昨日の続き
やんぢは困り果てておりました。
「この際、先日買ったAgipの合成油を入れようかのう…」
と思ったその時のことでございます。
☆彡!!!!!!
もう一つの思いがやんぢの頭に閃きました。
そうだ!
これを試してみれば、自分でも納得がいく。
そののちにはAgipでもTOTALでも何はばかることなく入れることができる。
どうもカストロールのXLXを入れてから、アイドリングに不快な振動が出るようになった気がしてなりません。しかし、間違いなくカストロールオイルのせいかどうか、本当のところは分からないのでございます。
そこでやんぢはこう考えました。
いままでTOTALの合成油を入れていた時とは
明らかに違う。
当初は合成油と鉱物油に由来する違いなのであろうかと思ったが
そうではなく、実は
カストロールが持つ特徴によるものという可能性がある。
(pastさんからもそう指摘されているし、ネット上にカストロールは粘度表示より固いので不調が出ることがあるというような書き込みも)
じゃぁ、
別ブランドの
鉱物油を
入れてみよう!
(↑これが今回の「不善をなす」の答えでございます
自分でも「あほか?」と思うのでありました)
やんぢはこう考えました…
このオイル交換をして…
同様の震動が出なければ… カストロールが悪いとみなす。
同様の震動が出たならば… 次は合成油を入れる。
合成油で震動が収まったら… 振動が出るのは
ウチのエンジンに対する鉱物油の限界と理解する。
合成油でも同様の震動が出たら… 今まで気付かなかっただけなのか(orz)
その時にはエンジンマウントでも換えてみるべか…
それとも今度こそ添加剤を試してみるか(オイオイ)
そこで交換するオイルに条件をつけることにいたしました。
鉱物油であることとXLXと同じ10W-30であることは絶対条件ですが、API規格にはこだわらないことといたします。
そしてさらに条件は続くのでございます。
・カストロールのオイルは別商品でも除外。
・富士興産(FKマッシモ・ホムセンではよく見かける)は問題のカストロールXLXをOEM生産してる張本人らしいのでXLXの「同等品」と思われるものは除外。
・bpもカストロールと同じ系列会社なのでXLXの「同等品」は除外。
・トヨタ純正キャッスルオイルは、オイル選びのお遊びとしてつまらないので除外。
・他の国産メーカー系純正オイルも同様に除外。
おやおや、なんと条件の多いことでございましょう。
しかしやんぢはさらに、極めつけの条件をつけたのでございます。
安物ほど良し!
できれば4リットル2000円以内。
ということはABやYHなどの大手カー用品店には行くことが出来ません。
何しろXLXですら2000円超で売られている世界です。
おのずとホームセンターやディスカウントストア限定となってしまいます。
また、最後の条件を出したために、買い置きのTOTALの鉱物油が使えなくなってしまいました。
購入価格こそ特売で1780円でしたが、レギュラー価格は2940円が付いているのですから。
(と思ったらそれは購入時の価格で、昨年の原油高で今は3千円超えてるみたいです)
そしてやんぢは
新たなオイル選びの旅へと
出たのでございます。
安さを求めて、XLXがいつでも980円のホームセンターへと向かいました。
そこで目に入ったのはbpの『エナゴール シルバー』でございました。
何しろ販売価格が
4リットル998円なのです。
980円のXLXに次ぐ安オイル。
一部除外条件付きのbpではございましたが、一世代前のSJ規格ということで同等品ではないとみなすことにいたしました。
しかしこのオイル、bpの公式サイトに載っておらず、みんカラのパーツレビューでも取り上げている人は一人だけ。
その人も「由来不明のオイル」と評していますし、何と言ってもオイル性能がボロクソの言われようでございます。
500㌔走って粘度低下が著しく
1万㌔走った廃油のほうがまだましと言われる始末。
やんぢのXLXとほぼ同じ評価なのでございます。
これでは入れ直してみる意義は全く見出せません。
(ちなみにエナゴールという名前そのものはbpの輝かしい歴史の中にある立派なブランド名です)
安物オイルの話が出ると必ずと言っていいほど登場するピットペンのオイルもこのお店では扱っていますが、残念ながら10W-30の鉱物油は品切れでございました。
「ふむ、安物オイルも奥が深いのう…」
そんなとき、またまたやんぢの前に黄金色の光が現れ、あまりのまぶしさに目がくらみそうになりました。
しかしこの時にはお釈迦様は現れず、
見たこともないオイルが突然やんぢの目に飛び込んできたのでございます。
なんと、
SM規格なのに1580円!
あまりのことに、目が涙で曇ってしまいどんな商品なのかよく分かりません。
缶の前面には毒々しく売り文句が書かれ、
お世辞にも洗練されているとは言えないデザインでありました。
しかしその缶の肩の部分に
「MORI DRIVE」との表記を見つけ、やんぢはふと我に帰りました。
モリドライブ… 聞き覚えがある。
そう、モリドライブとはモリブデン系オイル添加剤の商品名でございます。
森さんが作った商品ということではなく、モリブデン配合の商品なのでモリドライブなのでしょう。
日本で初めてモリブデン系添加剤を商品化し今も出しまくっている
ルート産業という会社が
エンジンオイルも販売していたとは。
これは、まったくノーマークの商品でございました。
添加剤で名を知られたメーカーが、まさかエンジンオイルそのものを商品化しているとはお釈迦さまもご存じなかったのかも知れません。
エンジンオイルと市販添加剤とは
一見仲が良いように見えていて
実はお互いに不信感を抱いている
という微妙な人間関係(人間じゃないけど)なのは衆目の一致するところ。
ところがルート産業は
「両方あり」でやっているのでございまさす。
SM規格なのに4リットル1580円。
市販添加剤メーカーが出しているエンジンオイル。
ひょっとして、モリブデンが他社よりたっぷり?
しかもみんカラパーツレビューでも一人しかアップしていない希少品。
(部分合成油のほうは結構出ているものの鉱物油はやんぢで二人目かと)
これは面白い!
やんぢはたちまち夢中になってしまいました。
添加剤メーカーのイメージのほうが強いことに多少の怪しさを感じつつも、
昨今のAPI規格は非常に厳しく、承認を受けるときの書類申請だけではなく市場での現品抜き打ち検査も行われているという話を聞いて
ついに比較用の鉱物油にモリドライブのエンジンオイルをチョイスしたのでございます。
果たしてその結果はいかに…
この文体は疲れるので、これまでにさせていただくことにし、次回交換報告は普通の文体で行こうと思うのでございます。
Posted at 2009/02/25 14:46:17 | |
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