渡仏したのは2006年でして、チェルノブイリの後に来たのですが、当時から放射性物質に汚染された肉や魚介類、野菜や穀物を食べてきましたし、特に魚介類の場合、欧州は大量の放射性廃棄物を1980年代まで大西洋や地中海に廃棄しており、そういう所でとれた物やフランスの東側にあるアルザス地方でとれた川魚やチーズ、キノコ等も摂取しており、上の論調でいけば本来なら自分は
死んでいる人間(渡仏当時は12、3歳、現在は30代後半)
であるはずなのですが、おかげさまで生きておりますし、6月の健康診断の結果を見ても血糖値や心電図のみならず白血球、赤血球、リンパ球等の数値も至って正常と言う数値が出ております。
つまり20年以上もフランスに住んでいますが、これと言った健康被害は被っておりません。
確かに震災直後は、フランスで取り上げられた放射能関係の情報を取り上げたりしましたが、余計な混乱を招きかねない事を行ったと思い反省しております。故に今は如何に東北地方の風評被害を排除するかと言う事を前提に書いております。
では、何が未だに東北地方を苦しめているのか?やはりそれは他でもない
風評被害
に他ならないと思います。
この記事の通りであったとしたら地元住民のみならず、AKB48のメンバーの様な芸能人、震災以降、被災地に訪れた多くのボランティアや支援活動を行っている方、自衛官、地方自治体の公務員等も全員死刑宣告者と言う事になりかねませんし、そもそも、こういう記事を書くと言う事は
被災地に来るな、行くな
と言う事であり、もっと広げれば
被災地の復興等必要ない
と言う事になりませんか?それでいて、こういうマスゴミや市民団体等は
風評被害に悩まされている、被災地に支援を
なんて言ってますが、矛盾していませんか?自分たちで風評被害を作り上げておきながらその片方では支援はして欲しいなんて言ってるのですから。真の復興支援は物理的な支援は当然として正しい情報の提供も必須ではないかと思います。