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Heero Yuyのブログ一覧

2012年10月19日 イイね!

遠隔操作問題を規制づくりの突破口にするな

【新たな「冤罪」】PC遠隔操作の恐怖(中) 早期の「白旗」、先延ばし批判回避

 「真犯人でない方を逮捕した可能性は、高いと考えている」

 遠隔操作ウイルス事件で18日、会見の席でこう述べて、誤認逮捕を事実上認めた警察庁の片桐裕長官。4都府県警が、逮捕した4人に対する捜査の検証を進める中、警察トップが早々に“白旗”をあげたことの意味は、4人の名誉回復を早期に図ろうというものだ。

 ある警察幹部は「捜査の適否をしっかり調査し、教訓にすべき点があれば教訓とするという意味で、検証はきちんと行うべきだが、誤認逮捕という結論を先延ばしにしている印象を国民に与えるのは、警察全体としてよくないということもあります」と解説する。

 一方、事件は検察内部でも、衝撃を持って受け止められている。お茶の水女子大付属幼稚園に脅迫メールを送ったとして、威力業務妨害容疑で警視庁に逮捕された男性(28)を釈放した理由を、東京地検幹部は「一般論では、やはり刑事罰を与えるということはかなり重い処分だから、慎重にして、しすぎることはないということだ」と話す。「ただ、想定外の事態が起きたことも事実」と述べ、遠隔操作という新たな犯罪に、検察も対処できなかった苦悩を吐露した。

 ■遅れる法規制

 「先進国の中でみても、日本はネット犯罪の法規制など対策が圧倒的に遅れている。『通信の自由』は保障されるべきだが、それを『錦の御旗』のように掲げて法規制を骨抜きにしようとする官僚が政府部内にいるのでは、話にならない」

 ネット規制の法制化にかかわった経験のある警察関係者は、こう語気を強める。これは、インターネットを「省益」ととらえて、ネット対策の主導権をやみくもに握ろうとする一部省庁を揶揄した言葉だ。こうした動きが、結果的に対策を遅らせているという。

 日進月歩で“進化”するネット犯罪。平成22年8月に作成者が逮捕されたイカタコウイルスなど、悪質なコンピューターウイルスが次々と生み出されている中で起きた遠隔操作ウイルス事件に警察、検察は「想定外」と口をそろえるが、ネット社会に生きるエンジニアなどは「起きて当然」との受け止め方が一般的だ。

 米国のネット犯罪事情に詳しい警察OBは「米国は国家戦略として、大手コンピューターソフト会社と組んで、ネット社会を取り締まっている。どんなソフトにも、開発者にしかわからない部分があるので、ソフトの『裏』の仕様まで知ることができる米国の捜査機関は強い。日本とは大違いだ」と現状を嘆く。

 ■「萎縮するな」

 「真犯人」が犯行声明で「警察・検察の醜態をさらさせたかった」と動機をつづったように、今回の事件には警察、検察ともに翻弄された。最高検関係者は「IPアドレスは、これまで堅い証拠とされてきた。さらに容疑を認めたのならば、起訴できる要件が整ったといえる。それでもこうしたことが起きた以上、検察でも、供述や証拠をよくよくチェックするという姿勢で臨まなくてはならない」と言葉少なに語る。

 一方で警察、検察ともに「これを契機に、取り調べの際に現場が萎縮することがあってはならない」とも強調する。誤認逮捕なのに容疑を認めた人がいる以上、取り調べに問題があったことは間違いない。冤罪で逮捕された人たちへの謝罪も早急に行われるべきだが、捜査現場が萎縮して、犯罪者を野放しにする事態は避けなければならない。

 警視庁幹部が語る。

 「私たちがなすべきことは、何としてでも『真犯人』を逮捕することだと、考えています」

産経新聞より

遠隔操作と言うのはかなり前からある技術であります。
例えばUNIXユーザーなら馴染みのあるTelnet。これ、要はホストコンピュータに接続してコマンド入力でサーバーの管理や保守作業ができるものです。比較的新しい例を上げればMicrosoft Remote Desktop、この技術を使えば遠隔からWindowsのデスクトップが現れるのでインターネットさえ繋がっていれば自宅から会社の自分の端末を操作するということも可能です。

本来遠隔操作と言うのはその場に行かなくともメンテナンスや作業をするために作られた技術なのですが、便利なものは必ず悪用されたりします。今回のこのウイルスにしても要はIESYS.EXEというプログラムを起動時から常駐させ、遠隔からそのパソコンをコントロールするというものなので開発が出来る人にとってはとりわけプログラム自体はそんなに難しいものではないのですし、また既に存在するものを改良することにより亜種がいくらでも出来るようなものです。

むしろそういう技術を知らなかったということが問題ですし、そういうのは規制云々よりもまずは教育することが重要なのですが、なぜか…

>  「先進国の中でみても、日本はネット犯罪の法規制など対策が圧倒的に遅れている。『通信の自由』は保障されるべきだが、それを『錦の御旗』のように掲げて法規制を骨抜きにしようとする官僚が政府部内にいるのでは、話にならない」

官僚のせいになったり

>  ネット規制の法制化にかかわった経験のある警察関係者は、こう語気を強める。これは、インターネットを「省益」ととらえて、ネット対策の主導権をやみくもに握ろうとする一部省庁を揶揄した言葉だ。こうした動きが、結果的に対策を遅らせているという。

まるで規制が無いのが悪いなんて言い方すらしています。

>  米国のネット犯罪事情に詳しい警察OBは「米国は国家戦略として、大手コンピューターソフト会社と組んで、ネット社会を取り締まっている。どんなソフトにも、開発者にしかわからない部分があるので、ソフトの『裏』の仕様まで知ることができる米国の捜査機関は強い。日本とは大違いだ」と現状を嘆く。

さもアメリカはネット社会を取り締まっているなんて言ってますが、冗談ですかと?
アメリカのFBIとかが対処ができているのは元ネット犯罪に関わったクラッカーを警察側に取り込んで、捜査に協力させているからであって、こういうウイルスの配布サイトが多いのはそのアメリカ自身なのですから、全く論点がずれていますし、そもそも規制こそ正義だというのは如何なものかと。

まずはそういうネット犯罪に特化した部署を設けて、それに携わる警官を教育し、対処するのが筋なのですが、どうも、規制すれば犯罪が減るなんて思ったら大間違いなんですけどね。

何しろこういうのを使う連中はだいたい海外のコンピューター経由で遠隔操作するのでいくら日本で規制しても海外のコンピューターにアクセスなり情報開示なり、あるいは海外の警察と連携できなければ全く無意味ですし、日本国内で直接操作をしようというのは所謂Script Kiddiesと言われてる、クラッカー初心者がやることなんですから。

第一、この真犯人が絶対に日本国内に居るという保証もないのですし、いたとしても大抵はあとが見つけにくいように海外の匿名サーバーを経由して操作するのが筋なんですから。そういう事も理解せずにただ規制強化だなんて言うのは愚の骨頂だとしか言い用がありません。

身近な例を上げればみなさんもお使いかと思われる包丁、あれって料理では必須ですよね。でも使い方次第では刺殺のための武器にもなるのですから。じゃあ包丁で殺人が起きたから規制しようなんて言っても無理がありますよね?どうやって料理するんだよってなりますから。

あるいは車、移動やものや人を運ぶには最高のツールですが、車で人が集まってるところに80Kmで突っ込んだら武器になりますよね?じゃあ自動車による殺人事件が起きたら規制しますか?このご時世に出来る訳ありません。

ではこういう遠隔操作が問題だから規制するとなると手段としては

1)所謂シナと同じように金楯みたいなのを設けて海外からのアクセスは徹底的にフィルタリングやシャットアウトして日本版インターネットに特化する
2)インターネットをやめてかつてのようなパソコン通信やキャプテンシステムみたいなクローズドなものだけにする
3)パソコンの販売を禁止する

こんなことできるわけ無いでしょう。むしろ、警察自体が対処できなかったのですから警察が対処できるように仕向けるのが本来行うべきであって、ただでさえ、冤罪が起きかねないダウンロード禁止法の罰則化の様なわけのわからない法案があるのですから、これ以上、無意味な規制を作れなんて煽るべきではないと思います。

警察に至ってはまずは操作の立て直しを測り、ISPやNTT側に事件が起きる前後のログを開示してもらう事から始めないと真犯人はどこからアクセスしたのかすらわからないわけですから。特にこういう変なプログラムの場合、特殊なポート番号を使っているはずなのですから。

ちなみにポート番号と言うのは砕けた言い方をすると駅の何番ホームとか空港の何番ゲートというのに相当します。

例えばたいていのWebページのポート番号は80番(HTTP)か443番(HTTPS)が使われています。80番というのは平文通信で、443番は暗号化通信に使われています。
あんまり技術的な話をすると長いので(ただでさえ長くて読みにくいブログなのに)詳細は割愛しますがものすごく簡単に説明すると

例:ここみんカラ(https://minkara.carview.co.jp)に見に行く際の流れ

1)ブラウザにhttps://minkara.carview.co.jpと入力しリターンキーを押す(=通信を開始する)
2)minkara.carview.co.jpというのをとてつもない電話帳みたいなのを使ってIPアドレス([61.121.200.38])に変換する(DNSにIPアドレスを問い合わせる)
3)2で出たIPアドレスに接続する(接続できた時点で接続元のIPアドレスも解る)
4)httpと書かれているので80番ゲートに向かい情報をリクエストする
5)反応がでたら元のリクエスト元のコンピューターにデータを送る(文章や画像など)

これが一般的な流れです。
双方向通信なので接続する側、される側、何方のIPアドレスもわかっていますしサーバーにたどり着くには幾つものルーター等の通信機器を経由しますので、必ずどこかに記録が残っています。IPアドレスが分かるとある程度場所も特定できますし、所謂グローバルIPアドレスというのは一つしか無いです。それで警察はIPアドレスがわかれば云々と言って特定できたと思ってたわけです。今回の様な場合は必ずこの犯行が起きる前にこのパソコンにアクセスするために接続しているわけですからこういうところも犯罪時間前後のグローバルIPアドレスを調べられるような体制にすることこそが冤罪にしないための法整備であってさらなる規制は日本のネット環境を更に劣悪化させるだけです。

長々と書き連ねてしまいましたが、どういう流れで起きるのか、なぜ安易な規制には反対なのかを理解して頂きたいと思ったのであえて専門的なことではありますがご説明したいと思いました。
Posted at 2012/10/19 05:52:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | 時事関係 | 日記
2012年10月18日 イイね!

コンピューターセキュリティ対策のススメ

なりすまし事件、想定外が油断に 警察、被害者に自白強要か

「IPアドレスが判明すれば、捜査は半分終わったようなものだと思っていた。想定外の事態ですよ」――ある警察幹部はこう漏らす。IPアドレスという「明白な証拠」を前に、被害者に“自白”を強要した可能性も。

 遠隔操作ウイルスに感染したパソコンから、犯行予告・脅迫のメールや書き込みが繰り返されている事件で、TBSや、テレビコメンテーターとして知られる落合洋司弁護士(48)にメールで届いた「犯行声明」の中に、大阪や三重などの事件で逮捕された4人とは別人のパソコンも遠隔操作して犯行予告したと示唆していたことが10月16日、分かった。「被害者」は5人となった。犯行声明で関与を示唆したのは、すでに判明していた7件を含む計13件で、警視庁捜査1課などが発信者の特定を進めている。

 関係者によると、新たに遠隔操作された可能性があるのは、愛知県内に本社がある自動車部品製造会社の社員とみられる。社員の社内パソコンから8月9日、インターネット掲示板に「コミケ(コミックマーケット)で大量殺人」「天皇をライフルで殺す」などと書き込んだという。

「IP判明で捜査終わり」

 次々に被害が明るみになるパソコンの遠隔操作による犯罪。警察・検察にとっては、想定外だったその犯罪が、冤罪を生んだ可能性が高まった。自分のパソコンがウイルス感染し、「犯人」に間違われる可能性は誰にでもあるといえる。なぜ犯罪は防げなかったのか。

 「IPアドレスが判明すれば、捜査は半分終わったようなものだと思っていた。想定外の事態ですよ」。ウイルス感染したパソコンが遠隔操作され、インターネットで相次いで犯行予告や脅迫が行われていたことが明らかになると、ある警察幹部はこう漏らした。

 IPアドレスとは、ネットに接続するパソコンや携帯電話などの機器ごとに割り当てられる識別番号のこと。データをやりとりする際のネット上の「住所」に相当し、個々の利用者にネット接続業者から割り振られる。

 警察幹部の嘆きの声は、ネット犯罪の捜査ではIPアドレスから情報をたどり、容疑者の特定につなげるケースが多いことから漏れたものだった。

 一方で、サイバーテロの捜査経験がある警視庁OBは「ネット犯罪の手口は日進月歩。ましてや相手のパソコンを乗っ取るハッキングの技術は、ネット犯罪の象徴だ。パソコンが生活の一部になるにつれて、こうした犯罪が起きてくるであろうことは十分に予想できた」と指摘。警察、検察ともに油断があった側面が浮かんできている。

否認から動機まで「供述」

 「就職試験に落ちたので、むしゃくしゃしていた。不採用の知らせを受けた当日にやった」「楽しそうな小学生を見て、自分にはない生き生きさがあり、困らせてやろうと思った」

 これらの供述は「犯行声明」によって冤罪(えんざい)の可能性が高まっている福岡市の男性(28)と明治大の男子学生(19)が容疑を認めた際のもの。2人に共通するのは、当初は容疑を否認していた事実だ。

 元検事の野口敏郎弁護士は「容疑をいったん認めさせてしまえば、もっともらしい動機はいくらでも作れるということだろう。しかし、それで冤罪までも作ったのなら、とんでもないことだ」と批判する。

 警視庁によると、福岡の男性は、逮捕前に捜査員が自宅を訪れた際、脅迫メールを送信したことを否認したが、捜査員が男性のパソコンからメールの送信履歴を発見。問いただしたところ、一転して容疑を認めたため逮捕された。逮捕後、男性は「同居女性がやったと思い、かばおうと思って認めた」と再び否認に転じたものの、女性が関与を否定すると「私がやりました」と結局認めたという。

証拠前に自白強要か

 警視庁OBは「送信履歴という確実な証拠を前にして、自白を強要してしまったということだろう。足利事件もDNA鑑定を妄信した結果だった。ただ、ありもしない詳しい動機まで調書にしたとなると、問題は大きい」と話している。

 伊勢神宮の爆破予告をネットに書き込んだ疑いで三重県警に逮捕され、その後釈放された津市の男性(28)の家族はこう話した。「とにかく容疑が晴れてくれれば。一家全員、今回のことで参っている」

 警察庁は16日、警視庁、大阪府警、三重県警の幹部を都内に集めて緊急捜査会議を開催。舟本馨刑事局長は「従来はIPアドレスを特定し、容疑者を特定してきたが、今回は他人になりすますことを可能とするウイルスが発見されており、捜査の難航が予想される」と述べた。だが、捜査の壁を乗り越えて、事件の“真相”にたどり着かない限り、信頼回復は遠い。

IT Mediaより

警察側の捜査の杜撰さに大いに問題があります。
今回の様な遠隔操作の場合、流れとしては

1)ターゲットのWindows PCを汚染する
2)汚染されたPCは外部から遠隔で操作する
3)書き込みなどはターゲットPCから行われるのでターゲットPCのIPアドレスだけでは不十分

なわけです。既にウイルスのファイル自体が判明している以上、警察がまず行うべきはそのPCが感染されているか否かを調べる事であって、IPアドレスだけで判断するのはあまりにも安易過ぎます。
もっとも、本来そのような危険性のあるファイルをダウンロードした側にも問題はあるんですけどね。

冤罪に巻き込まれないためにも、幾つかの対応策を講じてみたいと思います。
まず今回問題になっているウイルス IESYS.EXE は基本的に古いOSが対象となっているみたいです。

参考:トレンドマイクロ社 TROJ_DROPPER.ELZに関する情報

解析結果を見るとターゲットになるOSは

Windows 98, ME, NT, 2000, XP, Server 2003

となっております。かなり古いPCなので、行うべきは

1)最新型のWindows PCに買い換える(Windows 7搭載モデル)
2)Macに変える
3)どうしても古いPCを使わざる終えないのであれば以下の方法で確認、対策を行う(さすがにWindows 98ユーザーはいないと思いますがWindows XPユーザーはまだまだ居ると思いますのでXPを前提で語りたいと思います)

A) 利用しているアンチウイルスのパターンファイルを最新版に更新する
B) Windows XPのシステムの復元を無効化にする

無効化の手順(Trendmicro社より引用しました)
Windows XP の復元ポイントの破棄は、以下の手順で行うことが可能です。
1. [コントロールパネル]-[システム]-から「システムの復元」タブを選択します。
2. 「システムの復元を無効にする」のチェックボックスにチェックし、[OK]を選択します。
3. 「システムの復元を無効にしますか?」という確認メッセージが表示されたら、[はい]を選択します。

上記の設定を行うとシステムの復元機能が無効となってます。
システムの復元機能を使用する場合は同様の手順でチェックボックスのチェックを外しておきます。

C) アンチウイルスソフトのフルスキャンを掛け、駆除(検疫ではなく削除を選んで下さい)
D) 駆除し終わったあと、復元機能を戻す(戻さなくても別にいいんですけどね…)

Windows XPの場合システムの復元という機能があり、特にC:\Windows が汚染された場合はこの中にあるシステムファイルを自動的にバックアップするので消しても自動的に復元します。なので、Bを実行しないと何度でも復活しますので必ず実行して下さい。

まさかアンチウイルスソフトが入ってない方がいるとは思いませんが、もし入ってないのであれば

Microsoft Security Essentials

Avast Anti Virus

AVG Anti Virus(無料版)

のどれか1つをインストールして下さい(別にここに載っている以外の物でもいいのですが、この3つは無料で実際に自分で利用して問題がなかったものを紹介しております)

4)Ubuntu Linuxの様なWindows以外のOSに書き換える

なぜ、ここであえてMacやLinuxを取り上げたかというとMacやLinuxの場合、OSがWindowsとは根本的に違うのでウイルスやスパイウェアに感染しにくくなります。
当然ながらOSを変えた場合、メリット、デメリットが生じてきますのでその辺も述べたいと思います

Mac
メリット

1)OSがWindowsとは別物なのでWindows向けに作られたマルウェア(ウイルスやスパイウェア)に感染しない
2)ユーザーインターフェースが洗練されているので、直感的に使える
3)Microsoft Officeがあるので仕事上の不都合も起きにくい
4)OSが堅牢なのでOSが落ちる(所謂ブルースクリーン)ことがめったにない
5)Timemachineというバックアップ機能があるので外付けHDがあればいつでもバックアップが可能
6)iOSデバイス(iPhoneやiPad等)との親和性が高い
7)Boot Camp(所謂デュアルブート)やVM Ware、Virtual BOX等のような仮想マシンを利用することでWindowsも使える
8)標準でiCloudが利用できるのでメールアドレスが作れるほか、カレンダーと連携したり、iPhone・iPadを利用しているのであればiCloud経由でカレンダー、アドレス帳、Safari(Apple純正ブラウザ)との連携やiPhone・Macを探す機能等が使えるようになります。

デメリット

1)Windows用に買ったソフトが使えなくなるので買いなおさないといけない
2)WindowsにはあったソフトがMac版だとない場合がある
3)Windowsで使えたデバイスが使えなくなる可能性もある(例:Pasoriカードリーダー(基本はWindows))
4)仮想マシンを利用する場合はメモリ容量を多くしないといけない
5)買値はどうしてもWindowsより高めになる

こんな感じでしょうか。ではLinuxの場合はどうなのかというと

メリット

1)OSが無料な上にMacと同じようにWindows向けのマルウェアとはほぼ無縁
2)多数の無料ソフトがある
3)Microsoft OfficeはないがLibre Officeの様な代替えオフィススイートが存在する
4)比較的古いパソコンでも問題なく動作する
5)OSが堅牢なので落ちることが少ない
6)メーカーサポートはないが、コミュニティサイトが充実しているのでかなり簡単にサポート情報は入手できる
7)UIがWindowsに近いので、比較的簡単になれる
8)Live CD・DVD版があるので無理にHDDにインストールしなくても試すことは可能
9)仮想マシンやデュアルブートにすることでWindowsを利用することができる

デメリット

1)iOSデバイスとの連携が悪い(iTunes自体が無い)
2)Windows用のソフトが使えない
3)Windowsで使えたデバイスがLinuxでは使えないものがある
4)Microsoft Officeが無いので普通の書類ならともかく、マクロ等が使われているものであれば使えなくなるので支障を来す可能性がある

あとはWindows 7やもうすぐWindows 8が出ますが、その際には必ず

1)アンチウイルスソフトは必ず導入する
2)Windows内のファイアウォール機能は切らない
3)定期的にアップデートを行う(これはどのOSも同じ)
4)怪しいファイルはダウンロードしない
5)怪しい添付ファイルは開かない

この5点は必ず実行して下さい。

また、基本的にIEは使わない様にする(大半のマルウェアはIEの欠陥を利用して感染する)事をおすすめします。IEの代わりとなるブラウザ(閲覧ソフト)は

1)Mozilla Firefox
2)Google Chrome
3)Opera

だいたいこの3点でしょうか。どれも無料なのでご自分にあった物をご利用していただければと思います。個人的におすすめは今のところGoogle Chromeでしょうか。Android携帯、あるいはiOS用Chromeをインストールしている方は連携します(Gmailアドレスを持っていれば)

あとは使い方次第で選ぶしか無いのですが

1)基本的にネットとメールしかやらないし、ゲームもやらない。別に会社とのやり取りにも使うわけではないしたまにワープロや表計算が使えればいい。iPhoneも使ってないが、出来ればお金はあまり掛けたくない=>まずはUbuntu LinuxのLive CD版で試してみてから判断して下さい
2)ゲームはやらないが、Microsoft Officeは使うケースは多々ある。多少高くとも、安定したパソコンにしたい。iPodやiPhoneを利用している。特殊なWindows用のソフトやWindows用のデバイスは使ってない、Windowsを使うこともあると思うが頻度はなるべく少なくしたい=>Macをおすすめします
3)今までのソフトを出来れば使いたい。会社でも使うことがある。Windowsしか無いソフトがある=>Windows PC

という感じでしょうか。今後は自宅においてもセキュリティ対策の強化は免れなくなってきたような気がしてなりません。
結構面倒な事も多いと思いますが、この辺の手間ひまで冤罪に巻き込まれないと思えば、安いものだと思うんですけどね。ただ買い替えるとなるとデータ移行が一番面倒臭いですからね…
Posted at 2012/10/18 09:12:11 | コメント(6) | トラックバック(0) | ICT関係 | 日記
2012年10月17日 イイね!

ライフスタイルを提案する重要性

「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」とは

"ファッション・ウィーク" とは、年2回、世界のファッション都市で開催されているファッションの祭典で、
ファッション・ショーや展示会で発表される最新コレクションから、
次のシーズンのトレンドが生まれています。

世界のファッション・ウィークの中でも、歴史性、話題性から情報発信力が大きい、
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で行われるものは、
「5大ファッション・ウィーク」と総称され、大きな影響力を持っています。

東京のファッション・ウィークが「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京
(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO = MBFWT)」です。
一般社団法人日本ファッション・ウィーク(JFWO)が主催し、毎年3月と10月に開催しています。

渋谷ヒカリエと六本木のメルセデス・ベンツ コネクションという2つの拠点、
そして東京各所から、世界で注目される最新の日本のクリエーションを発信していきます。

「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」のスローガン

1. 世界に向けた新人デザイナーの登竜門に
2.「創」(デザイナー)、「匠」(製造事業者)、「商」(アパレル・小売)の連携の起点に
3. 東京をもっとおしゃれで楽しい街に

Mercedes Benz Fashion Week Tokyoより



ファッションとは最も縁遠いところにいる自分ですが、今、にわかに話題になっている事と繋がるので今回はこのファッション、デザインという観点から問題を提起してみたいと思います。

自動車メーカーとファッションショーというのは傍から見たら全く別世界かと思われますが、メルセデス・ベンツの場合、自社製品に合うファッションやライフスタイルを提案するという観点において、行なっているように思われます。

例えば



こちらはSクラスの広報用の動画ですが、Sクラスに合うライフスタイルというのはこういう感じだと言うイメージを作っています。あるいは



こちらは新型Aクラスの広報用動画ですが、Sクラスとは真逆に若者向け、つまりカジュアルな感じをイメージを取り入れています。
しかし、メルセデス・ベンツの根底的なイメージというのは

Premium、Exclusive、Elegance

というのが大抵の方のイメージではないのでしょうか。そういうブランドがファッションショーを行うと必然的にこういうメルセデスに合うファッションとはこういう感じだと刷り込まれることでブランド価値が高まると思います。

また、今年のパリモーターショーで、メルセデス・ベンツはS Lifeという小冊子を配布しており、Sクラスであればどういうライフスタイルが合うのかというのを提案しております。
たとえばダンディー系であればIWCの時計だったり、スポーティー系であればイッセイミヤケのSPORTという香水だったり、あるいはビジネスであればモンブランのシティーバックだったり等、どれをとっても一流品の商品を提案していたりします。
つまり同じSクラスでもあらゆるスタイルに合わせることができるという点を強調しつつも、プレミアム性を損なわないブランド戦略を練っているような気がしてなりません。

またファッションショーに関しても必ずしもこれらのスタイルがドライブに適しているとは思えませんが、少なくともドライブするためとは一言も入ってない以上、一緒にドライブに行ったり、こういう感じでこういうシーンだったらと想像を掻き立てる様な感じがします。

無論、これはメルセデス・ベンツに限ったことではなく、BMWも同じようにライフスタイルの提案行なっていたりします。例えば



これはBMW 7シリーズですが、BMW Magazine(France版)内ではBMW 7シリーズの場合に似合うライフスタイルの一つの提案としてジョルジオ・アルマーニのスーツやドレス、エルメスの蝶ネクタイだったり、あるいはBMWで行ってみたい場所として



Hotel du Castellet



France MegeveにあるChalet

だったり等、無論誰もがこの様な場所にいけるわけではないですし、買えるわけでもありませんが、一つの夢を売るというのがこれらプレミアムメーカーのブランド戦略であるような感じがします。
それに対して今回、話題になっているのはこちらでして。

【お台場学園祭2012】ミスキャンパス候補が考えたドライビングファッション[写真蔵]

若者にクルマやバイクの魅力を伝えるイベント「お台場学園祭2012」。10月14日の最終日、イベント会場ではクルマをテーマにしたファッションショーが開催され、東京大学、慶應義塾大学、立教大学、青山学院大学、東洋大学のミスキャンパス候補者が登場した。

最終日2回目のファッションショーのテーマは「マイドライビングファッション」。“このクルマをオシャレに運転するならどんなファッションでキメたいか?”と、「スポーツカー」「4WD/SUV」「エコカー」「ミニバン」「バイク」をテーマに、各ミスキャンパス候補者がファッションを考えた。

ショーではそれぞれ、ミニバンで行ってみたいリゾートファッションや、スポーツカーをイメージしてレザーを取り入れたスタイリッシュなファッションなど、自分が乗ってみたい憧れのクルマやクラシックカーをイメージしたファッションが披露された。

Carviewより

まず、評価できる点としては、ファッションという概念から車、カーライフと向き合ったという事でしょう。
何しろ、今まで日本メーカーにはなかったものですから。
問題となっている点は

カーライフではなくドライビング=運転という概念でこのファッションショーを行ったことでしょう

記事の後半にも書かれているように

> ミニバンで行ってみたいリゾートファッションや、スポーツカーをイメージしてレザーを取り入れたスタイリッシュなファッションなど、自分が乗ってみたい憧れのクルマやクラシックカーをイメージしたファッションが披露された。

この点を重視するのであればドライビングではなくカーライフファッションという風にすれば物議は起きなかったとおもいます。とは言っても物議を醸す=話題になるということなのである目線から見れば成功なのでしょうけど。
ただ、あまりにもドライビングとはかけ離れた服装も出ているので、ドライビングにしたいのであれば一つのガイドラインを用意しておくべきだったと思いますし、ドライビング+ライフスタイルというのであれば無難にカーライフファッションという風にした方が良かったと思います。

もう一つの問題点としては個人的には

潜在顧客からアイディアを募る(=提案される側=受け身な姿勢)

という点だと思います。本来、自動車メーカーと言うのは夢を売る=日常を非日常的にすることだと思うのですが、このファッションショーを見る限り、どうもアイディアを募る側に回ってしまったことだと思うんですよね。確かにこういう事を行えばメーカーは顧客の意見を積極的に聞くというイメージはつくかも知れませんが、逆に夢を売るという行為からはかけ離れているような感じがしてなりません。
例えばトヨタの86やマツダのロードスターの人気が高いのか。単に価格やデザインだけの問題だけではなく

乗って楽しいだけではなく、カスタマイズ可能等一つのカーライフ、ライフスタイルを提案している

からだと思います。具体例としては



まずトヨタ主催のFuji86Styleの様な86に特化したイベントでカスタマイズ性の高さやドレスアップコンテスト、あらゆるシチュエーションに合わせたスタイルが可能だということをアピールしています。
また、動画はないのですが、以前BS朝日で放映されていた

新しい道をゆこう

以前、たまたま飛行機内で上映されていたのですが悪くないと思いました。主役となる車はトヨタのカムリ・ハイブリッドで、行き先は軽井沢だったり、金沢だったりするのですが、自分が見たのは軽井沢編だったのですが、非常に車とマッチした場所だったりしたので、こういう車でこういう場所に行きたいなぁと思わせるような作りだった記憶があります。
それに引きかえ、今回のこの企画というのはどうも

一部のごく限られた人間の要望を取り入れる=ある種の歪んだ現実路線を取り入れる

という感じしかしません。つまり日常のものをどこまで取り入れられるかということなので夢というものがわかない感じがします。
例えば今回のファッションショーのテーマにもなっているスポーツカーやSUV、エコカーというのであれば単に女子大生のファッションだけではなく、どれだけその車に合っているかというのも引き合いに出すだけでもかなり違ってくると思うんですよね。
例えば86ならこんなファッションだったりとか、CX-5ならこんなファッションとか、GT-Rならこんな服装だとか、そうするだけでもかなり違ってくると思うんですよね。実際にその場に居たわけではないのでなんとも言えませんがせっかくスクリーンがあるのですから、事前にロケを行い、映画なり写真なりを流してからキャットウォークを歩かせたりしたらまた効果も違ったと思うんですけどね。例としてはこんな感じで







つまりは潜在顧客からの提案を利用して逆にメーカーが作っている車にあうファッションとはこういう感じであるというふうにすれば、またイメージも違ったと思います。
ただ、今回のお台場学園はいろいろな角度から車やカーライフと向かい合った試みだと思うので個人的には評価できる点は多々ありますし、また反省点もあるのでそれを踏まえた上で次回につなげていただければと思います。
Posted at 2012/10/17 22:15:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 起業・ビジネス | 日記
2012年10月16日 イイね!

新聞に対して軽減税率ではなく、広告税導入、罰則の強化を行うべき

青森で新聞大会始まる 「消費税と新聞」テーマに議論

 第65回新聞大会(日本新聞協会主催)が16日午後、青森市のリンクステーションホール青森で始まった。「新聞を含む知識への課税強化は民主主義の維持・発展を損なうもので、新聞には軽減税率の適用を強く求める」とした大会決議を採択した。
 大会は全国の新聞社や通信社、新聞関連業種の関係者ら約510人が出席し、2012年度の新聞協会賞の授賞式が行われるほか、秋山耿太郎協会長(朝日新聞社会長)をコーディネーターに「消費税と新聞」のテーマで研究座談会もある。
 今年の新聞協会賞は編集部門5件、技術部門1件が選ばれた。朝日新聞社は編集部門で「長期連載企画『プロメテウスの罠(わな)』」、技術部門で「競争と協調の時代へ~カラープルーフの相互利用」が受賞した。

朝日新聞より

散々メディアは増税を煽り、安倍晋三総裁に対して、執拗なバッシングを行い、事実を歪曲、捏造しまくるメディアに、なぜ、軽減税率なんか適用すべきなのでしょうか。まず朝日新聞の綱領を御覧ください

朝日新聞綱領

一、不偏不党の地に立って言論の自由を貫き、民主国家の完成と世界平和の確立に寄与す。
一、正義人道に基いて国民の幸福に献身し、一切の不法と暴力を排して腐敗と闘う。
一、真実を公正敏速に報道し、評論は進歩的精神を持してその中正を期す。
一、常に寛容の心を忘れず、品位と責任を重んじ、清新にして重厚の風をたっとぶ。

朝日新聞より

ここまで、デタラメを並べ上げた綱領を掲げている新聞社、どこにあるのでしょうか。
品位なんかない、公正さなど皆無、日本国民ではなく特亜国民の幸福に献身し、亡国を推進する朝日新聞がこういう綱領を掲げるなどあまりに馬鹿げているとしか言い様がないです。

次に毎日新聞の憲章ですが

毎日憲章 (1946年2月制定)

毎日新聞は言論の自由独立を確保し真実敏速な報道と公正な世論の喚起を期する。
毎日新聞は全従業員の協同運営により社会の公器としての使命を貫徹する。
毎日新聞は社会正義に立脚し自由、人権、労働を尊重する。
毎日新聞は民主主義に則して文化国家の建設を推進する。
毎日新聞は国際信義に基づき世界平和の確立に寄与する。

毎日新聞より

これもあまりにもデタラメな憲章で呆れ果てます
特亜信義に基づき亡国化に寄与し、共産・社会主義に則して文化国家の破壊を推進し、英文新聞では日本国と日本国民をさんざん貶め、社会の公器の役目など全く果たしてない新聞社がこの様な憲章を並べるのも如何なものかと。

地方新聞の代表としては北海道新聞、並びに信濃毎日新聞の社是・綱領はというと

信毎社是

1. 挙社一丸、民論代表の伝統を持す

2. 真実をたっとび、報道の公正を期す

3. 郷土に立脚、産業文化の興隆を期す

信濃毎日新聞より

北海道新聞編集綱領

迅速、正確に報道し、公正な社論によって健全な世論を育てる。
自由、正義、人権を尊重し、平和で文化的な国家の発展に資する。
北海道の実情を解明し、産業の進展と生活の向上に寄与する。
品位と責任を重んじ、平明で親しみある紙面を作る。

北海道新聞より

この様に基本的に公正な記事など書いて無いのですから、むしろ偏向報道を推進すべきかと。
そのかわり、軽減税率等もってのほかですし、広告税の導入、捏造・歪曲報道に対して罰則を強化すべきかと。
そもそも、記者が書き、編集部の意向が大きく関わる以上、公正な報道など無いわけですから、むしろ事実を書いているのか否かそこを中心にした法律を作ることこそ急務ですし、散々増税を煽ってきたわけですから自ら率先して増税を受け入れるべきではないのでしょうか。

何方にしても、今後、新聞という媒体はどんどん衰退するでしょう。何しろ公器という役割を全く果たしてないのですから。何しろメディアが率先していじめを推進したり、日本国を破滅に追い込むようなことをし続けてきたのですから。
Posted at 2012/10/16 23:52:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | 時事関係 | 日記
2012年10月06日 イイね!

無縁社会推進条例

「遊ぼう」「お菓子をあげる」…声かけ規制 子供への性犯罪防止へ

 今回の大阪府の条例のもう一つの特徴は、子供への「声かけ」などを規制し、罰則を盛り込んだことだ。同種の条例は、小1女児誘拐殺人事件を受けて平成17年に施行した奈良県に次いで2番目。声かけは性犯罪の前兆行動とされており、大阪府警は子供に対する性犯罪被害の未然防止策としても期待を寄せる。

 子供を狙った強制わいせつ事件は多発傾向にある。府警によると、平成23年の18歳未満に対する府内の強制わいせつ事件は過去5年で最多の506件に上った。被害者の多くは小学生以下の児童で、下校時間帯に集中しているという。

 こうした事件の多くは、「遊ぼう」「お菓子をあげる」などの声かけがきっかけとなる例が目立つ。府警が今年8月に強制わいせつ容疑で逮捕した男(25)は、小学生の女児に「猫を探して」と声をかけて団地の階段に連れ込み、体を触るなどのわいせつ行為におよんでいたという。

 23年の13歳未満の子供に対する声かけ事案の認知件数も、強制わいせつと同様に過去5年で最多で、前年比68件増の609件に上っている。

 条例では常習的な声かけや、言いがかりをつけたりつきまとったりする行為を禁じ、違反者には30万円以下の罰金または拘留などの罰則を設定。また、行為を目撃した場合には警察に通報するよう求めている。捜査関係者は「これまで声かけなどの行為に対しては、法的根拠がなく取り締まりが難しかった。条例施行で性犯罪の予防的効果も期待できる」と話している。

産経新聞より

これだけ見るとなんとなく、いい条例ではないのかと思えますよね?
ところが実際にはこんな事例もあります

声かけ事案の発生

11月11日(火)午後4時か午後4時30分ころ、下野市石橋地内の路上において、歩きの男が女子小学生に対し「おはよう」等と声をかける事案が発生。男は、
30〜40歳、身長170センチ位、やせ型、髪短め、黒色タートルネック、灰色ベスト、クリーム色ズボン、黒色手提げバッグ所持。〔ワンポイントアドバイス〕知らない
人に声をかけられても相手にせず逃げる、防犯ブザーを鳴らす、すぐに警察に通報する等、ご家庭でもお子さんにご指導願います。(下野警察署)

全国の安全・安心メールより

この事例は2008年の物ですが、ただ子供におはようとか声をかけただけで不審者扱いされかねません。
この様な条例が成立した事により、以下の様なことが懸念されます

1)迷子になって泣いている子供に声をかける:不審者扱いされる→無視する
2)迷子になって泣いている子供を交番等に連れて行こうとする:問題なく交番につけばOKだが、交番に行く途中で通報された場合は不審者、変質者扱いされる可能性がある→無視する
3)いじめを目撃して注意する:恨んだ子供が通報して不審者扱いされる→無視する
4)子供が挨拶したのに対して挨拶で返す:質の悪い子供がこういう事が起きていると通報すれば不審者扱いされる→無視する

この様なことが起きかねない以上、益々無縁社会に拍車がかかりかねません。下手したら子供の更なるモラルの低下やいじめの増長にもつながりかねません。犯罪対策とはいえここまでこういう事を決めても良いのでしょうか。

また先に述べたように、メディアの記事を読む限りだけだとなんとなくいい条例だと思えたように、今後起きうる可能性は他でもない

人権侵害救済法案

で起きるでしょう。実際9月19日に閣議決定されており、次の臨時国会で提出される予定です。
今回の大阪府条例に対して、おかしいと思った人もいるかも知れません。しかし、この条例を推進したのは他でもない

橋下徹前大阪府知事

であり、

大阪維新の会所属の府議会議員

です。何かと県政や市政は軽視されがちですが、この様にあなたの生活にも大きく左右するような条例ができかねません。国政だけでなく、県政や市町村にも目を向けないと手痛いしっぺ返しを食らうのはあなた自身なのですから。
Posted at 2012/10/06 19:23:22 | コメント(4) | トラックバック(0) | 時事関係 | 日記

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