過ちて改めざる…訂正放送 テレビ界の『おわび』考
日本テレビ「真相報道バンキシャ!」の誤報問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会に、そのあり方を再検討するよう求められた訂正放送。「バンキシャ!」に限らず、訂正内容があいまいで歯切れが悪いものが少なくない。テレビのおわび作法を考えてみた。 (近藤晶)
「情報提供者の悪質性を言うばかりで、誤った個所の明示もなければ、どこをどう訂正し、取り消すのかの言及もない。虚偽の証言によって迷惑を被った被害者だったのだと釈明しているようにも見える内容だった」
検証委は、七月三十日の日テレに対する勧告の中で、訂正放送(今年3月1日)のあいまいさを厳しく批判した。誤報となった放送(昨年11月23日)だけでなく、訂正放送も審理の対象に加えたのは、その内容が不十分だったためだ。
訂正放送は、放送法に規定。放送が社会に与える影響が大きいため、真実性の確保と真実でない放送による権利侵害を救済するのが目的とされる。権利侵害を受けた者から請求がある場合(1項)は、違反すると制作者と局に五十万円以下の罰金がありうる。また、その実施状況は、各局の放送番組審議会と総務相に報告しなければならない。局自ら誤りを発見し、訂正した場合(2項)は、罰金や報告義務の規定はない。
「バンキシャ!」の訂正放送は、虚偽証言によって大規模な調査を余儀なくされた岐阜県の請求を受けてのものだが、日テレによると、一項に基づく訂正放送は開局以来初めてという。総務省によると、一項による訂正放送は一九九九年度から二〇〇八年度の十年間で、請求百二件、実施八十四件だった。
田島泰彦・上智大教授(メディア法)は「局が自ら真実でないと認めないと訂正放送の仕組みが発動されない。司法が介入するのはよくないが、客観的な仕組みを検討する余地はある」と指摘する。
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訂正やおわびの仕方については、これまでもたびたび問題にされてきた。検証委は、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」に対する見解(07年8月)や、テレビ朝日「報道ステーション」に対する意見(08年2月)で、あいまいさや対応の遅れなどを指摘した。
しかし、その後も改善されているとはいえない。今月七日には、放送による権利侵害を救済するBPOの人権委員会が、TBS「サンデージャポン」に対する勧告で、「訂正放送の内容は不十分で、名誉感情の回復も果たしていない」と放送倫理上の問題を認めた。
危機管理コンサルタントの田中辰巳氏は「過ちて改めざる、これを過ちと謂(い)う」という孔子の言葉を引き合いに出し、「全体の印象として、何とか事を小さくすませようとしているように感じる。それではいつまでも問題が終わらない」と指摘。正しいおわびの作法として「大事なことは、犯した過ちがどれだけ大きいか、世論より一段重く受け止めて自ら説明すること」と強調する。
人権委は今回の勧告で、訂正放送のあり方に初めて言及し、(1)誤りと正しい事実の伝達(2)誤報のおわび(3)被害を受けた人への謝罪(4)被害の社会的回復――の四要件を示した。
田島教授は「BPOがそこまで踏み込むべきかどうかは議論の余地がある」としながらも、「少なくとも事実関係と権利侵害については説明責任を果たすべきだ。訂正内容が視聴者に理解できるものでなければ意味がない」と話す。
「万一、誤った表現があった場合、過ちをあらためることを恐れてはならない」。NHKと民放連が定めた放送倫理基本綱領には、こんな一文があるのだが…。
頭狂新聞より
中日新聞記者の犯罪行為
2001年4月、北陸本社の整理記者(記事や写真のレイアウトを担当)が名古屋市内のマンションを賃借して大麻を栽培したことが発覚、懲戒解雇。
2005年3月から1年間、生活部記者が署名入りで書いていた連載記事において、掲載したイラストの約8割が他社の書籍のイラストの無断転載であることが発覚。記者ではなく、上司に処分が下された。また加藤幹敏編集局長が「チェックに甘さがあり、イラストの著者と講談社、医学芸術社、読者にご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。著作権に対する管理を厳格にし、再発を防止したい」とコメントした。
2006年3月3日に上記と同一の生活部記者が運転免許取り消し中に無免許の上での飲酒運転を行い、道路交通法違反罪で摘発された。記者は「志望でない生活部に回され、ストレスがたまっていた」と供述した。この記者は2004年11月、免停中に車を運転して物損事故を起こし、2005年1月に免許の取り消し処分を受けたのちも摘発されるまで無免許および飲酒運転を常習していた。記者には停職3ヶ月の処分が下された。
2007年11月13日に東京新聞(中日新聞東京本社)技術局制作部画像部門主任を覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕した。警視庁組織犯罪対策五課などの調べでは、路上で職務質問された際に持っていたペンケースの中に注射器が見つかり「黒いケースの中に覚醒剤が入っている」と認めた[3]。他にも「使ったことがある。どこでも買える」と供述しており、 犯罪対策五課が入手先を調べている。
2007年12月11日に中日新聞東京本社写真部記者が女子高生に痴漢をしたとして警視庁池袋署は東京都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕した。調べに対して「インターネットの掲示板で埼京線の先頭車両なら痴漢ができると書いてあった」などと供述した。
2008年1月14日に34歳の社会部記者が酒を飲んで車を運転し、物損事故を起こした。この記者は13日午後8時半ごろから14日午前零時ごろまで、上司宅で缶ビール数本を飲み、一旦タクシーで帰った。14日午前4時半ごろ、会社近くに止めていた車を取りに行った後、名古屋市東区の県道を運転中、ガードレールに衝突した。事故後、記者は車を放置して帰宅し、翌朝になってから愛知県警東署に届け出た。事故直後に逃走したために、飲酒運転の物的証拠が得られておらず、記者の起訴は見送られている。記者は2月1日付で降格と停職2ヶ月の懲戒処分が下された。
2008年6月28日、路上ですれ違った男性を蹴ったとして、警視庁は中日新聞東京本社(東京新聞)立川支局長を暴行容疑で現行犯逮捕した。男性は転倒して左足小指の骨が折れる重傷。同庁は傷害容疑に切り替え書類送検する。容疑者は事件前、一人で酒を飲んでいた。すれ違って約10メートル過ぎてから男性のもとに戻り、「何だおまえ、ふざけるな」と言っていきなり暴行。「男性に何か言われ腹が立った」と話している[4]。
中日新聞の問題記事等
2006年3月の生活部記者による無免許飲酒運転の件において、中日新聞はその時点では一切報道せず、公判が開かれ他メディアに報道された後の9月にようやく報道、加藤幹敏編集局長が「新聞人としてあってはならない行為で、極めて重く受け止めている。今後は社会的信頼の回復に努めたい」と、また判決後に「判決を厳粛に受け止めている。本人にあらためて猛省を促すとともに、再発防止に全力を挙げたい」とコメントした。しかしその扱いは非常に小さく朝日新聞等の他メディアが実名報道したのに対し匿名報道であった。また処分が停職3ヶ月(8月に記者職を外しデータベース部へ異動)であったために軽すぎると批判された。これはこの記者の父親が中日新聞論説主幹の田島暁であることから編集局長をはじめとする現場が配慮したためとされている。田島は現場に圧力をかけたことを否定したが10月に論説委員に降格した。また、日垣隆は一連の事態に抗議して中日新聞の連載を降板した。
2008年1月の社会部記者による飲酒運転の件において、中日新聞はその時点では一切報道せず、他メディアに報道された2月14日にようやく報道、加藤幹敏編集局長が「極めて深刻に受け止め、警察の処分を待たず速やかに社内処分した。信頼回復のため再発防止に努めたい」とコメントした。しかしその扱いは非常に小さく週刊新潮が実名報道したのに対し匿名報道であった。 また処分が停職2ヶ月であったために軽すぎると批判された。これについて片田知行編集局次長は2006年3月の生活部記者への処分が無免許・飲酒運転の常習で停職3ヶ月だったため、それより重くできなかったと説明した。この記者は東大文学部を卒業後、1995年に中日新聞社に入社。将来の社のエースと目されていた。二か月の停職が明けたのち、仕事に復帰。当初の予定通り、北京五輪の特派員として現場から記事を配信したのち、社費で韓国に語学留学した。
2005年11月24日のコラムにおいて田島力東京新聞論説委員が、韓国産キムチから寄生虫の卵が発見された問題について、「キムチは最近、寄生虫卵騒ぎで不評だが、なあに、かえって免疫力がつく」と記述した。
2006年4月3日夕刊において星野智幸の「差別はなかったか WBCがまとう暗いナショナリズム」という原稿を掲載、ワールド・ベースボール・クラシックにおけるイチロー選手の発言を人種差別だと批判した。これに対し中日新聞社に多数の抗議が寄せられ、中日新聞は後日釈明した。
2007年10月30日の夕刊のコラムにおいて川北隆雄中日新聞論説委員が「アベする」という造語について「コラムニストが紹介する以前に公の場で使われていることは明らかなので、捏造ではない。つまり、捏造疑惑の方こそ捏造の疑いが濃厚だ」と捏造疑惑を否定した上で、「私は、これを今年の「流行語大賞」に推薦したい」と主張した。後日、「明らか」と断言しているにも関わらず、その根拠を示さなかったことについて取材を受けると「勘弁して欲しい」とコメントを拒否した[5]。
2008年9月6日、東京中日スポーツの記者井上学が中日新聞のコラムに、「アイムの家オープン」を欠席したビーチバレーの浅尾美和に対して、「親の死に目にも会えない。プロとはそういう覚悟を持って戦う“特殊な人”だと思っている」と書いて、批判した。その後、浅尾の妹が事故で死亡したための欠席だという事が明らかになると、中日新聞に多くの批判が寄せられた。記者は浅尾の妹が死んでいる事は知らなかったとの事だが、「肉親の死よりも仕事を優先しろ」というコラムを書いたのは事実である。中日新聞は、訂正記事を出す予定だが、元の記事はネットから既に削除している。
Wikipediaより引用
アカヒと並んで不祥事が多いですよねぇ、ここ。
しかもお詫びなんて口先だけですし。(大抵わからないように書いてあるし)
こいつらに通用しない言葉って
人のふり見てわがふり直せ
でしたっけw