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1月20日、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、小型月着陸実証機（SLIM）の月面着陸の結果について、発表しました。

以下、発表本文です。

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、2024年1月20日午前0:20（日本標準時）に小型月着陸実証機（SLIM）が月面へ着陸したことを確認致しました。着陸後の通信は確立しております。
 但し、太陽電池が電力を発生していない状況であり、現在、月面からのデータ取得を優先して実施しています。
 今後、取得できたデータの詳細な解析を進めます。今後の状況等につきましては随時お知らせいたします。

着陸の模様は、Live配信され、それに続く、結果発表の記者会見もLive配信され、現在も公式YouTubeチャンネルで公開されています。
動画は、その様子です。


約4時間51分の動画で、開始から1時間25分を過ぎたあたりで、小型月着陸実証機（SLIM）が月面に着陸します。
また、着陸後、結果確認に時間を要した為、開始から3時間17分を過ぎたあたりから記者会見が始まります。

動画を見て頂ければ分かるのですが、大成功！なら会見側の雰囲気がもっと明るいものであったと思います。
少し重い雰囲気の中で始まってしまいました。

原因は、発表本文にもある通り、太陽パネルが機能せず、電力供給が確認できなかったことにあります。

しかし、着陸自体は成功していますので、これは大きな成果だと思います。

また、搭載していた２種類の探査機（LEV-1、SORA-Q）の着陸直前での切り離しも成功している模様ですので、今後の解析結果に期待したいです。

現在、計画として３段階の評価が定められていた内の最も成功した場合の「エクストラサクセス」（高精度着陸に関する技術データ伝送後も日没までの一定期間、月面における活動を継続し、将来の本格的な月惑星表面探査を見据え、月面で活動するミッションを実施すること）は、達成されていませんが、電力が復旧し、少しでも機能が復活することを祈りたいです。





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