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Heero Yuyのブログ一覧

2015年04月20日 イイね!

その税制、誰のため?

第一 平成27年度税制改正の基本的考え方

安倍内閣は、これまで、「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚 起する成長戦略」の「三本の矢」からなる経済政策(「アベノミクス」)を一体的に 推進してきた。税制面においても、平成 25 年度及び平成 26 年度の税制改正を通じ て、企業の賃金引上げや設備投資を促進するための措置等を、これまでになく大胆 に講じてきた。こうした取組みもあり、就業者数や名目総雇用者所得の増加など雇 用・所得環境は改善傾向が続くとともに、企業部門も高水準の経常利益を実現する など、景気は緩やかな回復基調が続いている。

他方、足下では個人消費等に弱さが見られ、平成 26 年7-9月期の実質GDP成 長率が2四半期連続でマイナス成長となった。また、景気の回復状況にはばらつき がみられ、特に地方や中小企業ではアベノミクスの成果を十分に実感できていない。

このような状況の下、経済再生と財政健全化を両立するため、平成 27 年 10 月に 予定していた消費税率 10%への引上げ時期は平成 29 年4月とする。社会保障制度 を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの信認を高めるた めに財政健全化を着実に進める姿勢を示す観点から、平成 29 年4月の引上げにつ いては、「景気判断条項」を付さずに確実に実施する。

(中略)

わが国は急速な人口減少局面にあることに加え、地方においては東京圏等への人口流出と地域経済の縮小が進んでいる。こうした構造的な課題を克服するため、東京一極集中の是正や若い世代の結婚・子育ての希望の実現等を通じた地方創生に向けて、税制面で所要の措置を講ずる。

自らの発想で特色を持った地域づくりができるよう、地方分権を推進し、その基盤となる地方税の充実確保を図るとともに、税源の偏在性が小さく税収が安定的な地方税体系を構築することが重要である。また、インフラ整備や治安、社会保障など、行政サービスの多くは地方公共団体が直接の担い手となっていることに鑑みれば、公共サービスの対価を広く公平に分かち合うという地方税の応益課税を強化することが重要である。

(中略)

II 地方創生・国家戦略特区

「まち・ひと・しごと創生法」にも掲げられているとおり、「東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保」するとともに、 「急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかける」こと が重要である。

1 東京圏への人口集中の是正・各地域での住みよい環境の確保
(1)地方拠点強化税制の創設人口の東京への過度な集中を是正するためには、地方の企業において雇用の場を確保し、人材を定着させることが必要である。このため、地方公共団体における計画的・戦略的な企業誘致の取組みと相まって、企業が、その本社機能等を東京圏から地方に移転したり、地方においてその本社機能等を拡充する取組みを支援するため、本社等の建物に係る投資減税を創設するとともに、雇用の増加に対する税額控除制度(雇用促進税制)の特例を設ける。

(中略)

(2)車体課税の見直し
平成 26 年度与党税制改正大綱等における消費税率 10%段階の車体課税の見直しについては、平成 28 年度以後の税制改正において具体的な結論を得る。 自動車取得税及び自動車重量税に係るエコカー減税については、燃費基準の移行を円滑に進めるとともに、足下の自動車の消費を喚起することにも配慮し、 経過的な措置として、平成 32 年度燃費基準への単純な置き換えを行うととも に、現行の平成 27 年度燃費基準によるエコカー減税対象車の一部を、引き続 き減税対象とする等の措置を講ずる。

自動車重量税については、消費税率 10%への引上げ時の環境性能割の導入 にあわせ、エコカー減税の対象範囲を、平成 32 年度燃費基準の下で、政策イ ンセンティブ機能を回復する観点から見直すとともに、基本構造を恒久化する。 また、平成 25 年度及び平成 26 年度与党税制改正大綱に則り、原因者負担・受益者負担の性格等を踏まえる。

軽自動車税については、一定の環境性能を有する四輪車等について、その燃費性能に応じたグリーン化特例(軽課)を導入する。この特例については、自動車税・軽自動車税における環境性能割の導入の際に自動車税のグリーン化特 例(軽課)とあわせて見直す。また、二輪車等の税率引上げについて、適用開 始を1年間延期し、平成 28 年度分からとする。

なお、消費税率 10%段階の車体課税の見直しにおいては、税制抜本改革法 第7条に沿いつつ、自動車をめぐるグローバルな環境や課税のバランス、自動車に係る行政サービス等を踏まえた議論を行う。

(以下略)

自民党 平成27年度 税制改正大綱より引用

久々に時事系のネタですが、今回引用した部分だけでも矛盾点が多々あります。
方や

> 他方、足下では個人消費等に弱さが見られ、平成 26 年7-9月期の実質GDP成 長率が2四半期連続でマイナス成長となった。また、景気の回復状況にはばらつき がみられ、特に地方や中小企業ではアベノミクスの成果を十分に実感できていない。

と個人消費等が弱い=内需が弱いと言うことを認めながら

> このような状況の下、経済再生と財政健全化を両立するため、平成 27 年 10 月に 予定していた消費税率 10%への引上げ時期は平成 29 年4月とする。社会保障制度 を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会からの信認を高めるた めに財政健全化を着実に進める姿勢を示す観点から、平成 29 年4月の引上げにつ いては、「景気判断条項」を付さずに確実に実施する。

なぜここで国際社会が出てくるのか意味不明です。
しかも、景気回復がばらついていると言っておきながら景気判断条項を付さないというのはどう考えても、異常だとしか言いようがないかと。

実質収入が先の消費税増税によって減っているということは、出費はできるだけ抑えたいというのが世論であるにも関わらず国際社会が云々と言われても誰が納得できるでしょうか。しかも、さらなる増税が待ち構えている以上、財布の紐は固くなるのが実情です。その状態でどうやって消費を呼び込むのか、正直、今の政権からは全く見えてきません。特にそれが顕著なのが地方創生と車体課税の項目ですが、まず車体課税の方を見てみると

> なお、消費税率 10%段階の車体課税の見直しにおいては、税制抜本改革法 第7条に沿いつつ、自動車をめぐるグローバルな環境や課税のバランス、自動車に係る行政サービス等を踏まえた議論を行う。

グローバルというのであれば取得税、重量税を廃止し、自動車税も大幅に見直すべきです。
しかし実際問題として、地方在住者ならよく解るかと思いますが、そもそも、公共交通機関がろくに整備されておらず、車がなければ生活できないのが実情であるにも関わらず、軽にもいわゆるグリーン税制の負の部分である重加算税をかけるというのはさらに東京への一極集中を進めるだけにしか思えません。しかも地方の人間の大半が

・軽自動車
・13年以上も経っている旧車

に乗っている方が多いです。
それでいて

> 地方拠点強化税制の創設人口の東京への過度な集中を是正するためには、地方の企業において雇用の場を確保し、人材を定着させることが必要である。

方や地方いじめとしか思えない政策をとりながら、もう片方で東京への過度な集中を是正って

どうやって行うんですか?

としか言いようがないです。そもそも地方の場合、通勤、通学、買い物等をするにあたっては車がなければ生活できず、しかも街づくりも車を前提にした街づくりにしているところも多々あります。例えば東京以外であれば大阪、名古屋、仙台、新潟などは比較的公共交通機関も充実しており、車なしでもなんとか生活できますが、長野や仙台郊外(黒川郡大和町、黒川郡富谷町等)に至っては車ありきの街づくりにシフトしています。ましてや、女川町や登米町、石巻市等は過疎化しつつあり、同じことが長野市にも言えます。

しかも公共交通機関が不便である以上、車なしの生活は考えられない、しかし否応無くあらゆる形で増税されていく、それでいて地方創生と言われても

絵空事

としか思えません。
地方創生というのであれば

・公共交通機関の充実
・旧車への重加算税の廃止
・自動車に対する税制の抜本的な見直し

これらをセットで行うべきだと思います。何しろ車を買い替えたくても買い換えられないというのが地方の現状なのですから、未だに自動車は贅沢品だと思ってる議員連中には一度地方で車なしで生活してみていただければと思います。

それからもう一つ付け加えさせていただくと、重量税の重加算税は今までは暫定税率と言われておりましたが、最近では当分の間税率と名前が変わったみたいですが、正直な話

当分の間っていつまでですか?
まさか特別在留許可のように40年以上経っても当分の間とは言わないでしょうね?

もうね、この当分の間っていうのが一番怖いんですよね。期限が全く記されていないのですから…
Posted at 2015/04/20 23:39:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関係 | 日記
2015年04月18日 イイね!

スバルと他社とのFFの違い

車好きにとって、一番楽しい時間といえばいくつかありますが、その中でも

・好きな運転している時
・新しい車を選んでいる時、試している時
・愛車(現車)、他の車を問わず、車のことで新しい事、あるいは良さを再発見した時

こんなところでしょうか。まぁ他にも洗車とかありますが、一般的かつ走り屋でない車好きというところにフォーカスしてみました。

さて、今日はカローラ店にてアクアとカローラフィールダーを試乗してきました。
まずアクア(MC版)ですが、実は何気にこれが初試乗だったりします。
グレードはSでしたが、まず驚いたのが

・シートの良さ(コンパクトカーにしては非常にできの良いシートだと感じました)
・荷室の意外な広さ(デミオ、スイフトがあまりにも小さすぎる)
・HSDの熟成度(2代目プリウスと比べたら大きな進歩)
・足回りの良さ(これも2代目プリウスと比べると非常にいい)

ちょっと想定外の出来でびっくりしました。これなら確かに買う人が多いかもと思いましたね。



次にカローラフィールダーですが、こちらはベーシックなX(ガソリン車)でしたが

・荷室の広さ(少なくとも今のインプレッサより広い)
・素直なエンジン特性(加速も今のインプレッサよりいい)
・安定性の高さ(今のインプレッサと遜色ない感じがした)

おまけに、5ナンバーでワゴン、しかも1.5 l な上、おまけにSafety Sense Cが下のグレードからでもつけられるというのはインプレッサと比較してもかなり大きな点だと思いました。(自分のは非搭載モデルでしたが)



こういうところで時代の進化というものを感じましたね。ただ、アクア、カローラフィールダー共に共通点がありまして

FF特有の引っ張られる感じがしない

ここがなんといっても、一番大きな点ですね。ただ、こういうのもなんですが

13年前のFFインプレッサにようやく近づいた

というのも率直な感想です。
確かに自分のは2002年物という、骨董品、ポンコツとも言われてもおかしくない車であるのですが、何よりもこのスバルのインプレッサ FFの一番気に入ってる点が

FF特有の引っ張られる感じが全くない

という点ですね。まぁ非力なのも確かなのですが、Renault 4から運転し始めてBMWに乗るまで一貫してFF車それも、大半が2L以下のエンジンに乗り続けてきたわけですし、アベンシスというトヨタ車も乗っていた事もあるので、なおさらトヨタのFFが進化したということと、決してパワーがある車ばかりに乗ってきたわけではないのにもかかわらず、上記の癖はメーカーをほぼ問わずありました。それもあってBMWのFRに乗った時はより新鮮さ、FRの良さを感じられました。しかし、このインプレッサに乗ってからは

・あのFF特有の癖もない
・雪道でも安定して乗れる(少なくともデミオ(DY)では厳しかった)
・長距離も問題なく走りきれる(長野 - 宮城間(約500Km)を一人で無問題で走れた。アベンシス、デミオだとParis - Orlean (約180Km)を走るのもちょっと怖かった上に非常に疲れた。唯一BMWだけが750Km(Biarritz (France) - Fafe (Portugal))という距離を経験し、一人で安定して走れた(相応に疲れましたが…))

というのもあり、やっと今になってこのレベルに達したかと思います。まぁ同じことはマツダ、スズキにも言えるのですが。

しかし、何がスバルと他社を分けるのかというとやはり歴史ですね。
トヨタ初のFF車がターセル(1978年)



マツダは5代目ファミリア(1980年)



そしてスバルはスバル1000、1966年から作られています



それに合わせて水平対向エンジンという重心の低いエンジン



が組み合わされていること、そして何よりもこのスバル1000、改良型のスバルFF−1がなければ





レオーネ、インプレッサ、レガシィなどが生まれなかったことでしょう。ついでに言うと乗用車タイプで普及モデルでのAWDはスバルが初と言っても過言ではないと思います。(確かにJensenという車もありましたが、成功したかといえば、失敗で終わってます)

つまりFFという基本がしっかり成り立っている上でのAWDですし、何よりもFFの歴史が長い(少なくとも国産メーカー他社と比べると10年以上も経験の差がある)ので、非常にフラットで乗りやすい車になっていますし、今回のカローラフィールダーと比べても決して劣ることはないなと思いました。

ただ、現行のインプレッサスポーツだと3ナンバーで1.6になる上に荷室も狭いので、そう考えるとカローラフィールダーは一つの選択肢になるなと思いましたし、燃費なども考えるとアクアも捨てがたいというのも事実です。

ただ、アクアに関して言えば、スズキのアルト(ターボRSも含む)、ワゴンRも比較対象になり得るので時代が進むことにより

・軽自動車の質も上がったことにより小型車の対抗馬として十分な可能性がある
・FF車もようやく、スバル並みの安定性を得ることができた

特に2番目に関しては当然ながら議論の余地はあると思いますが、少なくとも20年近くFF、しかもルノー、シトロエン、マツダ、トヨタ(+レンタカーや代車を含めたらさらに多くなります)と乗り続けてきて、FF嫌いになった自分を唸らせたFF車はというと

・スバル インプレッサ(日本ではFFのパイオニア)
・シトロエン BX(シトロエンはTraction Avantからの先駆者)
・BMW Mini(先駆者ではないかもしれないですが、カートのような楽しい車)

位ですかね。デミオ(DY)も決して悪くはなかったのですが、重心の高さ+安定性の悪さ、アベンシスに至っては高速走行になると非常に怖い思いをしたのもあります。ルノーに関しては諸事情があるので割愛いたします。ただ、FFを嫌いにさせた一つの車がトヨタ車であるのは間違いなく、そのトヨタ車がこのレベルに達したというのはいい意味での再発見と成りましたね。

ただ、すぐに買い換えるわけではないですが、カローラフィールダーとアクアは一つの選択肢に追加できる車というのを実感できたいい機会でした。ただ、やはり今のインプレッサも古いですが愛着があるので、ついつい手をかけてしまうのも事実です(今日、お客様感謝デーでATF交換してきました)
Posted at 2015/04/18 18:28:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車関係 | 日記
2015年03月14日 イイね!

物事の本質

ご無沙汰しております。とにかく多忙で、なかなか書けないのが実情ですが、久しぶりに時事ネタ以外のものを書いてみたいと思います。

今日は個人的には比較的充実した日を過ごしました。

1)インプの整備
2)スズキの軽自動車の試乗

まぁここまではただの車好きのお話で終わってしまうのですが、まずインプの整備から話を始めると

1)マスターシリンダーの交換
2)ブーツ交換
3)フューエルフィルター交換
4)プラグケーブル交換

〆て10諭吉と、結構でかい出費と成りましたが、おかげ様でブレーキの効きも良くなり、フューエルフィルターとプラグケーブルの相乗効果か、加速も良くなった感じがします(後は燃費がどうなることやら)

2002年の車、しかもWRXでもないただの1.5のインプにこんなに金かけるとヒト様から見るとただのバカだと思われるかと思いますが、なにぶん

1)買い換える予算がない
2)買いたい車がさほどない
3)なんだかんだ言っても愛着がある

特に3は結構大きく、確かに平凡な車かもしれませんが水平対向エンジンのおかげで安定性が高く、東北 - 長野も問題なく走りきれましたし、スポーツワゴンなのでものもそれなりに詰める、おまけに基本中の基本である走る・曲がる・止まるしっかりしているので、乗っていて楽しいです。ついでに乗り心地も決して悪くない、整備すればまだまだ乗れる以上、これがまとめて40万、50万かかるというのであれば話は別ですが、時期ずらして数万とかの整備で乗り続けられるのであれば、乗り続けた方がよっぽど金かからないと思うんですよね。

ただ、避けて通れないのが税金でして、グリーン税制で買い換えさせようという目論見が果たせているかというと、おいらの場合は多分予算あってもちょっと考えますね。何しろ5ナンバーサイズでワゴンとなるとカローラフィールダー位しかないですし、それこそ上で書いたように40万、50万以上の修理代がかからないのであれば長く乗り続けたい方です。確かに以前、買い換えようかなって事も書きましたがあの時は確かにレヴォーグ、あるいはGPインプレッサが欲しかったのも事実ですし、中古であればSHフォレスターに興味あったのも事実です。
ただ、今の車でも小さな不満は幾つかありますが、乗り換えれば解消するというわけじゃないですし、さらに大きな負担(=ローン)が待ち構えている以上、最終的にはローンのない今の車を乗り続けた方がいいと決めました。

なにぶん借金って結構大きいですからね。
それに借金してまで欲しいと思えたのはレヴォーグくらいでしたし、レヴォーグだと今の利点はそのまま維持しつつアイサイトという付加価値もつくのはかなり大きな点でしたけどね。ただ、予算が合わなくなってしまったので泣く泣く、見送ったというのも事実です。

次に、スズキで軽自動車の試乗でしたが乗ったのはワゴンRスティングレーとハスラーでした。
特にハスラーはツボにはまりましたね。ワゴンRの使い勝手はそのまま、SUV系なので悪路(クロカンまではいかなくとも)でも問題無い、燃費も決して悪くない、しかも重心が思ったより低い位置なのでコーナーとかでもあんてして走れました(ワゴンRもしかりですが)
NAでも加速不足という認識はありませんでしたし、シートは確かに…と言うのはありますが、ファーストカーにしても悪くない出来だと思います。おまけに税金が上がったと言っても普通車より安いですし、維持費も今のインプと変わらないと思うので、十分に検討の余地ありという感じもしました。

ちなみにスズキとスバルの車って見た目の変化というのはあまり見えにくいのですが、見えないところにしっかり手が加えてあり、スバルのGPインプレッサであれば足回りの見直しや燃費の向上だったり、スズキの軽であれば余すところなく使えるスペースを有効利用し、乗り心地や足回り、エンジンとか見えにくい部分にしっかり手を加えてあるので、軽でも乗って楽しい車と感じました。

ちなみに今の車って結局燃費ばかりに走って、車の本質がおざなりになっているような感じがするんですよね。車の本質がしっかりできている車って、自分の知っている限りだとスバル、スズキ、マツダくらいしかないように思えるんですよ。三菱は悪くないけどタマ数少なすぎて選択の余地があまりない、ホンダは車種は増えたけど結局コスト削減しまくった悪しき時代のトヨタの二の舞状態ですし、トヨタはハイブリッド車ばかりな上に、見栄えは良いけど、長く乗りたいかというと?が付きますし、日産に関してはGT−RとZ以外、欲しいと思える車がないのが実情です。ダイハツに関しては

ダイハツ側面衝突テスト

これを見てしまうと、もう本質すら忘れてしまってる感じがするんですよね。重心バランスが取れていない=危険にさらしてでも儲けたい車作りになっている感じがしてしまっている以上、論外ですね。

クルマの本質って燃費も確かに重要ですけど、走る・止まる・曲がる基本がしっかりできた上でないと議論が成り立たないと思うんですよ。

古い動画ですが、自分が伝えたいことは次の動画で述べられてます

桂田勝氏 なぜ?スバルの走りは"違う"のか

昨今の燃費競争で車の本質がおざなりにされていると感じてるのは自分だけですかね…
Posted at 2015/03/14 23:12:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | 自動車関係 | 日記
2015年01月19日 イイね!

人工的廃棄物増やして環境保全?

地球温暖化防止及び大気汚染防止の観点から、環境にやさしい自動車の開発・普及の促進をはかるため、排出ガス性能及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車はその排出ガス性能に応じ税額を一定の期間減額し、新車新規登録(初度登録)から一定年数を経過した環境負荷の大きい自動車は税額を増額する、自動車税のグリーン化特例が全国一斉に実施されています。

長野県庁より引用

そもそも、環境負荷ってなんでしょうか。
どうも走行の時にしか出ない排ガス部分しか見ていない様な気がしてなりません。

車のライフサイクルを見ても

1)製造時:鉄鉱石の輸入から始まり、製造、塗装等で環境負荷(炭素ガス、VOC等)がかかっている
2)走行時にも環境負荷がかかっている
3)廃棄時にもリサイクルできるものとリサイクルできないものが存在するのでここでも環境負荷がかかってくる

となると古い車=環境に悪いという認識で行うと文化遺産なんか全て悪になると思います。
また何度も指摘していますが、もったいないという気持ちが本当に育つのでしょうか。それでいて、

産業廃棄物って何でしょう?
産業廃棄物は工場や事業所から出るものなので、消費者である私たちには関係がないことだと思っていませんか。
でも、産業廃棄物は、実はみなさんの生活に深く関係しています。
みなさんの暮らしの中には工場製品があふれています。例えば、お菓子・ジュース、洋服、トイレットペーパーなど。普段できあがったものしか目にしていませんが、これらの製品を作ったり、売ったりするときに、たくさんの産業廃棄物が出てきます。
20世紀、わたしたちの社会は、物をたくさん作り、どんどん使ってはごみに出すことが当たり前の生活でした。でも、環境や資源には限りがあります。将来も安全でゆたかに生活できる社会を守っていくためには、環境や資源を大切にする「循環型社会」に変えていかなければなりません。
 産業廃棄物の処理と言えども事業者だけにまかせておけばいいというわけではなく、私たちも循環型社会の担い手として物を大切にして長く使う、新しい物を買いすぎないといったことを通じて、産業廃棄物を減らすことができます。
 産業廃棄物って何でしょう?少し学んでみませんか?
そして、みなさん一人一人が環境や資源を大切にするためにできることを考えてみましょう。

京都府庁より引用

方や産廃を減らせと言いながら、その反面、こういうグリーン税制の改悪で産廃を増やす。どう考えても矛盾します

実際には廃棄されずに輸出されるケースだって多々あるわけです。
またそういう車はそこからさらに10年、20年乗り続けられるわけですから、要は

低公害車(電気自動車・燃料電池車・天然ガス車(一定の排出ガス基準を満たす自動車))、プラグインハイブリッド車を作っているメーカーだけが儲けたい一心で作ったようにしか思えません。
特にこの税制が制定されたのが2002年な訳ですから、どこのメーカーと言わなくとも大体想像がつくかと…

ちなみに車好きの同僚と話をしても

今の車に魅力が感じられない。

と口をそろえて言ってるくらいです。
あと、増税すれば新車購入が増えると目論んでいると思われますがこれだけデフレ状態かつ実質賃金(手元に残るお金)が下がっている以上、購入できないのが実情でしょう。

またこういう時期ですのでローンを組んでもという方はそんなに多くないと思います。ましてや来年には増税すると明言したわけですから、尚更使わないという方向になっていると思います。

収入は増えない、歳出ばかり増える、これでどうやって景気回復につながるのかすら見えないんですけどね。
ついでに地方創生なんて言ってますけど、地方では車なしの生活はほぼ無理な以上、こういう増税で本当に創生するのでしょうか。甚だ疑問です。
増税分が公共交通機関というインフラ整備に回されるのならともかく、何しろやたらプライマリーバランスとか言って公共事業が削られている以上、期待できません。

正直な話、まずはこの狂った税制を廃止すべきだと思うのは自分だけでしょうか。
Posted at 2015/01/19 10:42:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関係 | 日記
2014年01月25日 イイね!

旧車への更なる増税 - もったいないは何処へ

勿体ない
[形][文]もったいな・し[ク]
1 有用なのにそのままにしておいたり、むだにしてしまったりするのが惜しい。「捨てるのは―・い」「使わないでおくには―・い人物」
2 身に過ぎておそれ多い。かたじけない。「―・いおほめのお言葉」
3 不都合である。ふとどきである。もってのほかである。
「是は言語道断―・きお言葉かな」〈虎明狂・右流左止〉

Goo辞書より

これを踏まえた上で次の記事をご紹介致します。

軽自動車と旧車が増税となる「平成26年度税制改正大綱」発表

12月12日、自民党と公明党から「平成26年度税制改正大綱」が発表された。昨日の記事でお伝えした、自民党内で討議されていた改正案に比べると、少しだけ旧車オーナーにやさしかった、とは言えるのだが...。

まず、軽自動車税については事前に言われていた通り。「平成27年度以降に新たに取得される四輪車等の税率を、自家用乗用車にあっては1.5倍に、その他の区分の車両にあっては農業者や中小企業者等の負担を考慮し約1.25倍にそれぞれ引き上げる」という。

具体的には乗用・自家用車(4輪以上)が現行の7,200円から10,800円へ。自家用として軽トラックや軽バンを使っている人は1.25倍の方が適用されので、現行の4,000円から5,000円となる。

次に読者の皆さんからも反対意見が多く寄せられた旧車に対する増税について。

自動車税については以下の通り。

「平成26年度及び平成27年度に以下の年限を超えている自動車」で、「ガソリン自動車又はLPG自動車のうち、バス・トラック等に該当するもの以外の自動車で新車新規登録から13年を経過したものについて、税率を概ね 100 分の 15 重課する」とある。

現在、新車登録から13年以上が経過したクルマ(ガソリン車)の自動車税は10%増しとなっている。これが15%増しとなるわけだ。事前に言われていた20%よりは軽くなったが、それでも"旧車いじめ"に変わりはない。だが政府与党はこれをエコカー減税と合わせて「自動車税のグリーン化」という言葉で表現する。昨日も書いたが、JC08モード燃費8.9km/リッターの「アルファード 350G」は減税し、10・15モード燃費18km/リッターの「カリーナ」に増税することでも、「グリーン化」は進むと考えているようなのだ。

そして「ビート」や「カプチーノ」に今でも大事に乗られている皆さんには大変気の毒なのだが、「最初の新規検査から13年を経過した四輪以上及び三輪の軽自動車に係る税率」は、「平成28年度分以後の軽自動車税について」現行から1.5倍もしくは1.25倍の、さらに20%増しとなり、自家用乗用車なら1万2,900円となる。それでも日本が世界に誇る小さな名車を、どうか守っていただけるようお願い申し上げたい。

次に自動車重量税。
「新車新規登録から13年を経過した自家用の検査自動車(新車新規登録から18年を経過したものを除く)に係る自動車重量税の税率」は、現行の0.5トンあたり5,000円/年から段階的に増税となり、平成26年4月1日〜平成28年3月31日は5,400円、平成28年4月1日以後は5,700円となる。こちらも昨日お伝えした改正案の1,000円増よりは軽くなったが、例えば1〜1.5トンのクルマなら13年を超えた次の車検から2年分で9,600円も多く納めなければならなくなる(13年以下なら0.5トンあたり4,100円/年だから)。18年を超えたクルマの場合は現在と変わらず、0.5トンあたり6,300円/年だ。

(昨日も例に挙げた)FD型マツダRX-7の最終モデルを所有されている方なら、自動車税が現在の3万9,500円から4万4,500円へ、重量税は平成28年4月1日以後になれば車検時に納める2年分で現在の2万4,600円から3万4,200円へ、増税となる(可能性がある)わけだ。

一方のエコカー減税については2年延長した上で、「平成27年度 燃費基準値より20%以上燃費性能の良いもの(平成32年度燃費基準を満たすものに限る)並びに電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、一定の排出ガス性能を備えた天然ガス自動車」は、登録翌年度の自動車税が、現行の50%軽減から75%軽減へ引き下げられる。そして対象車の中には「平成21年排出ガス規制に適合したディーゼル自動車(乗用車に限る)」も新たに含まれた。さらに「新規検査後に受ける最初の継続検査の際」に納める重量税も、現行の50%軽減から100%免除となる。

ちなみに日本自動車工業会の豊田 章男会長によるコメントは次の通り。全文を引用させていただこう。

「この度、与党・税制改正大綱において、車体課税に関して難航していた自動車取得税率の一部引き下げ、エコカー減税の拡充等が決定され、自動車ユーザーの税負担が一定程度軽減されることとなった。関係者のご尽力に感謝したい。 自動車メーカーとしては、今後も魅力ある商品を投入していくことで、国内市場の活性化を図ってまいりたい。
しかしながら、二輪車、及び対象が限定されたとはいえ軽自動車の増税については、残念と言わざるを得ない。
当会としては、今後、消費税10%段階において、自動車取得税の確実な廃止を実現するとともに、今回提示された環境性能課税が、自動車ユーザーの確実な負担軽減に資する制度となるよう、引き続き活動してまいりたい。」


これを読んで、「もう、新車を買ってくれる人のことしか頭にないのでは...」と思うのは、なかなか新車に買い換えることが出来ない者のひがみだろうか。自工会の「事業内容」には「自動車産業における知的財産の保護に関すること」という項目こそあるが、なるほど「文化」「歴史」「遺産」という言葉は一切ない。

Huffington Postより

軽自動車への増税、旧車への更なる課税、所謂エコカーの優遇
自民党HPにも載っている税制大綱も読みましたが、読み切った後、真っ先に思い浮かんだのはこれでした



まだ使えるけど、古いから買い替えましょうってどうかと思うんですよ。
当ブログでは何度もこの問題を取り上げてきましたが、車ってそう簡単に買い替えられる物ではないと思うんですよ。
確かにアベノミクスの影響で景気は上向いてきてはいますが、まだまだ具体的な賃上げや、地方迄には波及していないのが現状でして、まだまだ地方では古い車や軽自動車等が多い訳です。

そんな中、旧車への更なる増税と言うのはどうも納得がいかないんですよね。
車って一度購入すると単なる移動手段で終わる訳ではなく、色々な思い出とか、お金では買えない物が多々有ると思うんですよ。







これらの動画の様に車のある生活と言うのは色々な思い出も有る訳だと思います。
実際、自分もフランスから今の車を持って来れない(日本のディーゼル規制が原因)と言うのが解った時点でかなりショックでしたし、正直な話、手放したくないと言うのが実情です。

そういう中、まだ車は売れてはおりませんが、今後の日本での生活、特に長野では車が無いと非常に厳しい上に、予算が非常に限られているので2002年型のインプレッサスポーツワゴン 1.5iを購入致しましたが(軽自動車は人気が高い事によりかなりプレミアが付いているので大半が予算オーバーでした)、そこに追い打ちを掛ける様に旧車への増税は如何なものかと思います。

無論新しい車の方が安全基準等もかなり高まっていますし、古い車なのでいつ壊れるか解らない以上、いつかは買い替えなければいけない時が来ると思います。ただ、前にも書きましたが、旧車と新車って共存できると思うんですよ。実際に欧州、特にBMWではBMW Classicと言う形で旧車のレストアや部品供給を積極的に行っておりますし、Mercedes Benzは表彰制度を導入しております。また、パジェロで100万キロ近く走っている方もいらっしゃる位なので、古いからだめと言うのはどう考えてもおかしいと思います。

まだまだ使える車だけど、景気回復の為にも新車を購入してくださいと言うのはどう考えても納得いきません。むしろ旧車は維持費もそうですが、メンテナンススパンも短いので、新車よりも定期的に修理やメンテナンスした方が消費税と言う形での収入は増えると思うんですよね。それに修理工場やディーラーにしたって小忠実にメンテナンス等にいらっしゃるお客様と、年一回しか来ないのであれば、一回の収入は少なかったとしても長期的に見ればある程度の収入はディーラー等も得られると思うんですよね。実際新車を定期的に買い替えたい人はいる訳ですし、逆にまだ乗れるのに勿体ないと思う人もいる訳ですから、一概に国主導で全員買い替えろと言うのはどう考えてもおかしいと思います。

無論、一個人の意見なので、賛否両論は有るかと思いますが、皆様は更なる旧車への増税、どうお考えでしょうか。
Posted at 2014/01/25 08:55:54 | コメント(11) | トラックバック(0) | 自動車関係 | 日記

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