スバル レヴォーグ 欧州仕様のボンネットに隠された秘密…ジュネーブモーターショー2019
ジュネーブモーターショー2019のSUBARU(スバル)ブースに展示されていた『レヴォーグ』がふと気になった。
事前のアナウンスではスバルはコンセプトカーの『SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT』(スバル・ヴィジヴ・アドレナリン・コンセプト)を世界初公開し、また欧州初の電動車両として発売する『フォレスター』と『XV』のマイルドハイブリッドモデル「e-BOXER」の現地仕様をお披露目するということだった。しかしレヴォーグのスタイルに違和感を覚えだのだ。
実はこのレヴォーグ、欧州で新たに追加される2.0リットルエンジン搭載車。これまで欧州仕様のレヴォーグのエンジンは1.6リットルターボだけであり、追加モデルとしてはじめて2.0リットルが用意されることになったのである。
そんな欧州仕様2.0リットルエンジンモデルの違和感の理由は、ボンネットフードにあった。なんと日本のレヴォーグには全車に備わる「エアダクト」がないのだ。
その理由はなんと、搭載エンジンがターボではなく自然吸気だから。FA型の2.0リットル自然吸気エンジンは110kW(150ps)を発生し、燃費は日本式に表記すると13.7km/リットル(WLTPモード)となる。
現地のニーズを反映した選択なのだろうが、エンジンはともかくこのスムーズなボンネットフードはなかなか魅力的だ。
え…ハイブリッドでもなく単なるNAってホントにインプレッサスポーツワゴンじゃん(苦笑)
型式的にはVM7かVM5とかになるのかな…
ボンネットに穴がない!? スバル「レヴォーグ」の自然吸気エンジン車が登場した理由
■欧州では「穴」がない「レヴォーグ」が登場
スバルは、2019年3月5日より開催されたジュネーブモーターショー2019で、「レヴォーグ」の欧州仕様車を初公開しました。
もともと国内専用車だった「レヴォーグ」は、今では欧州やオーストラリアでも販売されています。
今回、欧州仕様として新たに設定された「レヴォーグ」には、最高出力150hp、最大トルク198Nmを発生する2リッターNAエンジン搭載車が設定されました。なお、トランスミッションはリニアトロニックCVT、駆動方式はAWDとなります。
日本で販売されている「レヴォーグ」は、1.6リッターターボと2リッターターボの2機種が用意され、スバルのターボ車の特徴ともいえるボンネットの穴(エアインテーク)があいています。
一方、自然吸気エンジンを搭載する欧州仕様の「レヴォーグ」はインタークーラーを冷却する必要がないため、ボンネットからエアインテークの穴がなくなり、スッキリとしたボンネット形状を実現しました。パッと見では「インプレッサ」のようにも見えます。
欧州で自然吸気エンジンの「レヴォーグ」が公開されたことについて、スバル広報部に問い合わせたところ、欧州では「レヴォーグ」は年配者にも人気があり、またデコボコな道も多いので、もともと日本仕様よりも足回りなどの設定をマイルドにしているとのことです。そのような事情もあり、2リッター自然吸気エンジンとの親和性が高いと判断したとのことでした。
また、気になる日本導入についてですが、「今現在では予定はない」という回答でした。
新型「フォレスター」は「e-BOXER」搭載モデルが追加されたこともあり、先代モデルまでラインアップされていたターボモデルの設定が廃止されました。
「e-BOXER」がターボモデルの代わりになるのなら、今回の自然吸気エンジン設定にとどまらず、将来的には「レヴォーグ」にも「e-BOXER」搭載車も含めて複数のパワートレインが設定される可能性があるかもしれません。
■「e-BOXER」搭載の「フォレスター」と「XV」は2019年秋に欧州で発売予定
さらに、水平対向エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせた「e-BOXER」を搭載する「フォレスター」と「XV」を欧州で初公開されました。
「フォレスター」と「XV」に搭載される「e-BOXER」は、2リッター直噴水平対向エンジンにモーターを組み合わせています。
「e-BOXER」搭載車は、電動パワーユニットによる燃費改善とモーターの特性を生かしたレスポンスの良さや力強い加速が特徴です。また、重心の低い水平対向エンジンと重量バランスに優れたシンメトリカルAWDを組み合わせることで、ハンドリング性能や操縦安定性能を高めているといいます。
「e-BOXER」を搭載した「フォレスター」「XV」は、欧州各市場で2019年秋から販売を開始される予定です。
スバル英インポーター「レヴォーグで失敗」 欧州仕様、自然吸気エンジン設定へ
今までのレヴォーグは失敗
スバル・レヴォーグの改良型が、ジュネーブ・モーターショーで発表された。重要なエンジニアリング面の変更が施されたことで、イギリスにおける販売復調の起爆剤となることが期待される。
2.0ℓ自然吸気水平対向エンジン搭載車が、欧州向けに発表されたのだ。1.6ℓターボと比べると動力性能は低くなるが、燃費の向上が期待される。
レヴォーグはレガシィ・ワゴンの抜けた穴を埋めることに失敗した。その結果、スバルはこれまで支持してきたヨーロッパの顧客を失い、現在はそれを取り戻そうとしているところだ。今年1月、欧州全体で登録された数はわずか90台に過ぎない。
「われわれはレヴォーグで失敗しました。過激な、スポーティすぎるクルマにしてしまったのです。これは顧客に対して正しくない方向でした」 英国でスバルの輸入を行うIMグループのディベロプメントディレクター、トゥルビョン・リラッドはそう語る。
リラッドはエンジンとサスペンションの変更を強調した。
3つの重要な変更
今回、レヴォーグには3つの重要な変更が施された。インテリアの質感が向上し、サスペンションは快適性を重視する方向に再調整された。そしてパワーの出方が穏やかな、2.0ℓ自然吸気ガソリン水平対向エンジンが設定された。
この新型自然吸気エンジンは、従来のピーキーな1.6ℓターボに替わるもので、レヴォーグのリフレッシュされたキャラクターにおける中心となるものだとリラッドは言い表した。
「ターボ・エンジンと固いサスペンションの組み合わせは、実際に多くの顧客を失うことになりました」とリラッドは言う。
2.0ℓユニットは最高出力150ps、最大トルク20.2kg-m(旧型より20psと5.3kg-mダウンした)だが、燃費はかなり改善されることが期待できる。このエンジンはスバルのリニアトロニックCVTギアボックスと四輪駆動と組み合わされる。
スバルはジュネーブで、改良を受けたXVとフォレスターの「eボクサー」として知られるハイブリッド仕様も発表した。
XVとフォレスターを合わせると、スバルの英国における販売の3/4を占める。しかしリラッドは他の4モデル、すなわちレヴォーグ、インプレッサ、BRZ、アウトバックで、さらなる販売増加を狙っているという。
ごめん、欧州向けの「ピーキーな1.6ターボ」乗ってみたいんですけど…
日本仕様の1.6と違うんかな?
あとエンジンは2.0のNAで2.0の直噴NAではないって事なのかな?一番上の記事だとFAのNAってなってるんだけど(FAのNAってなるとBRZと86のしかないし)
Posted at 2019/03/07 23:10:12 | |
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富士重工 | 日記