• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2013年08月23日

なぜ増税しか思い浮かばないんだ

総務省、車増税「軽」に照準 取得税廃止穴埋め

 総務省は軽自動車の持ち主が毎年納める軽自動車税(地方税)を大幅に増やす検討に入った。2015年にも廃止される自動車取得税(同)の代わりの財源とし、地方財政への影響を回避する。欧州連合(EU)などとの通商交渉で、日本の軽の税率が低すぎると指摘されていることも見直しの追い風とみている。ただ軽自動車業界の反発は必至で、年末の税制改正論議の焦点になりそうだ。

 所得税など国税の制度を財務省が所管するのに対し、自動車税や自動車取得税といった地方税は総務省が所管している。

 普通車や軽自動車の取得時に地方自治体に納める取得税は、消費税が10%に上がる際に廃止される。取得税がないと年1900億円(13年度見通し)の税収が失われるため、総務省は保有税の増税で補填する方針。普通車の保有税である自動車税と軽自動車にかかる軽自動車税のうち、軽を重点的に増税する方向だ。10月までに省内の有識者検討会で具体的な増税の方法を固め、与党の税制調査会に提案する。

 軽は排気量が660cc以下の自動車。自家用の場合、軽自動車税は1台あたり年間7200円で済む。660ccを超える普通車では、軽とさほど変わらない排気量1千cc以下の車でも年間2万9500円の自動車税がかかり格差が大きい。上げ幅は今後議論するが、軽自動車税の税収は年1852億円で取得税とほぼ同じ規模。単純に穴埋めするなら、倍近くになる可能性もある。

 地方税収を潤沢にする観点から、過去にもたびたび軽自動車税の増税論が政府内で浮上してきたが、スズキなど軽自動車メーカーの反対で実現しなかった。今回は取得税が廃止されるため、総務省は何らかの代替財源が必要と判断した。

 軽自動車の税制優遇を巡っては、EUとの経済連携協定(EPA)や環太平洋経済連携協定(TPP)に並行する米国との自動車協議でも「公平な競争を阻む」などとして批判されている。通商交渉の円滑化という効果も見込めるため、総務省はこれまでより増税を実現しやすいとみている。

 ただ今回もスズキなど業界側の反発は必至。軽自動車は価格が安いため、国内新車販売台数に占める比率も4割弱に達するなど人気が高い。地方を中心に生活の足として定着しているだけに、軽ユーザーの反発も強まる見通し。結論は与党税調の判断に委ねられる。

 一方、消費税率が8%になるときの自動車取得税の扱いについて、業界を所管する経済産業省は減税を求める方針だ。総務省に対する14年度の税制改正要望に、税率の5%から2%への引き下げを盛り込む。消費税率が10%になると同時に取得税は廃止されるが、8%に上がる時点の措置は決まっていなかった。

日本経済新聞より

久々のブログなのでちゃんと書けるか心配ではありますが最後までお付き合い頂ければと思います。

> 総務省は軽自動車の持ち主が毎年納める軽自動車税(地方税)を大幅に増やす検討に入った。2015年にも廃止される自動車取得税(同)の代わりの財源とし、地方財政への影響を回避する。

8月に一時帰国したのですが、長野においては軽自動車はもはや生活必需品であり、特に公共交通機関が衰退場所においては生活できないというのが現状です。にも関わらず

> 欧州連合(EU)などとの通商交渉で、日本の軽の税率が低すぎると指摘されていることも見直しの追い風とみている。

税率が低いから優遇されているだけならともかく、EUや米国車が売れないのは税率以外のものもあるのですがなぜか、EUや米国は日本の道路や自動車事情に合わせた車づくりをするのではなく、軽自動車の税金を上げるように仕向けるのでしょうか。そもそも、デフレ脱却もしていないのにも関わらず、この時期に軽自動車の税金を上げると消費税と同じですが景気が一気に冷え込みかねません。

軽自動車の税率を見直すのであれば地方の公共交通機関のあり方を抜本的に見直すことをセットで行うべきであるのですがなぜかそれが抜けているような気がしてなりません。

> 軽自動車の税制優遇を巡っては、EUとの経済連携協定(EPA)や環太平洋経済連携協定(TPP)に並行する米国との自動車協議でも「公平な競争を阻む」などとして批判されている。

TPPやEPAのための増税なんかそもそもいりませんし、公平な競争を阻むというのであれば、なぜ、自動車にかかる税金が比較的少ない欧州で米国車が売れないのでしょうか。この時点で公平な競争云々という議論は成り立ちませんし、実際に欧州車も日本ではVWやMINIを中心にそこそこ売れているように思えます。日本の道路・交通事情に合わない車を売り込もうとしても当然ながら売れませんし、軽自動車が優遇されているというのであれば、なぜ軽規格の車を作ろうとしないのかというアイディアがないのが異常かと思います。日本メーカーは現地現物でその国の事情に合わせた車づくりをしていますが、欧米メーカーはそういう頭がないようにしか思えません。

まだまだデフレから脱却していない今、地方経済を疲弊させる軽自動車の増税はとんでもないことだと思います。
ブログ一覧 | 自動車関係 | 日記
Posted at 2013/08/23 18:53:48

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

今日のiroiroあるあーる537 ...
カピまこさん

おはようございます!
takeshi.oさん

惜しいゾロ目98888
のりパパさん

やっぱりタイヤは塗りたいみたいです ...
ケイタ7さん

心残りは。
.ξさん

2025年「夏休み」前半戦(。・ω ...
badmintonさん

この記事へのコメント

2013年8月23日 19:00
お久しぶりです。

軽自動車の増税は田舎に住むものにとっては大ダメージですね。
農家だと軽トラを複数台持っていたりしますし。
こちらは電車は1時間に1本とかザラですし、バスもそんなに本数多くないし田舎は足として車は必需品なのにお上はわからないのかな?
コメントへの返答
2013年8月23日 19:56
こちらこそご無沙汰しております

いやね、そもそも論として、税金云々以前になんでお宅は日本の事情に合わせた車づくりできないので済む話なんですけどね。トヨタなどができて、欧米ができないという時点で話が終わるんですけどね。どうせ増税派が便乗して上げるなんて話を出したんでしょうけど。背景にはまぁ自民落しがあるのは見え見えなんですけどねw
2013年8月23日 19:08
お久しぶりです!!

こんばんは。

スズキの親父にもう一頑張りしてもらいましょう、バックには庶民(特に共働きの女性群が付いてるぞ!!)
女性敵に回すと 昔みたいな米騒動起きるぞ!!
コメントへの返答
2013年8月23日 19:58
こちらこそご無沙汰しております。

スズキだけでなく、案外ホンダ、トヨタあたりもいうでしょうね。

まぁ自民を貶めたい連中がこぞって騒いでいるんでしょうけど。
2013年8月23日 19:15
90年代の未確認情報ですが、ベンツは4人乗り660ccのクルマを作ろうとして挫折したらしいです

「どうやったら、そんなもの作れるんだ!?!?」

みたいな感覚らしいので、はなっから軽自動車っぽいものを作る気が無いのでしょう
フィアット126など、前例はいくつかあるんですけど・・・???
コメントへの返答
2013年8月23日 20:36
逆に言えば如何に軽自動車が日本の技術の粋を極めているということなんですよね。

軽くらいのサイズになると大人4人乗せられる車なんて欧州メーカーじゃないですし、そもそも作れないのが現状ですからね。

ただそれが欧州等で評価されるかは別ですが、少なくとも日本の実情に合う車づくりもできず、文句ばかり言う連中の言うことなど聞く必要などないんですけどね。
2013年8月23日 20:39
御無沙汰でございます。 お忙しそうで。
財務省のHPが書き換えられてます。
増税しないとどうなるか?という問いに対してです。 国債だの取り上げて今にも破綻するような煽りをしてますが、現状の資産からしてありえません。
根本的に自動車にまつわる税金を検討しないと、ますます都市部は自動車を買わない若者が増えるだけです。
コメントへの返答
2013年8月23日 20:50
ご無沙汰しております。

まぁ財務官僚のトップが増税派ですからねw
そりゃまぁそういうことを言うでしょうな。

> 根本的に自動車にまつわる税金を検討しないと、ますます都市部は自動車を買わない若者が増えるだけです。

そもそも都市部で自動車が必要でしょうか?
東京都23区に至ってはバス、地下鉄、JR、私鉄等が網の目のごとく網羅しておりますし、タクシーもかなりの台数があります。それに対して都市部における駐車場の確保を考えるとかなり難しいのが現状かと。逆に地方にいけば自動車がなければ生活できないのが現状です。公共交通機関がほぼ破綻しており、そういう中で軽自動車は生活必需品となっております。
無論、自動車に関する税制を見直さなければいけないのは当然ですがそのためには税制だけでなくインフラもセットで見直さないといけないと思います。インフラ整備なしに増税というのは地方では受け入れられないと思います。
2013年8月23日 21:23
ご無沙汰しております。

自らの努力を後回しにし、まずはルールからいじり、押し付ける。
昔から欧米のやり方は常に一緒ですよね。

今回の話、その国にはその国にあった自動車社会と自動車文化が形成されているだけの話だと思うのです。
日本の軽自動車というものは、日本の文化的側面を持つ独自の産物だと思います。

「グローバル化」「財政破綻/財政再建」などという実態の無い、ただ不安をあおるだけの言葉に、この国は何を踊らされているのか。

“ルール”というものは、互いがきちんと納得出来るものでなくてはおかしい。
“対話”というものには、互いへの敬意がなければならない。
一方的に押し付けるのは、脅迫であり、命令であり、ひいては破壊とイコールなのでは。

元々日本の経済構造というのは、内需が中心のはず。
輸出依存度は、お隣の病気の国とは比べ物にならないくらい低いのです。
如何にして日本人が、日本人同士で儲け、豊かになっていくのか。そして、その仕組みをどう作っていくか。
今はそれが重要だと思います。

自民党には、この国が守るべきものを見誤らないでほしいと思っています。
コメントへの返答
2013年8月27日 5:55
こちらこそご無沙汰しております。

> 昔から欧米のやり方は常に一緒ですよね。

何も変わってませんねw

> 日本の軽自動車というものは、日本の文化的側面を持つ独自の産物だと思います。

理解できないでしょうね、欧米人には。

> 如何にして日本人が、日本人同士で儲け、豊かになっていくのか。そして、その仕組みをどう作っていくか。

なぜか日本人が儲かる土建屋には徹底的に批判する人間が多いんですよね。

> 自民党には、この国が守るべきものを見誤らないでほしいと思っています。

TPP、どう出るんでしょうかね。説明すると言いながら、ほとんど無いですからね…

プロフィール

「スバル・三菱・スズキのAWD性能を比較してみた http://cvw.jp/b/205797/48144383/
何シテル?   12/15 22:42
どうも、在仏歴2X年を終えて帰国したHeeroと申します。 最近、みんカラの活動はほぼ冬眠状態です(;´Д`)
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

タイヤ館 イエスワン 
カテゴリ:メンテナンス・アフターマーケット関係
2023/03/05 22:12:20
 
アユミデンキ オフィシャルブログ 
カテゴリ:メンテナンス・アフターマーケット関係
2011/01/27 18:14:08
 
アユミデンキ 
カテゴリ:メンテナンス・アフターマーケット関係
2011/01/27 18:09:57
 

愛車一覧

スバル フォレスター スバル フォレスター
もうこんな車出ないだろうという事で無理して購入しました。 2L、ターボ、2万キロ以下なん ...
マツダ キャロル マツダ キャロル
アルトとキャロルで迷ったところ、マツダの方でスイフトの下取りや値引きなどで好条件を出して ...
スバル インプレッサ スバル インプレッサ
久しぶりのインプレッサです。 今回もFF車です。 作りとしては前のスポーツワゴンの方が良 ...
スズキ エブリイ スズキ エブリイ
ランサーの後継車はエブリイバンになりました。 ターボ車なので加速もいいですし、乗り心地も ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation