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3月18日、防衛省・統合幕僚監部は、中国海軍艦艇の動向について、２件発表しました。

以下、発表内容です。

【１件目】

海上自衛隊は、令和６年３月３日（日）から１４日（木）までの間、中国海軍ジャンカイⅡ級フリゲート２隻（艦番号「529」及び「532」） が石垣島（沖縄県）の南約１８０ｋｍから宮古島（沖縄県）の南東約２１０ｋｍ付近の海域を遊弋していることを確認した。

その後、１５日（金）午後５時頃、これらの艦艇が与那国島（沖縄県）と台湾との間の海域を北進し、魚釣島（沖縄県）の西約８０ｋｍの海域を北進したことを確認した。

なお、これらの艦艇は２日（土）に沖縄本島と宮古島との間の海域を南進したものと同一である。

防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第12護衛隊所属 DE-234「とね」（呉）及び第5航空群所属「P-3C」（那覇）により、警戒監視・情報収集を行った。




https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20240318_01.pdf


【２件目】

令和６年３月１６日（土）午前８時頃、海上自衛隊は、対馬（長崎県）の南西約１００ｋｍの海域において、同海域を北東進する中国海軍ジャンカイⅡ級フリゲート１隻（艦番号「576」） 及びフチ級補給艦１隻（艦番号「903」）の計２隻を確認した。

その後、これらの艦艇が対馬海峡を北東進し、日本海へ向けて航行したことを確認した。

また、１６日（土）午後６時頃、海上自衛隊は、対馬の南西約１２０ｋｍの海域において、同海域を北東進する中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦１隻（艦番号「123」）を確認した。

その後、１６日（土）から１７日（日）にかけて、当該艦艇が対馬海峡を北東進し、日本海へ向けて航行したことを確認した。

令和６年３月１８日 統合幕僚監部 防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第43掃海隊所属 MSC-685「とよしま」（下関）、第3ミサイル艇隊所属 PG-829「しらたか」（佐世保）及び第4航空群所属「P-1」（厚木）により、警戒監視・情報収集を行った。





https://www.mod.go.jp/js/pdf/2024/p20240318_03.pdf

131312

3月18日、防衛省は、「北朝鮮のミサイル等関連情報（続報）」を発表しました。

以下、発表内容です。

１．北朝鮮は本日７時台から８時台、北朝鮮西岸付近から、３発の弾道ミサイルを、北東方向に向けて発射しました。
詳細については現在分析中ですが、落下したのはいずれも朝鮮半島東岸付近の我が国の排他的経済水域（ＥＥＺ）外であると推定しています。
① ７時４４分頃発射し、最高高度約５０ｋｍ程度で、約３５０ｋｍ程度飛翔。
② ７時４４分頃発射し、最高高度約５０ｋｍ程度で、約３５０ｋｍ程度飛翔。
③ ８時２１分頃発射し、最高高度約５０ｋｍ程度で、約３５０ｋｍ程度飛翔。

２．政府より、付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行ったところ、現時点において被害報告等の情報は確認されていません。

３．総理には、本件について直ちに報告を行い、
① 情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
② 航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
③ 不測の事態に備え、万全の態勢をとること の３点について指示がありました。

４．政府においては、官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」において、関係省庁からの情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応について協議を行いました。

５．また、防衛省においては、防衛大臣が総理指示を受け、
① 米国、韓国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること
② 不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すこと の２点について指示を出しました。

６．これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものです。
また、このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題です。
我が国としては、北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難しました。

７．国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、米国や韓国等とも緊密に連携し、情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することとします。



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