三菱、パリショーで欧州版i-MiEVをワールドプレミア
三菱は、9月30日(木)から10月17日(日)までフランスで開催される『Le Mondial De L' Automobile 2010(通称:パリモーターショー)』で、新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』の欧州仕様をワールドプレミアする。
欧州仕様の『i-MiEV』は、日本仕様の同車と比べ、外観では前後バンパーのデザインを変更し、安全性と安定感を高めたほか、内装ではインストルメントパネル中央部を変更し、居住性を改良。また、機能面では、ASC(Active Stability Control)やサイド&カーテンエアバッグを標準装備し、走行安定性と衝突安全性を向上させている。
欧州での導入は、2010年 12月からスタートし、まずはフランスやイギリス、ドイツなど14カ国で販売され、2011年度以降は販売国を順次拡大。価格は、約3万3000から3万 5000ユーロで、多くの販売国では政府補助金が導入され、それを差し引いた実質価格が3万ユーロ以下となる予定だ。
このほか、新開発ディーゼルエンジンを搭載した『ASX(日本名:RVR)』や、『ランサー スポーツバック(日本名:ギャラン フォルティス スポーツバック)』、『アウトランダー』など、全12台を出品する。
Carviewより
前々から訴えておりますが
なぜ安全装備に日本と欧州ではこれほどまでに差をつけるのか?正直理解できません。
なにも三菱だけじゃありません。ホンダ、日産等色々なところが本当に安全性を重視しているのでしょうか?
【日産 ジューク 試乗】分からないクルマだ…松下宏
個人的には何これ? って感じのデザインだけど、デザインは独創性が命だからほかのどのクルマにも似ていないのは良いと思う。
『ジューク』のデザインが分からないのはお前がジジイだからと言われたが、日産が発表した初期受注を見ると年齢の高いユーザーがけっこう買っている。しかも台数的にも好調で、これは一体!? ますます分からないクルマだ。
文句を言いたいのは横滑り防止装置。西洋人向けには用意しながら、日本人向けにはオプションすらしないというクルマ作りは、日本に由来する自動車メーカーのやることじゃない。
さらにジュークの特徴というセンターコンソールのデザインや、インテリジェントコントロールディスプレーなど、いずれも左ハンドル車用のものを国内向けの右ハンドル車に装着している。日本で売りたいなら右ハンドル車をきちんと作れといいたい。
基本プラットホームがコンパクトカー用のものなので、SUVとしては比較的軽く作られていて、デュアルインジェクターなどを工夫を凝らした1.5リットルエンジン+CVTの組み合わせでけっこう良く走る。シャシー系や音振などはもう少し入念な作り込みが欲しい。
Responseより
個人的な意見を言わせてもらえば
顧客軽視
これしか思い浮かびません。
最近、トヨタはサイドやカーテンを標準装備にしたと豪語しているみたいですが
褒められるものじゃありません。
アベンシスに乗っているときにすでに取り上げたのですが欧州版は標準装備のものが、日本版はオプションって
誰のための車づくりなのか?メーカーの儲けだけが第一なのか、それともお客あっての企業なのか、これではとても後者には程遠いです。
お友達の16Nightsさんのこちらのブログを読んでみてください
危険は身近に迫ってる!?
これ比較的低スピードだったのでよかったようなものですが、もしサイドやカーテンエアバッグのない車でかつもう少し高いスピードで突っ込まれていたら
脳震盪どころか脳挫傷が避けられない可能性すらあります。
うちの母が以前、エアバッグのない頃の車(Citroen BX)で事故ったことがあるのですが、窓に頭がぶつかり、脳震盪にあったのですが、それ以降も時折、後遺症に悩まされていたりします。
安い車がユーザーがほしいとは言えど、安全を犠牲にしてまで作った走る棺桶車、そんな車がユーザーがほしいとメーカーは思っているのですか?
まさか日本人なんかより外国人の方が第一と某政党のように思っているのですか?
ちなみに2010年World Car of the Yearに選ばれた VW Polo(日本版と欧州版)と2008年World Car of the Yearに選ばれたマツダ デミオ(日本版と欧州版)の安全装備を比べてみたいと思います。
なおグレードは
VW Polo TSI Confort Line:日本版 213万円 欧州版 18640ユーロ(1ユーロ108円換算で約201万円)
マツダ デミオ スポルト:1.621.750円
Mazda 2 Performance:15400ユーロ(約166万円)
で比べたいと思います
Polo(日本版):ESP、ABS、フロント、サイド、カーテンエアバッグ標準装備
Polo(欧州版):同上
デミオ:ABS、フロントエアバッグ標準装備、サイド、カーテンはオプション、DSCなし
2:ABS、フロント、サイド、カーテンエアバッグ標準装備、DSCなし
なおデミオにセットオプションのエアバッグ(68250円)+アドバンスキーレスエントリー(42000円)+ドライビングコンフォートパッケージ(21000円)を加えますと
合計価格:1.753.000円
となります。ちなみに欧州版Mazda 2 Performanceはエアバッグとドライビングコンフォートパッケージは標準装備となっております。
これマツダとVWを例にとりましたが、他の日本メーカーも似たような感じです。
日本メーカーは日本人を馬鹿にしていませんか?
ルノーのLuteciaやVWのPoloですらついているのにデミオやフィット、コルトにはすべてのグレードでオプション、スイフトとマーチは上級グレードのみ標準、ヴィッツは標準ではありますが、あくまでもつい最近の事であり、わずか数年前まではオプション装備だったことを忘れてはいけません。
メーカーにお聞きしたい
10万円で人の命買えますか?
こんな調子でコスト削減、安全軽視な車づくりならいくら日本生産をしたとしても
見向きされなくなりますよ。
ちなみにこのサイズの車なら日本で購入するのであれば
1)スズキ 新型スイフト XS
2)VW Poloなどの輸入車
にしますよ。事故を体験している以上、安全装備を軽視している車はいくら安くても買いたくありませんし、30万円差で安全と乗員の命を守れるのであればむしろ安いくらいです。
参考動画
VW Polo
スズキ スイフト (新型)
マツダ デミオ