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2012年12月27日

14代目クラウンはトヨタのパラダイムシフトになり得るのか

パラダイムシフト

パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。パラダイムチェンジとも言う。

Wikipediaより引用

先ずこれを念頭に入れてから記事を読んで頂きたいと思います

【トヨタ クラウン 新型発売】豊田社長「常に世界に挑戦してきたクルマ」

豊田章男社長は12月25日の発表会で、新型車で14代を数えた『クラウン』について「日本では歴史を語ることのできる数少ないクルマ」とし、1995年に『トヨペットクラウン』として発売された初代にまつわるエピソードを披露した。

初代の開発主査は、トヨタの伝説的なエンジニアといっても過言でない中村健也氏。乗用車でも板バネが普通だった当時、前輪には「ダブルウィッシュボーン」という、現在の高級車ではスタンダードとなったサスペンション技術を採用した。

まだ、道路事情が悪かったため、主力ユーザーのタクシー業界からは耐久性を懸念する声が高まった。これに対し、中村氏は「乗り心地の良さは、タクシーのサービス向上を通じて、やがて顧客の獲得につながる」と、説得したという。また現地では通用しなかったもの、初代クラウンはトヨタ車として北米に初めて輸出されたモデルでもある。

豊田社長は「いいと思うことは、反対されてもやる。また新しい技術で常に世界に挑戦していく。そうした中村さんの精神は、歴代クラウンの開発者に継承されている」と振り返り、クラウンの歴史の重みを訴えた。

Carviewより



何かと賛否両論を読んでいる今回のクラウンのフルモデルチェンジですが、賛否両論を呼ぶと言う事は、それだけ話題性に富んでいると言う証拠の証だと思います。

クラウンと言うと何を思い浮かべられるでしょうか?
大抵の方は



いつかはクラウンを思い浮かべられるでしょう。若い方に至っては



ゼロクラウンかもしれません。批判的な方にしてみたら



クジラクラウンを思い浮かべるでしょう。
少なくとも今回のクラウンはそれほどまでに大きな反響を呼んでいる様に思えます。此の様に近年を物議を読んだ車と言うと個人的にはこちらを思い浮かべます



E65型 BMW 7シリーズ

これが発表された当時、バングルはBMWを潰す為に送られた刺客なのかとか、何だあの車は等とかなりの物議を呼びました。

ちなみにE65型になる前にあったE38型はというと



此の様にかなりコンサバです。このE65型をだした際、BMWは大きな岐路に立たされていました。コンサバを続け埋没するか、それとも賛否両論を受ける覚悟でデザインを刷新するか、BMWは後者を選びその後も



E60型BMW5シリーズやE90型3シリーズ等、過去のデザインとは決別しました。

今回、豊田章男氏は歴史のあるクラウンのデザインを大幅に変更すると言う決断を取りました。この決断が正しいのか間違いなのかを市場が決める事であり、後世の歴史が失敗作だったのかあるいはヒットモデルなのかがわかるかと思います。

この変更、むしろ変革の背景にあるのはなんだったのでしょうか

〔焦点〕トヨタがデザイン改革に本腰、個性打ち出しブランド強化へ

リンク先の記事を読んで頂ければおわかりになると思いますが、デザインに関するプロセスのみならず、トヨタとしてのあり方も変わるというのがあります。当然変革にはリスクを伴います。奥田、張、渡辺の様なマネージャーでは此の様な決断は出来ません。マネージャーは変革やリスクを嫌います。逆に豊田章男氏はリーダーであるからこそパラダイムシフトを作るかもしれない決断を取ります。

何しろ今までのやり方では80点+αという観念から抜けきれない以上、仮に良い車であったとしても個性がない以上、所詮は大衆車という領域に留まるでしょう。
しかし今回の様に車に個性を持たせる事で見方は変わってきます。実際



レクサスのフラッグシップ車であるLSにも個性を持たせた事によりようやくBMW、メルセデス、AUDIと同じ土俵に立てたと思います。
実際86の発売以降、トヨタは悪い過去と決別し、良い伝統は取り残しつつ新しいトヨタに脱皮しつつあるのは実際に現物やディーラーに行くと感じ取れます。

例えば自分は今回久々にトヨタディーラー、そしてはじめてのレクサスディーラーに言ってきたのですが、自分がアベンシスを買った頃とは大きく変わっておりました。
単なる売るだけではない、顧客が何を求めているのか、どういうものを提案すれば良いのかと言う事を真摯に考え提案すると言うスタイルになりつつあります。

実際、自分はプリウスとレクサスCTの試乗をしたのですが、これがトヨタ車?と思った位変わっておりました。特にレクサスCTはパワーと言う面では当然ながらBMWより劣りますが、少なくともBMWに近い、むしろマツダの様なドライビングプレジャーが得られましたし、プリウスにしても、2代目とは全く別物の乗り味に仕上がっていました。

見えない部分での変革(車であれば足回り、ディーラー面では営業やサービスの向上)、そして見える部分での変革(顕著なものでは車のデザインや内装デザイン等)を行う事によりトヨタはようやく過去との決別、新生トヨタになると思えます。故に豊田章男氏がRe Bornの象徴にしたいと仰っているのはそういう所だと思います。ましてやピンクのクラウンを出すなんて今までのトヨタでは想像出来たでしょうか?
まさに今、トヨタはパラダイムシフトに入ったと言っても過言ではないと思います。ただ、あのピンクが売れるかどうかはわかりませんが少なくとも心意気は買いますし、個人的には今回のクラウンこそ真のゼロクラウンだと思っております。
ブログ一覧 | トヨタ | 日記
Posted at 2012/12/27 20:54:36

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shinD5さん

この記事へのコメント

2012年12月27日 23:51
こんばんは。
個人的な第一印象は「えぇ~・・・('A`)」って感じです。(笑)
ずいぶん様変わりしましたねぇ。最近、グリルからバンパーまでガバッと開いたのが好きなのかな?ヨタさんち。

クラウンを保有している高齢層って「クラウンらしいクラウン」を好んでいる人が多いみたいなので、そういった層にはあまりウケは良くないかもしれないですね。
マークXからのステップアップには、ウケがよさそうな気がします。

個人的には、クラウンは日本の中での最高を突きつめてほしい車だと思います。世界を相手にする必要はない車種ではないかと。
なんか、「ベンツになりたいの~」ってオーラが見え隠れするような。。。
世界相手にするのはレクサスで十分。

対向車に反応して斜光するヘッドライトシステムにはぶったまげました!
ヨタさんちは、相変わらず一歩先行くんで悔しいかぎりです・・・
ちなみに私、昔レンタカーで借りたクラウンが散々だったんで、クラウンは嫌いです。(笑)
コメントへの返答
2012年12月28日 0:39
デザインに関して言えば好き嫌いの分かれるデザインでしょうね。

ただ、仰っているクラウンらしいクラウンって何なんでしょうか?
デザインと言うのは時代によって変化するものである以上、不変のデザインと言うのは存在しないと思います。実際センチュリーにしたってデザインの進化はしていますからね。ただ、基本的なデザインが踏襲されているので目立っていないだけですが。
人によっては初代かもしれないですし、クジラかもしれないですし、あるいは12代目通称ゼロクラウンかも知れません。なので、今回は原点回帰し、長所を伸ばしつつも変革を取り入れた今までのトヨタでは考えられないものだと思います。

> 世界を相手にする必要はない車種ではないかと。

現時点において日本国内ではクラウンのライバルはBMW、アウディ、メルセデスがいる以上、これらに通用する車が必要ですし若返りを試みるのであれば価格も圧縮しないと難しいと思います。お金に余裕がある人はメルセデスやBMWにいきますし、ない人(といっても普通より収入は上ですが)はマークXとかに行ってしまう以上、何らかの形で日本国内でも渡り合える車は必要です。

> 私、昔レンタカーで借りたクラウンが散々だったんで、クラウンは嫌いです。(笑)

自分もアベンシスの後はトヨタ嫌いでしたが、豊田章男氏就任以降、毛嫌いをやめ良いものは良い、悪いものは悪いと言う風にスタンスに切り替え、またレンタカーでは何度かラクティスを利用しましたが、価格の割に非常に満足の行く出来になっていたので、現在はトヨタの車を評価している次第であります。
2012年12月28日 0:48
さっきの「2012年に、魂レベルで天国と地獄に分裂」で表現するなら、どうやらトヨタは天国側に行けたみたいですね♪

逆に、AT関連(?)の企業に勤めてるおともだちが現行(スカイライン?)GT-R用の供給パーツの話を少ししてくれましたが、○産は地獄に突撃しつつある気がします

クルマのぱらだいむしふと、といえば、僕は「丸目のベンツ」でしたね♪
これぞメルセデス(慈悲深い人、という意味の女性の名前)だと思いました (当社比)
コメントへの返答
2012年12月28日 1:11
トヨタは豊田章男と言う名のリーダーのおかげで確実に良い方向に向かっています。

逆に日産は仰る通り地獄に向かっているでしょう。何しろRNA(Renault - Nissan Alliance)はハイブリッドよりも電気自動車を優先しているのですがそもそもインフラが整備されていない、単独で整備するにはあまりにも莫大な費用が掛かりすぎる上に急速チャージャーに関してもリーダーシップがとれていないのですから無理があります。また、フランスも今度多額の税金をディーゼルに掛けるのでディーゼル一辺倒だったルノーに取っては大痛手ですしそれ以上にSamsung自動車に作らせてるルノー Latitudeは前のVelsatis以上に売れてないのですからもがけばもがく程泥沼に浸かっていく状態ですからね。それに日産もルノーと共食い状態なあげく、思ったよりインフィニティが伸びてませんからね。

> クルマのぱらだいむしふと、といえば、僕は「丸目のベンツ」でしたね♪

丸目ベンツは惜しむ人は多いですよ。ただ、今のメルセデスはトラックでなんとか持ってるので、今回のAクラスは何としてでも売れないと困ると思うんですよ。だからAクラスの日本のPRにアニメを使ったのは若い人にも乗って欲しいと言うのがあるからだと思います。それだけ今のメルセデスは切羽詰まっていると言っても過言ではないかと思います。

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「スバル・三菱・スズキのAWD性能を比較してみた http://cvw.jp/b/205797/48144383/
何シテル?   12/15 22:42
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