やんぢのブログ一覧

って、まるで自動車選びのようなこのタイトル。
実は、原付バイクの話です。

年末年始休暇中に、『原付か自転車が欲しいなぁ…』と思い始めて一週間。
私が原付を降りてもうすぐ10年になります。
最後に乗っていた原付が、スズキのアドレス５０（形式：CA1NA。トップ写真は未練がましく持っているその整備書）




こんなバイクでした。

※写真は拾いものです。
　私が載っていたのは、この写真と同じ色ですがフロントスクリーンが長いタイプです。


上位モデルのアドレス１１０と同じフレームを使った大型の原付バイク。
そして、１１０と同じ１２インチタイヤ。
車格相応の油圧式ディスクブレーキを装備。
ボディが大きいから遅いということもなく、２ストローク時代の５０ccスクーターとしては標準的なメーター読み６０km/h＋αは普通に出ました。


↓これがアドレス１１０。


５０と１１０の違いは、
・ホイールベースが５０の方が１５ミリ短い
・シングルシートとタンデムシートの違い（形はほとんど一緒なので、原付としては異例にデカイ）
・タンデム用フットレストの有無（１１０の黒い部分が収納されたフットレスト。50では嵌め殺しの蓋）


普通の原付より一回り大きなボディと12インチタイヤがもたらす
明らかに原付離れした乗り心地。

これは、四輪車で廃泥沼にはまってしまうのとよく似ているんです。
この乗り味を知ってしまったら、普通サイズの原付スクーターには乗れません。





実はこのブログを書くために調べてみたら、CA1NAってかなりの希少車だそうで…

＞様々な意味で歴代モデルの中で最も異彩を放つ存在となっている。
（ウィキペディア）

＞確かに稀少バイク
（このモデルについて取り上げたYahoo!知恵袋）

＞中古車検索してもカテゴリーに名前さえ乗っていません。
（このモデルについて取り上げたOK Wave）

＞50の存在を知る人は非常に少ないです。（バイク屋サンも含めて）
（同上）

＞ハッキリ言って見たコトがない
（原付バイク大全という過去に発売されたすべての原付バイクを紹介しているサイト）

＞発売からわずか2年ほどでカタログから姿を消した。
（ウィキペディア）


当時原付バイクなんて自分にとってはママチャリと同じで、
全然大事にしていなかった…
所有期間中、一度も洗車をしたことも無かった…
２ストだから警告灯が付けばオイルは入れるけど、
溝が減ればタイヤは換えるけど、
それ以外に何も手をかけてやることも無かった…

無知な自分がバカだった…

こんな貴重な原付を
どうして手放してしまったんだ！！

例えて言えば、シトロエンＤＳの価値を知らずに手放してしまったどころか、
パナール２４Ｂを、「もうイラネ」と言って手放してしまったようなものじゃんかぁぁぁ！
（どういう例えよ・爆）





取り乱しました。
気を取り直して…

私は自動二輪の免許を持っていないので、買うなら５０cc限定なんです。
しかし『１０インチタイヤの小さな原付は欲しくないもんっ！』
という気持ちです。
でも、今の日本のスクーターって、全部１０インチタイヤでボディも小さい。
（スポーツ車とかカブ系とかは選択の対象外です）


新車の日本車では
買いたい原付が
１車種も無い！！
という状況になっっちゃって、行き詰っています。


タイヤサイズも含めて、余裕のある乗り味の原付スクーターを探してみると…

プジョーの原付スクーターか…



アプリリアの原付スクーターか…



でも、どちらもレーシングマシンみたいな派手なのばかりで…。
（ベスパはないです、何となく）




日本車で買いたいのが無い、どころか、輸入車でもドンピシャなのが無い。



ず～っとシトロエンＣＸに乗りたいと思い続けていたら、
シトロエンの神のお導きで手に入れることが出来たように、
求道者のようにコンディションの良いCA1NAを探し続けるしかないのか…
探し続ければ、いずれ求められるかもしれない。

でも、２年間しか販売されて無かった上に不人気車で、何台くらい売れたのかも分からない。
その上、最終型が２０００年なので、どんなに新しくても１４年落ち。

１４年落ちの不人気車の原付なんて流通してるのかなぁ…

※「アドレス５０」は世の中に星の数ほどある「アドレスＶ５０」とは違うものです。