野田内閣総理大臣記者会見
本日は11月11日ということでございます。東日本大震災の発災から8カ月目の節目を迎えます。この節目に当たりまして、改めて震災からの復旧・復興、そして福島原発事故への対応に最優先で取り組んでいく決意をまず表明をしたいというふうに思います。
TPPへの交渉参加の問題については、この間、与党内、政府内、国民各層において活発な議論が積み重ねられてまいりました。野田内閣発足後に限っても、20数回にわたって、50時間に及ぶ経済連携プロジェクトチームにおける議論が行われてまいりましたし、私自身も、各方面から様々な意見を拝聴をし、熟慮を重ねてまいりました。この間、熱心にご議論をいただき、幅広い視点から知見を提供いただいた関係者の皆さまに心から感謝を申し上げいと思います。
私としては、明日から参加するホノルルAPEC首脳会合において、TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入ることといたしました。もとより、TPPについては、大きなメリットとともに、数多くの懸念が指摘されていることは十二分に認識をしております。
私は日本という国を心から愛しています。母の実家は農家で、母の背中の籠に揺られながら、のどかな農村で幼い日々を過ごした光景と土の匂いが、物心がつくかつかないかという頃の私の記憶の原点にあります。
世界に誇る日本の医療制度、日本の伝統文化、美しい農村、そうしたものは断固として守り抜き、分厚い中間層によって支えられる、安定した社会の再構築を実現をする決意であります。同時に、貿易立国として、今日までの繁栄を築き上げてきた我が国が、現在の豊かさを次世代に引き継ぎ、活力ある社会を発展させていくためには、アジア太平洋地域の成長力を取り入れていかなければなりません。このような観点から、関係各国との協議を開始し、各国が我が国に求めるものについて更なる情報収集に努め、十分な国民的な議論を経た上で、あくまで国益の視点に立って、TPPについての結論を得ていくこととしたいと思います。私からは以上でございます。
首相官邸HPより引用
> 震災からの復旧・復興、そして福島原発事故への対応に最優先で取り組んでいく決意をまず表明をしたいというふうに思います。
TPPで復旧復興ですか。コメの関税撤廃、日本の農業を潰す事が復旧復興ですか。それこそGDPの1.5%の産業を切り捨てることが復旧復興ですか。
これ以外にも根本的な問題である
関税自主権=国家主権を放棄することが復旧復興につながるというのですか。
これが民主党の行おうとしていることなんですよ。
1911年2月21日に日本国は日米新通商航海条約が調印され、日本の関税自主権が回復されることになったんですよ。
それまでは開国以降不平等条約に悩まされ続けてきており、それが1911年、今から百年前にようやく是正されたんですよ。それを100年後に
TPPと言う名の不平等条約で関税自主権を放棄を前提とした交渉に参加するんですよ。関税自主権は日本国の通商レベルでの主権の一つなんですよ。それを放棄することを推進するというのは
売国
なんですよ。開国ではなく
壊国
なんですよ。
ちなみに、山田とか原口などのような連中は参加表明したら離党するなんて言ってましたよね。ところがこちらの記事を御覧ください。
民主・山田氏、首相会見「参加表明でない」=TPP
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に慎重な山田正彦前農林水産相は11日夜、衆院議員会館で記者会見し、交渉参加をめぐる野田佳彦首相の記者会見の内容について「ほっとした。交渉参加表明でなく、事前協議(の表明)にとどまった」と評価した。山田氏は「(首相は)党の提言をくんで踏みとどまってくれた」と語った。
時事通信より
元々、離党する気もない、単なるブラフだったんですよ。実はこれと同じ事、原口はすでにやってるんですよ、不信任案の時に。
投票前日までは賛成すると言っておきながら、投票当日は邪道といって反対票を投じたんですよ。
そういう人間の集まりが
民主党
なんですよ。
> 私は日本という国を心から愛しています。母の実家は農家で、母の背中の籠に揺られながら、のどかな農村で幼い日々を過ごした光景と土の匂いが、物心がつくかつかないかという頃の私の記憶の原点にあります。
野田のどこに愛国心などあるのでしょうか。こいつが国を愛しているなんて言葉を使うと
無性に殺処分したくなるのは自分だけでしょうか?
ISD条項もわかってない、アジアの成長力を取り入れるという名目で日本を壊国する、しかも、これだけ反対意見が多いのにも関わらず、ろくな説明も議論もなく、交渉参加=事実上の参加表明をする。
これはもう民主主義ではなく、民主党の一党独裁なんですよ。
こういうのをリーダーシップがあるとは言わないんですよ。
TPPのどこに国益があるのか、全く見えません。
> 世界に誇る日本の医療制度、日本の伝統文化、美しい農村、そうしたものは断固として守り抜き、分厚い中間層によって支えられる、安定した社会の再構築を実現をする決意であります。
ここに書いているものすべてがなくなるんですよ。医療制度はアメリカ方式になり、治療するより死んだほうが安くなる、伝統文化は否定されるようになり、農村は壊滅させられ自給率は一挙に低下する。そして更には
TPPは農業だけじゃない、著作権分野でも議論を――福井弁護士らが呼びかけ
要はこれ、サブカルチャーにまで及んでくるんですよ。
例えば同人誌やコスプレ、これって非親告罪になった場合、作者以外の人間が訴えても逮捕とかできるんですよ。
つまり、日本が創り上げてきたものを全部ぶっ壊されるんですよ。
ところで、2009年の夏、民主党に票を投じた諸氏にお伺いしたいのですが、2009年以前から民主党は売国奴の集まりだから非常に危険だという話をして来たのにもかかわらず、当時は
1)やらせてみなければわからない
2)そんなきな臭い話は他でやれ
3)自民も民主も大差がない
4)ダメなら変えればいい
なんておっしゃってましたよね。政権交代してから2年以上になりますが、
1)これでもまだやらせてみなければわからない、まだ2年しか立ってないのだからといえますか?
2)こういう話、未だにここではタブーだと思いますか?仮にあなたの生活が崩壊されたとしても
3)今の自民党、確かに不甲斐ないですが、安倍、麻生政権と鳩山、菅、野田政権を比べた場合、大差ないと言えますか?
4)ダメなら変えればいいというのであれば、どうやって変えられるのか具体的に述べていただきたい。
これほど、日本の危機が近づいているのに、声はあげない、無関心を続けている、今さえ良ければいい、そういう諸々の結果がこの壊国なんですよ。
あえて言いますよ。未だにこの亡国の危機に無関心を続けている連中も
売国奴、国賊
だってことを。
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Posted at
2011/11/12 04:18:40