上陸の日本人 軽犯罪法違反容疑で取り調べ
海上保安庁によりますと、魚釣島に上陸したのは慰霊祭に訪れていた日本人のうち、少なくとも9人とみられています。立ち入り禁止区域になっている尖閣諸島に上陸するには国の許可が必要なため、軽犯罪法違反にあたる可能性があるということです。今後、警察が詳しく事情を聴くとみられています。
テレビ朝日より
蛮行をお目こぼし 世論戦で再び敗北
「領土問題は国家主権に関する問題なので、不退転の決意で、体を張って取り組みたい」
野田佳彦首相は17日午後、官邸で新党大地・真民主の鈴木宗男代表と会談した際、こう決意を示した。
実際に「体を張って」香港の活動家らを阻止しようとしたのは海上保安官や警察官だったが、日本政府は活動家が海保巡視船に向かってれんがやボルトを投げつける蛮行を不問に付した。しかも、政府は抗議船の非を国際社会に訴える有力な手段である海保撮影のビデオ映像も公開しないと決めた。
藤村修官房長官はビデオ非公開などについて「海保の判断」としたが、そもそも公務執行妨害という事態に発展させない大方針は、官邸サイドから海保に伝えられていた。海保を所管する羽田雄一郎国土交通相は17日の記者会見で「民間のカメラマン、マスコミが乗っている情報を勘案し、人身事故を起こさないのが基本だ」と認めた。
抗議船には親中国系の香港「フェニックステレビ」の記者2人が乗り込み、上陸の一部始終を実況していたからだった。
中国人民解放軍は敵や文民に衝撃を与えて士気をくじく「心理戦」、国際法を利用する「法律戦」、国内・国際世論に訴える「世論戦」の3つによる「三戦」の軍事思想を持つ。日本側が香港メディアの存在を理由に強硬姿勢を取れなかったとすれば中国が世論戦に成功したことを意味する。
元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は今後も尖閣諸島に中国人が上陸を試みることを考慮し、不法上陸し逮捕された5人に関しては送検し、「背後関係、中国の公権力の関与などを徹底的に調査する必要があった」と指摘する。
「尖閣諸島に上陸すると長期勾留されるという『ゲームのルール』を定着させることが重要」(佐藤氏)だったわけだが、首相は早期決着にこだわった。
2年前の中国漁船衝突事件で中国側は船長勾留に反発、レアアース(希土類)の対日禁輸や大手ゼネコンの日本人社員拘束などを打ち出した。当時の菅直人政権は処分保留で釈放し、「弱腰外交」との批判を浴びた苦い経験がある。
だが、尖閣諸島の購入を表明した東京都の石原慎太郎知事は17日の記者会見で、今回の政府の対応も痛烈に批判した。
「やっぱり弱腰の外交というか、シナにへつらう情けない姿が出てきた。ただの不法入国者だから帰すというのでは、日本は法治国家といえない」
実は平成16年3月に上陸した活動家7人を当時の小泉純一郎首相が強制送還させたとき「甘い対応では誤解されかねない」と、政府の「弱腰」を最も強く批判したのが他ならぬ野田首相だった。当時の勢いはどこへ行ったのか。
香港の活動家の尖閣諸島上陸問題に関する関係閣僚会議は発生から2日後の17日、ようやく開かれた。だが、その場に森本敏防衛相の姿はなかった。防衛省幹部は「呼ばれなかっただけだ。官邸に聞いてほしい」と不快感を露わにした。
政府筋は、「出席者は野田首相と藤村修官房長官が決めた。不法上陸に防衛相は直接関係ないから参加させなかったのではないか」と語るが、領土主権を脅かす事態への意識の希薄さを浮き彫りにしている。
海保を所管する羽田雄一郎国土交通相、警察を担当する松原仁国家公安委員長は15日に登庁しなかった。藤村氏は「緊密な連携をとっていた」と問題ないとの認識を示したが、自民党は対応を批判している。
17日の自民党外交部会・領土特命委員会の合同会議で、新藤義孝委員長代理は「事前に予告され、やすやすと上陸されて何のおとがめもなしに帰すのか」と追及した。海上保安庁や警察庁の担当者は「政治の指示はなく、現場の判断だ」と繰り返すだけだった。
竹島問題をめぐる関係閣僚に関しても、政府内では韓国の李(イ)明(ミョン)博(バク)大統領が島根県・竹島に上陸した10日の段階で直ちに会議を開くべきとの意見があったが、藤村氏らは当初「韓国側を刺激する」(外務省筋)として消極的で週明けにようやく開かれることになった。
外務省は尖閣問題でも中国側への抗議を事務レベルにとどめようと腐心した。佐々江賢一郎事務次官は15日夜、程永華駐日中国大使を呼んで抗議したが、玄葉光一郎外相が直接中国側に抗議する場面はなかった。
玄葉氏は李大統領の竹島上陸には申(シン)●(=王へんに玉)(ガク)秀(ス)駐日韓国大使や金(キム)星(ソン)煥(ファン)外交通商相に抗議したにもかかわらずだ。
玄葉氏は17日の会見で「(竹島は)国家元首が上陸した。(竹島と尖閣を)同じように扱うのはどうか」と述べた。領土主権を脅かされている意味では違いがないはずだが…。
「国境に関しての干渉には国威をかけて対応すべきだ。反論すら出ないと思われた瞬間、なめられる」
首相は政権交代前の自著で、平成16年3月の中国人活動家7人による尖閣諸島上陸事件で、強制送還を決めた小泉純一郎元首相の対応を批判した。
首相になった今、小泉氏に向けた批判がブーメランのように野田氏に向かう。
同じ強制送還でも、首相と小泉氏では対応に大きな違いがある。小泉氏は強制送還を決めた後、記者会見し、自らの「政治判断」を鮮明にした。是非はともかく国民への説明責任は果たしたのである。首相は記者団に「法令にのっとり、厳正に対処する」と述べたものの、小泉氏のように記者会見し、自らの責任を明確にすることはなかった。
「中国も韓国もロシアも今後は何をやっても日本の話を聞く必要がない状況になった。国を守ることを考えず党内の政治闘争だけやっている民主党政権が続いたことはこの国の不幸だ」
昨年8月、竹島に近い韓国・鬱陵島を視察しようとして韓国政府に拒まれた新藤氏は合同会議後、ため息をついた。
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沖縄県・尖閣諸島の魚釣島に香港の活動家らが上陸した事件は、14人の強制送還で幕が引かれたが、大きな課題を残した。島根県・竹島、北方領土…。領土主権を脅かす事態の前に、日本外交は機能不全を起こしている。
産經新聞より
“配慮”が招いた危機 中韓露の対日包囲網
この領土問題に関して取り上げる記事はあまりにも多すぎるので、全ては取り上げませんが、少なくとも尖閣に関して言えば
1)日本国民が上陸した場合は軽犯罪法を適用
2)支那人が海保を振り切り、上陸した場合は公務執行妨害並びに軽犯罪法を適用せず、強制送還のみ。しかもあからさまな暴力による意図があったため本来なら海上保安法が適用されるのにも関わらず、国交相や官邸側は適用しなかった
その結果どうなったのか
工作員連中は英雄扱いされ
反日デモは放置
つまり、支那、朝鮮、露助からしてみたら、日本には何をしても問題ないと言うイメージを決定づけてしまったのです。
こういう状況になるとよく言われるのは、
民主党は駄目だ
今の国会議員なんか信用出来ん
売国奴政権だ
って言われるのですが、そもそも、この政権、誰が選んだんでしたっけ?
誰かが勝手に任命して、勝手に政治家になったのでしょうか?
では、なぜ解散総選挙を求めるのでしょうか。
そう、政治家は、選挙で選ばれるんですよ。そんなの当たり前だなんて方もいらっしゃると思いますが、なぜかその当たり前の事を忘れ、2009年には喜々としてこの気狂い売国政党に票を入れたのはどなたでしょうか。
日本国民の過半数がこの民主党を支持したんですよ。
例えば、車購入の際には試乗したり、ディーラーに行ったり、カタログでスペックを調べたりして購入しますよね。あるいは住宅の場合、お試しが出来ない以上、慎重にハウスメーカーやマンションの事を調べたり、営業とあって話したり、色々と細部に渡って詰めますよね。
政治も同じで、政治家を選ぶには政党の理念、政策、マニフェスト、そして議員自信の資質で判断する訳ですが、その為には
政党、選挙事務所に行ったり、演説や懇親会に参加したり、あるいは候補者に対して質問等をする
これが選挙権を持つ国民の権利なんですよ。これらを実行せず、ただ何となくだとか、聞こえの良い政策だからとかそんな理由で選んだのが先の2009年の選挙なんですよ。
同じ事を車や家で行いますか?なんとなくだとか、見栄えが良いからとか、そんな理由で購入しますか?
普通ならあり得ませんよね。車や家なら最悪売り飛ばすと言う事も出来ますが、国政はそんな簡単には行かないと言うのは今回の民主党政権でよくわかったかと思います。
駄目なら変えればいいなんてそんな簡単に出来ないんですよ。
つまり、今回の一連の領土問題は日本国民があまりにも政治に無関心すぎた事なんですよ。
それは何も国政に留まらず、市政や県政等にも言えるんですよ。市長や県知事が明確なビジョンを持ち、市議、県議が明確なビジョンを持つ事で行政はちゃんと動きますが、何となくで選んだ場合は曖昧さを残す以上、行政にも隙をあたえ、その隙は自治労ような反日組織を助長させる事になるんですよ。
その具体例はこちら
これ沖縄県那覇市役所での出来事ですが、このように行政は腐敗するんですよ。
市役所って場所は住民票やゴミ処理だけが業務じゃないんですから。いくら、市役所内に志のある方がいても、こういう反日勢力に握りつぶされるんですよ。長が腐っているから。
会社だってそうですよね。社長がしっかりしている所は従業員もしっかりした人が多いですが、社長が駄目な所だと、会社って物はどんどん駄目になりますよね。それと同じなんですよ。市政や県政を良くしたいと思うのであれば市長や県知事を志のある方を選び、市議、県議も志のある方を選ばないと地方行政は腐敗する一方なのですから。
そういう事も解らずして、ただあの政党は駄目だとか、あの政治家は駄目だとかと言うのは愚の骨頂なんですよ。難しいからとか、解りづらいと言って目を背けていたらいつまでも経っても良くはなりません。