2018年07月03日
日本のW杯が終わってしまいましたね。今朝は、早起きが苦手な私も午前3時に起きて試合を見守りました。2点リードした時は、さすがの私も「勝った」と思い、次のブラジル戦のことを考えてしまいました。
しかし、あれでベルギーを本気にさせてしまいましたね。ベルギーとしてはやはり次のブラジル戦を見据えて、あまり疲労せずに日本戦を済ませておきたい算段だったのだろうと思いますが、2点リードされて本気で攻めてきました。
最後の本田のCKが不用意だったと批判されています。私も見ていてそんな気はしましたが、延長戦に入ってあのベルギーの猛攻を30分間もしのぎきれないと判断し、90分間で決着をつけに行ったのだと思います。
2点リードしながら「パス回し」をしなかったのは、やはり実力で上回る相手が前がかりに来ているので数十分間も守り切れないということでしょう。ドイツ大会でブラジル相手に先制しながら、あれでブラジルを本気にさせて逆転負けしたり、オーストラリア相手に終盤数分間に連続失点して負けた試合を思い出しました。
やはり格上の相手に序盤から頑張っていると、ラスト15分間は運動量が落ちて、守り切れないようです。しかし、あまりにも残念。決勝トーナメントでの2点差からの逆転試合は48年ぶりなんですって。本当に残念・・。
でもまあよく頑張りました。1998年フランス大会に初出場したときは1試合も勝てそうな雰囲気は全くなく、「出場しただけ」の大会でした。あれから20年。原口の得点も乾の得点も確実にサイドネットを揺らし、精度の高さを感じました。
目標が、「W杯に出場すること」から「グループリーグを突破すること」になり、いよいよ「決勝トーナメントで勝つこと」を考え始めても良い時期に来たのではないかと思わせてくれる大会でした。果たして、我々が生きているうちに、決勝トーナメントで勝利してくれる日は来るでしょうか!!
Posted at 2018/07/03 21:10:16 | |
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2018年07月01日
ポーランド戦の戦い方について賛否両論が渦巻いているようです。スポーツのあり方とかルールについて関心のある当ブログとしては、言及しておかずにはいられません。
ポーランド戦は予想通り日本にとって厳しい展開となりました。一度は日本がリーグ通過ラインから落ち、「やっぱりこうなったか~」と思わされました。しかし、コロンビアが1点を先制してくれたため、日本の「パス回し」が始まります。
不用意な「パス回し」でボールを奪われないか冷や冷やしながら、もう1台のテレビでコロンビア×セネガルを見守ったラスト10分程度は、実に「濃密」な時間でした。劇的なゴールシーンがないので、テレビ局的には「おいしい画面(「画面」と書いて「え」と読む)」が撮れなくて残念だろ~な~とは思いましたが、当然の戦術なので、試合後に各国のメディアから批判されることになるとは思いませんでした。
もともとW杯グループリーグの最終戦はいつも、その後の決勝トーナメントを見据えていろいろな駆け引きがあり、他会場の試合展開も睨みながら進行するのが恒例で、むしろそれが楽しみでもあるということは、私のポーランド戦試合前のブログでも言及しています。
「ドーハの悲劇」でラスト数分間をしのぐことができなかった日本が、経験を積んでグループリーグ突破術を身につけたのです。それなのに・・。
イギリスのメディアが日本を酷評しているようですが、私の記憶では、2002W杯日韓大会のグループリーグで試合の終盤に後方でのパス回しに専念して時間が過ぎるのを待ったチームは確かイングランドではなかったでしたっけ?(違ってたらごめんなさいね)
W杯がこういうグループリーグ方式をとっている以上、その最終戦にはこういう展開はつきもので、それがダメだと言うなら、大会を最初からトーナメント方式にすればよい話です。私は今までどおりでよいと思いますけどね。
で、とにかく、日本は前評判の低さをはねのけて、見事グループリーグを突破しました。日本のような世界ランクの低い国が、毎回W杯に出場して、1大会おきに決勝トーナメント進出を果たしているのはすごいことだと思います。これで決勝トーナメント進出回数はアジアトップになったらしいですね♪
あとの決勝トーナメントは、先日述べたように、日本にとっては「おまけ」みたいなものです。失うものはないし、ベルギー圧勝説が流れれば流れるほど「世紀の大番狂わせ」が楽しみになります。日本が絡むかどうかと関係なく、スポーツにおける「大番狂わせ」は大好きです♪日本が勝つ可能性は5%なのかもしれないけれど、勝って、日本の戦い方を批判した各国メディアを黙らせてやりたい気持ちもあります(笑)。
あと、全然関係ないですが、ベルギーは私がまだ行ったことがなくて、次に行きたい国の筆頭です。海外旅行自体、2001モナコを最後に、もう17年間行ってませんけどね。
それから、今回のポーランド戦のラスト10分程度は、先ほど述べたように、実に「濃密」な時間でした。激しく攻め合う展開だけが充実した試合観戦ではありません。これで思い出すのは、セナのいたころのF1予選。
最近はF1を見ていないので、予選ルールすら知りませんが、当時は、金曜1時間と土曜1時間の計2時間の中での各車のベストタイムで予選順位が決まるシンプルなものでした。雨などが降らない限り金曜のタイムは土曜に更新されるので、本当の戦いは土曜の1時間。セナとそのライバルたちの予選が激化していころは予選はピリピリムード。
しかし、土曜の予選スタート時刻を過ぎても1台もマシンがコースインせずに時間だけが過ぎていくことがたびたびありました。グッドイヤー勢は2回、ピレリ勢は皮むきして4回しかタイムアタックチャンスがなく、みんな路面状況がいちばんよいときにアタックしたいので、お互いけん制しながら時間だけが過ぎていったのです。
これを当時の今宮さんが、「1台も走行していないが、とても濃密な時間」と評していたような記憶があります。お互いがけん制し合うピリピリムードの中で時間だけが過ぎていく濃密な時間。そして、順次各車がコースインしていって、序盤あんなにガラガラだったコース内が混雑していき、路面状況はどんどん良くなりますが、クリアラップはとりにくくなります。
そして、予選時間ラスト5分を切ったあたりでセナとプロストが前後してピットを出ていくとボルテージは最高潮。他のチームはセナやプロストのタイムアタックの邪魔をすることは許されません。ラスト1分を切ってセナとプロストがタイムアタックに突入。チェッカーが出る前にコントロールラインを通過していれば、そのラップのタイムは有効なので、2人がタイムアタックに入っている最中に予選時間はすでに終了しています。
前を走るプロストがセクターベストを次々と更新しながらトップタイムでコントロールラインを通過、残るはセナのみ。セナはプロストをさらに上回るタイムでコーナーを次々と抜けていき、コースレコードをマークしてPPを獲得!!
というのが毎回のパターンで、この絵に描いたような展開がセナファンにはたまらなかったと思います(当時の私はセナファンではありませんでしたが)。その後のF1は予選方式を何度も変えましたが、やっぱりあの頃のF1が最高でしたね♪
Posted at 2018/07/01 16:02:03 | |
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