
1月1日、気象庁は、「令和6年能登半島地震」について、第1報から第3報まで発表しました。
また、18:10から緊急記者会見を行いました。
動画は、その時の様子です。
以下、第1報から第3報までを順に掲載します。
【令和6年1月1日16時10分頃の石川県能登地方の地震について(第1報)】
【本文】
<地震の概要>
検知時刻
(最初に地震を検知した時刻) 1月1日16時10分
発生時刻
(地震が発生した時刻) 1月1日16時10分頃
マグニチュード 7.6(速報値)
発生場所 石川県能登地方(輪島の東北東30km付近) ごく浅い
発震機構 北西―南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)
震度 【最大震度7】石川県の志賀町(しかまち)で震度7を観測したほか、北海道から九州地方にかけて震度6強~1を観測
<地震活動の状況>
1日17時30分現在 16時以降、震度1以上を観測した地震が19回発生(震度7:1回 震度5強:3回 震度5弱:1回 震度4:8回 震度3:6回)
長周期地震動の観測状況 石川県能登で長周期地震動階級4を観測
<津波警報等の発表状況(1月1日16時22分発表)>
大津波警報 石川県能登
津波警報 山形県 新潟県上中下越 佐渡 富山県 石川県加賀 福井県 兵庫県北部
津波注意報 北海道太平洋沿岸西部 北海道日本海沿岸北部 北海道日本海沿岸南部 青森県日本海沿岸 秋田県 京都府 鳥取県 島根県出雲・石見 隠岐 山口県日本海沿岸 福岡県日本海沿岸 佐賀県北部 壱岐・対馬
(防災上の留意事項)
大きな津波が観測されており、甚大な被害が発生するおそれがあります。
沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
津波は繰り返し襲ってきます。警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください。
揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。
(今後の地震活動の見通し)
過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度7程度の地震に注意してください。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
また、この地域では、3年以上地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、引き続き注意してください。なお、今回の地震の揺れは従来より広範囲に広がっています。
【令和6年1月1日16時10分頃の石川県能登地方の地震について(第2報)】
【概要】
気象庁では、石川県能登地方で発生している一連の地震活動について、その名称を「令和6年能登半島地震」と定めました。
【本文】
石川県能登地方では、令和2年(2020年)12月から地震活動が継続しており、令和6年1月1日16時10分頃の石川県能登地方の地震により、最大震度7を観測するなど能登半島を中心に強い揺れを観測しました。
気象庁は、今回の地震及び令和2年12月以降の一連の地震活動について、陸域でマグニチュード7.0以上かつ最大震度5強以上の基準を満たしたことから、名称を「令和6年能登半島地震」と定めました。
なお、名称を定める基準及び付け方等は、気象庁ホームページでご覧いただけます。
"https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meishou/meishou.html
【「令和6年能登半島地震」について(第3報)】
【本文】
<地震の概要>
検知時刻
(最初に地震を検知した時刻) 1月1日16時10分
発生時刻
(地震が発生した時刻) 1月1日16時10分
マグニチュード 7.6(暫定値)
発生場所 石川県能登地方(輪島の東北東30km付近) 深さ 16km(暫定値;速報値 ごく浅いから更新)
発震機構 北西―南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)
震度 【最大震度7】石川県の志賀町(しかまち)で震度7を観測したほか、北海道から九州地方にかけて震度6強~1を観測
<地震活動の状況>
1日21時00分現在 16時以降、震度1以上を観測した地震が59回発生(震度7:1回 震度5強:3回 震度5弱:5回 震度4:14回 震度3:28回 震度2:8回)
長周期地震動の観測状況 石川県能登で長周期地震動階級4を観測
<津波警報等の発表状況(1月1日20時30分発表)>
津波警報 山形県 新潟県上中下越 佐渡 富山県
石川県能登 石川県加賀 福井県 兵庫県北部
津波注意報 北海道太平洋沿岸西部 北海道日本海沿岸北部
北海道日本海沿岸南部 青森県日本海沿岸 秋田県 京都府 鳥取県 島根県出雲・石見 隠岐
山口県日本海沿岸 福岡県日本海沿岸 佐賀県北部 壱岐・対馬
(防災上の留意事項)
大きな津波が観測されており、津波による被害のおそれがあります。
沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
津波は繰り返し襲ってきます。警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください。
揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。
(今後の地震活動の見通し)
過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度7程度の地震に注意してください。
特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
また、この地域では、3年以上地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、引き続き注意してください。なお、今回の地震の揺れは従来より広範囲に広がっています。
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