2015年04月18日
車好きにとって、一番楽しい時間といえばいくつかありますが、その中でも
・好きな運転している時
・新しい車を選んでいる時、試している時
・愛車(現車)、他の車を問わず、車のことで新しい事、あるいは良さを再発見した時
こんなところでしょうか。まぁ他にも洗車とかありますが、一般的かつ走り屋でない車好きというところにフォーカスしてみました。
さて、今日はカローラ店にてアクアとカローラフィールダーを試乗してきました。
まずアクア(MC版)ですが、実は何気にこれが初試乗だったりします。
グレードはSでしたが、まず驚いたのが
・シートの良さ(コンパクトカーにしては非常にできの良いシートだと感じました)
・荷室の意外な広さ(デミオ、スイフトがあまりにも小さすぎる)
・HSDの熟成度(2代目プリウスと比べたら大きな進歩)
・足回りの良さ(これも2代目プリウスと比べると非常にいい)
ちょっと想定外の出来でびっくりしました。これなら確かに買う人が多いかもと思いましたね。
次にカローラフィールダーですが、こちらはベーシックなX(ガソリン車)でしたが
・荷室の広さ(少なくとも今のインプレッサより広い)
・素直なエンジン特性(加速も今のインプレッサよりいい)
・安定性の高さ(今のインプレッサと遜色ない感じがした)
おまけに、5ナンバーでワゴン、しかも1.5 l な上、おまけにSafety Sense Cが下のグレードからでもつけられるというのはインプレッサと比較してもかなり大きな点だと思いました。(自分のは非搭載モデルでしたが)
こういうところで時代の進化というものを感じましたね。ただ、アクア、カローラフィールダー共に共通点がありまして
FF特有の引っ張られる感じがしない
ここがなんといっても、一番大きな点ですね。ただ、こういうのもなんですが
13年前のFFインプレッサにようやく近づいた
というのも率直な感想です。
確かに自分のは2002年物という、骨董品、ポンコツとも言われてもおかしくない車であるのですが、何よりもこのスバルのインプレッサ FFの一番気に入ってる点が
FF特有の引っ張られる感じが全くない
という点ですね。まぁ非力なのも確かなのですが、Renault 4から運転し始めてBMWに乗るまで一貫してFF車それも、大半が2L以下のエンジンに乗り続けてきたわけですし、アベンシスというトヨタ車も乗っていた事もあるので、なおさらトヨタのFFが進化したということと、決してパワーがある車ばかりに乗ってきたわけではないのにもかかわらず、上記の癖はメーカーをほぼ問わずありました。それもあってBMWのFRに乗った時はより新鮮さ、FRの良さを感じられました。しかし、このインプレッサに乗ってからは
・あのFF特有の癖もない
・雪道でも安定して乗れる(少なくともデミオ(DY)では厳しかった)
・長距離も問題なく走りきれる(長野 - 宮城間(約500Km)を一人で無問題で走れた。アベンシス、デミオだとParis - Orlean (約180Km)を走るのもちょっと怖かった上に非常に疲れた。唯一BMWだけが750Km(Biarritz (France) - Fafe (Portugal))という距離を経験し、一人で安定して走れた(相応に疲れましたが…))
というのもあり、やっと今になってこのレベルに達したかと思います。まぁ同じことはマツダ、スズキにも言えるのですが。
しかし、何がスバルと他社を分けるのかというとやはり歴史ですね。
トヨタ初のFF車がターセル(1978年)
マツダは5代目ファミリア(1980年)
そしてスバルはスバル1000、1966年から作られています
それに合わせて水平対向エンジンという重心の低いエンジン
が組み合わされていること、そして何よりもこのスバル1000、改良型のスバルFF−1がなければ
レオーネ、インプレッサ、レガシィなどが生まれなかったことでしょう。ついでに言うと乗用車タイプで普及モデルでのAWDはスバルが初と言っても過言ではないと思います。(確かにJensenという車もありましたが、成功したかといえば、失敗で終わってます)
つまりFFという基本がしっかり成り立っている上でのAWDですし、何よりもFFの歴史が長い(少なくとも国産メーカー他社と比べると10年以上も経験の差がある)ので、非常にフラットで乗りやすい車になっていますし、今回のカローラフィールダーと比べても決して劣ることはないなと思いました。
ただ、現行のインプレッサスポーツだと3ナンバーで1.6になる上に荷室も狭いので、そう考えるとカローラフィールダーは一つの選択肢になるなと思いましたし、燃費なども考えるとアクアも捨てがたいというのも事実です。
ただ、アクアに関して言えば、スズキのアルト(ターボRSも含む)、ワゴンRも比較対象になり得るので時代が進むことにより
・軽自動車の質も上がったことにより小型車の対抗馬として十分な可能性がある
・FF車もようやく、スバル並みの安定性を得ることができた
特に2番目に関しては当然ながら議論の余地はあると思いますが、少なくとも20年近くFF、しかもルノー、シトロエン、マツダ、トヨタ(+レンタカーや代車を含めたらさらに多くなります)と乗り続けてきて、FF嫌いになった自分を唸らせたFF車はというと
・スバル インプレッサ(日本ではFFのパイオニア)
・シトロエン BX(シトロエンはTraction Avantからの先駆者)
・BMW Mini(先駆者ではないかもしれないですが、カートのような楽しい車)
位ですかね。デミオ(DY)も決して悪くはなかったのですが、重心の高さ+安定性の悪さ、アベンシスに至っては高速走行になると非常に怖い思いをしたのもあります。ルノーに関しては諸事情があるので割愛いたします。ただ、FFを嫌いにさせた一つの車がトヨタ車であるのは間違いなく、そのトヨタ車がこのレベルに達したというのはいい意味での再発見と成りましたね。
ただ、すぐに買い換えるわけではないですが、カローラフィールダーとアクアは一つの選択肢に追加できる車というのを実感できたいい機会でした。ただ、やはり今のインプレッサも古いですが愛着があるので、ついつい手をかけてしまうのも事実です(今日、お客様感謝デーでATF交換してきました)
Posted at 2015/04/18 18:28:22 | |
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