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Heero Yuyのブログ一覧

2010年10月27日 イイね!

新車の匂いが嫌いですが、なにか?

「新車のニオイが好き」が7割…ボルボ調査

 ボルボ・カーズ・ジャパンは、新車のニオイに関する一般の意識調査を実施。この度その結果を発表した。
 
  今回の調査は、クルマの内装に使われる化学物質によって引き起こされる健康傷害、「シックカー症候群」について、1人でも多くのユーザーに理解を広めることを目的に実施されたものである。

 調査はインターネットパネルを利用して実施。サンプル地域は全国で、20代から50代のうち、過去に新車を購入した経験のある男女各世代100人、合計800人を対象に行われた。
 
 主な調査結果としては、「新車を購入したことを実感するとき」という問いに対し、8割の人が「新車独特のニオイを嗅いだとき」と回答。また7割にのぼる人が「新車のニオイが好き」と答え、その臭いで「ステータスや充実感を感じている」という回答も多く寄せられた。
 
 一方で、半数以上の人が、新車のニオイに有害化学物質が含まれていることを知らないと回答。また「シックハウス症候群」を知っている人が86.4%にのぼったのに対し、「シックカー症候群」について知っている人は、わずか11.7%にとどまった。
 
 一般に新車のニオイには、インテリア素材の製造工程で使用される接着剤や革のなめし剤などが揮発したホルムアルデヒド、トルエンヤキシレン、フタル酸などの有害物質が含まれている。
 
 「シックカー症候群」を提唱するエコライフ研究所の中野博氏は、「有害物質の使用を低減する動きは出ているものの、まだ十分な対応ができていないのが現状。シックカー症候群の症状が悪化すると、正常な運転ができず事故につながったり、様々な病気を誘引する可能性もある。対策として、室内インテリアへの配慮を行っている製品を選ぶこと、新車に乗車する際には、十分な換気をすることが大切」と述べている。
 
 また個人でできる具体的な対策として、「30分に1回は窓を開けて換気する(走行時なら1分程度)」、「エアコンを外気取り入れモードにする(走行中なら10分以上)」、「エアコンの設定温度を25度以下にし、必要以上に上げないようにする(車内温度は低い方が安心)」などを上げている。
 
 またメーカーによる取り組みも進んでおり、今回の調査を実施したボルボでは、安全基準のエコテックススタンダードの認証を受けた製品のみの採用、車内自動換気システムの搭載、炎天下を再現した環境での試験を実施する「サンシミュレーション」などを行っている。

Carviewより

久々の車ネタです。たまにはこういう車ネタも書かないと…
憂国ともう一つのライフワークになりかけているのがこのシックカー問題ですが、

本当に危険です

個人的にはかゆみや吹き出物、ひどいときはアトピーのような症状すら出ます。

> 新車のニオイに有害化学物質が含まれていることを知らないと回答。
> 「シックカー症候群」について知っている人は、わずか11.7%にとどまった。

自分も最初、症状が発症した時は何でだかわかりませんでした。
なんども同じような内容を書いて申し訳ないんですが、先のアベンシスを手放した理由が、このシックカー症候群が悪化したことが原因です。

> 一般に新車のニオイには、インテリア素材の製造工程で使用される接着剤や革のなめし剤などが揮発したホルムアルデヒド、トルエンやキシレン、フタル酸などの有害物質が含まれている。

ホルムアルデヒド:

人体へは、粘膜への刺激性を中心とした急性毒性があり、蒸気は呼吸器系、目、のどなどの炎症を引き起こす。皮膚や目などが水溶液に接触した場合は、激しい刺激を受け、炎症を生ずる。

接着剤、塗料、防腐剤などの成分であり、安価なため建材に広く用いられている。しかし、建材から空気中に放出されることがあり、その場合は低濃度でも人体に悪影響を及ぼす、いわゆる「シックハウス症候群」の原因物質のうちの一つとして知られる。

トルエン:

トルエンは溶媒として一般的に用いられ、ペンキ、塗料用シンナー、多くの化学物質、ゴム、印刷用インク、接着剤、マニキュア、皮なめし、殺菌剤等、様々なものを溶解することができる。フラーレンの指示薬としても用いることが可能である。ポリウレタンの原料であるトルエンジイソシアナートをはじめ、フェノール、トリニトロトルエン等の有機化合物の原料である。また内燃ガソリンエンジンのオクタン価向上剤としても用いることができる。工業的には脱アルキル化によるベンゼン生成、不均化によるベンゼンとキシレンの生成などが挙げられる。

トルエン蒸気の吸入には中毒性があり、強い吐き気を催す。長期にわたり繰り返し吸入を続けた場合、回復不能の脳障害を負うことが確認されている。トルエンは液体からの蒸気吸入だけではなく土壌汚染、地下水汚染等により経皮・経口で体内に入る可能性がある。また、塗料や樹脂などの建材の溶剤として用いられたトルエンが室内に放出されることがあり、シックハウス症候群の原因物質のひとつであるといわれている。また排気ガス等へも含まれている。

シックハウス症候群の症状:

この症状はシックハウスだという固有の症状はなく、個人差も大きいが、一般的には次の症状が出ると言われています。

* 慢性疲労、思考力の低下。
* 頭痛。
* 注意力の低下、意欲の低下。
* 寝付きが悪い。
* 朝すっきり起きられない。
* イライラ、怒り、感情の爆発 、自律神経障害、 発汗異常、手足の冷え、易疲労感
* 精神障害 不眠不安うつ状態不安愁訴
* 末梢神経障害 のどの痛み乾き
* 消化器障害 下痢便秘悪心
* 眼科的障害 結膜の刺激的症状
* 循環器障害 心悸こう進
* 免疫障害 皮膚炎喘息自己免疫疾患

これ以外にも、目がチカチカしたり、皮膚炎等いろいろな症状がおきますし、悪化すれば車の運転はおろか、新築の家には住めなくなったり、あるいは安い家具を置くだけで過敏に反応します。

現在、アレルフリーの車を出しているメーカーは

欧州フォード(TUVおよび英国アレルギー協会により認定):フィエスタ、フォーカス、モンデオ、クーガ、C-Max、S-Max等
Volvoカーズ(エコテックス、スウェーデンアレルギー協会により認定):全車種

位です。

他のドイツ車も対策は進めているみたいですが、Volvoや欧州フォードのような認定はまだされていません。

では日本車はどうでしょうか?たぶんお気づきになっていないと思われますが、たいていの車の諸元表あるいは環境情報には

車室内VOC 自工会目標達成(厚生労働省室内濃度指針値以下)

等という項目があったりします。

ちなみに厚生労働省が規制する13項目と指針値は

物質名
室内濃度指針値※
主な発生源

ホルムアルデヒド
100μg/m3(0.08ppm)
合板、壁紙などの接着剤
トルエン
260μg/m3(0.07ppm)
内装材、家具などの接着剤、塗料
キシレン
870μg/m3(0.20ppm)
パラジクロロベンゼン
240μg/m3(0.04ppm)
衣類の防虫剤やトイレの芳香剤
エチルベンゼン
3800μg/m3(0.88ppm)
合板、家具などの接着剤、塗料
スチレン
220μg/m3(0.05ppm)
断熱材、浴室ユニット、畳心材
クロルピリホス
1μg/m3(0.07ppb)
 但し小児の場合は0.1μg/m3(0.007ppb)
防蟻剤
フタル酸ジ-n-ブチル
220μg/m3(0.02ppm)
塗料、顔料、接着剤
テトラデカン
330μg/m3(0.04ppm)
   灯油、塗料
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
120μg/m3(7.6ppb)
壁紙、床材、電線被覆
ダイアジノン
0.29μg/m3(0.02ppb)
    殺虫剤
アセトアルデヒド
48μg/m3(0.03ppm)
建材、壁紙などの接着剤
フェノブカルブ
33μg/m3(3.8ppb)
シロアリ駆除剤

これらが規制されております。
つまりこれらの物質が、現在国産車、輸入車を問わず使われております。

また個人でできる具体的な対策として、「30分に1回は窓を開けて換気する(走行時なら1分程度)」、「エアコンを外気取り入れモードにする(走行中なら10分以上)」、「エアコンの設定温度を25度以下にし、必要以上に上げないようにする(車内温度は低い方が安心)」などを上げている。

ちなみに当方はエアコンを外気取入れを常時入れておりますが、悪化するとこれでは効きません。

現在、当方のBMWには常時

竹炭

を積んでおります。
1週間もつんで煮沸すると、ものすごい有毒ガスが出ますので換気を良くして行わないとめまいや頭痛、目のチカチカなどに悩まされます。

ちなみにBMWにしてからはアベンシスほど悩まされなくなりましたが、それでも真夏日とかには換気をしてからでないと乗れません。冬場の暖房は20度、それ以上にすると、シックカー症候群が発生します。

ちなみにこの規制を世界で初めて導入したのは日本であり、世界初全車基準達成したのはホンダだという事を記述しておきます。

日本メーカーにはぜひとも世界屈指のヘルシーカーづくりをするメーカーになってほしいものです。
Posted at 2010/10/27 18:30:43 | コメント(16) | トラックバック(0) | シックカー関係 | 日記
2010年09月17日 イイね!

環境自動車税 - CO2だけが環境負荷物質ではない

【井元康一郎のビフォーアフター】“モビリティ議論”無視した環境自動車税

◆環境自動車税、2012年度創設へ

自動車税制に関し、新しい動きがあった。総務省は15日、「自動車関係税制に関する研究会」の報告書を公開。その中で、軽自動車税を廃止して普通乗用車と同じ税体系に組み入れた「環境自動車税」を創設する考えを示したのだ。報告書はpdfファイルとして総務省のホームページに上げられており、誰でも見ることができる。

総務省は来年度にも自動車税制を改正し、2012年度から実施したいという意向を示している。そのスケジュールは非常にタイトであり、今回の報告書はすでに最終案に近いものと言っていいだろう。

この報告書の要点を簡単にまとめると、

1.環境自動車税は現在の自動車税と自動車重量税を一本化した地方税。現在、暫定措置として割増税率が適用されている税額程度を本則税率とする。

2.軽自動車は機能面、安全面、環境負荷など多くの点で普通乗用車とほとんど同じであることから、環境自動車税へ移行する時には同一の税体系とする。

3.現在、営業用自動車と自家用車の税額には大きな差がある(営業用は軽自動車とほとんど同じ税額)が、差をつける合理性はないのでこれも一本化が望ましい。

4.税額はCO2排出量、排気量の両方を勘案したものとし、環境損傷負担金と財産税の両方の性格を持たせる。

といったところだ。

こうした大きな改革を行う大義名分として掲げられているのは、CO2排出量の削減である。与党民主党は「2020年に日本のCO2排出量を90年時点から25%削減(05年比で約32%とされる)」という目標を国際公約として掲げている。クルマにCO2課税を導入すれば、CO2排出量の抑制に役立つという論法だ。この研究会自体、もともと鳩山内閣と第一次菅内閣で総務大臣を務めた原口一博衆議院議員の指示によって組織、開催されたもので、民主党の意向が強く反映されている。


◆“聖域”軽自動車と営業用自動車の増税

CO2課税導入を目指す理由はそれだけではない。CO2削減を大義名分に、自動車部門からの税収アップを目指しているのだ。民主党政権は今、財源不足に悩まされ、予算を組むこともままならない状況である。巨額の税収が得られる自動車関連諸税を、税収増を当て込める数少ない部門とみているのだ。

その目玉が、軽自動車と営業用自動車の増税である。軽自動車についてはこれまでも散々、増税の槍玉に上がってきたが、かつては産業保護の観点から“聖域”とされてきた営業車についても大幅増税を示唆しているあたりに本気度がうかがえる。

CO2排出量削減はグローバルなトレンドであり、環境自動車税はそれにマッチした税制だというのが研究会の結論だ。

CO2削減という部分のみを見れば、研究会の主張には合理性がある。軽自動車や営業用自動車の税制を大幅に上げれば軽自動車の販売台数は激減するが、軽自動車がコンパクトカー並みの税額となれば税収は台あたり約3倍となる。その税収増は台数の激減分をカバーして余りあるという計算はとりあえず成り立つ。

一方で、クルマの保有台数が減ることによるCO2排出量の抑制効果もある程度は期待できるだろう。明確なシミュレーションは行われていないが、クルマの保有台数は、公共交通機関がほとんど存在せず、軽自動車を中心にクルマが“一人に一台”というレベルで普及している地方部をはじめ、各地で減少することは想像に難くない。クルマ1台あたりの走行距離は多少延びるであろうが、全体の走行距離は抑制されるだろう。

このように、CO2排出量削減を社会の最大目標とし、その達成のためなら社会の枠組みをいかように変えても構わないという視点に立つ限り、自動車税、とりわけ軽自動車や営業車など、税額の低いクルマの課税を大幅に強化することは一定の意義を持つと言える。

が、日本のモビリティや国土の有効活用、とりわけ地方の活性化を考えたとき、本当にこのシステムでいいかというと、この政策はなはだ疑問である。


◆増税が地方の「足」を奪う

今日、過疎地域の公共交通網は全国的に軒並み崩壊している。筆者は昨年7月、皆既日食を見ようと悪天候を押して種子島に行ったのだが、バスは島を南北に縦貫する国道58号線こそ1日に11本バスが走っているものの、それ以外は朝に上り1本、夕に下り1本といった状況で、生活路線としてはほとんど役に立たない状況であった。

この様子は種子島に限ったことではない。九州・沖縄から北海道まで、山間部などに少し入り込んだ瞬間、公共交通機関での移動は事実上不可能という状況を目の当たりにできる。もちろんこうしたエリアにも住人はちゃんといて、その数は意外に多い。

近年、過疎地で経営を大成功させ、ビジネス番組などでも注目された「A-Z (エーゼット)」というショッピングモールが鹿児島にある。その店舗のひとつが薩摩半島南部の川辺というところにあるのだが、周辺を見回すと山ばかりで、こんな過疎地に店舗を構えて商売になるのかと思ってしまうほどだ。が、果てを見るのが嫌になるほど広い駐車場は普段から、来店客のクルマで一面埋め尽くされている。過疎地ではすでにクルマ社会が浸透しており、半径数十kmという広大なエリアから客が集まっているのだ。

研究会が打ち出した、軽自動車と乗用車の税制を一本化するという構想は、CO2抑制という観点では正義性を持つ一方で、こうした地方の生活を徹底破壊してしまう可能性がある。その代替案として研究会は、増えた税収の一部を公共交通機関の整備に回すという案を出している。が、過疎地で公共交通機関を走らせてもたちまち赤字となり、すぐに廃止論議や補助金問題が発生することは明白であり、愚策である。

軽自動車はもともと、日本版国民車構想から出てきたもので、クルマの普及と自動車産業の振興の一挙両得を狙って税額が低く抑えられた。が、その後、地方の過疎化が進むにしたがって、公共交通機関なき後の「移動の自由」の保障へと役割を変えて温存されてきたという経緯がある。

地方の足となった軽自動車の税額を単純に引き上げることは、移動の自由を阻害し、ひいてはその土地に住み続ける権利を事実上奪ってしまいかねないような、重大な方針転換と言える。当事者にとっては、CO2などよりよほど深刻な生活の危機とも言えよう。


◆モビリティの視点に立った議論を

ホンダの前社長、福井威夫氏は「日本は国土が狭く、しかも山がち。その大切な土地をあまねく有効活用できないようなら日本は滅びますよ。公共交通機関を置けないような地方で人やモノの流れを絶やさないため、低価格なパーソナルモビリティの道具を作り続けることはホンダの使命」と語っていた。が、クルマのコストは購入費用であるイニシャルコストだけではない。維持費であるランニングコストが上がっては、安さは失われてしまうのだ。

日本が全国にあまねく公共交通機関を敷設し、移動のサービスを国民に提供できない以上、軽自動車と普通車の税制を統合するというだけではモビリティの維持を図ることはできない。スズキの鈴木修社長はこの軽自動車税制について、「軽の税金を上げるだけでなく、リッターカーの税金を下げるという話ならいくらでも協力するのに」と語るが、研究会の意見はあくまで現状維持プラスアルファだ。

軽自動車の税額を引き上げるならば、それに代わって地方のモビリティを維持する新しいシステムを作るべきだ。たとえば過去、スズキが作った『ツイン』やダイムラーの『スマート・フォーツー』のような、現在の軽自動車よりも小型の2人乗り自動車を、今の軽自動車より安い税額で乗れるようにするといった制度である。そうすれば、一家のメインのクルマとして普通車を1台保有しても、後のクルマの維持費は大きく抑制でき、トータルでの支出を増やさずにすむ。また、2人乗りに限定することで、普通車との差別化を図ることもできるであろう。

こうしたモビリティの視点に立った議論ができていない最大の理由は、自動車関係税制に関する研究会のメンバーが税金や財政学、法律の専門家、税を取る地方公共団体、そしてなぜか広告メディアである宣伝会議の編集室長など、モビリティのド素人ばかりで構成されていることにある。

原口総務大臣自身、道路交通に関しては素人であるため、致し方のない部分もあろう。情けないのは道路交通のプロフェッショナルである自動車メーカー、建設会社、IT企業、エネルギー会社などである。行政の言いなりなのか興味がないのかはわからないが、有効な提言を何らできていない。が、今のタイミングで声を上げなければ、日本のモビリティは大きな打撃を受けることは間違いない。

Responseより

何かとCO2ばかりが注目されて他の環境負荷物質がおざなりされている気がしてなりません。
たとえばNOx、ディーゼル粒子等のディーゼルエンジンから排出されている物質や、ホルムアルデヒド、トルエンなどのVOCもしかりです。
化学系は苦手なので間違ったことを言うかもしれませんが、CO2は植物の光合成などでO2に変換することができます。しかしNOxやディーゼル粒子は光合成で変換が不可能だと聞いております。
またホルムアルデヒドに関して言えば


雨水:高濃度ホルムアルデヒド含む可能性 排ガスなど吸収?--富山大調査

 水道の水質基準を超える高濃度のホルムアルデヒドを含んだ雨が、全国で降っている可能性が高いことが、田口茂・富山大教授(環境化学計測学)の研究チームの調査で分かった。車の排ガスなどから放出された後、大気中で取り込んだとみられ、継続調査が必要になりそうだ。仙台市で開催中の日本分析化学会で17日、発表する。

 ホルムアルデヒドは発がん性があり、シックハウス症候群の原因物質の一つとしても知られる。目に入ると涙が出たり、肌に触れるとひび割れを起こす恐れがあるが、雨水の全国的な汚染状況は不明だった。

 研究チームは07年から富山市内で数回にわたり、ホルムアルデヒド自体とアルデヒド類全体の濃度をそれぞれ測定。雨水中のホルムアルデヒドはアルデヒド類全体の46~100%を占めていることが分かった。

 また、12都道府県の計18カ所で雨水を回収し、ホルムアルデヒドを含むアルデヒド類の濃度を測ると、栃木県で最大0・64ppm(1ppmは100万分の1)を記録。大半の地点が0・1ppmを上回り、雨水中のホルムアルデヒド濃度は頻繁に水道水質基準(0・08ppm)を上回っている可能性が浮上した。

 降り始めや少雨のときに高濃度になる傾向があり、田口教授は「現状では雨にぬれても健康影響があるとは考えにくいが、監視が必要だ」と話す。

毎日新聞より

毎日しか取り上げてないところが気がかりなのですが、このホルムアルデヒド、上記の記事に書かれているように

> ホルムアルデヒドは発がん性があり、シックハウス症候群の原因物質の一つとしても知られる。目に入ると涙が出たり、肌に触れるとひび割れを起こす恐れがある

シックハウスやシックカーの原因となっております。
つまり

外気ではCO、CO2、NOx、ディーゼル粒子
車室内ではホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンなどのVOC

で汚染されているのです。

ちなみに車に関するVOCですが世界中が取り組んでおります

日本:車室内VOC(揮発性有機化合物)低減に対する自主取り組み

例:ホンダ、VOC低減目標を全四輪車で達成…シックハウス症候群

三菱自動車、車室内VOCを低減…1年以上前倒し達成

マツダ:スリーウェットオン塗装高付き回り電着塗料

海外:Automotive Volatile Organic Compound (VOC) Testing
BMW - Mercedes : 粉体塗料の使用これによって、塗装面でのVOC、ホルムアルデヒド、は0になっております

しかし上の粉体塗装の記事に面白いことが書いてあるのですが

> 2003年まで、欧米に比べ、日本の粉体塗装(パウダーコーティング)の普及は遅れをとっていました。というのも、溶剤に関する規制が全くといって良いほどされていなかったためです。

それだけ日本ではいまだにホルムアルデヒドなどの規制が緩いんです。

たとえばIkeaやニトリの家具を買ったときめまいや頭痛、のどの痛みやチカチカ感など感じられませんか?

これ全てVOCなんです。これが悪化すると生活に支障をきたします。しかも健康面でも被害が大きくなります。

VOCやCO2以外にもバッテリーのリサイクル等幅広いところまで行きますが、これ以上広げると書ききれなくなるのでVOCとCO2だけに限定しましたが環境税というのであれば少なくとも排ガスを基準にするのであれば最低でもCO、CO2、NOx、ディーゼル粒子を含めたトータルで考えるべきです。

CO2だけを下げたいのであれば現状のクリーンディーゼルは適切な手段ですがNOxやディーゼル粒子に課題が残っております(いろいろなメーカーがディーゼル粒子フィルター等を取り除く触媒を使用しておりますが)
しかし、ホルムアルデヒドは直接健康に関与してくるのでVOCの放出量を含めたトータルで課税、減税方式にするべきかと思います。

現にフランスでCO2だけを限定したことにより売れる車はディーゼル車ばかりで、無鉛ガソリンの売れ行きは激減の上に売り先がない、逆に低硫黄軽油は需要が多すぎて生産が間に合わず、渋滞になれば局地的な高濃度のスモッグがおき、問題になっております。

日本を限定にすると軽自動車がCO2の排出量云々という理由で大幅な増税は理解できません。
前の記事にも書きましたが軽自動車の増税は地方の経済を止めかねません。
それでその金を子ども手当などのバラマキに使う。これでは景気回復などできません。

自動車税、自動車重量税、自動車購入税などの自動車に纏わる税金の見直しに異論はありませんが、軽自動車のみをターゲットにした大幅な増税には断固反対です。
環境というのであればミクロの視点のみならず、マクロの視点で行うべきであって、今の様なやり方では本当に日本を崩壊させかねません。

まぁそれがカンガンスの言う

最少不幸社会

だということだと思いますが。
Posted at 2010/09/17 19:23:35 | コメント(6) | トラックバック(0) | シックカー関係 | 日記
2009年11月24日 イイね!

おしらせ

みんカラグループでシックカー問題を取り扱う

シックカー対策倶楽部

を作りました。

興味のある方、シックカー症候群を患っている方は覗いてみてください。
Posted at 2009/11/24 06:13:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | シックカー関係 | 日記
2009年10月09日 イイね!

Healthy Car Best Picks + α

久しくシックカー関係のことを書いていないので、たまには…

Healthy Car.orgにて最新の結果が出ていましたので日本でも、欧州でも購入できる車を中心に載せます(なお、US版とそれ以外のところだと若干名称が違ったりしますのでそれの対応、あるいはその車とほぼ同等の場合はプラットフォーム共有車両を載せます)

ちなみにあくまでもUSAにおける結果なので、参考程度ということでお願い申しあげます。

SMALL CAR

US Toyota Corolla 0.7 : オーリス、欧州カローラが同等
Honda Insight 0.8
Honda Civic Hybrid 0.9 :日本版シビック(ハイブリッド含む)が同等

ちなみにToyota Yaris (日本名Vitz)は2.9、Nissan Versa(日本名Tiida)は2.3、BMW-MINI Cooperが2.7、Cooper Sが2.2、JCW(John Cooper Works)が1.2、ホンダ Fit(欧州名JAZZ)が1.8、マツダ3(日本名アクセラ)がセダンで2.5、スポーツで2.6、三菱 Lancer(日本名ギャランフォルティス)が2.4という感じです。
ワースト3がChevrolet Aveo (大宇 Kalos)が4.9(現時点で全ジャンル含めてワースト1位)、VW Jettaが3.9(Small Car ワースト2位、全ジャンルでワースト5位)、VW Beetleが3.7 (Small Car ワースト3位、全ジャンルでワースト7位)となります

Family Sedan

Honda Accord 0.7 : 日本名インスパイア
Toyota Prius 0.8

ちなみにToyota Camryが1.3~2.0、マツダ6(日本名アテンザ)が2.3、スバル 新型レガシーが2.2という感じです
ワースト2がKia Spectraが3.2、VW Passatが2.8でした(同スコアにFord Fusionがありますが、アメリカ限定のため割愛しました)

Upscale Sedan

Acura TSX 0.9 : 日本&欧州名アコード
Volvo S40 1.0~1.5
Infinity G35 1.2 : 日本名スカイライン

ちなみにLexus ISが1.3、BMW 3シリーズが1.3~3.2、Audi A4が2.8~3.0、メルセデスベンツ Cクラス3.0~3.2という感じです

とまぁ長すぎるので全部はかけませんが、ホンダが結構対策しています。トヨタも最近はまともな方向になりつつあります。
しかしドイツ車(メーカーは問わず)が意外と環境大国と言う割に車室内VOCが高くてびっくりしましたorz

ちなみにシボレーもUS製ならまだしも、大宇製になると(;´Д`)
日本車でばらつきが激しいのが三菱でした。特にEclipseが全体のワースト上位に入ってますからね
関連情報URL : http://www.healthycar.org/
Posted at 2009/10/09 05:44:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | シックカー関係 | 日記
2009年08月27日 イイね!

車室内VOC 「自工会自主目標達成」はあくまでもスタート地点

最近の日本車をみると

車室内VOC 「自工会自主目標達成」
自工会目標達成(厚生労働省室内濃度指針値以下)

等の記述を目にしますが、ここで止まらずさらなる低減を進めてもらいたいものです。

VOC(揮発性有機化合物)とはどんな成分?

それではシックハウス症候群の原因となるVOC(揮発性有機化合物)とはどのような成分なのでしょうか?

VOCとは「Volatile Organic Compounds」の頭文字を取ったものであり、日本語で書くと揮発性有機化合物となります。

VOCは約900種類が確認されており、そのうち約300種類は人体に有害であると考えられています。

自動車車内に使用されるVOC(揮発性有機化合物)は250種類あると言われています。


VOCは建築資材などに使用されている防腐剤、塗料溶剤、接着剤、木材保存剤、防蟻剤などに含まれており、これらから放散される化学物質がシックハウス症候群の主な原因といわれています。

自動車の場合は内装にVOC(揮発性有機化合物)を利用することが多く、ウッドパネルや皮シートなどに接着剤を使用したり、天井材・座席シート・アームレスト他にもVOCを含む部品が使用されている。


厚生労働省がVOCにおいて室内濃度指針値を定めた13物質は下記になります。(2004年12月現在)

  【物質名】
 1、ホルムアルデヒド
 2、トルエン
 3、キシレン
 4、パラジクロロベンゼン
 5、エチルベンゼン
 6、スチレン
 7、クロルピリホス
 8、フタル酸ジ-n-ブチル
 9、テトラデカン
10、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
11、ダイアジノン
12、アセトアルデヒド
13、フェノブカルブ


自動車室内では住宅や家電など日常生活で使用されているものと同様な素材が使用されており、これらの素材から揮発する物質の混合物が車室内のVOCとなります。

また、自動車室内のVOCは
・車室内のVOC濃度は一般的に時間とともに低減していくが、物質によってその低減の度合いは異なる
・車室内のVOC濃度は車室内の温度によって異なる。炎天下で駐車している自動車の室内では濃度が高くなる場合がある。
・走行中の窓開けやエアコンの外気導入などによる換気を行うことで、車室内のVOC濃度は大幅に低減する
という特徴があります。

シックカー症候群の知識と防ぎ方より

このように現時点では13項目だけであり、実際には色々なVOCがあるのですから根絶は無理であったとしても、さらなる低減努力はしてほしいものです現に

昨日納車しました。二日間乗って一番の不満(不安)は、車室内VOCです。
5年前に買った新車(スズキ)もひどかったけど、プリウスもかなりだと感じてます。またしばらくの間、夜は窓全開でVOC排除です。
車室内VOC 「自工会自主目標達成」
どんな目標なんだろっか。新車はどこもそうなんでしょうかね。

Carview 掲示板より引用

新型プリウスですらこんな感じですから是非とも車室内VOCのさらなる低減に期待したいものです。
Posted at 2009/08/28 00:15:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | シックカー関係 | 日記

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「スバル・三菱・スズキのAWD性能を比較してみた http://cvw.jp/b/205797/48144383/
何シテル?   12/15 22:42
どうも、在仏歴2X年を終えて帰国したHeeroと申します。 最近、みんカラの活動はほぼ冬眠状態です(;´Д`)
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もうこんな車出ないだろうという事で無理して購入しました。 2L、ターボ、2万キロ以下なん ...
マツダ キャロル マツダ キャロル
アルトとキャロルで迷ったところ、マツダの方でスイフトの下取りや値引きなどで好条件を出して ...
スバル インプレッサ スバル インプレッサ
久しぶりのインプレッサです。 今回もFF車です。 作りとしては前のスポーツワゴンの方が良 ...
スズキ エブリイ スズキ エブリイ
ランサーの後継車はエブリイバンになりました。 ターボ車なので加速もいいですし、乗り心地も ...

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