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Heero Yuyのブログ一覧

2012年08月08日 イイね!

軽自動車こそ、スバルの本流なのでは?

富士重工小林常務「軽のスバルらしさは大きな課題」

富士重工業(スバル)の小林英俊常務執行役員は8月8日、東京都三鷹市で記者会見し、全面的にダイハツ工業からのOEM調達となっている軽自動車について「スバルらしい差別化を図った商品づくりは、大きな課題」と述べた。

小林常務は、スバルグローバルマーケティング本部副本部長として、商品戦略などを担当している。同社はトヨタ自動車との業務・資本提携の一環として軽の開発・生産から撤退し、小型から中型クラスの事業展開に経営資源を集中する体制をとっている。

ただ、国内では軽の市場が3割を超えており、OEM調達によるビジネスに特化した後も、同社の重要なセグメントとなっている。小林常務は、「具体的に決まったものはない」としながらも、OEM調達を続けるなかで「デザインの一部変更だけでなく、将来は足回りを含めたスバルらしさの反映も考えなければならない」と語った。

Carviewより

> 富士重工業(スバル)の小林英俊常務執行役員は8月8日、東京都三鷹市で記者会見し、全面的にダイハツ工業からのOEM調達となっている軽自動車について「スバルらしい差別化を図った商品づくりは、大きな課題」と述べた。

どうあがいたとしても、OEM商品は所詮OEMなんですよね…
具体例としてはこちら

<object width="560" height="315"></object>

Citroen C-Aircrossと



三菱 RVR

多少の差別化はされている物の、内装等は三菱車ですしこれと言った違いが見当たりません。
それに元々、スバルは軽自動車から始まったメーカーなのですから、スバルらしさを求めたいのであれば、軽自動車作りを復活させるべきだと思うのですが。



代表例はやはりスバル360や



スバルサンバーだったりするのですが、サンバーは復活させた方が需要が有ると思うんですよね。
全面的に軽自動車の復帰が出来ないのであれば、



このFiat 500みたいに小型車でスバル360の現代版を作ってみるのも一つの手だと思うのは自分だけでしょうか。
実際Fiat 500だけでなく



ミニの様に人気はあるのですから、スバルもNew 360と言う感じで復活させると面白い結果が出ると思うんですけどね。

それこそ、New 360、New 360 コンバーチブル、そしてホットハッチのNew 360 STIと言う感じでだせばそれなりの需要は見込めると思いますし、ミニや500に一矢報いる事は出来ると思うんですけどね。まぁ口の悪い言い方をすればパクリとか言われるかも知れませんが…ただ、実際、BMWがミニを出さなかったらFiat 500も復活しなかったでしょうから、日本からこういうネオレトロな車をだしても良いと思うんですけどね…何しろスバルの小型車って



トレジアしか無いのですから…360の復刻ってもしかしたらスバルの再興に繋がると思うんですけどね…FiatがFiat 500の復刻で元気を取り戻した様に。実際トレジア・ラクティスは乗った事有りますが、かなりいい出来だと思いますし、86・BRZもスバル抜きでは出来なかったと思うのですから。
Posted at 2012/08/08 23:10:29 | コメント(4) | トラックバック(0) | スバル | 日記
2012年08月08日 イイね!

違和感覚える自粛と言う言葉の使い方

今年も靖国参拝自粛、内閣対応で外相見通し

 玄葉光一郎外相は8日午後の記者会見で、自身を含む野田内閣の各閣僚は15日の終戦記念日の靖国神社参拝を自粛するとの見通しをあらためて示した。参拝に関し「内閣全体、もっと言えば野田佳彦首相の判断だ。近隣諸国や国民感情への配慮があると思う」と述べた。昨年の終戦記念日も当時の菅内閣は全閣僚が参拝を見送っている。

 外相は、靖国神社との関わりについて「(閣僚就任前は)一国会議員として時々、平和のために亡くなった方々に哀悼の意を表したい思いで参拝した」と説明した。

産経新聞より

> 自身を含む野田内閣の各閣僚は15日の終戦記念日の靖国神社参拝を自粛するとの見通しをあらためて示した。参拝に関し「内閣全体、もっと言えば野田佳彦首相の判断だ。近隣諸国や国民感情への配慮があると思う」と述べた。

そもそも、行く気がない政権に自粛と言う言葉を使う事に違和感を覚えたのは自分だけでしょうか?

安倍政権、麻生政権の時代はこの時期になると行くのか、行かないのかと散々朝日や毎日、東京(中日)、北海道新聞等が喚き散らし、行かせない様に仕向けたのですが、今年はいきなり

今年も参拝自粛

って言葉が出てくる事自体、おかしなもんだと思うんですが。

> 近隣諸国や国民感情への配慮があると思う

要するに、支那、朝鮮等の特亜、プロ市民や在日、極左勢力に配慮すると言う事なのに、国民や諸国と言う言葉は使って欲しくない物です。

当ブログにいらっしゃる方の大半は靖国参拝反対等と言う方はいらっしゃらないと思いますが、なぜ参拝すべきなのか、この動画をご覧頂ければわかるかと思います。



今一度、我々がなぜこういう風に生活出来るのか、考え直してみませんか。
Posted at 2012/08/08 22:03:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 時事関係 | 日記
2012年08月06日 イイね!

今一度、先人達から学びたいこと



冒頭にブータン国王の国会演説を掲載いたしました。
多くの方が感銘を受けたとおもいます。
これが民度の低い国や国民であれば、ブータンみたいなちっぽけな国とバカにしたことでしょう。
なぜ、これほどブータンは親日的であるのか。それはやはり先人達が長い年月をかけて築き上げた信頼に基づいているとおもいます。無論親日なのはブータンだけではなく





パラオ。パラオは単なる親日国家だけではなく、日本国に敬意を表しパラオ国旗も日章旗に近い物にしたくらいです。



何度もこちらでは取り上げていますがトルコ。トルコが親日である根底はこの動画にも出ていますが





エルトゥールル号遭難事故による日本国民(特に串本町民)の献身的な救助、介護が今にも続く日本とトルコの友情につながっています。





台湾。東日本大震災の際、まっさきに救援物資や多額の義援金を送っていただいたことは記憶に新しいものだと思います。
なぜ、台湾はこれ程までに親日なのか。これも何度も書きましたがその背景には



不毛の地を緑の土地に変え、暮らしを変えたり



日本兵や日本人の民度の高さ等、多々あるでしょう。
他にも



タイ




ポーランドや、ベトナム、多くの親日国が羨望と驚嘆、そして今回の様な震災の際には多くの国が支援してくれました。
なぜ、これ程までに面積的には小国である日本国がこれほどまで、世界から興味を持たれたり、愛されたりするのでしょうか。その根底には

民度の高さ

これに尽きるでしょう。
上の動画にも幾つかありますが、その民度の高さは今でも日本国民に宿っています。



この事故の事を覚えていらっしゃる方はいるでしょうか。事故による大停電が起きました。しかし、死亡者はたったの二名。もしこれが町中に墜落していたら大惨事になっていたことでしょう。実はこれと似たようなことが大東亜戦争中にもあったのです。



ご覧いただけたように今でも宿っています。
日本国民の民度の高さがあるからこそ、あの震災時でも冷静に行動し、世界中が驚嘆しました。
これが仮に民度の低い国だったらどうでしょう。暴動、略奪、治安の悪化等で、誰も支援などしなかったでしょう。

過去から学ぶことで前に進み、点と点が繋がり線になっていきます。その積み重ねが今でも根付いているのですから、今こそ蘇らせなければならないと思います。

久々ではありますが締めは麻生太郎第九二代内閣総理大臣の所信表明演説の一部引用で括らせていただきたいとおもいます。

一一八年になんなんとする、憲政の大河があります。新総理の任命を、憲法上の手続にのっとって続けてきた、統治の伝統があり、日本人の、苦難と幸福、哀しみと喜び、あたかもあざなえる縄の如き、連綿たる集積があるのであります。
 その末端に連なる今この時、わたしは、担わんとする責任の重さに、うたた厳粛たらざるを得ません。
 この言葉よ、届けと念じます。ともすれば、元気を失いがちなお年寄り、若者、いや全国民の皆さん方のもとに。
 申し上げます。日本は、強くあらねばなりません。強い日本とは、難局に臨んで動じず、むしろこれを好機として、一層の飛躍を成し遂げる国であります。
 日本は、明るくなければなりません。幕末、我が国を訪れた外国人という外国人が、驚嘆とともに書きつけた記録の数々を通じて、わたしども日本人とは、決して豊かでないにもかかわらず、実によく笑い、微笑む国民だったことを知っています。この性質は、今に脈々受け継がれているはずであります。蘇らせなくてはなりません。
 日本国と日本国民の行く末に、平和と安全を。人々の暮らしに、落ち着きと希望を。そして子どもたちの未来に、夢を。

 わたしは、悲観しません。
 わたしは、日本と日本人の底力に、一点の疑問も抱いたことがありません。時代は、内外の政治と経済において、その変化に奔流の勢いを呈するが如くであります。しかし、わたしは、変化を乗り切って大きく脱皮する日本人の力を、どこまでも信じて疑いません。

 不満とは、行動のバネになる。不安とは、人をしてうつむかせ、立ちすくませる。実に忌むべきは、不安であります。国民の暮らしから不安を取り除き、強く、明るい日本を、再び我が物としなくてはなりません。
Posted at 2012/08/06 09:18:14 | コメント(5) | トラックバック(0) | 歴史関係 | 日記
2012年08月03日 イイね!

グリーン化税制は販売促進に繋がったのか? Epilogue

3部に分けて日本国内における国産メーカーの販売がどうなったのかを検証してきましたが、この20年間で見ると先のブログで書いた様にほとんど売り上げは変わっていません。ただ内訳を見ると2003年以降、つまりグリーン化税制適用以降、普通車は確かに伸びましたが、全体的に見るとむしろ低下傾向であり、仮にこのグリーン化税制を維持したまま、消費税を導入したら1997年の時より更に売り上げが低下するのは火を見るより明らかだと思います。

またグリーン化税制適用した事により、確かに一部のメーカー、特にトヨタは恩恵を受けましたが、その反面、もったいないと言う精神を希薄にし、エコと言う大義名分のもと使い捨て社会に繋がったのではないかと思えます。他にもグリーン化税制、エコカー減税、エコカー補助金と言うのはカンフル剤にはなったとは言えど長期的にはあまり役に立っているとは言えず、むしろ行うべきは抜本的な税制改革ではないかと思います。

グリーン化税制を廃止する事で旧車と新車の共存は十分可能ですし、むしろ旧車を維持する事によりレトロフィットの技術や板金、リストア技術の向上にも繋がりますし、こういう分野での技術革新が行われる事で他の分野にも波及する=雇用対策にも繋がるのではないかと思います。

先ず最新のエンジンを動かす為には当然ながらECUが必要なのでエンジン開発は当然の事、電気、エレクトロニクス関係に波及しますし、排ガス関係では環境適応技術の向上、板金、リストア技術の向上は塗料、シート周り(紡織関係)、板金技術の向上にもつながるので当然ながらそういう面での雇用にも繋がると思います。また、日本の場合、部品供給が比較的短い期間で終わると聞きましたが、そういう体制も見直すべきだと思います。特に良く出る言葉が在庫維持は費用がかかると言われますが、現在、エンジン開発を見ると単独開発と言うのが減っており、2、3社で共同開発が定番となりつつ有ります。ならば、旧車も資産である以上、日本メーカーが共同出資して旧車の部品を作る会社を作るのも一つの手では無いのでしょうか。むしろ大量生産ではなく、少数生産、受注生産を基軸とすることでビジネスは成り立つと思います。

抜本的な税制改革を行う事で新車を買う人、あるいは今有る車を維持したい人にも恩恵は当然あります。ただ、これらを同時に行うには何よりも

景気回復

では無いのでしょうか。今回は自動車と言う分野に特化しましたが、税金、景気回復、規制、これら全て

政治、政治力

に繋がっております。曲がりなりにもこうやってカーライフがなんとか続けられるのはやはり今までの政治の積み重ねがあり、政治が比較的安定しているからに他なりません。

今の様にデフレ時に増税なんか行ったら更にデフレが悪化するだけですし、ましてや車を購入したり、維持したりするのも難しくなると思います。

少々、話が脱線しましたが、今の様に何かとエコと言う言葉に踊らされていい物でしょうか?

今、自動車メーカーが行うべきは新しい車を短いスパンで出し、短い期間で開発費用を回収すると言うやり方ではなく、如何に長期に渡ってファンになってもらえる車作りこそ、課題ではないかと思います。

例えばマツダですが、この20年間売り上げは若干下降気味であるにも関わらず比較的抑えられているかと言うと







初代アテンザが発売されて以来、一貫としてZoom-Zoom戦略を継続しております。つまり乗って楽しい車を作るだけでなく、マツダのファンになって欲しいと言うのをこれらの動画に含まれております。つまり



このZoom-zoom精神は今でも宿っている事になります。
また最近の輸入車ではこんなCMも

http://youtu.be/1r7naQ5NAZI

残念ながら埋め込みは不可能となっておりますが、内容的には

良い物を長く使うそれが本当のエコ。VWにしませんか?

日本メーカーの人たちは悔しくないんですかね?このCMは色々な意味でのアンチテーゼとなっており

1)日本の買い替えるエコブームに一石を投じている
2)VWこそ良い物であって、日本車は駄作と臭わせている

1に関しては



このCMを真っ向から批判していますし(当然の事ですが)
2に関しては今の日本車に魅力などない、だからVWを体験してみませんかって事なんですよ。安ければ良いと言う時代はもう終焉を迎えつつ有るのですから。
むしろこれからは大量の安物を作るのではなく



40年近く、進化させながらも駆け抜ける喜びを追求するBMW 3シリーズ



これまた40年近く、進化させながらもハッチバックの王道を貫くVW Golfの様に長期にわたって愛される車を作る事こそ、今の日本メーカーに求められている事ではないのでしょうか。

そういう点では豊田章男氏になってから





カローラを原点回帰させ、コンパクトにし家族の為の車を作り上げたのは評価します。また、奥田一派の時代にカローラなんて名前はオールドファッションだからやめようって言った際に反発した技術者達に敬意を表しますよ。
それこそゴルフや3シリーズって呼称は古くないのかってなりますからね。

つまりは良い物は時代を超えても良い物であるんですよ。その良い例が先に取り上げた約100万キロ走り続けている三菱のパジェロだったり、100万キロ以上乗り続けた(ている?)メルセデスベンツだったり

参考:車は長く乗り続けたい ベンツ:25年以上乗り続けたオーナーに聞く 100万キロ走破も

するんですよ。つまり旧車に乗っているから新車が売れないなんて言うのは単なる詭弁ですし、新車を買いたい人は買うんですから、いい加減、こういうインチキな税制をやめるべきですし、それに、その車がどうしようもなくなった場合は大抵は同じメーカーで買い替えたりするのですから。これも約100万キロ走行のパジェロオーナーで実証済みなのですから

> それまで三菱ギャランに乗っていて、週末だけ運転していた先生が、この山の中に開校することを決め、準備を始めた1988年にパジェロに乗り換えた。

>  一昨年、パジェロロングディーゼルを一台購入した。新世代のクリーンディーゼルが決め手となった。長距離はこちらに任せ、97万kmは近くを走るように乗り分けるようにした。
> 新しいパジェロの走行距離は、もうすでに8万kmに達しているのは、毎週のグランドツアーがいかに距離を延ばしているかの証拠だ。

要は如何にその車とメーカーにファンになってもらえるかで売り上げは左右されてくると思います。むしろ今みたいに、何でもすぐ乗り換えろなんて言う風潮の方がおかしいのですから。
それにディーラーでは出来ない事、頼みにくい事、あるいはディーラーでは高くつきすぎる物に関してはサードパーティの会社で出来るのですから。具体例としては

1)村上タイヤさん:旧車向けのタイヤ販売、取り付け
2)タイヤ館松本さん:エアコンガスクリーニングやヘッドライトクリーニング
3)アユミデンキさん:電装系全般(純正クルーズコントロール取り付けやオーディオ周り、コーディング等)

つまりは共存出来ると言う証明なんですよ。
今一度、カーライフとはなんなのか考え直してみるのも良いと思うのは自分だけでしょうか。
Posted at 2012/08/03 02:55:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車関係 | 日記
2012年08月03日 イイね!

グリーン化税制は販売促進に繋がったのか? Part 3:1993〜2012

第三部ではこの約20年間、つまりグリーン化税制が適用される前と後からどのように変動したのか見てみたいと思います。

先ずは全体像から見てみたいと思います。



さすがに20年だと膨大なグラフの量になりかねないので20年は1年ごとの売り上げに変更しました。実はこの20年間、全体的に見ると大きな変動が無かったと言っても過言ではないと思います。
つまり、グリーン化税制なる物を導入しなくても1997年には大幅に売り上げが下がりましたが、1998年から2001年にかけては地道に復調傾向となっており、2001年に至ってはほぼ1994年と同水準だった訳ですから、無理にグリーン化税制なんか導入しなくても問題は無かったのではないかと思います。
では1997年に何が起きたか、調べてみると

4月1日 - 消費税増税実施(3%から5%に)

そう、消費税の増税があった年なんですよ。他の出来事を見ると

7月2日 - タイ政府によるタイバーツの変動相場制導入により、アジア通貨危機が始まる
9月18日 - ヤオハンが倒産、会社更生法を申請する。
11月17日 - 北海道拓殖銀行破綻。
11月22日 - 山一證券破綻。

消費税との因果関係は何とも言えませんが、少なくとも金融関係では2社が破綻、流通業一社が倒産と言う、景気の悪化がにじむ年だったのは間違いないと思います。

ではメーカー別に見ると



これも意外な結果が出ており、トヨタは横ばい、日産と三菱は大幅ダウン、ホンダ、スズキ、ダイハツは上昇傾向で、マツダと富士重は若干下降気味でありながらも三菱程の大幅ダウンに至りませんでした。
なぜこういう結果がでたのか内訳を見てみたいと思います。
先ずは軽自動車から





この20年間、一番売り上げが伸びたのは他でもない、軽自動車だと言っても過言ではないでしょう。特にダイハツと日産の売り上げ上昇は凄まじく、スズキ、ホンダも堅調にのばしております。逆に三菱は大幅ダウン、富士重も下がっていますが思ったよりも下がり幅は酷くないと思います。意外にもマツダはこの20年間ほとんど、売り上げは変わっていません。特にグリーン化税制適用以降は間違いなく軽自動車の伸びは凄まじいとしか言い様が無いと思います。
では小型車はどうなのか、見てみたいと思います。





ご覧の通り5ナンバー車は大幅ダウンなのですが、よく見ると面白い結果が出ているんですよね。全体的に見ると、グリーン化税制が適用された2003年の半ばまではむしろ大幅な下がりではなくむしろ緩やかな感じなのですが、2003年以降は激減しております。メーカー別で見ても、トヨタ、日産、三菱、富士重は大幅ダウン、マツダは緩やかな低下をしていますが、ホンダとスズキはむしろ売り上げが上がっています。
特にホンダはシビック、フィットのおかげでスズキはスイフトのおかげで伸びていたりします。
では普通車はどうなのかを見てみたいと思います。





普通車はこの20年間大きく伸びています。ただ、ここでも面白い結果が出ており、1993年から2003年まではむしろ横ばい気味ですが、2003年の6月以降、急激に売り上げが増加しています。では2003年6月以降に売られた車を見ると

7月24日 - 日産自動車が「プレサージュ」をモデルチェンジ(9月3日には「キューブキュービック」を発売)。
9月1日 - トヨタ自動車がハイブリッドカー「プリウス」をモデルチェンジ(29日には「シエンタ」も発売)。
9月30日 - スズキが「ワゴンR」をモデルチェンジ(10月8日には「AZ-ワゴン」がモデルチェンジ)。
10月6日 - 日産自動車が軽商用車「クリッパー」を発売(「モコ」に続く第2弾。同日、「プレジデント」もモデルチェンジ)。
10月6日 - トヨタ自動車が「アベンシス」の販売開始(これにより「ビスタ」は21年間の歴史に幕)。
10月15日 - マツダが「アクセラ」の日本国内生産を開始(翌2004年には「ファミリア」がバンのみとなり、2007年に同一車名のままフルモデルチェンジ)。
11月27日 - ダイハツ工業が「タント」を発売。
12月3日 - 本田技研工業が「オデッセイ」をモデルチェンジ。低床プラットフォーム化を実現。
12月22日 - トヨタ自動車が「クラウン」をモデルチェンジ。通称「ゼロクラウン」。エンジンがV6に一新される。

と今現在おなじみの車が発売され、特にトヨタの場合はプリウス、ダイハツの場合はタントが売り上げ増加に貢献したと言っても過言ではないかと思います。特に2003年以降は軽自動車は背高な車に、普通車はハイブリッド車のような所謂エコカー、並びに3ナンバーが主流になったと思います。ホンダは2003年発売のオデッセイのおかげもあって2003年〜2005年までは普通車が伸びましたがそれ以降はむしろ伸び悩んでいます。マツダはアテンザ、デミオ、アクセラのおかげもあって、2002年6月から2006年5月までは順調に伸ばし、むしろ2006年半ばにはピークに達しましたが、それ以降は下降傾向となっています。
三菱は1997年から1998年にかけて一旦は増加しました。この頃発売された車を見るとミラージュ、ギャラン、カリスマ、レグナム、シャリオ・シャリオグランディス、RVR、チャレンジャー等かなり多数の車が発売された時期ですが1999年以降は低下、2005年に一旦持ちかえし、2008年まで増加が続きますがそれ以降は横ばいか低下傾向に有ります。この時期、三菱が発売した普通車を見るとランサーエボリューションワゴン、ギャランフォルティス、デリカD:5、アウトランダーとかなり個性的な車が発売された年でもあります。では富士重はと言うと、2003年以降売り上げが伸びており、インプレッサ、アウトバック、フォレスター、レガシーとスバルの定番車両が定着したと言っても過言ではないでしょう。

では小型車を合わせてみるとどうなるか、見てみたいと思います。





全体的に見ると乗用車系は軒並みダウンしており普通車で健闘しても、実際には売り上げが下がっています。特に三菱、日産は大幅ダウン、トヨタは横ばい、スズキ、ホンダは若干上がり気味、マツダ、富士重は若干下がり気味と言う感じです。

このように20年を遡ってみると

ダイハツ:軽自動車による大躍進
ホンダとスズキ:5ナンバー戦略で堅調に伸ばし、軽自動車が有る程度下がり具合を抑えている
マツダと富士重:3ナンバー化によってある程度の成功を収めているが、マツダは軽自動車が有る程度支えている物の富士重は軽の販売低下が足を引っ張る
日産と三菱:この20年で大幅にダウン。ただし、日産の場合、軽自動車が販売低下を抑えている
トヨタ:ほとんど売り上げが変わらない

こんな感じでしょうか。トヨタの場合は販売している車種、販売店の数も圧倒的に多いのでなんとか堅持出来ていると言う感じでしたが、逆に言えばプリウスが無かったらどうなっていたのか?グリーン化税制無くても売れたのか?色々な想定も出来ると思います。

次回はこれらのデータを踏まえた上で結論を述べてみたいと思います。
Posted at 2012/08/03 01:17:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関係 | 日記

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「スバル・三菱・スズキのAWD性能を比較してみた http://cvw.jp/b/205797/48144383/
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