Heaven1/fのブログ一覧

ーーーーーーーーこの記事は2021年5月24日の記事です。－－－－－

　良い天気の日曜日やね。（2021年5月23日）
梅雨の晴れ間はバイクで・・とガレージに行くと・・・雨に打たれてバンパーガードが剥がれ、みすぼらしくすすけた我が306。
　よし！　こういう日は306をオープンにしてキャビンの虫干し・・で306で走ろう。
　剥がれたバンパーガードも両面テープで補修してと

　今日、バイクで行こうとしてたのは酒呑童子の首塚。
この間ね、バイクで大江山に行って、土地の人がどれだけ酒呑童子（鬼達）を愛しているかってのに触れてみるとね、ちょっと興味が出ていろいろ調べてみた。
　詳しくは割愛するけど、
「一条天皇の時代、京の若者や姫君が次々と神隠しに遭った。安倍晴明に占わせたところ、大江山に住む鬼（酒呑童子）の仕業とわかった。そこで帝は長徳元年（995年）に源頼光と藤原保昌らを征伐に向わせた。」（出典：Wikipedia）
　ってのはおとぎ話から歌舞伎まで共通する話。
　で、酒呑童子の寝首を掻いた源頼光が首級（しるし）を持って大江山から京へ凱旋する途中、京の手前の・・・
「老ノ坂で道端の地蔵尊に「不浄なものを京に持ち込むな」と忠告され、それきり首はその場から動かなくなってしまったため、一同はその地に首を埋葬した。一説では童子は死に際に今までの罪を悔い、死後は首から上に病気を持つ人々を助けることを望んだため、大明神として祀られたともいわれ、これが現在でも老ノ坂峠にある首塚大明神で、伝承の通り首から上の病気に霊験あらたかといわれている」
　これ、どう思います？
　ホントに酒呑童子は悪鬼なのでしょうかねぇ。

　本気でアタシは酒呑童子のカタを持ちますよ。毒入りの酒を飲まされて前後不覚になったところを文字通り「寝首をかかれて」討たれた後は「人のためになりたい」と願い・・・。
　めちゃくちゃ男前やん。
そうそう、やったことなんて時の権力者が操作した話を書かせるのは今でも変わってないやん。こうなると、ホンマに酒呑童子が「最悪最強の鬼」なんてのも怪しくなってくる。
　でも、首塚は現実にそこにあるから操作することはできない。事実、そのお地蔵様もある。話も何も無いところに、「首塚」なんてのが出来るものだろうかね。
　
　オトコはね、「男前」に憧れるんよね。
　酒呑童子の話なんて、単語を少し変更するだけで酒呑童子は時の権力者の妬みを買って話をねじ曲げられて悪者に仕立て上げられたとしか思えないねんな。
　人肉を食らう？獅子肉に単語を変えれば何のことは無い。獅子肉は丹波、丹後の名産やからね。
　人肉を食らうなら酒呑童子に勧められて一緒に食らった討伐隊の一行も同罪やん。
　なんて思うのはアタシだけですかね。

　で、俄然その「首塚」ってところに行ってみたくなった。
家から55㎞。給料日前でガソリンも半タンを切ってるけど、コレくらいなら無給油で行けそう。
　良い天気。サイコーのオープン日和。・・空は真っ青・・・市街地でも心地よい。

国道9号線の老ノ坂峠のトンネルの手前を左に逸れると・・

雰囲気すごいけど・・・ちょっと旧街道を上ると
ひっそりと首塚はあった。

これでこの先車両は通行できなくなる。

　鳥居はすぐそこ。歩いて祠まで上がる。

すがすがしい空気が身体を、心を包む。やっぱり・・・。
　アタシは案外こういう勘が鋭い。パワースポットでは無いけど・・清浄なモノにはビビッとくる。
　数多の人が願掛けに来るだろうに・・すべてを浄化して一身に受け止めている。この清々しさはホントにスゴい。禍々しさのかけらも無い。
　だから愛されてるんだろうね。

　なんて書いてあるんだろう。三十一文字のようやけど・・。「いにしへの鬼の・・・霧の首塚」？？
　帰って調べよ。
　いろんな人のココへの探訪記には「霊力がある」とか「ミステリースポット」とか書いてるけど・・この空気が解らんのやろ。
　願掛けすると仏様、神様は穢れるとまで言われるのに・・自ら進んで京に入らず、人のためにと遺言にした鬼。穢してるのはどちらなのか。浄化してるのはどちらなのか。
　空気を読め！（笑）
　何度でも言う。ココは清々しい！　街中の方がよっぽど禍々しい。
亀岡の保津川下りのサイトの船頭がこんなことを言ってる。アホか。知らんのにそんなこと言うな。
　やけど、酒呑童子はきっと・・アタシに向かって「まぁまぁ。良いでは無いか。私はこうして静かにいる。毎年、私のためにココに集まってくれる人たちがいる。それで十分ではないか。言いたいヤツには言わせておけば良い。」
　ってね。

　鬼の怨霊にたたられる？ええよ。酒呑童子にたたられるなら野垂れ死んでもエエよ。
　なんて心配は吹っ飛ぶくらいの心晴れ晴れ！
国道9号線から少し外れたこの場所・・これからも来るんやろうね。
　やけど・・・倒木くらいは綺麗にしようよ。

おもしろいけどね。

あはは・・・倒木の下を車でくぐるのって初めて。
　306も機嫌よさげやったし。大満足のプチ旅。

　でも首塚・・クルマではホンマにハードやし・・・余り酒呑童子の静かな余生をジャマしないでって気にはなるよ。たしかに・・面白半分で行かないでって気にはなる。
　アタシは・・・これからちょくちょくお参りに行くよ。
惚れちゃったよ。酒呑童子にね。どう考えても源頼光とか藤原保昌なんかに肩入れしようと思わんもんね。
　だってアタシは・・天邪鬼。

　今日は遅めの起床では有るけど、306の動画を編集してみた。だいぶん馴れてきて短時間でできるようにはなったけど。どうでしょう。

音楽の素材もちょっとずつね。
　
　昨夜はちょっとおデートで。誕生日が近いガール（おばちゃん）フレンドとお好み焼き＆焼きそばで盛り上がり。プレゼントまでもらって・・

その後は下町の小さなカラオケ屋を見つけて貸切状態の歌い放題。今日日、カラオケボックスよりオイシい突き出しが出てアルコール類もそこそこ下町感あってのカラオケ屋さんはたいへんお得だと言わざるを得ませんねぇ。
　二人で数時間歌いまくってお酒も散々飲んで5000円ちょい。これはお得でしょ。
いつものように憂歌団の「Funny Monkey Baby」で歌い始めるとママさんの食いつきが・・ここは生野区。実はこの店に何度か　木村充揮さん　も来たようで、（家が近くやし）顔見知りだという。・・・羨ましい。アタシ的には国内最高のブルースシンガーやと思う、その人の声が生で聴けるなんて・・・・。
　まぁ、そんなこんなで昨夜は大盛り上がりで2時前に帰宅。寧々様の体当たり攻撃を食らいつつ・・・。

　　さて、今日は何しよう。あ、お休みか。

ん～～　それは本来のコイツの生き方があって・・・それをアタシがサポートしてる時だな。
　なんと言ってもコイツは旅するクルマだから。
いつでもコイツはどこかに行きたがってる。

　高速道路の巡航は得意中の得意やけど・・本領発揮はカントリーロードを飛ばすとき。

景色が良けりゃ予定のコースを外れてのんびり。

大きな栗の木を見たり

コスモスを見たり

ダートはお手の物。


雄大な景色にも入り込める

　時間なんて決めない。ルートなんて決めない。
目的地があって、景色があって、目の前に高いスカットルとウッドステアがあって。
へぇへぇ、どこへでも行きますよ。
　アタシはアンタのサポーターですからね。

今回の旅の勝利者はラーメンでもソースカツ丼、ハンバーグでもない。ましてやアタシでも無い。
　碓氷峠の上り勾配を現代のクルマを蹴散らしながら2速ホールド（3速に上がってくれない）4～5000rpmの快音を残して走る306だわ。
　今の日常使えるクルマにゃ絶対無いわ。（スポーツカーを除いて）
そりゃまぁ大パワーの国産車のような走りはムリやけどね。
　スピード出すことじゃなくエンジンの回転をあげて走る楽しさ、その気持ちよさ、
今まで乗ったクルマの中でもピカイチだわ。
　高回転のサウンドの爽快さは　FJ1200＋ヨシムラサイクロンにも勝るとも劣らない。
　FJ1200、高回転では無いけど始動だけやけどこの音ね。

　この音は今まで所有したクルマ、バイクの中でも1番いい音やったけど。
　306の車内に容赦なく侵入してくる　RFVエンジン+デビル管はホントにシビれる。WRCの306ほどでは無いけど。

こんなに高回転で回しはしないけど、5000回転くらいならすぐに回る。
MAXIとエンジンの基本は同じだし、ウチの306も峠とかで図らずもブン回すと駐車時にパラパラ音が鳴る。男の子にはこんなワイルドな内燃機関にワクワクするのよ。
　こんなクルマに出会わせてくれたのは先代の206SW　S16のおかげ。バイクじゃ無くてもエンジンをブン回す快感を与えてくれるクルマもあるって教えてくれたからね。ロードスターNAも5ZIGENエキマニ＋松田速度のマフリャーやったけど、本気音ではプジョースポールに分があるわぁ。
　
　アタシもトシだからのんびり走ろうと思うんやけどね。
でもね～　クルマを走らせる快感や楽しさを忘れたくない。バイクもそうやけど。
　こんなクルマに出会わせてくれたプジョーに感謝だわ。

　そうそう、余談の余談。
ビラーゴさんのその後。
　事故後に運び込まれたバイク屋さん。
実はとんでもなくアタシにぴったりのところやった。まさに天の配剤、天のおぼしめし、天の計らい、因果応報。
　何故って・・・旧車のなんたるかを絶妙なところで（経済的価値じゃ無く）理解してくれているショップだった。
　12月18日現在、コブラ管はアメリカからの入荷を待っているところ（年内到着予定）、ウィンカーは交換済み。そして　1番の感激はトリップメーターのノブ。
　調べたところ、ビラーゴさんはノブだけの交換は不可。なんとメーターAssy交換。その上このメーターは当然廃盤、メーカー欠品。そりゃそうだわな。
　ところが、このバイク屋さん、東京に旧車メーターをリペアしている工房を知っていて、そこに依頼してくれた。それも年明けぐらいにリペア完了して戻ってきそう。
　このノブについてはクルマと接触時にハンドルが急激に切れ、クラッチワイヤーがノブに引っかかって折れたモノらしい。ハンドルはハリケーンのナロー2型に交換していたから実は以前からクラッチワイヤーの干渉が気になっていた。

　こんな遊んでばっかってなぁ・・・。そろそろなぁ。。。

　そうそ、クリぼっちは回避できたことを報告しとく。

8月10日の朝がきた。
雨はまだまだ降り続いてる。
　
　そうそう、こんな独りよがりのブログにいいねを下さる皆様。誠にありがとうございます。なにしろね～。書くだけで精一杯で皆様にお礼詣りができないんですよ。
　何しろとろくってね。カミさんにも言われてました。「アンタは何をするにもトロいね。まぁ、そこがアンタの良いとこでもあるんだけどさ。」ってね。どこが良いんだかアタシには解りませんけどね。あ、そうだそうだ
　3日目の話でしたっけ。

　この日も結局5時半に起床。雨はじゃんじゃん降り続いてるけど気にしない。雨雲レーダーで見たら一山越えれば晴れてるやん。

　福井回りで帰ろうかとも思ったけど、岐阜から関ヶ原伊吹山を見たくって、南回りにした。
　じゃ、Let's go．
　目の前の川は今にも氾濫しそうな勢いで流れてるけど、危険水位では無いらしい。
今のうちに退散しよう。

　九頭竜湖まで下ったところで、昨日目を付けてた橋に気がつく。
吊り橋やけどクルマが通れそう。

どんどん寄り道しよう。写真とか撮って。

なんか吊り橋って好きやな。

さあこれから白鳥（しろとり）までは山越えルートやん。この油坂峠の岐阜県側は一気に470㍍の瓢湖差を白鳥まで下る。なので、2日目のブログ通り、大Ωカーブのトンネルと橋で緩やかに下る。
ここまで進行方向が変わる+トンネルだと、メモリナビ（ゴリラ）ではすぐに自車位置をロストする。

福井県大野市側から登ると一つ目のトンネル、越美通洞。油坂トンネル唯一の直線トンネル。を抜けるといきなり晴れる。いったいなんなんや・・・。
　白鳥まで降りると今降りてきた油坂峠を一望できる。

こんな感じで見えてます。

で・・泊まったところと現在地の関係はと言うと・・・

すごく近いのに雨と晴。日本っておもしろいねぇ。
早速屋根を開けてオープンドライブイング。いやぁ～～気持ちよすぎて写真無し。
　曇りの夏の日。オープンには一番の日和やね。
結局5時半に家に着きましたよ。その時に初めて写真を撮っていないのに気がつきましたよ。。。

総、走行距離は890㎞、到着時間17：35。
　断言するわ。良い旅でした。